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【DA PUMP】17年ぶりとなるアルバム『DA POP COLORS』そしてツアーはEPH?

2022.03.25
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音楽
インタビュー
3月23日、現メンバーでは初、そしてグループとしては何と約17年ぶりとなるニューアルバム『DA POP COLORS』をリリースしたDA PUMP。「U.S.A.」以降のヒット曲に、もちろん新曲も散りばめたボリューム満点のアルバムがどのようにして出来上がったのかを、皆さんにお聞きしました。そしてもちろん、4月からのツアーについてもいろいろと語っていただいております!
 
 
17年ぶりのアルバム! では17年前はどこで何をしていた?
 
 
──今回リリースされるニューアルバム『DA POP COLORS』はDA PUMPのオリジナルアルバムとしては17年ぶりということになります。17年前、ISSAさんはもちろんDA PUMPとして活動されていたわけですが、他の皆さんはその頃、何をされていましたか?
 
YORI 2005年ですよね? 東京に来て2年ぐらい経った頃で、ダンスチームを組んで1年ぐらいで活動が忙しくなり始めたあたりですかね。それこそDA PUMPのTV番組に出始めた頃で。
 
ISSA ああ、そうか、そうか。「少年チャンプル」な。
 
TOMO 僕は、ダンスでちょっとずつお仕事をいただけるようになった頃で、アメリカにもちょくちょく行ってたんですけど、行って帰って、行って帰って、っていうのをやってた時期ですね。「RIZE」っていうダンスドキュメンタリー映画が公開された年で、それに影響を受けてKRUMPというダンスをアメリカでやって日本に持ち帰ってきたのもその頃です。
 
──アメリカに行って帰ってだと、けっこう忙しかったんですか?
 
TOMO そうですね。お仕事の合間にちょっと空いた時間に行ったり。毎年6月にカポエイラの帯を取る試験があったんですよ。それがてら行ってたところもありましたね。
 


KIMI 僕はTOMO君と一緒にアメリカに行ってダンスをやったり、ラスベガスに行ったりしてましたね。車で12時間かけてロサンゼルス行ったりして、いろいろアクティブでしたね。今もアクティブではあるんですけど、エンジョイしてました。
 
U-YEAH 僕はフリーターですね。アルバイトしながらダンスレッスンに通ったり、ロサンゼルス行ったりという感じで。ダンスがやれたらいいなあと思いながら、セメントとか引っ越しのバイトやったり、電球つけたりしてましたね。
 
KENZO 僕は大学生で、ちょうど福岡から上京してきた時でした。ダンスでお仕事をいただけるなんてこともなく、ただただ夢に向かって走り続けてる毎日で。とにかくダンス中心の生活にしたかったので、住むところも四畳半でトイレ・風呂なし、家賃も2~3万円、自分が引っ越したら取り壊すっていうぐらいの、すごいオンボロアパートだったんですよ。そこで夢見ながら、ずっとダンスの練習をしてました。
 
──ちなみにISSAさんの2005年は、どういう時期でしたか?
 
ISSA 「Like This」という曲が出た年で、自分たちでプロデュースをし始めた感じの頃でしたね。今までと違うことをし始めていた時期です。
 
──そこから17年ということなんですが、その期間についてはいかがですか?
 
ISSA 別に何も考えてはいないですね。たまたま出なかったというだけで。その間、あまり動けてない時期もあったので、『そんなに経ってしまったのか』と思います。
 
──17年ということは、ISSAさん以外の5人にとっては「DA PUMPでオリジナルアルバムをリリースすること」自体が初めてということになるわけですよね。そこについては?
 


YORI 17年と言っても、ぶっちゃけ10年は僕たちもあんまり活動できてなかった時代があって、「U.S.A.」以降、いきなりワッと曲数が増えた感じなんですよね。だからこの時期の思い入れが強いと言いますか、すごく短い期間で一気にできた感じのイメージではあるんですけど、やっぱり「初」という部分ではシンプルにうれしいですし、自分たちの思いが詰まった作品になったなとは思いました。
 
TOMO アルバムに憧れがあったので、やっとやらせてもらえたみたいな感じもあります。その「憧れ」がどういうものかというと、その次に来るツアー、「アルバムのツアー」というものへの憧れなんですね。それが実際にできるとなって、すごくうれしかったです。
 
KIMI 僕は、続けて来たごほうびだなと思いました。それから盤になるのがうれしいですね。配信という形も多い中、自分たちの手元に残るものになったのがすごくうれしいです。
 
U-YEAH 僕もTOMO君と一緒で、アルバムのツアーができるのがうれしいなと。アーティストの年間スケジュールじゃないですけど、そういう流れの中に、アルバムを出して、それを聴いてきてもらって、ツアーを回るみたいなことへの憧れがずっとあったので。だからすごくうれしいなと、ここに来て思います。
 
KENZO 純粋にうれしかったですね。DA PUMPに加入する前に、DA PUMPのアルバムを手に入れて聴いて、ここからこの曲とダンスで夢を叶えさせていただくんだとずっと思って、夢を抱きながらやってきたことが、一つのアートとしてCDになるってことは、「U.S.A.」以降のヒットが多かったりとか、ISSAさん以外のメンバーにとってはこの楽曲こそが自分たちの存在するものを提示してくれるようなものだったので、感無量ですね。
 
 
いろんな色の曲が集められて、今のメンバーの色が分かる『DA POP COLORS』!
 
 
──アルバムには「U.S.A.」以降の既発曲も多く収録されています。なので、このアルバムのための制作期間というと、いつ頃からになるんですか?
 
ISSA ちょっと前ぐらいから追い上げた感じですかね。急に曲ができてきて、急にやらなきゃいけなくなって。ミュージカルやってたんですけど、休演日は全部その作業でした。
 
──ではけっこう急ピッチで?



ISSA そうなんですけど、個人的に1曲1曲を、時間をかけて録りたくないんですよ。内容を吟味する時間だけ自分で作って、スタジオに行ったら短時間でバッとやる感じでしたね。自分の場合は、そうじゃないと何となくダメで。だから自分個人で言うと、トータルの時間はそんなにかかってないと思いますよ。セッションする人たちや作詞を担当された方たちは、そこに至るまでに時間がかかっていると思いますけど。
 
──全部で17曲、約56分収録ということで、けっこうなボリュームですよね。
 
ISSA 17曲の中には曲間の橋渡しをする短い「Intro」や「Interlude」も3曲入ってますけどね。まあでもそれも面白いですし、実際に新しい曲も何曲かありますね。KIMIやTOMOがセッションした曲とかもありますし。
 
──タイトルの『DA POP COLORS』にはどんな意味合いが込められているんでしょう?
 
ISSA けっこうバラエティーに富んだ楽曲が入っているので、いろんな色があるということと、今の6人の色が分かるということ。それで、略すと自分たちとファンの人たちを表す「DPC(DA PUMP CREW)」になるという意味合いでつけました。
 
──既発曲も多数入っている中で、メンバーのプロデュース曲も収録されていますね。4曲目の「with Pride」はKIMIさんのプロデュースですが。
 
KIMI これは過去・現在・未来と言いますか、僕ら6人、7人の時代も含めて歩んできた道のりをイメージして作りました。曲の方はm.c.A・Tさんと、僕らのライブでキーボードをやってくれているGakushi君と、今いるこのスタジオで3人でセッションしながら、今までの過去曲をイメージしつつ、「こういうのがいいんじゃないか?」ということで作っていきました。
 
──もう1曲、「Lean Back~俺たちのキーワード~」はTOMOさんのプロデュースですね。
 


TOMO これは、作り方を変えてみようという最初の発想があって。普通は、楽曲があってそれに付随してダンスができるという形だと思うんですけど、それを逆転してみましょうみたいな。まずダンスの動きがあって、それに合う楽曲を作っていこうという感じで、ダンス先行の楽曲なんですね。
 
──ああ、なるほど。
 
TOMO アメリカではけっこうそういうやり方も主流で、例えば「いいねダンス」だったらそれ用の曲がアメリカにはあって、それがかかるとみんなやる、みたいな。この曲はそういう発想の元に生まれた楽曲で、「日本でやったことないからやってみよう」というところで、たぶん初めてかなと思うんですけどね。トラックも、2005年ぐらいのアメリカの、サウスエリアっていう場所があるんですけど、そこのトラックをイメージしつつ、そこに今のフレーバーをプラスした感じです。スタジオでも動きに合わせて音を足していったりしたのが作りとして特殊で、歌詞もm.c.A・Tさんにお願いしてつけていただきました。
 
──らしさが溢れた感じになっていますよね。
 
TOMO トラックの時点では、「もしかしたらK-POPっぽい感じになるんじゃないか」と思ったんですけど、m.c.A・Tさんの歌詞が乗った時点でメチャクチャDA PUMPらしくなって。そこですごくイメージがつきやすくなって、さらにISSA君に歌ってもらったらDA PUMPそのものになって。そうやって出来上がっていく過程を見ていたら、ドキドキしました。
 
──曲が形になっていく様子が目に見えて分かったんですね。
 
TOMO そうですね。去年の10月ぐらいから何となく動き始めたんですね。最初は僕がトラックを作って大元のイメージを固めて、それをブラッシュアップしてもらって、どんどん肉付けしていったり削ぎ落としていったりして、最終的には何と映像まで作らせてもらったので、うれしかったですね。


 
──ISSAさんは今、話に上ったお2人の楽曲をどう感じましたか?
 
ISSA KIMIがm.c.A・TとGakushiと作った「with Pride」は、KIMIが「過去・現在・未来」って言ってたように、「昔を思い出して、今がこうで、未来につながっていく」ということを思い浮かべましたね。「Lean Back~俺たちのキーワード~」は、それはそれでm.c.A・T節の歌詞が炸裂してるんで、「この曲にこのハメ方するって、この人はやっぱり変態だな」って思いながら……あ、「変態」=「天才」なんですけどね。「やべぇな!」って思いながら、楽しんでやってました。
 
──やはり楽しまれてましたか。
 
ISSA TOMOと一緒にやってたJEFF Miyaharaっていうのは、ISSA × SoulJa で一緒にやったりしていたんですけど、久しぶりに一緒にレコーディングして、ホントにセッションみたいに、メインのもの以外はジャスト・アイデアでその場で生まれたものを録った感じで、楽しかったですね。
 
 
各メンバーの推し曲と、その理由は?
 
 
──ではお一人ずつ、一番の推し曲を教えていただけますか?
 
ISSA アルバムとしての推し曲は「DA FUNK」なんですよ。メチャクチャ面白い曲になってます。「想像の未来で君は笑っているかい?」っていう歌詞とか、自分が思い描いた自分になれてるかっていう問いかけ、自問自答だったりもあって。一見明るくて楽しそうな曲なんですけど、深いところで捉えてみると、そういうことを考えることもできる曲になってるんですよね。パフォーマンスもとにかく笑顔で楽しくやる感じで。特徴的な動きもあって、ライブでもお客さんがその場で、そんなに動かなくても楽しめるものなので、そういう意味でもまたみんなで楽しめるポップな曲ができたと思いますね。


KIMI もちろん自分で作った曲もあるんですけど、それ以外で言うと、「Our Milestone」ですね。僕らにピッタリな曲だし、ライブでファンの人と分かち合えるような曲を作りたいなと思ってたんで、今回オリジナルアルバムの中でそういう曲が作れたというのは、すごくうれしいですね。アルバムの中でもラストの曲ですし、人にはいろんな節目がある中で、未来に向かって走るとか、その情景が浮かぶような曲ですし。もちろんファンの人もスタッフの人もそうですけど、いろんな節目がある中で前に進んでいこうという曲なので、今の時代にすごく合ういい曲だし、僕らというか、ISSAさんにしか歌えない曲だと思いました。
 
YORI 僕は「P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~」です。
 
ISSA あ、かぶった! そこは言わないだろうと思ったのに(笑)。
 
YORI 僕自身がお休みしていた期間があったんですけど、それがちょうどこの曲をリリースした後ぐらいだったので、弱っている自分を奮い立たせてもらったというか、自分たちの曲なんですけど、自分が元気をもらえた曲だったので。あと、MVの撮影もニューヨークだったりとかで、初めてメンバーで海外で撮影したという思い出もありますし、僕の中では特別な1曲になってます。 

ISSA 「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」のテーマ曲だったというのも、自分の中で何曲か仮面ライダー・シリーズのテーマ曲をやってきた中で一番弾けてるし、純粋に楽しいというか。2番に「Let’s Party 先輩、後輩と乾杯」っていう歌詞があるんですけど、それとかまさにだな!っていう。この前、沖縄でイベントがあったんですけど、そこに先輩も後輩も出てくれたので、まさに歌いながらそれを噛み締めてたっていうのがあって。メチャクチャ楽しい曲だなと、改めて思いましたね。

 
──今「仮面ライダージオウ」と聞くと、もう懐かしさがあるというか……。
 
ISSA 若干ありますよね! でも仮面ライダーファンの間では、あの曲がかかると平成が蘇るらしくて。
 
YORI 平成ラストの作品というのもよかったのかもしれないですよね。
 
ISSA そうだね。作品にも出させてもらったというのもあるので、あれは本当によかったですね。
 
TOMO やっぱり自分は「Lean Back~俺たちのキーワード~」だよね。今回、Type AからType Dまでは映像も込みでパッケージされているということで、映像も見てほしいなと思ってるんです。ダンスもフックになる動きがあるので、それをみんなで真似したりとか、SNSでやってみたりとか、そういう楽しみも見つけてほしいですね。映像自体はすごくオシャレに作ったので、オシャレな一面もありながらキャッチーでもあるので、いいラインに乗れればいいかなと思ってます。
 
KENZO 僕は、「U.S.A.」からの「Dream on the street」ですね。僕ら、今のDA PUMPを形作ってくれた「U.S.A.」という楽曲にはすごく思い入れが強いし、「Dream on the street」では自分たちの根底にあるストリートダンスを前面に出したんですよね。やっぱり僕らはストリートから上がってきたソウルを受け継いでいると思うので、そういうものを表現できた1曲として、思い出深いです。僕自身、ストリートダンサーとして、この曲であんな世界的なダンサーの方たちと一緒に、みんなのルーツが知れる作品を作れたということを、すごく誇りに思います。
 
──最後になりましたが、U-YEAHさんはいかがですか?
 
U-YEAH すげえ悩みますね! ホントにみんないい曲だし、一つひとつに思い入れがあるし。でもやっぱり、僕も「Dream on the street」かなあ。自分のやってきたことだったり、今のDA PUMPを歌詞にして表現したらこういう歌になるっていう、それ以上でもそれ以下でもないドンピシャな曲ですよね。オリコンの1位も取れたし。あの時は7人だったんですけど、今のDA PUMPにとってすごく大切な曲だと思うので、あえて一つ挙げるならば、それですね。

 
ISSA みんないろいろ挙げてくれましたけど、自分からしたら全部自分が歌ってるっていうのもあるし、1曲1曲に違う思い入れがあるし、自分の経験値とかそういうフィルターを通して、まだまだ知れる物語があるんだなっていうことは、アルバム全体を通して振り返るとうれしいことですし、この歩みは止めたくないなと思いますね。それがあって久々にツアーを回れるっていうのもありますし、25年経ってもまだ新しいことをやれるっていうのは、やり甲斐があるなと思うし。総評すると、そういう意味でアルバムが出せたっていうのはありがたいことですよね。待っててくれた人たちにもよかったかなと思います。
 
 
7人時代の曲は、新たなフォーメーションも大変!
 
 
──このアルバムという形の流れで改めて聴かれた時に、既発曲について新たに発見したことはありましたか?
 
ISSA 曲についてというよりはパフォーマンスの部分で言うと、「U.S.A.」で俺がインベーダーをやったりとかするのが最近あるので、それはまだ自分の中でちょっと違和感があるんですよ(笑)。でも、当時の7人から6人になって、フォーメーション上で変えていかなきゃいけないっていうのもあるし。そういう、7人でやるのを見てたものが6人になって、ファンの人も「俺がアレをやってる」みたいなことも面白いだろうし、やってる自分側としても、同じ楽曲でもパフォーマンスとして新しい見せ方ができるというのは、面白いなと思いますけどね。だからライブも面白くなるでしょうし。
 
──こういう場合にいつも思うんですが、人数が変わった時のパフォーマンスの組み替えって、単純に大変ですよね?
 
ISSA はい(笑)。みんな大変ですよ。7人で作るフォーメーションと6人で作るものとはやっぱり変わってきますからね。7人なら、真ん中の「0」に1人いれば、3人・3人で割れるわけじゃないですか。それが6人だと、偶数だから難しいんですよね。それなりにまた分けたりする、細かい違いを覚え直すのがまた大変っていう。その苦労をしながら、今リハをやってる感じです。
 
KENZO ISSAさんが特に大変だと思うんですよね。「0.5」っていう立ち位置があるんですけど、「右の0.5」か「左の0.5」かでも変わってくるんですよ。同じ「0.5」でも、ちょっと違うだけでフォーメーションの見え方がガラッと変わってくるので。
 
ISSA 大変ですよ。
 
KIMI TOMO君の刈り上げも右と左で0.5ミリ違うよね?
 
TOMO ……ハイ?(笑) 急に来たから分かんなくて。何なの?(笑)
 
KIMI (U-YEAHのヒゲを指して)このヒゲも0.5違うからね。そういうことを言いたかったんでしょ? KENZOも。
 
TOMO (KENZOに)そういうことなの?
 
KENZO はい、そういうことですね。
 
──納得しないでください(笑)。えーと、質問を戻しますが(笑)、アルバムの流れの中でということなんですが。
 


U-YEAH 僕は、アルバムを通して聴いた時に、メチャクチャ振り幅が広くて面白いなって、客観的に思いましたね。テレビで歌う時とか、ライブとかプロモーションとかやってると、一時期にその曲ばっかり聴いたりすることが多いんですけど、こういう風に並べて聴いてみると、いろんなジャンルがあって面白いんじゃないかなと思いました。それは僕らの強みでもあるし、言い過ぎかもしれないですけど、他の人にはできないことなのかなと思って、聴いててうれしくなりました。
 
──確かにファンクだったりラテンっぽい要素が入った部分があったり、飽きないですよね。
 
U-YEAH 狙ってやったわけではないんですけど、偶然、音楽のジャンルもダンスのジャンルも様々なアルバムになったなと思いますね。
 

久々の有観客ツアー。いろんな大変なことも忘れさせる時間に!
 
 
──というアルバムを引っさげて、4月から5月にかけては全国ホールツアー、その後にアリーナツアーが3公演予定されています。この2つのツアーは、内容も変わるんでしょうか?
 
ISSA まずホールツアーは、アルバムという一つの軸があって、もちろんそこに過去曲も入れていくんですけど、久々に有観客でやるライブなので、今のDA PUMPがひと目で分かるような内容になってます。アリーナツアーはそれを膨らませた形にしようと思ってますね。間の期間が短い中で会場が大きくなるので、その分グレードアップさせてという感じです。
 
──このツアーについては、皆さんどういう意気込みですか?
 


KENZO やっとオフラインで、音楽だったりダンス・エンターテインメントというものを皆さんの元に伝えられる場所ができるなと思ってます。たぶんメンバーもこのコロナ禍の中で、いろいろ大変だったり、人に会いたくても会えなかったりして、いろんなことを感じていて、それはファンの皆さんも同じだと思うんですよね。その中で少しでも支え合いながら頑張っていこうよということで、僕らのパフォーマンスで皆さんに笑顔と元気を届けることができたらなと思ってます。
 
U-YEAH まだまだこのご時世で考えなきゃいけないことは多くて、できること、できないことはまだまだあると思うんですよ。マスクしてなきゃいけなかったり、お客さんは歌ったり歓声も出しちゃいけないっていうのはあるじゃないですか。ただその中で、コロナを忘れさせる2時間弱のライブにしたいですよね。普段のモヤモヤとかを取っ払える時間にできればいいかなという思いで、全力で全国を回りたいと思います。
 
KIMI エンジョイ、ポジティブ、ハッピー。以上です。
 
ISSA EPH(笑)。
 
TOMO 有観客のライブはすごく久しぶりなんですよね。ライブって、お客さんと直接会えるという感覚がすごく強いので、すごく大事ですし、僕らも一番重きを置いてる場所だし。それを久しぶりに、しかもアルバムを引っさげてできるというのは、やっぱり楽しみですね。アルバムの曲を聴いてきてくれたお客さんがどういう反応をするのかという点も、すごく気になってます。

YORI 2年ぶりの単独ライブなんですよね。有観客はたまにイベントであったんですけど、単独ではなかったので。その2年ぶりの思いも詰まってますし、その間に曲もたくさんリリースしているけど、お客さんたちの前ではちゃんとお披露目できてないものも多いので、リアクションが見られるのも楽しみですし、本当に久しぶりなので、皆さんの思い出に残る、スペシャルな1日になるように、僕も楽しみたいと思ってます。
 
ISSA 来てくれる人たちと楽しむことが一番好きというか、やっぱりライブは自分が一番好きな場所なので、楽しみです。ただ、歌詞を覚えられるかどうかという不安が……。忘れたらお客さんの方にマイクを向けて、その間に思い出していくようにしたいと思います。助け合いのライブで。
 
U-YEAH 歌っちゃダメなんですよ(笑)。
 
ISSA あえてね。ずーっと向けてるから。
 
──無音状態になってしまいませんか(笑)。
 
ISSA そしたら慌てて音を出してくれるでしょう。まあ、ライブは何があるか分からないので、そのハプニングも含めて楽しめればと思います。
 
──その前に歌詞を……。
 
ISSA そこは心配ですね、リアルに。新しい曲が増えてますからね。レコーディングの時は集中して、その主人公になりきって歌うので、その瞬間の感情というか、瞬発力みたいなものも込みで伝えていくんですよ。それを伝え続けていくと、より深みが増したりするので、そこを入れ込んでいく作業が今は楽しみでもありますし、またライブの場で自分がどこまでそれを表現できるかというところで、自分にプレッシャーをかけながら楽しみたいと思います。
 
──では最後に、アルバムを聴いてくださるファンの方たち、ツアーに来てくださる方たちにメッセージをお願いします。
 


ISSA たぶん、「やっとアルバムを出してくれた」と思ってくれてると思うし、出すからにはということで、アルバムに入りきらなかった曲を集めたDisc 2とか映像とか、いろんな特典もあって、けっこう豪華な作品になってるので、ファンの方たちは本当に楽しみにしてくれてたと思います。またライブになると、「DA PUMPは見たことないから、一緒に行く」みたいな新しいお客さんも増えてると思うので、どこを取っても今の俺たちがちゃんと分かるようなアルバムですし、それを踏まえたライブにしたいと思ってるので、ぜひぜひ楽しみにしてほしいです。さっきU-YEAHが言ったようにまだ制限はありますけど、その中で楽しめることを120%ぐらい弾けて、みんなで楽しみたいと思います。
 
撮影 長谷英史
 
 
『DA POP COLORS』
2022.03.23 ON SALE

 
 
 
 
LIVE DA PUMP 2022 TOUR「DA POP COLORS」
 
4/16 (土) 千葉 松戸・森のホール21 大ホール / 開場 16:00 開演17:00  
4/24 (日) 静岡 アクトシティ浜松 大ホール / 開場 17:00 開演18:00  
4/28 (木) 広島 上野学園ホール / 開場17:30 開演18:30
4/29 (金・祝) 岡山 岡山市民会館 / 開場17:00 開演18:00   
5/ 3 (火・祝) 宮城 仙台サンプラザホール / 開場17:00 開演18:00   
5/ 4 (水・祝) 岩手 盛岡市民文化ホール 大ホール / 開場17:00 開演18:00   
5/ 8 (日) 石川 本多の森ホール / 開場17:00 開演18:00   
5/14 (土) 鹿児島 川商ホール( 鹿児島市民文化ホール) 第1 ホール / 開場17:00 開演18:00  
5/15 (日) 福岡 北九州ソレイユホール 大ホール / 開場17:00 開演18:00
 
■9会場9公演 チケット料 金:¥8,000( 全席指定・税込)
一般販売:3月26日(土) 10:00
 
 
LIVE DA PUMP 2022 ARENA TOUR 「DA POP COLORS」
 
5/26(木) 東京 日本武道館 / 開場17:00/開演18:30
5/29(日) ワールド記念ホール / 開場16:00/開演17:30
6/11(土) 幕張メッセ国際展示場 7・8ホール開場 / 開場16:00/開演17:30
 
●チケット料金(税込)全席指定8,000 円 ファミリー席 8,000 円 [ファンクラブ先行受付のみ]
※3歳未満入場不可/3歳以上のお子様はチケットが必要となります。
一般販売:4月23 日(土) 10:00


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高崎計三
WRITTEN BY高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。

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