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【わーすた】決意を固めた『我々はネコである。』オタク気質全開インタビュー!

わーすた

【わーすた】決意を固めた『我々はネコである。』オタク気質全開インタビュー!

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8月17日に、新体制では初となるアルバム『我々はネコである。』をリリースしたわーすた。本作には新曲に加えて5月からの連続配信曲、ユニット曲、既存曲のリメイクなど、バラエティーに富んだ楽曲が収録されています。このアルバムについて、メンバー4人に猫をモチーフとしたスイーツを食べてもらいながら、いろいろとお聞きしました!

まずは……猫スイーツに全員夢中!

──前回のインタビューは「俺ら、みんなを幸せにしたいッス!」で終わりました。
 
廣川奈々聖 (松田)美里の名言が飛び出した回(笑)。こんな風貌であんなイケメンなこと言うアイドルはいないからね~。
 
三品瑠香 スクショしました(笑)。
 
松田美里 大好きです、あの記事。
 
小玉梨々華 今日も楽しみ(笑)。
 
──それはよかったです(笑)。今回はまず、ニューアルバム『我々はネコである』にちなんで、猫スイーツを皆さんに食べていただこうと思います。ご用意したのは、型抜きで遊べるバウムクーヘン、猫どらやき、肉球マドレーヌとクッキーです。


 
全員 かわいい~っ!
 
三品 猫のお菓子がいっぱいだ!
 
小玉 肉球、本当にかわいい!
 
廣川 バウムクーヘンの色合いもオシャレ!
 
松田 ね! 目といい、鼻といい。
 
──どうぞ、お食べください。
 
全員 いただきま~す!
 

小玉 (肉球マドレーヌを食べながら)ふわふわ! 苺風味で、マドレーヌ感がちゃんとあるのにちょっと硬めなところが私の好みに合います……(三品が食べようとしているバウムクーヘンの断面を見ながら)猫が何匹もいるみたい(笑)。
 
松田 残像?「どれが本物の私かわかるかな?」(笑)
 
三品 バナナ味だ! おいしい! 甘すぎず、くどくない感じがいい!
 
──あれ? 松田さんはもう食べたんですか?
 

松田 もう食べました! 猫どらやき、おいしい!
 

廣川 クッキーはすっごくお上品な味でした。甘いのが得意じゃない人でも食べられるような大人なココアです。
 
松田 (マドレーヌの袋を開けながら)見た目がきゃわなだけでも大優勝なのに……(と口に入れる)うーん! んーふー(訳:おいしい)! スポンジってけっこう軽くて食べごたえのないものが多いのにこれはしっとりしてるし、生地の香りも濃くて食べごたえがあります。
 
廣川 私もマドレーヌ食べよ……おいしい! しっとりしてる。抹茶の味が大人な感じする。
 
──どれも見た目はポップな感じですけど。
 
廣川 めっちゃ食べやすい!
 
小玉 甘すぎないから何個でも食べれちゃう!
 
──動物モノのスイーツって顔の部分を食べるときにちょっと躊躇しますよね。
 

三品 (即答で)しません!
 
──ええっ!
 
小玉 顔からいくのは罪悪感ありますよね。
 
廣川 でも、アンパンマン系だと頭の斜め上からいきたくありません?(笑)
 
──たしかに(笑)。では、そのまま食べてもらいつつ、インタビューを始めましょう。まずは新衣装の解説からお願いします。
 
廣川 わーすたってシングルだとその曲の世界観に寄せた衣装が多くて、今回はお絵描きがテーマになっている「マッシュ・ド・アート」がリード曲なので「お絵かき要素も入れる?」みたいな話も出たりしたので、アルバム全体のイメージに合うようなわーすたらしいカラフルさもありつつ、いろんな色を取り入れることでお絵かき要素も表現しました。あと、夏らしいデザインにしたかったので、ギンガムチェックも部分部分に取り入れてます。
 
──メンバーからもいろいろアイデアを出していたんですね。
 
松田 衣装をデザインしてもらう前からメンバーみんなで話しました。ギンガムチェックもメンバーの案だし、デザイン画をもらったあとも「足元はサンダルがいいよね」ってメンバーが言ったことでサンダルになったり、自分たちの希望がすごく反映されてるので着ていてテンションが上がります。
 
──サンダルなんですね。
 
小玉 ライブではスニーカーなんですけど。
 
廣川 サンダルでは踊れなかったです(笑)。
 
──短いタームで衣装が変わるのは寂しくないですか?
 
三品 着納めのタイミングは毎回気にしてますね。
 
松田 「これでしばらく着ないかもね……」って。
 
小玉 で、写真をたくさん撮る。
 
松田 でも、新しい衣装が楽しみな気持ちが毎回勝つので、感謝の気持ちで「ありがとう!」って思いながら大事に着納めてます。
 
 
「かわいい」と「カッコいい」の間には……
 
 
──わーすたはメンバー自身がすごくかわいい上にかわいい衣装を着て活動をしているのに、そんな見た目とは反対に、最近の動きからは気合が漏れ出ていますよね。たとえば、リリースイベントのセットリストがころころ変わっていたり。

三品 新体制になってリリースは2回目でアルバムは初めてなので、さらに気が引き締まってるというか、初心に返っているような気持ちなので、リリースイベントの一つひとつを大事にしたいなって。コロナ禍でリリースイベントができるようになったのも最近になってからだし、特に外でやらせてもらえるというのはアイドルイベントとは違って私たちのことを知らない方にもアピールできるいい機会なので、そこで新しいお客さんを連れてこられるようなライブができたらと思っています。今は一つひとつのことに対して貪欲に頑張りたいと思ってるので、セトリからも気合を感じてもらえるなら本望ですっ!
 
──スポーツ選手みたいな言い方ですね。
 
松田 「武士?」って思った(笑)。「死ぬんかな」って(と切腹のジェスチャー)。
 
──あはは! 「この曲やってないからやろうよ!」みたいな流れになるんですか?


 
松田 でも、時と場所は選びます。今支えてくれているファンの方はどのイベントにも当たり前のように来てくれるので、そういう人たちにもパフォーマンスを通じて感謝が伝わったらいいなと思いますし、「リリースイベントばっかり行ってたけど、ほかのイベントで観たわーすたはやっぱり弾け方が違った!」って思われたいし、いつ見ても100%のパフォーマンスができたらいいなと思います。私たちはファンの方のことがけっこう好きなんですよね(笑)。
 
──こういう環境だからこの曲をやろう、みたいなことはありますか?
 
松田 たまに360度から見られるショッピングモールのステージがあるんですけど、本当に方向感覚がわからなくなるんですよ。それを踏まえずに曲を選ぶとたまに慌てることがあるので、移動がわかりやすい曲にすることはあります。
 
三品 ショッピングモールでいうと、土日の昼から夕方ぐらいの時間帯は親子連れがよく通りかかるので、アニメで携わらせていただいた曲を入れるように意識してます。
 
──今年3月に<IDORISE!! FESTIVAL 2022>で4人のパフォーマンスを観ましたけど、初っ端から音が途切れるハプニングがあったのに、なんてことないようにステージを進める姿がカッコよかったです。
 
廣川 ああいうことがあるほうが楽しいよね。
 
松田 燃えるよね。
 
三品 楽しくなっちゃいましたね(笑)。
 
──気持ちがアガりますか。
 
三品 私たちもお客さんもアガるし、それによって記憶に残ることもあると思います。私たちはこれまでたくさんの場数を踏ませてもらっているし、自分たちが楽しんでるからこそお客さんにも楽しんでもらえてると思います。
 
松田 ピンチはチャンス!
 
──かわいいものをメインで見せたいはずなのに、場数を踏んでいることでどうしてもカッコよく見えてしまう場面もあると思うんですけど、それはアリなんですか?

三品 その該当者は私かもしれない(笑)。まず、私の中で<かわいい>っていうのは大前提としてあって。
 
廣川 あはは! 強気(笑)。
 
三品 だから、そこにあまり向かってないというか、今見えているものがすべてです!
 
──<かわいい>の上に何を積み重ねるか、みたいな。

 

三品 かわいいからこそ出せるカッコいい、ですね……って小玉が言ってました!(笑)
 
小玉 (三品のメンバーカラーのパステル)ピンク文字でお願いします!(笑)
 
松田 その言葉は瑠香にしか言えんのよ(笑)。
 
──三品さん以外の3人にそういう感覚はないですか?
 
松田 私は逆に<かわいい>を全面に押し出そうとしています。自然にカッコよく見せることはできないので、かわいい全振りの曲の間奏で踊るときにわざとカッコよく見えるように頑張ることはあります。基本は全振りで<かわいい>、1だけちょっとカッコよく。
 
──それぞれの見せ方があるなかで、三品さんの<カッコいい>が一番濃く出ていると。
 
松田 本能で出てるのは瑠香な気がする。
 
三品 ま、ギャップ萌えってことで(笑)。
 
 
『我々はネコである。』は大人感のある「おしゃれかわいい」アルバム!
 
 
──4人体制になって初となるアルバム『我々はネコである。』は、タイトルからして<自分たちは永遠にかわいいアイドルで在り続ける>という宣言のように感じられます。すごいですよね、「我々はネコである。」って。
 
三品 ここで言ってやろうと。
 
──以前は猫耳が取れるか取れないか、なんて話もしてましたけど。
 
松田 懐かしい話ですね……。
 
三品 決意を固めましたね。
 
小玉 遂に(笑)。
 
──このタイトルのアイデアは?
 
三品 アルバムタイトルの打ち合わせでいろんな案が出たなかで、みんなで悩んで決めました。
 
──決め手になったのは何だったんですか?
 
廣川 なかなかこれっていう案が出なくて、「猫にまつわることわざとかをどんどん言っていかない?」みたいな流れの中で出てきたのがこれで、「フザけた感じもカッコいい感じもあって私たちらしいんじゃない?」っていうことで決まりました。
 
──今作も含め、4人体制になってからのレコーディングはどういう気持ちで取り組んでいますか?
 
三品 歌割りの量は減ってはいないので私はあまり変わってないですね。
 
廣川 私も変わらないです。
 

小玉 私は4人になってからできた曲では歌う機会が増えたので、早く自分のものにできるようにいろんな歌い方を試してみたりして、少しずつ成長できるように頑張っています。(卒業した坂元葉月がいた)5人のときの歌割りを引き継いでいる曲は、私たちにとっても聴いてる方々にとっても葉月がいた頃の思い出があるので、それを壊さないように「誰が聴いても心地よくなったらいいな」という気持ちで歌っています。
 
──自分の色を出したくはならないですか?
 
小玉 葉月の歌に寄せるというわけではなくて……これは気持ちの問題なんですけど、5人を忘れずに歌うというか、もともと私のパートだったところと引き継いだところでは気持ち的に変わるというのは自分の中であります。
 
──松田さんはいかがですか?
 
松田 レコーディングのときに変わったなと思うことがあって。これまではダンスメンバーの3人が歌うのはポイントポイントだったので、ソロがない曲では自分の色を出すことにこだわったり、曲の中でちょっとしたスパイスになることを意識していたんですけど、最近のレコーディングでは「次に歌う人にどうやってつなげるのがいいのかな」とか、「こういう曲の雰囲気だから自分の声質だとうるさいかな」とか、初めて全体のバランスを考えるようになりました。最近は新しく学べることが多くて楽しいです。
 
──なるほど。
 
松田 ライブのときは、歌詞を引き継いでる曲では葉月のことが頭をよぎるので葉月の声を思い出しますね。「ファンの人たちもいろんな風景を思い浮かべてるのかな」って思うとやさしい気持ちになるので、丁寧に歌ってます。
 
──4人なったから4人の歌を、ということではなく、坂元さんの歌も背負っている。
 
松田 葉月のこともそうだし、葉月を含めてわーすたを好きでいてくれたファンの人たちの思いを壊さないように考えながら歌っています。
 
──5人とファンの関係性がうかがえるいい話ですね。『我々はネコである。』は大人かわいい作品だと思ったんですけど、どうですか?

廣川 本当にそう思います。「マッシュ・ド・アート」が今回のリード曲で、これまでリードになるのって<かわいい>を押し出した曲だったんですけど、今回は大人感のある<オシャレかわいい>だと思っているので、1曲目からわーすたが大人になっているのを感じてもらえるんじゃないかと思います。
 
 

大盛り上がり! デュエット曲を他のメンバーが語る!
 
 
──今作はデュエット曲が1曲ずつ収録されているのもポイントですよね。たぶん、他のインタビューでは自分たちの曲について散々語っていると思うので、ここではお互いの曲について話してもらえますか。
 
三品 それ、今日の朝からずっと思ってたんですよ! うれしい! 喋りたい!
 
──それはよかったです。じゃあ、まずは廣川さんと小玉さんが歌う「オーダーメイドとレディーメイド」について、三品さんと松田さんに解説していただきたいと思います。
 

三品 いや~、この曲、大好きなんですよ! そもそも私は自分が歌わない曲を好きになって、それを自分で歌いたくなる傾向があって。だから今回のツアーのリハ期間は、自分たちの「きゅんビート」よりも「オーダーメイド~」のほうが歌ってました。
 
3人 あはは!
 
小玉 割合がおかしい(笑)。
 
三品 (「オーダーメイド~」の)<今すぐに>を一生歌ってるぐらい大好きなので、同じぐらいのクオリティでイケると思います。
 
廣川 そこだけの回数なら負けてるかもしれない(笑)。
 
三品 振りもいいんですよねえ! ライブ映像を観てると「いい顔してんなあ!」って! 2Aの、座ってる梨々華が一瞬目をそらしてまた戻すところがあるんですけど……。
 
小玉 細かい細かい(笑)。
 
三品 2Aが始まったときはちょっとニコッとしてるんですけど、目をそらして戻してくるときにはスンとしてて、それがめっちゃカッコよくて! その動画、あとで共有するから!
 
小玉 恥ずかしい(笑)。
 
三品 ふたりの表情が本当にいいですね……すみません、喋りすぎました。
 
松田 (振り真似をしながら)私、イントロの(廣川)奈々聖のココがめっちゃ好きなのっ!
 
3人 (爆笑)

三品 (振り真似をしながら)このフォルムがめっちゃよくてっ!
 
松田 わかる! そのあとのココもよくない!?(笑)

小玉 読んでる人に伝わらないっ!(笑)
 

廣川 (爆笑しながら)ふたりとも楽しくなっちゃってるだけじゃん!
 
松田 とにかく、声が曲にめっちゃマッチしてるんですよ! ふたりの少女らしいかわいさと大人っぽさが融合してるんですよそれがすごくよくてふたりが対照的なので……ちょっと息継ぎしていい?
 
廣川&小玉 あはは!
 
三品 私たち、オタク気質で息継ぎなしで喋るから!(笑)
 
──オタク特有の早口(笑)。
 
廣川 (手を叩きながら)あっはっはっ!
 
三品 今日一番早口で喋ってる(笑)。
 
松田 息っぽい声の梨々華と力強さもある奈々聖だからこそ、この大人っぽさが活きるんですよ。歌詞に出てくるのはめっちゃ重たい女なんですけど、やわらかい声と核心を突いてくる声が歌詞とひとつになってズンッてくるんですよ! そういう言葉の槍がすごすぎて、「浮気できないな」「ほかのアイドル現場行けないな」って思うぐらいドキッとするんですよ! <大好き、だとか 愛してる、とか これっぽっちも響かない>っていう重たい言葉を強めに伝えてくるのでキュンとします。ありがとうございます!
 
三品 私、もうちょっと喋れるんですけどっ!
 
廣川 もういいよ!(笑)
 
三品 (廣川を無視して)私的にどうしても聴いてほしいワードがあって、1Aの梨々華の<出来ないくせに>と2Aの奈々聖の<いい本音>がめっちゃよくて!
 
松田 あ! わかるぅ~っ!
 
廣川 あはははははは!
 
三品 あそこ、めっちゃよくて! でも、これを言うと今後本人たちが意識しちゃうと思うんで忘れてもらってもいい?
 
小玉 あはは!
 
廣川 もう無理! もう無理!(笑)
 
三品 ここだけは書いといてください!
 
──ここだけと言わず全部書いておきますよ(笑)。
 
小玉 伝わるかなぁ~?(笑)
 
廣川 たぶん、何も伝わらないよ!(笑)
 
三品 自分で文字にして渡そうかな!
 
──あはは! では、三品さんと松田さんが歌う「きゅんビート」について、廣川さん、小玉さん、お願いします。
 

@wasuta.world 踊ってみた! #わーすた #wasuta #三品瑠香 #松田美里 #踊ってみた #le_sserafim #fearless ♬ FEARLESS – LE SSERAFIM


廣川 制作の話になってしまうんですけど、このデュエットが決まったのは、美里と瑠香がTikTokでダンス動画を上げてるのを見たスタッフさんの間で「このふたりのユニット曲、見てみたいよね」という話になったのがきっかけなんです。それで私と梨々華のデュエットも決まったんですよ。なので、このふたりのデュエットがダンス曲になるのは最初から決まってて……(急にニヤニヤしながら)そんな流れでできた曲がこちらですっ!
 
松田 気持ち悪いな(笑)。テレビ番組のV振りみたいになってたけど。
 
三品 映像が流れるのかな?(笑)

廣川 この曲ってけっこう難しいんですよ。すごく速いわけでも遅いわけでもない、何とも言えないテンポ感。こういう曲の世界観って技術がないと表現できないと思うんです。オシャレなサウンドにキュンキュンする歌詞が乗ってるから「なんだ、このギャップ」っていう。でも、ふたりが歌い上げると「難しさ、どこ?」みたいな感じになるし、ハーモニーがめちゃくちゃすごくて。これまで長く活動してきたなかで、私と瑠香のユニゾンは多いし、私と美里もたまにあったりするんですけど、瑠香と美里のユニゾンって意外と少ないんですよ。だから「どうなるのかな?」と思って聴いてみたら、ふたりの声質が似ていたり、お互いに寄り添った声の出し方をしているから、声が合わさったときにひとりで歌ってるのかふたりで歌ってるのかわからないというか、「ふたりがひとつになってる!?」みたいな感動がすごいんです!
 

小玉 私も曲としても好きですし、キーが高いのにふたりがスコーン!と声を出すから聴いててめちゃくちゃ気持ちよくて。あと、奈々聖が言ってたように、ふたりはTikTokでよくダンスをしてて、(ハンドクラップでビートを刻みながら)けっこうノリが……。
 
廣川 それ、伝わんないよ(笑)。
 
小玉 とにかく、曲の入りから「あ、ダンスができる人たちだ!」ってわかるノリ方をするんですよ。歌声だけじゃなくて、パフォーマンスも観てて気持ちがいいので本当にいいと思います。
 
三品 (息が混じった声で)あざすっ……!
 
廣川 あと、耳がコショコショくすぐったくなるところがあって、ふたりが1番と2番のBメロで<んー>とか<ふぅ>って言うところがあるんですけどあれはズルいと思いますあそこを初めてイヤホンで聴いたときに……ああ、息できない!(笑)
 
全員 (爆笑)
 
──息継ぎしてください(笑)。
 

廣川 たぶん、オタクはレコーディングしてるときのことも想像すると思うんですよ。スタジオのブースでヘッドホンをしてマイクに向かって<ふぅ>って言ってるの、ヤバくないですか!? そこまで想像すると耳がもっとこしょばくなって、ちょっとヤバかったです(笑)。
 
小玉 このときのふたりの表情もいい! あれもめちゃ好き。
 
──どんな表情なんですか?
 
小玉 なんかもう、甘えてる表情! あれがもうかわいい!
 
──なるほど! いやぁ、たっぷり語ってもらいましたね。
 
三品 いやぁ~、スッキリしたぁ! やっと話せた!
 
松田 でも、時間足りんかったな!
 
 
新体制で実現したいことは?
 
 
──ほかにも聞きたいことがあるので! 今回は4人での再録曲もありますよね。「詠み人知らずの青春歌」は去年リリースされたシングル曲なのでわかるんですけど、「うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ」と「いぬねこ。青春真っ盛り」を再レコーディングしたのはなぜでしょう?

廣川 自分たちでどの曲を再録するか話し合って、どれも大事な曲なんですけど、その中でもわーすたのことを知るきっかけになったとファンの方が言ってくださったり、これからも長く歌っていくであろう2曲を選ばせていただきました。
 
──でも正直、ほかのアルバム曲とトーンは合ってないですよね。
 
三品 まあ、たしかに。
 
廣川 でも、それがわーすたなのかなって。今までも「この衣装でこの曲は違うよね」って何回もぶつかったり、自分たちで生んでしまった世界観の幅に振り回されたこともあったんですけど、それもわーすたらしさだし、いろんなものが詰まっているけど全部わーすたらしいから正解だよねっていうことで決めました。
 
──トラックは原曲と同じなんですか?
 
三品 「いぬねこ」がちょっと変わってます。
 
──「うるチョコ」の1Bの松田さんは今回のほうがかわいいと思いました。
 
松田 でも、ちょっとわざとらしいかもです。当時は大人から「3歳の気持ちで歌ってください」って言われて自分なりにピュアな心で3歳になりきって歌ったので、赤ちゃんみたいな声が「バブー」って出てたと思うんです。でも、今は大人になってしまった自分から若さを無理やり引き出しているので狙いすぎたかもしれない……。
 
──いや、すごくよかったですよ。前回が3歳なら今回は2歳ですよ。
 
三品 若返ってる……!
 
松田 そうなんですか!? 「あんなにピュアなかわいい声は出せないもん」って思ってちょっとげんなりしてましたけど、今できる最大限の<かわいい>を出しました。
 
小玉 2歳までイケるよ。
 

松田 じゃあ、これからは「2歳までイケました」って言います!
 
──そうですね! 奇しくも、この2曲は昨年行われた6周年記念ライブの1部と2部でアンコールのラストをそれぞれ飾っています。
 
三品 節目で振り返る大きな存在というか、この2曲を歌うことでこれまでの歴史や成長を感じながらわーすたの今を見てもらえるアルバムになったと思います。
 
──今日の話を聞いて改めて思いましたけど、やっぱりわーすたは気合いが入っていますよね。作品を聴いて受けた印象そのままという感じがします。<かわいい>に込められた強い思いがしっかり表現された作品になっているなと。
 
三品 そうですね!
 
──1年前にお話を聞いたとき、松田さんは「やりたいことが実現できる年にしたい」と話していました。新体制になった今、実現したいことはありますか?
 
廣川 大きい会場でライブがしたいというのはずっと変わらないですね。4人になった今だからこそチャレンジできることなのかなと思っているし、今回のアルバムも含めて新しいことに挑戦し続けている私たちだからこそ、そういう野望を持っていてもいいんじゃないかと思います。
 
──3人ともうなずいていますね。
 
三品 私はフリーワンマンをもう一度やりたいですね。大きい会場でやりたいというのもあるんですけど、今は貪欲に気合いを入れて頑張っているので、少しでも多くの方にわーすたを知ってもらえるような機会があればいいなと思ってます。
 
──気持ちの上では「コロナなんか関係ない」という気迫が伝わってきます。
 
廣川 たしかに負けてられないですね。
 
松田 コロナとか関係なくいい曲を届けられるわーすたっていいなって思います。いつ、どのタイミングで出しても自信が持てる曲ばかりだし、自分たちの曲が廃れたことってないんですよ。今は自粛期間の頃に比べてファンの方に会える環境にあるし、もっと見てもらったり、知ってもらえるチャンスが増えているので……売れたい……!
 
全員 あはははははっ!
 
松田 売れたいっ!
 
小玉 今回の締めは「売れたい」で(笑)。

  ★型抜きバウム専門店カタヌキヤ 「Cat Out! confectionery」
https://www.katanuki-ya.com/lineup/catout/

★お菓子と猫の谷中堂 「ねこねこキューブ(猫クッキー&肉球マドレーヌ入り)」
https://www.kaiun-manekineko.com/shop/shopdetail.htmlbrandcode=000000000047&search=%A5%B9%A5%A4%A1%BC%A5%C4&sort=

★世田谷 文の菓 「猫どら焼き」
https://www.fuminoka.jp/products/detail/403

撮影 長谷英史

 
『我々はネコである。』
2022.8.17 ON SALE

 
 
 
【わーすた オフィシャルウェブサイト】
https://wa-suta.world/

【わーすた Twitter】
https://twitter.com/tws_staff

【わーすた Instagram】
https://www.instagram.com/wasuta.world/

【わーすた Facebook】
https://www.facebook.com/tws.wasuta/

【わーすた YouTubeChannel】
https://www.youtube.com/channel/UCpz1sUYoIaAwRU5iPJtlHeg

 

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記事情報

阿刀“DA”大志

ライター

阿刀“DA”大志

1975年東京都生まれ。学生時代、アメリカ留学中にHi-STANDARDのメンバーと出会ったことが縁で1999年にPIZZA OF DEATH RECORDSに入社。現在は、フリーランスとしてBRAHMAN/OAU/the LOW-ATUSのPRや音楽ライターなど雑多に活動中。Twitter:@DA_chang