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【豆柴の大群】クロちゃんプロデューサー就任!ハナエ復帰!改名!怒涛の展開にメンバーの心情は!?

    豆柴の大群
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    【豆柴の大群】クロちゃんプロデューサー就任!ハナエ復帰!改名!怒涛の展開にメンバーの心情は!?

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      激動の連続だった2024年を経て、今年は1月からまた衝撃が続いている豆柴の大群。1月9日にはクロちゃんがプロデューサーに就任、ハナエモンスターが復帰、そしてグループ名が改めて「豆柴の大群」に戻るという発表がなされ、5人での新曲「りロード」も公開。そしてトリプルA面シングル「豆3(まめさんじょう)」もリリースされました。この激動の中で5人が思ったこと、そして「豆3」を引っ提げてのこれからの活動について、いろいろお聞きしました!

      ハナエモンスター、復帰! 4人はどう受け止めた?

      ──ハナエさん、おかえりなさい!

      ハナエモンスター ただいまです! ありがとうございます!

      ──前回は「豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL(モンアイ)」として昨年12月にご登場いただきましたが、その時は「2024年はいろいろあって大変だったね」「いろいろ変化があったね」という話をしていました。そしたら今年の1月にまた大きな変化があって。まずはハナエさん以外の方、1月9日の「クロちゃんプロデューサー就任」「ハナエさん復帰」「グループ名が復活」という三大発表をどう受け止めたんでしょうか?

      ナオ・オブ・ナオ まずは驚きの方がやっぱり一番大きくて。唐突にクロちゃんからそう告げられたわけで、本当に情報量が一気に入ってきたなっていう感じでした(笑)。一つでもすごくヘビーな内容なのに、それが三つも立て続けに起きて、またグループとして変わっていく節目を迎えるんだなって覚悟を決めた感じではありましたね。

      アイカ・ザ・スパイ もう4人でやってきて1年経った時だったから、モンアイとしても、もう落ち着いてきてた時期だったんですよ。だから名前ももう慣れたなーっていう時に、「また名前が戻ります」とかっていうのはもう、「何が起こってんの!?」って思って。「豆柴の大群」という名前は大好きだったから、戻ってきたのは本当にうれしかったんですけど、でもやっぱり1年モンアイとしてやってきたから、「豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL」っていう名前ももう好きになってたんですよ。だから「そっか、1年で終わるんだ」って思っちゃって。でも、クロちゃんがプロデューサーになってハナエも戻ってきて、本当にこれが最後のチャンスなんだって思って、今に至ります。

      ──最後かどうかは分かりませんが。

      アイカ 何回もチャンスを与えられてきましたからね!(笑)いろいろ複雑なところもあったけど、今は前向きに頑張ってます。

      レオナエンパイア 私は、その時にクロちゃんから「新メンバー入ります。もうここに呼んでます」って言われて「エーッ!」って思って。「そんな、全然知らないんですけど、急展開過ぎる!」と思ってて、入ってきたのがハナエで、もう本当に想像してなくてビックリして。すごくうれしかったです。名前も、正直「豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL」になった時、「どうしてその名前になったの?」って聞かれたら説明しなきゃいけないのが大変だなとはちょっと思ってたから、馴染みのある「豆柴の大群」に戻ったのは、正直うれしかったです。

      モモチ・ンゲール 私は二つの感情が同時にあって。一つは、本当にアイカと一緒で、私も、「豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL」、モンアイはどんな感じになってくのかなと思いながら4人で作っていって、『突破』というアルバムが出来上がって全曲披露し終わって、「ああ、ウチらはこういう感じでいくんだ」みたいな、豆柴とはまたちょっと違うモンアイの色が生まれた時期だったから、「あれ? じゃあ全部元に戻るのかな」って。豆柴とモンアイの色って、似てるようでけっこう違ってて、モンアイは都内某所の色も入って、ちょっと大人っぽくなったイメージとか、ややカッコいいに寄った感じとかがちょっとあったから、「それがまた豆柴に戻るんだ、どうなるんだろう?」っていう感情で。

      もう一つは、単純に勢いがつくし、名前も言いやすくなるし、話題性も生まれるし、何か一気にエンジンがかかる感じもあって、しかもそこに入ってきてくれたのがハナエで。ハナエとミユキエンジェルの2人がやめた時、どっちもオリメンで、2人がいなくなることの大きさをメッチャ感じてたからこそ、ハナエが戻ってきてくれるってなった時にメッチャうれしかったんです。だから、モンアイという名前が変わってしまうんだっていう感情もあるけど、「ここからまた勢いをつけて豆柴の大群を始められるんだ」いう気持ちの方がちょっと大きくて……っていうのが正直な気持ちでした。

      ──という、4人の話を聞いて、ハナエさんとしてはいかがでしょうか?

      ハナエ いやー、そうだよなとは思いますよね(笑)。私は一応ドッキリを仕掛ける側だったので、クロちゃんがプロデューサーになるということと、グループ名が「豆柴の大群」に戻るということは、4人より数日だけ早く把握はしてたんです。しかも私がやめてからも、ナオとはけっこう飲みに行ってて、話を聞いたら「もうモンアイとして腹は括った」みたいな感じで。4人全員、腹を括って前に進んでいるっていう話を聞いていたので、そのタイミングでまた変わるっていうのは、確かに4人にとっては複雑なのかなっていう気持ちは、正直ありましたね。

      でも、入ったら入ったでやっぱり4人は、複雑な気持ちもありながらも受け入れてくれて、本当に寛大だなと改めて思います。

      ──今、皆さんのお話を聞いていただけでも、4人がモンアイにいかに腹を括っていたかというのが、「豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL」ってひとくちに言う速さからすっごく伝わってきてましたからね(笑)。逆にハナエさんは、脱退してからの1年ちょっと、グループのことはどう見てたんですか?

      ハナエ SNS上だけなんですけど、正直ファンとして、追っかけみたいな感覚で見てました。やっぱり豆柴の大群と違った活動というか……またみんなが新しいことをいろいろ始めていて。しかもスタッフさんに言われたことをやっているだけじゃなくて、自分たちですごく動いてるなと思ったんですよね。私がいた頃の豆柴の大群は、もう右も左も分からない状況から始まって、スタッフさんが提案してくれたことに対して動くことしかできなかったので、4人が自分たち主体で何かやろうと思って動いてるのは、すごいなーって思ってました。

      ──そしてまた、今回クロちゃんが改めてプロデューサーに就任して、ジャケットとかMVとかにもけっこうフィーチャーされてますよね。こうなって改めて、皆さんにとってのクロちゃんはどういう存在ですか?

      ナオ 正直、プロデューサーになる前、アドバイザーとして動いてくれたクロちゃんは、どこかちょっと壁がある感じがしたんですよ。クロちゃん側も、豆柴に対して。全てを知ってるわけじゃないし、何なら豆粒(豆柴の大群のファンネーム)の人たちと同じタイミングで発表ごとを知るみたいなことも多かったんですね。だからクロちゃんはクロちゃんで関わりたいと思ってくれてはいただろうけど、やりづらいんだろうなっていう気持ちはどこかあって。でもプロデューサーっていう立ち位置になってからは、豆柴についてすごく知ろうとしてくれてるし、SNSだったりとかで広めようとしてくれているのがすごく分かるんですよ。それはすごくありがたいなって思います。

      クロちゃん作詞の「りロード」……この歌詞、どんな意味?

      ──そして今回、トリプルA面シングル「豆3(まめさんじょう)」がリリースされるわけですが。

      ナオ トリプルA面はメジャーデビューシングル「AAA」以来、2回目なんですよね。そこも豆柴らしさがまた戻ってきたっていう感じで。

      ──1曲目は「りロード」……サプライズ発表があった1月9日に配信になったわけですが、改めて豆柴らしい曲調、そしてクロちゃんらしい歌詞ですよね。正直、意味は分からないけど、全体からポジティブさだけはビンビン伝わってくるというか。皆さんは、この歌詞をどう解釈しているんですか?

      モモチ 歌詞はいったん置いといて(笑)、この曲はパフォーマンスしてる時、メッチャ楽しいんですよ。多幸感を感じるし、ファンの人も超踊ってくれてますね。間にじゃんけんが入っていて、ファンの人も一緒に楽しめますし。最初に聞いた時は「何それ?」って思ったけど、クロちゃんってすごいんだなと思いましたね。歌詞で言うと、私は一番、何となく耳に残るのは「がいはんぼしを削ってでも 村人Aのモンスター」というところですね。私はいつも勝手にクロちゃんの歌詞を考察してるんですけど、外反母趾って女の子がヒールを履くとなるもので、それが削れるくらい踊って歌ってってことなのかなと。本当に削れたら痛いと思うんですけど。そんな風に、端っこが削れるぐらいいっぱい走って踊って歌って、みんなに届けてみたいな。「村人Aのモンスター」は本当によく分からないんですけど(笑)。でも要所要所に、実は意味がある単語が並んでる気がしてて。例えば「泣いた分だけ肉食って」というところも、メッチャ悔しいこともあったし、これからもきっとあるけど、でも泣いた分めっちゃ肉食って頑張るぞ!みたいな感じで、けっこうポジティブに捉えられる、明るい歌詞になってるのかなと思ってます。受け取り方はいろいろあると思うんですけど、みんながそれぞれの受け取り方で考察できるのがクロちゃんの歌詞のいいところなので、真相は分からないですけど、みんなで考察しながら聴いてほしいです。

      ──考察しがいがありそうですよね。

      モモチ 歌っている途中に発見することが多いです。「あれ? ここって実は意味あんじゃん?」みたいな(笑)。そういう発見がみんなにもあるからこそ、飽きない曲なのかなって思ってます。

      レオナ 確かに、「マトリョシカに詰めて」とか変な歌詞がいっぱいあるんですけど、本当にモモチも言ってたように、けっこうポジティブな、前向きな歌詞が散りばめられているなって思ってて。私が好きなのは「ピンチがチャンス早変わり エンドロールは流させない」っていうところですね。どん底に落ちてしまっても、もうこれはチャンスだから上がるしかない。チャンスに早変わりするんだよっていう、明るい意味だなと思っていて、そこがすごく好きなんです。

      ハナエ 私は、そこの「ピンチがチャンス早変わり エンドロールは流させない」のところが歌割りなんですよ。それ以外の歌詞は、歌っていてもいまだに本当によく分からないんです。でもここの「エンドロールは流させない」のところは、もともとレコーディング直前まで「レーザービームのきしめんうどん」だったんですね。それが直前になってクロちゃんから「やっぱり『エンドロールは流させない』に変更で」というのが来て。だからクロちゃんにとってすごくこだわりのある歌詞なんだなって思ったんです。その後に直接聞いた時も「ここは悩んだけど、やっぱりこっちがいいと思って直前になって変えた」って本人も言ってたんですね。クロちゃんにとって、豆柴の大群をプロデューサーとして終わらせないぞっていう意味がすごく込められてるんじゃないかなと勝手に解釈してて、やっぱりすごく前向きで明るい、再出発にピッタリの曲だなって思いながら歌ってます。

      アイカ この曲は、CDに収録されていないエクストラの歌詞もあるんですよ。その中に「雨粒だって豆粒だって」というフレーズがあって。そこに「豆粒」って入っているのは素敵だなって思いました。あと私の歌割りで一番Aメロのところに「枝分かれしていく感情」というフレーズもあって、本当の意味は全然知らないんですけど、でもグループ内で意見がいろいろ分かれる時ってあるじゃないですか。セトリを決める時とかでも「いや、こっちの方がいいよ!」とか。でも、そういうのも込みで豆柴だからいいじゃん、っていう感じが伝わって、好きですね。

      ナオ 私は一番のサビの最後の、「安全バーを引っこ抜け!!」っていう歌詞がけっこうお気に入りです。安全バーって、「そこまでしか行けない」というか「そこまでだよ」みたいな意味合いがあると思うんですけど、それを引っこ抜けってことは、限界を決めずにもっとガムシャラに頑張ろうよみたいな、そういう意味合いが込められてるのかなと思って、メチャクチャいい歌詞書くじゃんって、思いました。

      ハナエ すごい上から(笑)。

      ナオ クロちゃんも新生・豆柴の大群のことをすごく考えてて、それをクロちゃんの世界観の中でどう伝えようかっていうのをたくさん考えてくれたんですよね。だから、みんなが言ってくれた「ピンチがチャンス」とかも、私たち、「ピンチはチャンス」っていう経験をもう何回してきたんだろうみたいな感じもあって(笑)、そういう意味合いも、たくさんこの「りロード」の歌詞に込められてるんじゃないかなと思うんですよ。本当は、私たちが気付けない部分まで意味があるのかもしれないなと思って、追い追いクロちゃんに聞いてみようかなと思ってます。

      ──今の皆さんのお話を聞いて、伝わるところだけ受け取っているということがすごくよく分かりました。でも、きっとそれでいいんでしょうね。この曲は発表されてからもう4ヵ月ぐらい経ちますが反響とかはどうですか?

      ハナエ 再出発からずーっとやってきたんですけど、いまだにお客さんが喜んでくれたり、新しい楽しみ方を発見してくれたりっていうのが、この4ヵ月でどんどん発見できて、もっと成長していく曲なんじゃないかなって、やっていてすごく思います。あとはじゃんけんもあるし。

      ナオ 曲の途中でお客さんとじゃんけんをして、その結果でラスサビの歌詞が変わるんですね。お客さんが勝つと、さっきアイカが言ってくれたエクストラのCDに収録されていないレアな歌詞が歌えるっていう。それもクロちゃんが考えてくれて、ウチらは最初「エーッ!」って言ったんですけど、お客さんはみんな「ウワーッ!」ってすごく盛り上がってくれるからこっちも楽しいし、お客さんも「今日はどの歌詞が聴けるんだろう?」っていうワクワク感を持ってくれてて。本当にこの4ヵ月間、全部のライブでこの曲をやってるんですけど、全く飽きがこなくて、毎回すごく新鮮な気持ちで歌えてるのもすごいし、クロちゃんのおかげかもなって思いますね。

      ──この曲は配信と同時にMVも公開されていますが、ハナエさんの登場シーンがいいですね。

      ハナエ うれしいです! レオナがやっているゲーム中の登場人物っていう感じで、TVから出てきて4人に合流するみたいなストーリーになっていて。しかも、私たちは日比谷野音の公演で豆柴として再出発だったんですけど、その時の映像も使っていただいて、それもメチャクチャうれしかったですね。「カッケー!」って思って、うれしかったです。

      モモチ 撮影が楽しかったよね。メチャクチャ長かったし、深夜2時まで撮影してて、でもクロちゃんの誕生日のサプライズとかもみんなでやって、ケーキを渡したりとかして。練習以外で5人での仕事が初ぐらいで、久しぶりにハナエも加わってる感じが懐かしくて。「あ、これからこの5人になるんだ」っていうのを改めて再確認したのが、私の場合はそのMV撮影だったんです。だから単純にそのうれしさを感じて、撮影から多幸感でいっぱいでした。

      ──MVの中の皆さんの表情が晴れやかで楽しそうなのは、きっとそういう要素も大きいんですね。

      モモチ はい、ウキウキしてたのが出たんだと思います。

      メンバー共同作詞、ハナエ作曲の「リトライ」はストレートな思いが炸裂!

      ──続いての「リトライ」はハナエさんが作曲なんですね。これはいつ頃から、どれぐらいかけて作ったんですか?

      ハナエ いつ頃だっけなあ……。『水曜日のダウンタウン』で発表された直後ぐらいから、ウクレレで作り始めました。

      ──ウクレレで!

      ハナエ ウクレレしか弾けないんですよ~(笑)。ピアノとか何にもできないので、ウクレレだけで曲を作って持ち込みました。

      ──その曲が、アレンジですごく加工されたわけですね。

      ハナエ 「プロってすげえ!」って(笑)。私の実力もあるんですけど、ウクレレだと限度があるので、今回BACK-ONのHi-yunkさんにアレンジしていただいて、「あのウクレレが、こんなにも前向きで明るい曲になるんだ!」と思いました。土台のところはちゃんと使っていただいてるんですけど、私も1人でこれぐらいできるようになりたいなって思いましたね。

      ナオ ウチら、そのウクレレバージョンを聴いたことがないので、聴いてみたいですね。

      ハナエ 恥ずかしくて聴かせられないよ!

      ──次からはウクレレ・バージョンも出せばいいんじゃないですか?

      ハナエ いやいや、そんな!

      ナオ そしたらステージでもアコースティックバージョンにしてやったら、面白いかも。

      ハナエ 三つぐらいしかコード知らないのに!(笑)

      ──この曲は、作詞が皆さんの名義になっていますが、持ち寄って作ったんですか?

      モモチ そうですね。全員で1回歌詞を全部書いて、持ち寄ってくっつけて、また作り直してっていうのをやって最終的にはハナエがみんなのワードを組み立てる形でまとめてくれました。

      ──これまでの豆柴にはなかったぐらい、ストレートな歌詞ですよね。

      ハナエ はい。トリプルA面の3曲中、クロちゃんの作詞が2曲だったので、クロちゃんが不思議な歌詞を作る分、ストレートな言葉の方が私たちらしいし、クロちゃんの詞とはまた差が出るんじゃないかなと思って、私から「英語とかじゃなくてストレートな言葉でいかせてください」とお願いして、みんなから詞をいただいて組み立てました。

      ──ではそれぞれのフレーズが組み込まれているんですね。

      ハナエ 例えばオチサビの「何言われたって 咲かせ花束」はレオナです。ここが私はけっこうお気に入りで。

      レオナ 私もです。

      ナオ 基本はハナエの歌詞がベースになっているので、他のメンバーの詞は本当に一言一言ぐらいなんですよ。私はラップパートの「今CLAP×2 ほら輪になって ワンワンで見るパラダイス」っていうところが採用されました。もともと、ハナエが出した仮歌の段階ではラップパートはなかったんだよね。そこが新たに追加になって、ハナエが「ここが難しい」って話を言っていたので、みんなで考えて出し合ったんですよ。だから自分のフレーズが採用されてうれしいです。

      アイカ 私は一番のAメロの「1人じゃつまんないでしょ?」と、ラップパートの「キリキリマイに一進一退」と、あとサビの「挫けない痛み抱いて」のところです。そこだけなんですけど。

      ナオ いや、多いよ。

      ハナエ アイカはこう見えてまっすぐな歌詞を書くんですよね。ポップな歌詞とまっすぐな歌詞が入り混じっているところがすごくて、不思議な感じで。

      モモチ 私がけっこう気に入ってるのは「ねぇ、なるだけ近くにいよう」っていうところなんですけど、その前の「1人じゃつまんないでしょ?」がアイカで、その後に続くところが私で。それぞれ違う雰囲気で書いた歌詞だったんですけど、合わさったら「1人じゃつまんないでしょ? だから一緒にいようよ」みたいな流れになって、それこそ私がメッチャ書きたかったニュアンスだったんですよ。だから採用されてうれしいなっていうのと、やっぱりそれぞれのセンテンスを持ち寄ることのよさだなって思って。自分に向けた「1人じゃつまんないからみんなといようよ」っていう意味でもあるし、それこそハナエに向けた、「ほらね、1人じゃつまんないでしょ? だから一緒にいようよ」みたいなメッセージ性も何となく感じてて。

      ──両方がかかっているわけですね。

      モモチ モンアイの時のことも歌詞に入れてくれたらうれしいっていうオーダーがハナエからあったんです。6人から4人になって心細さとかもあったけど、なるだけ4人近くで、一緒に頑張ろうよみたいな気持ちも込めたから、そこが採用されたのもうれしかったです。あと、ラップパートの「巻き込め everybody」のところも採用されてうれしくて。メンバーも、スタッフさんも、クロちゃんも含めて、お客さん、豆粒もみんな巻き込もうぜって感じで。音源を聴いた時にそこだけすぐパッと思いついて、あとは全然思いつかなくて大変だったんですけど(笑)、採用されて「やっぱりそこかー!」と思ってうれしかったです。

      ──ストレートな再出発を歌ったストレートな歌詞だから、今後のライブなどでもキーになってくる曲なのでは?

      ナオ そうなんです! 今回の3曲で、この曲だけはまだライブでやっていないので、どんな反応があるか楽しみです。

      クロちゃんの恋愛経験を生々しく反映!? 「ミステリアスパーティー」

      ──そして3曲目は「ミステリアスパーティー」。これも今までの豆柴にはなかったような曲調というか、それこそモンアイ時代の都内某所パートにちょっと近いような感じでは?

      ナオ 確かに、ちょっと異国情緒溢れる感じがありますよね。レオナ、どうですか?

      レオナ そうですね。タイトル通り、ミステリアスな感じがしていいと思います。あとちょっとセクシーな感じもあって。クロちゃんから「パフォーマンスを艶めかしくやって」と言われてまして。だから私たちは今、表情とか視線とか、顔の角度とかを気をつけて、艶めかしく見せられるようにやってます。

      ハナエ クロちゃん曰く、「これがリード曲だ」って言ってました。

      ──あ、そうなんですか!(笑)

      ハナエ 「トリプルA面ですよね?」って聞いたら「いや、これがリード曲だしん」って。

      ナオ 自信があるってことね(笑)。

      ──でも、この歌詞もやっぱり意味が分からなくないですか? この「avex portal」でもいろんなアーティストの取材をやらせてもらってますが、こんなに堂々と「歌詞の意味が分かんない」って言えることもなかなかないぐらいで(笑)。

      ナオ いやあ、唯一無二ですよね。

      ハナエ この曲の題材、何だっけ?

      ナオ 本当にクロちゃんの恋愛を元にして作られているので、実話なんですよ。例えば2番のBメロで「吹き込む吐息」っていう歌詞があるんですよ。そこはクロちゃんのファーストキスしたときの情景らしくて。(横のアイカに)その顔、やめれる?

      ──何とも言えない表情になってましたね(笑)。

      ナオ クロちゃんはキスしたことがなかったから、どうすればいいのか分からなくて、息を吹き込んじゃったらしいんですよ、観覧車で。そしたら即帰られちゃったっていう話があって、それがそのまま「口付け交わし即退場」という歌詞になってて。だからやっぱり、歌うたびに思い出しちゃいますよね。

      ハナエ そのエピソードは聞かない方がいいかもしれないですよね。

      ナオ そう、「ミステリアスパーティー」に関しては、意味を聞かない方がいいんですよ。

      モモチ ナオの色気だけ感じ取ってもらえれば。メッチャ色気たっぷりに歌ってくれているので。

      ナオ その部分に関しては、クロちゃんから「吹き込む側の気持ちになって」って言われたので……。

      ハナエ キモすぎ!(笑)

      ナオ なるべくその気持ちに寄り添って歌っているつもりではあります。

      ──まあ、吹き込まれる側の気持ちになるよりは。

      ナオ そうですよね! 本当に想像したくないです。

      アイカ (小声で)やだ~……。

      ナオ 他の歌詞にもそういうエピソードがあるんじゃないかなと思うんですよね、聞いてないだけで。

      ──この曲のMVは、5月に公開されましたね。料理を作ったり、それを食べさせたりとかいろんな場面がありますが。

      ナオ 私たちメンバーが宇宙人という設定らしくて、クロちゃんが人間の泥棒みたいな。どういうストーリーなんだっけ?

      ハナエ 宇宙人は青い食べ物の方がおいしいという認識で、私たちが青いカレーとかを食べさせてあげてるんです。

      アイカ クロちゃんは泥棒なので、青い食べ物を食べさせてタッパーに閉じ込めて捕まえるんです。

      ハナエ レオナのビームで小っちゃくしてね。

      ナオ 最後は何なんですかね?

      ハナエ 最後、ウチらが星になってるよね(笑)。

      モモチ どういうことなんだろう? 自分の星に帰ったのかな?

      ハナエ いろんな考察をしてもらえれば(笑)。

      ──歌う側から「どうなんでしょうね」と言われたのも初めてな気がします(笑)。こうして並べてみると、いい組み合わせの3曲ですね。

      モモチ 「リトライ」があって、本当によかった! 1曲、まっすぐなのがあって。

      ナオ それがいいバランスになって、いいトリプルA面が出来上がりましたね。

      ワンマンは完売! 7月からは全国ツアー開始! ここから突っ走ります!

      ──このトリプルA面シングルを引っ提げて、また5人の豆柴の大群として突き進んでいくわけですが、ここからどうしていきたいですか?

      アイカ 6月8日、日本で最初のワンマンはソールドアウトしていて、機材開放席もソールドアウトして、すごくいい流れなんですよ。その後は7月19日の沖縄からツアーが始まります。いい流れのままツアーが始まるので、この流れで完売して、みんなでハッピーなツアーを過ごせたらなって思います!

      全員 拍手

      ──思わず拍手が(笑)。

      モモチ すごい、まとまってる! 最後まで止まらずまとめたのはすごいですよ。

      ──ツアーって長くなるし、体調管理とかも大変じゃないですか。

      ナオ そうですね。しかも今回のツアーは2部制なので。

      モモチ 不安……。

      ナオ 体力的な面でも技量が測られるツアーになると思うので……。

      モモチ ハナちゃん、体力とか大丈夫ですか?

      ハナエ いや、そうなんですよ! 最近ライブはさせていただいてるんですけど、リリースイベントだったり対バンだったりで、マックス9曲ぐらいまでなんですね。だからワンマンとかツアーとか大丈夫かなって。そこに合わせてコンディションを持っていかないとなって思ってます。

      ナオ ブランクがね(笑)。

      ハナエ そう!昔は3公演とかやっていたんですよ(笑)。余裕のよっちゃんでいけるように頑張ります。

      モモチ でも一番若いから!

      ハナエ そう、一番若いんですよ! 私、モモチより動けると思います。技量があるので(笑)。

      ナオ 体力はまた違うと思うけどね(笑)。でも海外も行かせてもらって、カナダとロンドンでライブをさせていただくので、日本だけじゃなく海外にもワールドワイドに豆柴の音楽を広げていけるように、精一杯頑張りたいなと思ってます。

      ──では最後にお1人ずつ、締めのメッセージをお願いします。

      ナオ 今回、5人になって新生・豆柴の大群としてスタートを切れて、ワンマンライブもありがたいことに全席ソールドアウトになって、本当にいい流れだなと思うので、この流れを絶やさずにツアーまで持っていって、6年目なんですけど、まだまだ豆柴の音楽が届いてない層にも届くように、そしてワールドワイドに、豆柴の大群の今の楽しさ、ハッピーオーラをどんどん届けていきたいなって思ってます。

      アイカ 今はリリイベとかもたくさんやってるんですよ。無料で見られるところもあったりするので、そういう感じで来てくれた方たちが「豆柴の大群、すごいじゃん!」って思ってもらえるようなライブを頑張って今後もどんどん集客を増やしていけたらなって思います。そして海外もあるので、英語の勉強を頑張ります!

      全員 おお~?

      ハナエ 言ったね?(笑)

      アイカ 一応、教材は買ってて。

      モモチ ちなみに、去年から買ってあります(笑)。

      ナオ でも買うだけ偉いよね。

      アイカ 一応、中学1年生と2年生の教材はあります。

      マネージャー 来週行くんですけどね……。

      アイカ (笑)ちょっとbe動詞から頑張ります!

      ──ちょっと道は遠そうですが、頑張ってください(笑)。

      ハナエ 私は2度目の豆柴の大群なんですけど、1度目は結成後、コロナでちょっと立ち止まっちゃったところが多くて、悔しい思いもしてきたんですよね。2度目の今回は、今ナオが言った通り完売させていただいたり、今はクロちゃんがそばにいて勢いもついてきてると思うので、この勢いで1回目の時に悔しかった思いを払拭できるように駆け抜けていけたらなって思ってます。

      レオナ 新体制になって、クロちゃんもついてくれて『水曜日のダウンタウン』でも取り上げてもらえたりして、すごく注目を浴びてきてるんじゃないかなと思うので、この波に乗って、「リトライ」の最後の歌詞のように「この手離さないでね」っていうことで、好きになってもらった人たちを離さないように、これからも頑張っていきたいと思います!

      モモチ 初期、5人だった豆柴の大群の映像を見るたびに、「わ! 豆柴の大群だ!」ってやっぱり思うんですよ。カエデさん、ミユキ、ハナエ、アイカ、ナオの豆柴を見ると「やっぱすごいな!」って思うし、何てったって「りスタート」のMVは1500万回以上再生されてたりして、やっぱり「うわー、豆柴の大群だ!」ってなるんですよ。だから、今の5人を知ってもらって、この体制が「豆柴の大群だ!」って日本中の人に思ってもらえるように、今の私たちを浸透させて、かつての初期豆柴の大群を超えたい、って思ってます。今の私たちを知ってもらって、「これが豆柴の大群だ!」っていうのを出していきたいです。

      ──楽しみです! ありがとうございました!

      撮影 長谷英史

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      高崎計三

      ライター

      高崎計三

      1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。