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【SKE48】34枚目のシングル「Tick tack zack」MVでは、水上ダンスで水も滴るいい女!?

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【SKE48】34枚目のシングル「Tick tack zack」MVでは、水上ダンスで水も滴るいい女!?

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34枚目のシングル「Tick tack zack」をリリースしたSKE48。今までのSKE48とはちょっと違ったタイプの楽曲で、繰り返しのフレーズを交えながら恋の駆け引きを歌った歌詞にも注目です。今回は野村実代さん、卒業が決まっている菅原茉椰さん、そして初選抜の伊藤虹々美さんの3名に、楽曲のことやMVのこと、春からの新チームとそれぞれのチーム曲のことなどを伺いました!

「Tick tack zack」はリズミカルですっごい中毒性のある楽曲!

──34枚目のシングルは「Tick tack zack」ということで、これはどういう意味合いなんでしょうか?

野村実代 「Tick tack zack」というのは時計の秒針の音を表したような、本当に覚えやすいタイトルになってるなと思うんですけど、タイトルの通り時計の音が入っている楽曲で、恋の駆け引きを描いた歌詞なんです。「Tick Tack Zack」というワードが繰り返されて、リズミカルですっごい中毒性のある楽曲になってます。

──タイトルの「Tick tack zack」だけでなく「ding-dang-dang」「bing-bang-bang」など繰り返しが多くて印象的ですよね。最初に楽曲に触れた時にはどう思いましたか?

菅原茉椰 あんまりSKE48にない楽曲で、シングルの表題曲ではなかなかないような曲調だったので、何か新しいことをしてるんだなって思って、すごく楽しみでした。あと間奏のパートを聴いて、またここでカッコいいダンスを決めてくるんだろうなって思いましたね。間奏部分の音とかも、急にパッと変わった感じとかも今までのSKE48にはあんまりなくて、本当に今までになかったような音楽が今回取り込まれていて、メロディーも楽しいですし、音にもすごくこだわってるなと思います。SKE48の楽曲を好きな方はたくさんいると思うんですけど、今回はそれだけじゃなくて、音楽好きの方にもハマってもらえる楽曲なのかなっていうのをすごく感じました。

伊藤虹々美 初めて聴いた時は、令和らしいっていうか、新しくて流行りの曲調だなって思いました。急に曲調が変わったり、若い世代の方が聴いてもハマるんじゃないかなっていうメロディーがあったり、歌詞が繰り返されるところも特徴的で、中毒になるんじゃないかなって思って、公開されるのが楽しみになりました。

──「若い世代の方が」って、自分がまさに「若い世代」じゃないですか(笑)。

野村 ドンピシャ!(笑)

菅原 若い世代を代表して言ってくれたんだよね(笑)。

野村 私は、時計の針ってすごくレトロなイメージがあったので「オシャレな曲だな」と思ったのが第1印象でした。同時に、歌詞は「ザ・恋の駆け引き」だなと思って。思わせぶりな女性を追いかけたくなってる主人公がすごくかわいらしいなと思って愛おしい気持ちにもなりつつ、歌っていると舌が回らないんですよ(全員・笑)。そこもすごく印象に残ってて。それでも練習して歌えるようにはなったんですけど、最初は「これ歌えるかな、不安だな」と思いつつも、「やっぱりやればできる子だな」って思いました。

──自分がですか(笑)。

野村 はい……あ、みんなが(笑)。

──レコーディングは苦労したんですか?

野村 けっこうこだわってはいましたね。虹々美ちゃんと一緒にレコーディングルームに入ってたんですけど、実は私、他の子の歌声のボリュームをメッチャ上げるんですよ。

伊藤 エーッ!

野村 「どういうテンションで歌ってるんだろう?」と思ってけっこう聴いちゃうんです。くまさん(熊崎晴香)とかはけっこうこだわって歌ってて、何回も録り直したりとかもしてたので私もこだわりました。自分の声が少しでも目立つように残したいという気持ちが大きかったんですけど、虹々美ちゃんの歌声を聴いてるとけっこうかわいらしい声だったので、自分はこの低音ボイスを生かしてみようと思って、けっこうカッコよさげに歌ってみたんですね。サビの「愛しさよ~」から入るところは、メッチャ私の低い声が聞こえるので、そこは聞きどころということでお願いします。

──低音ボイスを生かした甲斐があったと。

野村 30%ぐらいは生きてるかな、みたいな(笑)。虹々美ちゃんと一緒に歌ってるところがあるんですけど、そこはイヤホンで聴くと片耳が私の声で、片耳が虹々美ちゃんの声になってて、片耳にすればソロパートが聞こえるという裏技もあるので、ぜひイヤホンで聴いてみてほしいです。

──伊藤さんは今回が初選抜ですね。おめでとうございます!

伊藤 ありがとうございます!(他の2人は拍手)

──それを知った時はどう思いましたか。

伊藤 最初は選抜メンバーに選んでいただいたうれしさで飛び跳ねるほどで、でも信じられない気持ちもあったんですけど、今回は12人ということを知ってからは、もう本当に不安や責任感が追ってきましたね。

──選抜されてのレコーディングはどうでしたか?

伊藤 今まで研究生の曲ではレコーディングをしたことがあったんですけど、選抜メンバーとしてのレコーディングが初めてで、何か実感が湧かなかったし、周りにいる先輩方が選抜メンバーの方々だったので、本当にドキドキしながらレコーディングしてました。でも、初選抜で選んでいただいたシングルなので、自分の歌声はしっかり残しておきたいなって思って、必死に頑張りました。

──菅原さんは、レコーディングはいかがでしたか?

菅原 一番最初に聞いた時に、歌詞を見てなかったので自分の耳ではもうメチャメチャ「TikTok」って聞こえてて(笑)。レコーディング中も、「Tick tack zack」なのに「TikTok」って歌いそうになっちゃって、「危ない!」ってなることがけっこうあったんです。私は口が回らないタイプで、前作の「告白心拍数」とかも文字数が多くて口が回ってなかったんですよ。今回はちょっと英語が入ってることによって、英語が上手に歌えないのでカタカナになってしまって、より口が回らなくて、もうそういうところにはすごい苦戦しました。でも好きな曲調だったので、楽しく歌えました。

SKE48のバスツアーで……? 「最近、勝ったこと、負けたこと」は?

──お聞きしていてふと思ったんですけど、針がある時計って、身近にありますか?

野村 私は家にあります。

菅原 私の家の時計はデジタルなんですけど、レッスン場に時計があって、12時とかになったら鳥の鳴き声がする時計があったんですよ。今はもう鳴らないように設定してるんですけど。

伊藤 いえ、今も鳴ってますよ。

菅原 えっ、そうなの?

野村 高柳明音さんが、卒業される時に事務所にプレゼントされたものなんですよ。その鳥の泣き声を聞くたびに、ちゅりさんを思い出すんです。

菅原 針がある腕時計とかも普通にしてますね。

──先ほどから少し出ていますが、今回はわりとシリアスな曲調でもありますよね。そこはいかがですか?

野村 私は表現しててすごく楽しいです。恋の駆け引きということで、追い込まれてる様子とか、切羽詰まってるスピード感がすごくあるので、そのスピード感に飲み込まれないように必死ではあるんですけど、自分は音ハメがすごく楽しくて。秒針とともにカチカチ動いてるのがクセになりますね。楽しいです。

──では歌詞について、好きなところを教えていただけますか?

伊藤 私は「ハートの陣地を獲るだけじゃ 何も終わらない」というところですね。自分の歌割りのパートでもあるんですけど、この楽曲のテーマが恋の駆け引きなので、ここは本当に駆け引きを表してる言葉だなと思って。振りでもハートを作ったりするんですけど、歌い方とか、振りの感じとかも、恋の駆け引きをする時の表情とか仕草も勉強していけたらいいなと思っています。

野村 私は「抱き締めたいけど 手が届かない」ですね。「この歌詞、いいなあ~……」って思って。まさに駆け引きって気がして、歌ってても、つい眉間にシワが寄っちゃうんですよ(笑)。この主人公はもがきながらも、でも本当にその人のことが好きで好きでたまらないっていう、そんな様子が見てとれる歌詞で、しかも間奏終わりの、もうめちゃめちゃバキバキに踊った後に出てくる歌詞なので余計に何か沁みるといいますか。「こんなに苦しいのに、届かない!」ってやってるところが好きです。

菅原 私は、好きな歌詞っていうより「好きなパート」なんですけど……1番のBメロの終わりの「言えぬまま秒針が 刻んでる音がする」というパートがすごく好きなんですよね。その前までちょっとゆっくりな感じで歌ってるのに、ここから急に早口になって、文字が詰め込まれている感じとかが、時計を表してるのかなと思って。時間って、遅く感じたり速く感じたりすることもあるので、そういうのが勝手に出てるのかなって思いました。それとアップテンポの楽曲が好きなので、そこで急に速くなる感じがすごく好きで楽しいですし、聴いてる時に「あ、ここからサビが始まるんだ!」っていうのがすごく楽しくて、お気に入りです。

──ではここで、この曲にちなんだ質問をしたいんですが……「勝ったり負けたり ゲームみたい」というフレーズがあるので、「最近すごく勝ったり負けたりしたな」ということを教えていただけますか?

菅原 今回のカップリングに収録されているチームKIIの楽曲が「遠くの恋人よりも」という楽曲なんですけど、そのMVでメンバーと一緒にイス取りゲームをしてるんですよ。勝ってイスに座れるメンバーは(台本で)決まってるんですけど、やっているうちにだんだん楽しくなってきちゃって、本当に座れなかったりとかして、勝ったり負けたりっていう経験をしたので、それが本当に勝てたのか、それとも演技なのか考えながら、ぜひ楽しんでMVを観ていただけたらなと思います。

──見ていてもどちらか分からないわけですね。

菅原 本当に楽しすぎちゃって、「ここでこの人が抜けて」って言われてるにもかかわらず、みんながイスを取りに行くみたいな感じで熱くなっちゃったりしたので(笑)。

伊藤 本当にメッチャしょうもないんですけど……この前、お母さんとケンカっぽくなっちゃって、手押し相撲で決着をつけるってなって、勝ったんですよ。

菅原 何それ?(笑)

野村 平和だね(笑)。

菅原 どういう喧嘩したんですか?

伊藤 何かお母さんが本当に弱くて。体力なのか分かんないんですけど、私が1回、お母さんのことを軽く押したら倒れて、「今泥棒が入ってきたら、ウチのこと守れないでしょ」って言ったら「でも、もしここに泥棒が入ってきたらお母さんの血が騒いで、絶対に守れるから」ってかえされて。

菅原 ケンカの内容がかわいい(笑)。

伊藤 で、その話の決着がつかなかったので、手押し相撲で勝負して勝ったっていう……。

野村 メッチャかわいいね(笑)。それで仲直りしたの?

伊藤 はい。

──いい話でした(笑)。野村さんは?

野村 私は、それこそ本当に最近の出来事で、恋の駆け引きにけっこう近い出来事があったんですけど……SKE48のバスツアーがあったんですよ。ファンクラブのバスツアーで、何か一緒に作る体験をするというのがあって。席を決められて、座りに行った先の目の前にファンの方が座ってるんですけど、対面で1対1みたいな感じだったんですよ。その方は私を知らなくて、でも私は普通に仲良くなりたいので「お話しましょう」っていう感じだったんですけど、何かすっごく我慢してる感じがしたんですよ。

──我慢。

野村 すっごく我慢してるなと思って「もしかして私に釣られないように我慢してますか?」って聞いたら、「うん」って(笑)。その人はどうにかして釣られないように冷静を保ってて、私はそんな釣ってるつもりとかはなくて普通に会話を続けているだけで、その場では釣られてない感じで終わってたんですね。でもそれから普通にコメントが届いたりとかして、結局釣られてたんですよ。「これは勝ったな」って思いました(笑)。

──駆け引きに勝ったと(笑)。

野村 いざ1対1で、目の前でしゃべるとなると、私は強いなと思いました(笑)。

──おめでとうございます(笑)。

野村 ありがとうございます(笑)。これからもその方が仲良くしてくれたらうれしいですね。

春から本格始動の新チームにワクワク、ドキドキ!

──この曲のMVでは、水の上で踊ってますよね。あれって大変じゃなかったですか?

野村 踊りにくかったですね。

菅原 最初は、滑ったりして誰か尻餅ついちゃったりするのかなって思ったんですけど、でも意外と滑らなくて。踊りやすくはないんですけど、水の重みのおかげなのか足元がガッチリしてて、思ってたよりは逆に踊れましたね。

──そういうものなんですね。見ていると、いかにも水に足を取られそうな感じがしますけど。

野村 取られるのは取られるんですよ。私は今回、衣装でルーズソックスを履いていて、水の染み込む量がいっぱいなのでどんどん下がってきちゃって。もうそれを毎回、カットがかかるたびに上げて、また下がったから上げて……みたいなのを繰り返してましたね。あと、衣装だけじゃなくて体も全部びっしょりになるので、「拭いてください!」って渡されたタオルもグチャグチャになったりして、けっこう水も滴るいい女だったなって思います。

──僕らが見るのは完成した1回のダンスですけど、収録では何度も何度も踊ってるわけですからね。

野村 メッチャ踊ったよね?

菅原 1日中、水のところにいました。途中からは体を拭くのもいいや、ってなっちゃって。むしろ水で遊んでるメンバーがいたり、足湯状態でおしゃべりしてるメンバーがいたりで、最終的には水が友達になってました。

伊藤 私は水の上で踊れるのかなってずっと思ってたんですけど、私は長野県出身で、冬はもう雪が足元20センチぐらい積もってる中で学校に通っていたので、意外と大丈夫で。その影響かは分からないんですけど、意外と余裕で歩けたりしてました。でも水の中でダンスを踊るっていうのは、絶対に人生で経験しないことなので、「転びそうで怖いな」とは思いつつも、今まで以上に体幹を思いっきり使って踊ってました。

──体幹はしっかりしてるんですか?

伊藤 いや、この撮影で鍛えられたと思います。

──確かに、夏曲とかではプールで撮影したりしますけど、水の中には入らないですもんね。濡れながら踊るとかも……。

菅原 雨とかは全然あるんですけど、足元が濡れてるというのはないので、貴重で楽しい経験でした。

──皆さん、それぞれのソロシーンもありますよね。自分の場面の見どころは?

野村 私はカラフルな、SKE48カラーに囲まれたような背景の中で撮ったんですけど、脚がすごく出てる衣装で、ヒールもすごく高いものを履いてモデルウォークみたいな感じを想定して、「自由に歩いていいよ」って言われて私が思うままに歩いてるんですね。カメラが顔面のドアップを映してて、私が風船ガムを噛んで、それが割れるシーンが使われてたりとか、かわいらしいコンセプトで撮ってもらったんですけど、唯一みんなはやってないことで、私だけなのが、ウインクをしてるんですよ。そこはぜひとも見つけてほしいです。

伊藤 私はソロシーンでは制服なんですけど、私のイメージに合わせて、丸眼鏡をつけて撮影したんですよ。丸眼鏡をスローモーションで取るシーンもあったりとか、長野から上京してきて垢抜けていく姿を撮ってて。でもシャボン玉を吹いたりとか、意外と田舎の少女みたいな一面もあるので、私のことを知ってもらえるMVにもなってるんじゃないかなと思います。

菅原 私は、私のペンライトカラーの緑の洋服を着て、ちょっと女帝みたいな感じの場面が多かったんですけど、他のメンバーに比べたらちょっと前髪とかも遊んでみたりとか、けっこう「カッコいい」に寄せた感じになっています。私のクールな一面が見られると思うので、楽しんでいただけたらいいなと思いますし、それを見てから他の動画を見てもらって、「あ、この子はギャップがすごいんだな」って感じてもらえたらいいなって思います。

──そして、この4月からは新チームになることが発表されています。そこはどう思っていますか?

野村 私はもう、めちゃめちゃワクワクしてますね。やっぱりAKB48グループの醍醐味みたいなイメージが強かったので、人生の中で1回はそういう経験をしてみたいなって気持ちもありつつ、まさか本当にあるとは思ってなくて。すごくドキドキしながら元日の発表を迎えていたんですけど、いざ発表されたら「あ、私はチームSのままなんだ」って安心はしました。でも周りのメンバーが、こんなにも混ざるか!っていうぐらいみんなシャッフルされてて、「どうなるんだろう」とは思ったんですけど、(今回のシングルカップリング曲の)MV撮影をさせてもらったのがチームSとしての初のお仕事だったので、最初がMV撮影ってなかなか珍しいなと思って。やっぱり「どうなるんだろう」とは思ってたんですけど、チームに分かれていたとしてもSKE48であることには変わりなくて、本当に仲良しで。撮影は1日楽しくて、あっという間に終わってしまったので、これからチームSで過ごす時間はきっと楽しいんだろうなって思います。

──同じチームSに伊藤さんも入ってますよね。チームS、どうですか?

伊藤 今まで、研究生の間は昇格を目指してずっと頑張ってきたので、こうやって昇格が発表されて、新チームSに入れて本当にうれしいです。昇格する時って、「迎え入れてくれる感じ」、何か「おめでとう~!」みたいなイメージがあったんですけど、新チームの発表もあったので、MV撮影の時とか、けっこう先輩方もちょっと緊張してて。

野村 緊張してたよね~!(笑)

伊藤 だから迎え入れられる感じというよりは、「緊張する!」みたいな。でも後半は会話も増えて、「写真撮ろう?」みたいな感じになってて、これからが楽しみだなって思いました。

──横にいる野村大先輩はどうですか?

伊藤 本当に心強いです!

野村 エーッ、うれしい!

伊藤 「一緒にやれなさそうだな」って思ってた先輩の1人だったので、何かいまだに信じられなくて。これから同じチームで活動することが信じられないぐらい、楽しみです。

野村 よろしくね!(笑)

伊藤 よろしくお願いします!

──こういう気持ちを改めて聞く機会って、あんまりないですからね。そして菅原さんはチームKⅡですね。

菅原 はい。私はチームKⅡに異動することになったんですけど、8月末で卒業するので、5ヵ月間しかこのチームを楽しむことができないんですよね。その5ヵ月でどれだけ思い出が作れるんだろうっていうのはちょっと不安があるので、悔いなく過ごせていけたらいいなって思ってます。

──卒業までにこれはやっておきたいみたいなことはありますか?

菅原 そのチームのお仕事をもっとできたらいいなと思います。ここ2~3年のSKE48での活動を振り返ってみたら、特にそのチームでの頑張りが多かったなというのをすごく感じて。イベントやライブ、あと公演とかでもチームでやることが多かったので、ここからもそういう活動を一つでも多くできたらいいなって思ってます。

いよいよ春到来! これからやりたいことは?

──今回、カップリング曲はその新チームでのチーム曲になってますよね。チームKⅡは先ほども少し出た「遠くの恋人よりも」。改めて、どういう曲でしょうか?

菅原 遠くの恋人よりも近くの友達がいいって強がってるけど、やっぱり相手が好きっていうのが、すごく伝わってくる楽曲だなって思いました。でも私も「まあそうだよな、友達の方がいいよな」ってメチャメチャ思いましたし(笑)、そうやって頼れる友達が近くにいるというのも、すごくいいなって思う楽曲でした。今回、他のチームに比べたら一番かわいいアイドルソングになってるのかなって、MVを撮ってる時に、すごく思いましたね。かわいいフワフワのお洋服を着たり、みんなで笑顔が多めのMVだったので、他のチームに比べてもかわいいかなって思いますし、始まり方も、手にアゴを乗せる振りから始まるので、「わ、久々にアイドルソングやった!」と思って。ここ最近のSKE48のシングルでも、チームのカップリングでもこういうアイドルソングは全然やってこなかったので、最後にちゃんとアイドルソングらしいものを歌えるのはうれしかったですね。

──よかったです。

菅原 あと新チームKⅡはちょっと大人なお姉さんメンバーが多いので、そういうキレイ系の楽曲をやるのかなって思ってたところに、かわいい楽曲が来たので、お姉さんたちが頑張ってかわいくなってる様子も楽しんでいただけたらいいなって思います。これからいろんな姿を見せていくチームKⅡに注目していただけたらうれしいです。それと、前回のシングルではチーム楽曲はあったんですけどMVはなかったので、今回新チームになった時にちゃんとMVが撮れたこともすごくうれしかったですね。いいスタートが切れてるなって個人的には思いました。

──チームSは「Unlimited」ですね。

野村 はい、私がセンターをさせていただいていまして、この曲は本当にすごく心に刺さる楽曲だなって私は思ってて。どの言葉も今の私にはすごく沁みるし、歌っていて、「あ、こういう気持ちでいたいな」って共感するような歌詞しかなかったので、きっとこれからどんなことあっても、この曲を聴いたら絶対前向きな気持ちになれるなって思える楽曲です。自分に限界を決めつけずに、「自分には無限の力があるんだ」と信じて突き進んでいく、そんなカッコいい曲になってるので、チームSにはもうピッタリなんじゃないかなと思って、絶対ファンの方の前で披露したいなと思います。あと衣装も本当にかわいくしていただいていて、白と黒を基調にした感じなんですけど私としては珍しくロングスカートを履いてる楽曲なんですよ。今回の表題でも、いつものようにすごいミニスカートを履いてるんですけど、この曲ではロングスカートの私も見て、楽しんでほしいなと思います。ダンスもけっこう激しくて、しっかり踊る感じで、間奏の時とかも上・下のグループに分かれて踊ってたりするんですね。この振りを1日で入れたので「できるかな?」という思いもあったんですけど、できちゃいました(笑)。やっぱりやればできる子だなと思いました(笑)。

──ちょいちょいできるアピールが(笑)。

野村 いや、そうなんです(笑)。今回、「Tick tack zack」の振り付けもけっこう自分の得意分野だなと思って、今まで生かしきれてなかったアイソレ(アイソレーション:体の部分を独立して動かす)とかもやったりして。アイソレって、振りにはなかなか出てこないんですよ。首の動きは今まで特に出てこなかったので、今回は技術的なところも見ていただけたらうれしいです。

──この曲のMVについては?

伊藤 私はチームでのMV撮影が初めてだったので、「ついていけるかな?」っていう不安があったんですけど、先輩方も楽屋で「隣座っていいよ」とか優しく声をかけてくださったりしたので、無事に乗り切れました。今回の選抜メンバーに入ったことを知らされて1ヵ月ちょっとぐらいの時に初めてこの歌詞を見たんですね。その頃は「周りからどう思われるか不安だな」とか、「ファンの皆さんが不安に思われるだろうな」って思ってた時だったので、「周りを気にするな」とか「想いだけで突っ走れ!」というフレーズが今の自分にちょうど合っていて泣けたし、みよまるさんがセンターで歌っているのもメッチャいいなって思っていたので、この曲のオリメンとしてこうやって歌えることが、本当にうれしいです。

──ここにはチームEの方がいらっしゃらないですが、「心よ 声を上げろ!」のことも聞かせていただけますか?

野村 ちょっと珍しいタイプの楽曲だし、あのかわいいお顔の子たちがこの力強い歌詞を歌うというのが、すごく意外でした。それぐらい力強い楽曲ですね。

──決意表明のような感じですよね。

野村 それも「ふざけるな 今に見てろ」っていう。

菅原 ふだん言えないけど心で思ってるようなことをちゃんと歌詞で伝えてるなって思いましたし、MVも学校のいろんな場所で撮っていて、すごく青春な感じになっているので、いいなと思いましたね。青春をMVという形に残せるのもすごくうらやましいなと個人的には思って。

野村 ダンスも意外にガシガシ系だったよね。

菅原 そう、意外だった! でも本当にどのチームも違う色が出ていて、チームSは前向きになる楽曲だったり、秋元先生は「僕」で歌う歌詞がメチャメチャ多いんですけど、このチームKⅡは「私」目線の楽曲だし、チームEは心の内を歌っている楽曲で。この新しい楽曲がこれからの新チームの色を作っていくのかなと思うので、すごく楽しみです。

──では最後に、これから春が来たらやりたいことを、それぞれ伺えますか?

菅原 個人的になっちゃうんですけど、みんなとドライブデートをしたいんですよ。この前も「この日に行こう」って決めてたことがあったんですけど、チームが変わっちゃったことによってスケジュールがうまく組めなくなっちゃったので、それをこの春にはリベンジできたらいいなって思ってます。

伊藤 私は4月になったら正規メンバーに昇格させていただくので、今まで研究生の時には出せていなかった自分を出していきたいなって思っています。SNSでの活動もできるし、髪の毛のアレンジとかもできるようになるので、今まで以上に自分を出していきたいなと思っています。

野村 1つやりたいのは、私、犬を2匹飼ってるんですけど、その子たちをドッグランに連れて行きたくて。ちょうどいい季節なんじゃないかなと思うので、広いところでワーッて走ってるのを観て、「かわいい~!」ってなりたいと思っています。

──皆さんの希望が実現されることを願って、終わりにしたいと思います。ありがとうございました!

撮影 長谷英史

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記事情報

高崎計三

ライター

高崎計三

1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。