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【SKE48】「ダンスのSKE48」が帰ってきた!ほぼ全員が着てこなかった衣装も注目!

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【SKE48】「ダンスのSKE48」が帰ってきた!ほぼ全員が着てこなかった衣装も注目!

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33枚目のシングル「告白心拍数」をリリースしたSKE48。一目惚れのドキドキを表現した内容ですが、楽曲には今までにない要素もあり、レコーディングでは苦労もあったようです。そんな楽曲や、凝った演出のMV、振り付けの中でも特徴的な「脈拍ダンス」などについて、井上瑠夏さん、坂本真凛さん、中野愛理さん、佐藤佳穂さんの4人に、いろいろと伺いました

「一目惚れ」をテーマに、いろんな表現が楽しい「告白心拍数」!

──新曲「告白心拍数」について、最初に楽曲に触れた時はどう思いましたか?

中野愛理 ビビッときた運命の人に出会った恋愛ソングだなと思いました。「そっと鼓動を聴いてみて」「脈打つ愛が伝わるわ」という歌詞があるんですけど、それぐらいドクドクと脈を感じてるということは、今まで経験がないぐらいの一目惚れのような、運命を感じる人に出会った時の曲だなと感じました。メロディーは、絶対これはダンス曲だなと思ったんですけど、久々にめちゃくちゃ踊っているので、「ダンスのSKE48」が帰ってきた!という感じがしましたね。

井上瑠夏 曲を聴いた時は、疾走感のある、パワフルなイメージがあったんですけど、歌詞を見たら、どストレートな告白ソングで、「好き」という気持ちを脈拍とか心拍数で表していて、「こんな表現の仕方があるんだ!」と思って、新しい感覚でビビっときました。

佐藤佳穂 歌詞を見たら、「一目惚れ」をテーマにしてる楽曲なんだなって感じたんですけど、「一目惚れ」というだけでこんなに歌詞が広がるんだ!ってすごく思ったのと、歌が本当に早口で、呂律も回らないぐらいだったので、レコーディングの時も大変だったんです(笑)。「一目惚れ」ってそれぐらい一瞬の出来事で、歌詞の内容とかダンスだけじゃなくて、言葉の速さにも疾走感が表れているなと感じたので、歌詞、テンポ、ダンス、どれを取っても「一目惚れ」の感じがすごく伝わってくる楽曲だなと思いました。内容はすごく素敵なんですけど、パフォーマンスする側としてはけっこう大変な楽曲です(笑)。

坂本真凛 私も「すごく疾走感のある楽曲だな」と感じたんですが、歌詞を見たら「心拍数」という言葉が出てきて、ドキドキをそんな風に言い表せるんだ、っていうのにビックリしました。恋愛じゃなくても、緊張した時とか、脈拍が速くなるのを感じることがあるんですけど、それを思いに乗せることって、今までなかったなと思って。自分の心の内だけに秘めているドキドキをこんな風に歌詞に表して、ダンスなどでも表現できるのは、すごく新しいなと感じました。MVでも迫力のあるダンスになっているので、自分自身もダンスがすごく楽しみで、「こんなにドキドキしてるんだから、思い伝わってよ!」と思うぐらい勢いのあるダンスなので、自分自身もすごくワクワクドキドキしながらレコーディングやMV撮影に挑めて、楽しかったです。

──歌詞は本当に主人公がドキドキしすぎてて、「身体、大丈夫?」って言いたくなりますよね(笑)。

井上 一目惚れしてるのに「大きな腕に抱かれたいと」とか、初めて会う人なのにそこまで!って思いました。

中野 メッチャ飛躍するよね(笑)。

──少し言っていただいたところもありましたが、改めて、それぞれ歌詞で一番好きなところはどこでしょう?

佐藤 私はDメロの「いつか後悔するより 今がいい」というところがあって、私も歌わせていただいている部分でもあるんですけど、私の今までの人生の中でも「やらなかった後悔より、やった後悔」っていうのを自分の中でもすごく大事にしてきたので、この歌詞を見てすごく親近感が湧いたんです。自分の中でも、やった後悔よりやらなかった後悔の方が根強く残ることがあるので、ここはすごくたくさんの方に響くんじゃないかなと思って、けっこう好きな歌詞です。

井上 私も佳穂ちゃんと同じ部分なんですけど、そこをファンの方とアイドルの関係に当てはめた時に、アイドルっていつかは必ず卒業というものが来るじゃないですか。だから後悔する前に、いろんな方に自分の気持ちを伝えたいなと思ったし、アイドルは「今、この瞬間」が大事なので、ちゃんと気持ちを伝えられる関係でいたいなって感じました。

佐藤 その前の歌詞が「はっきり言わなくちゃ伝わらない」なんですけど、好きという気持ちを濁す方も多いと思うんです。だから、はっきり言わなきゃ伝わらないっていうのを胸に刻んでほしいなって思います(笑)。

中野 私は「愛しさと切なさは 繋がっている」というところがすごく好きです。私は失恋ソングを聴くのがすごく好きなんです。「こんな考え方とか、こんな切ない気持ちがあるんだ」っていうのが感じられて、すごく好きなんですけど、この歌詞はこんなにドキドキして、めちゃくちゃ大好きっていう思いを伝えているけど、切ない部分も秘められているんだなというのが感じられて、好きです。

坂本 私は「私の腕に触れてみて 脈打つ愛が伝わるわ」というところです。一目惚れした相手に自分の腕に触れさせようとして、鼓動を感じさせようとしているところが強引で、それぐらい「あなたのことが好きなんだよ」ってアピールしたいっていう熱い気持ちが伝わってきます。聴いているこっちも「すごくドクドクいってるんだろうな」って感じるので、好きです。

──先ほど「言葉が速くて難しかった」という話もありましたが、そこも含めてレコーディングはいかがでしたか?

佐藤 サビの歌詞に言葉がありすぎて、しかもテンポも違ったりしたので、1サビと同じテンポ感で言葉を当てはめちゃうとズレてきたり…サビはホントに難しかったなと思いますね。

井上 私は、選抜メンバーの中でレコーディングが一番最後だったんですけど、1行歌ったらすぐ次を歌わないといけないので、何回歌っても、絶対に1個はミスするんですよ(笑)。でもレコーディング室に入ったら、前のメンバーで誰か分からないんですけど、歌詞の紙に「伸ばす」とか「上げる」「下げる」って書いてくれていたので、めちゃくちゃうれしかったです(笑)。

衣装のアクセサリー選びにもいろんなエピソードが!

──今回の衣装についてはいかがですか?

中野 今までにない感じですよね。

井上 シングル曲で選抜メンバー全員がパンツスタイルというのも初めてですし、全員が白だったりシルバーだったりという色味も初めてなので、ファンの方がどういう反応をしてくれるのか、楽しみです。

佐藤 ほぼ全員が着てこなかった系統だと思うんですけど、私の女の子のファンの方たちは、こういう私がすごく好きなので、喜んでくれるんじゃないかと、楽しみにしてます。

井上 白の中でも、メンバーそれぞれ、飾りだったり小物が、よく見るといろんなところについているので、そこにも注目してほしいです。

佐藤 私は腕につけてるブレスレットが入内嶋涼ちゃんと同じなんですよ。飾りは自分で合うものを選べたので、さあやが私のことを好きって言ってくれていて、せっかくの初選抜なので、ブレスレットを渡して、つけてもらいました。

井上 絆が生まれてる!

坂本 カッコよかったんですよ、渡す時。「はい!」って。さあやがメッチャ喜んでました。

中野 アクセサリーを自分で選ぶということがなかなかないので不安だったんですよ。普段の私服でも、たくさんアクセサリーをつけるということが少ないので。

中野 青木莉樺ちゃんが永遠に悩んでいて。優柔不断なメンバーはメッチャ困ってました(笑)。

佐藤 私もメッチャ困りました。

井上 私も優柔不断で、クマさんが後ろについてるんですけど、小物がリボンとかお花とか、「カッコいい」の中にもちょっとかわいらしい感じになってるので、そこに注目してほしいです。

中野 私は、この前髪をやりたいからリボンのヘアピンを狙ってたんです。私も本当に優柔不断で決められないから、衣装さんに全部決めてもらって「こういうのがいいと思うよ」という感じで選んでもらいました。取る時にホントに人がいっぱいいて、大変でした(笑)。

──学食でパンを買う時みたいな(笑)。

井上 ホントに、「無料のアクセサリー屋さん」みたいになってました(笑)。

──ちなみに、この中で一番優柔不断だと自信があるのは?

井上 ジャンルによって違うかも。私は食べ物を決める時に迷うんです。「どっちでもいい」じゃなくて、「どっちもいい」っていう感じで。

坂本 私はお洋服屋さんとかに行っても、自分に何が似合うとか全然分かんないんです。自分に自信がないのか分かんないですけど(笑)。「ちょっと違うかも~!」みたいな感じで、メッチャ優柔不断になりますね。食べ物はすぐ決まるんですけど。

──先ほども話が出たMVなんですが、今作は面白い構成になってますよね。4つの場面に分かれていて、最初はバラバラだったダンスが、最後にはバシッと決まるっていう。

井上 今回のMVのテーマは「繰り返される日常の中での成長」なんです。時間ごとに切り替わっていくけど、場所は同じなんですね。カメラがずっと追い続けている感じで、1回も止めることなく4パターン撮ったんです。Aメロから1サビまではうまくいってなかったけど、だんだんメンバーが団結していく様子がすごく感じられる映像になっていると思います。SKE48のメンバーの日常が感じられるんじゃないかなと思いました。

──MVの中では、最初はみんなバラバラですよね。普段のメンバーも、最初はそんな感じなんですか?

佐藤 8期生がもうすぐ8年になるんですけど、その8年をギュッとしてみたら、最初はそんな感じでバラバラだったかもしれないです。

坂本 加入した当初とかは気持ちにバラつきがありました。

佐藤 今のSKE48にいるメンバーはだいたいみんな同じような経験を辿ってきているので、今回のMVでは、今のSKE48がよく表されているんじゃないかなと思います。

井上 私と坂本真凜ちゃんはTeam Sなんですけど、SKE48の中でもTeam Sが最初に新公演をいただけて、最初はメンバーの気持ちもバラバラだったんです。新公演を経験したメンバーが少なくて、曲に対する思いもそれぞれあったりして。レッスンに対する思いもバラバラだった時に、「みんなで集まろうよ」って言って集まったり、気持ちを整えるためにストレッチを早めにやったりして、新公演の初日には最終的に完成したものを届けたのも、今思えば今回のMVに似てるなあって思いました。

中野 MVの中ではずっとダンスを踊ってるメンバーもいたんですけど、フリー演技のメンバーもけっこういたんですよ。そこは本当にフリーだから、“素”が見えるなって思うし、見切れで映ってる私たちも面白いので、そういうところも細かく見てほしいなと思います。それに、そういうフリーでメンバーがバラバラの場面も、実際のレッスン前に似てるなと思うので、「団結する前ってこんな感じなんだ」って思ってもらえたらいいと思います。

今年終盤、メンバーそれぞれがやりたいこととは?

──MVの中でも最後にはビシッとみんな揃うわけですが、その振り付けがCRE8BOY(クリエイトボーイ)さんですね。「脈拍ダンス」も特徴的ですが、その振り付けに関しては?

佐藤 初めて見た時は「何だこれ?」と思うぐらい(笑)、今までやってこなかったような振りで、最初は「こんなに動けない」って思いました。練習を重ねていったら動けるようにはなるんですけど、それぐらい難しい振りをつけていただいていて。実際、振り入れの翌日には首がムチ打ちになったぐらい、みんな筋肉痛で大変だったので、ファンの方もビックリするんじゃないかと思います。

──ちなみに脈拍ダンスの時には、自分の脈拍はちゃんと感じてますか?

坂本 今でさえ、脈がどこにあるのかよく分からないです(笑)。

中野 私は脈を測るのがキライなんです。

──キライ?

中野 自分の鼓動を感じるのが苦手で(笑)。だからいつも、優しく握って踊ってました。

佐藤 でも一生の鼓動の数って決まってるらしいんです。だから脈が速い生き物は寿命が短いみたいに、人間も心拍数がそれに達しちゃうと弱くなっちゃうらしくて。そういう話を聞いてからは、あんまり脈を打たないように気をつけてます(笑)。

坂本 じゃあ恋をしたら寿命が短くなるの?

佐藤 そう、“恋をしたら寿命が短くなる”っていうのは言葉の綾だけじゃないんだなって。

坂本 だから「救急車を呼びたくなる」んですね(笑)。

──ではそれにちなんで、皆さんが最近、一番心拍数が上がった出来事は何ですか? 例えば僕は韓国のホラー映画を見ていた時だったんですが。

中野 私はホントについ最近の出来事なんですけど、浅井裕華さんと鎌田菜月さんと熊崎晴香さんとごはんに行ったんですね。その帰りに、怖い話をしながら歩いてたんです。トンネルを通らないといけなくなった時に、ちょうど話がクライマックスになって熊崎さんが急に「ワッ!」って言って、メッチャびっくりして鼓動がメチャクチャ速くなりました。

坂本 私はめちゃくちゃビビりなので、街中を歩いている時にメンバーに遭遇して、普通に肩を叩かれて「おはよう!」って言われただけで「ヒッ!」ってなって心臓がバクバクになるんです。「ウワッ、怖かった! 死ぬかと思った!」っていうぐらいビビりなので、私もメンバーに話しかける時にはビビらせないように気をつけて、ソローッとしてます。

──では、心拍数が上がるのは日常茶飯事なんですね。

坂本 はい。何かあるたびに「ウワッ!」ってなってます(笑)。

井上 ビックリした顔がすぐ想像できるぐらい、真凜は怖がりなんですよ。

佐藤 SKE48のサマーツアーで、Team Eは大阪に行かせていただいたんですけど、卒業した私の推しメンが見に来てくださっていたんです。お会いするのも1年ぶりとかで、ライブが終わってから面会できるって聞いてたんですけど、会いに行くまでの道中がホントに心臓バクバクで。楽しみな姿と、「ひと言目、何しゃべろう?」ってドキドキしながら向かってたんですけど、顔を見た瞬間に大号泣しちゃったぐらい、心拍数が上がって、心臓が破れちゃいました(笑)。

井上 私は11月に写真集を発売させていただくんですけど、6月の生誕祭でそれがサプライズで発表になって、その瞬間は一番心拍数が上がりました。ファンの方もビックリしたと思うんですけど、私も最初はビックリしたし、「喜んでもらえるのかな」というドキドキもあって、発表してからの方がさらに心拍数が上がりました。いろんな気持ちが混ざって、今年一番、心拍数が上がりました。

──けっこう皆さん、ドキドキしていますね(笑)。さて、もう今年もあと3ヵ月ほどになりました。今年の終盤、何をしたいですか?

中野 今年の夏は野外ライブが多くて、すごく日焼けをしてしまったので、秋から冬の間に白くなれるように、頑張りたいと思います!

井上 クリスマスパーティーが今から楽しみで、絶対やり残したくないんですけど、ピザがすごく食べたくて。ときどきメンバーとチートデイみたいなことをやって食べるんですけど、今年はサマーツアーとかいろんなことがあって忙しくて、それがやれてないので、「おつかれ!」みたいな感じでいっぱい食べたいなと思います。

佐藤 私は最近、大阪の遊園地の年間パスポートを買ったので、大阪の推しメン、もしくは野球好きの推しメンとデートできたらなと思います。お二方も持ってるということだったので、あとはデートするだけなので。

坂本 私は2年ぐらい前に、初めてスノボをやったんですよ。その初めてのスノボがすごく楽しくて。滑れるようになったのがうれしかったんですけど、次の日の筋肉痛がすごすぎて、そこから2週間ぐらい、その筋肉痛を引きずりながら劇場公演とかをやってて。それを考えたらフットワークが重くなって、なかなか行けないなと思いながら2年経っちゃったので、今年こそは冬に雪が降ってくれることを祈りつつ、スノボに行って、もっとレベルアップして楽しめたらなと思います。雪が似合う女になりたいです(笑)。

──皆さんいろんな野望があっていいですね(笑)。この曲とともに、充実した秋冬になるといいですよね。ありがとうございました!

「告白心拍数」

2024.10.02 ON SALE

 

「SKE48  16th Anniversary Festival 2024」

会場:名古屋国際会議場センチュリーホール

2024年10月12日(土)〜2008-2012〜

2024年10月13日(日)〜2013-2017〜

2024年10月14日(月・祝)〜2018-2024〜

*それぞれの年代の楽曲をベースとした内容でお届けします!

チケットぴあにて一般発売中

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高崎計三

ライター

高崎計三

1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。