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【僕が見たかった青空】ワイヤーアクションに初挑戦!飛んでるのを見ている時のみんなの表情も注目して

    僕が見たかった青空

    【僕が見たかった青空】ワイヤーアクションに初挑戦!飛んでるのを見ている時のみんなの表情も注目して

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      4th SINGLE「好きすぎてUp and down」をリリースした、僕が見たかった青空。なかなか告白できなかったり、でもその気持ちも楽しんでいるというような思いを歌った、アップチューンな楽曲になっています。この楽曲と、劇場アニメーション『がんばっていきまっしょい』の主題歌&挿入歌になっているカップリング曲について、安納蒼衣さん、八木仁愛さん、吉本此那さん、初選抜の須永心海さんの4人に、いろいろとお聞きしました!

      ライブでもみんなで一緒に盛り上がれそうなアップチューン「好きすぎてUp and down」


      ──4枚目のシングル「好きすぎてUp and down」、最初に接したときにどう感じましたか?

      須永心海 「スペアのない恋」とはまた違った、アップチューンの曲になっています。「暗闇の哲学者」や「スペアのない恋」みたいに振り付けも、僕青の中ではけっこう激しめのダンスなんですけど、それとはまた違ったジャンルの、また新しい僕青をお見せできる楽曲になってるんじゃないかなと思います。たくさん聴き込んでいると、いろんな音がすごく楽しいなと思ってます。私のお気に入りはサビの前に「僕は君といい感じ」というフレーズがあるんですけど、そのちょっと前に「チューーーン」みたいに音が上がってくるところが3ヵ所出てくるんです。ライブとかでも皆さんと一緒に盛り上がれる曲になっているんじゃないかなって思います。

      八木仁愛 すごくアップテンポな恋愛ソングだなって思ってて。僕青の曲だと、恋愛してるときの心境をちょっと切なく歌った曲が多いんですけど、今回はなかなか告白できなかったりする恋をした時の、好きすぎての空回りをとても明るく歌ってるなっていう印象で、その状況も楽しんでるんじゃないかって思うぐらい、ポップな感じの恋愛ソングになってるなと思います。あと、歌詞に英語が入ってるんです。今までは、1行ぐらいちょっと英語入ってるぐらいだったんですけど、今回は1行につき1単語は入っていて、私は英語があまり得意じゃないので、ちょっと心配でした。

      須永 タイトルに英単語が入るのも、今回が初めてなんですよ。だからすごく新鮮ですね。

      八木 確かに、そこも含めて今までの僕青にはなかったような曲だなと思います。

      安納蒼衣 仁愛ちゃんも言ってたように英語がちょっと入っていて、テンポも速めなので、僕青の中では「アップテンポのカッコいい系」っていう、また新しい楽曲のジャンルになりますし、心海ちゃんも言ってたんですけど、メロディーがタイトルみたいにUp and downしてて、それが聴いててすごくテンションが上がるので、ライブとかで披露した時に、皆さんもコールとかが楽しい曲になるんじゃないかなって思いますね。歌詞に出てくる単語とかも印象的な言葉が多いんですよ。私は「気分はダッチロール」というフレーズの「ダッチロール」という言葉が分からなくて、何だろうと思っておうちで母に聞いてみました。

      須永 どういう意味だったの?

      安納 飛行機がすごく揺れちゃうみたいなことなんだって。

      八木 私も調べた!

      安納 日常会話で使わない言葉なので、新鮮でした。

      吉本此那 今回は新しいジャンルの楽曲で、アップテンポだし、すごく早口なんですよ。それプラス英語がたくさん出てくるので、レコーディングではちょっと苦戦しました。英語の発音が難しかったです。何回も練習して、家でもお風呂で練習したり移動中にリズム取りながら聴いたりとかして、レコーディングに挑みました。

      ──今回、須永さんが初選抜となりました。決まった時はどう思いましたか?

      須永 正直に言ったら、3rd SINGLE選抜発表の時は、「もしかしたら自分は呼ばれないかもしれない」っていう覚悟が出来ていたんですね。でも、その3rd SINGLE期間を、自分が今後強みにしていきたいことを発見できたりとか、「後悔がない」って胸を張って言えるぐらいひとつひとつのお仕事をやり切って過ごすことができたので、選抜発表の日は、すごくドキドキしていました。おうちでは、もし名前が呼ばれたらきっと「やった!」って思うんだろうなって想像したりしてて、それと同時に、今の自分は青空組に入って、ダンスとか苦手なことも多いから大丈夫かなっていう不安もありました。選抜が発表されたときは、きっと他のメンバーで青空組に入りたいって思っている子はたくさんいるから、その場ではいろいろ複雑な思いもあったけど、自分の感情を全て表に出すことが正解ではないなと思っていて、あのときはちょっとぐっとした覚悟の表情をしてましたね。


      ──今回はアップテンポのダンスチューンということで、センターの八木さんのダンスが特に見どころということですが。

      八木 この曲ではMusic Videoもダンスに特化して撮っていただいているんです。「ダンスで喜怒哀楽を表現してみよう」ということだったので、いろんなダンスをしています。僕青の中で珍しいタイプのMusic Videoになったなと思います。ダンスはもともと習っていたので、そこまで苦労はしなかったんですけど、初めてワイヤーアクションをやらせていただいて、すごく苦労しました。


      ──ワイヤーアクション! 確かに飛び上がったりしてましたね。

      八木 あれって、ワイヤーに自分自身の体重を全部預けないといけなくて、けっこう信用問題みたいな感じもあるんですけど、私、空中ブランコ系の紐で吊るされるみたいなのがあんまり得意じゃないんですよ。機械に信用が置けないというか(笑)。だから、どっちかというと苦手そうなタイプだなと思いながら撮影をやったんですけど、でも完成したMusic Videoを見て何とか形にはなったので、よかったかなと思っています。

      スタッフ 八木って、ダンスはうまいんですけど運動神経はあんまりよくないんですよ。

      ──そうなんですか?

      八木 そうなんですよね、けっこう運動系は苦手で。ダンスと運動神経は別なので。

      須永 私は運動は得意なんですけど、ダンスは苦手です(笑)。仁愛ちゃんは今回、太さが小指の長さぐらいしかない階段の手すりにワイヤーで飛び上がってるんですよ。現場で計ったらホントに小指しかなくて。

      八木 計ったの?(笑)

      須永 ホントにそんな細いところにピョーン!って飛んでるんですけど、でも仁愛ちゃんは体幹がすごくあるので……でもきっとたくさん練習したんでしょうけど、でも私たちは安心して見られましたね。

      八木 ケガしない自信だけはありました。現場では人がワイヤーを引っ張ってくださっているので、空中ブランコほどの恐怖感とかはなかったんですけど、曲に合わせてこう動いて、ここで飛び上がってというのがあったので、けっこう動きに焦りが出ちゃうというか、それが大変でしたね。

      メンバーの気持ちがUp and downするほど好きすぎるものは?


      ──Music Videoの冒頭は八木さんが一人で踊る場面から始まっていて、印象的ですよね。

      八木 その中で、歩きながら持っていたカバンを投げるシーンがあるんですけど、そこがけっこう好きで。投げた後から気持ちを切り替えて「ダンスをするぞ」っていう表情にしようっていうのを監督さんに言っていただいて、自分もそう心がけたので、その切り替えを見てほしいなって思っています。

      ──他の皆さんから見たMusic Videoの見どころは?

      須永 本当に今回は仁愛ちゃんのダンス、ワイヤーを使ったところとかもすごいんですけど、仁愛ちゃんが踊ってて、そこの周りをみんなで歩くシーンがあるんですね。そこはちょっと映像がブレたりしてるんですね。そこで1人だけ踊ってる仁愛ちゃんのパフォーマンス力がすごくて。あと、みんなの撮影が終わった後に、仁愛ちゃん1人だけちょっと残って撮影をしたんですね。そこでリップシンク(歌詞に合わせて口を動かすこと)のシーンを撮ってて。

      ──八木さんのことを絶賛ですね(笑)。他の方はどうですか?

      安納 今回は階段だったり体育館だったり、学校の中のいろんな場所で、みんなで同じ制服を着てのダンスを撮っていただいたんですけど、その中で階段をみんなでクルッと回りながら手を伸ばすシーンがあるんですね。そこでのみんなの歩き方とか階段の上り方に個性が出てるところが一つの見どころかなって、撮りながら私は思ってて。そういうちょっとしたシーンでも、それぞれの個人とか僕青の個性もちょっと出てますし、あとはワイヤーアクションで仁愛ちゃんが飛んでるのを見ている時のみんなの表情もちょっと注目してほしいです。「あ、あの子、飛んでる!」みたいな。そこも監督さんから「『あの子、また恋してる』みたいな気持ちで見てて」って言われていて、そこの捉え方もみんなたぶん違っているので、見ててワクワクするんじゃないかなと思いました。細かいところにも人によっていろいろ違いが出ているのが、私はすごく好きです。

      吉本 その、仁愛ちゃんがワイヤーアクションやってる時のリアクションで、「恋してるんだな」思って見る感じでって言われたんですけど、仁愛ちゃんの動きが本当にすごくって、私はリアルなリアクションしてしまってるんですよ。だから他のみんなとはまた違うかもしれないんですけど、「本当にすごいな~!」っていう感じの顔になってると思います。

      ──歌詞の中で、一番好きなフレーズは?

      吉本 サビの「天国か地獄」とか「good and bad」「昨日は自信満々 今日はしょんぼり」とか、一文一文、全部がUp and downになってるところは好きですね。あと「Oh 女の子がわからない Come on tell me」のところで、相手はどう思ってるのかなとか思って空回りしてるところがかわいくて、しかもそれが英語になってるところがオシャレだし、僕青的にも新しくていいなって思いました。

      安納 僕青の曲では、1曲の中で自分の心がクルクル変わってることが多いんですけど、私の好きなところは、ちょっと吹っ切れて「この際 はっきり言って 運に任そう」って言ってるところですね。「もう任しちゃえ!」っていう気持ちがいいなって。あと、2番の「You can bet on me」のところ「賭けてみて」って問いかけているところが私はすごく好きで、ここも吹っ切れてるところがいいなって思います。

      八木 私は2番の頭の、「この先 何とかなれるかも…」というところが何かかわいいなと思って。その後に「読みが甘すぎるかな?」って続くんですけど、自分で希望を持っといて、いやでも……って考え直すところがかわいいなと思います。この「かな?」がかわいいのかな?(笑) ここも「Up and down」になるんだなと思ってて、メッチャ好きですね。

      須永 私は「Guess what Hoo…」というところと、2番の「Like Hoo…」というところですね。ここは柳堀花怜ちゃんと塩釜菜那ちゃんがそれぞれソロで歌うんですけど、この一文で2番の世界観にグッと入り込むなという印象があって、ここがガラッと変わるキーポイントになってくるから、すごく好きです。

      ──では、このタイトル「好きすぎてUp and down」にちなんでお聞きしたいと思います。シンプルに、「今、自分が好きすぎるもの」。皆さんは何でしょう?

      吉本 私はドラマですね。ドラマを見るのが本当に好きで、移動中だったり、お休みがあると家から一歩も出ずにずっと見てるぐらい好きなんですよ。

      ──それは日本のドラマですか?

      吉本 日本の作品がほとんどですね。でも韓国ドラマにも今ハマってて、恋愛ものばかり見ているんですけど。

      ──ドラマって、1時間が全10回とかあるから、見るのが大変じゃないですか? 映画だと2時間とかで完結しますけど。

      吉本 映画は逆に見ないんですよ、お話がずっと続いてほしいので。だから、長ければ長いほどうれしいです。最近一番ハマったのは、恋愛ものじゃないんですけど、『不適切にもほどがある!』ですね。初めてコメディを見てみて、「コメディも面白くていいな」って思いました。

      安納 私はディズニーが好きすぎですね。毎日ディズニーの何かを身につけてるし、ディズニーランドとかディズニーシーの待ち時間も、行かないのにチェックして(笑)。あとは「次はディズニープラスで何見ようかな」とか、常に考えています。

      ──ディズニーキャラで一番好きなものは?

      安納 決められないんですよ! 全部好きなので、本当に決められなくて。

      八木 じゃあ、一番好きじゃないのは? ジャファー(『アラジン』の悪役)とか?

      安納 ジャファーはけっこう好き(笑)。

      ──やっぱり悪役の方が、どちらかというと好きじゃないんですか?

      安納 うーん……でも悪役もそれぞれストーリーがあるので好きなんですよ。特にこの前はハロウィンの時期だったので、ヴィランズ(特にディズニー・シリーズで、悪役キャラの総称)が輝くんですよ!だから気になっちゃって。嫌いなキャラも決められないです(笑)。

      八木 私はラーメンが好きすぎます。メッチャ大好きで、本当に週4ぐらいで食べたいぐらい好きなんですけど……

      安納 週4!?

      八木 というか、麺類がそもそも好きで。麺類はだいたい全部好きです。でもラーメンって、けっこう次の日に影響するんですよね。塩気が強くてちょっとむくんだりするから、そんなに毎日は食べれないなっていうので、余計に好きすぎる気持ちが高まりますね(笑)。

      ──どこかお店に行って食べるのが好きなんですか?

      八木 お店も好きですし、とりあえず麺であれば何でもよくて。カップラーメンも好きだし、おうちで作るインスタントラーメンも好きですね。基本、麺であればテンションがあがりますね!

      ──では全部トータルで、一番「これ!」というラーメンは?

      八木 私、博多のとんこつラーメンが大好きなんですよ。麺が細くてバリカタぐらい硬くて、ちょっと臭みがあるのが好きですね。

      安納 通だね。

      須永 私はスーパーですね。

      ──スーパー?

      須永 スーパーマーケットです。とにかく、生きていて一番胸が高まる瞬間が、スーパーで割引を見つけた時なんですよ。(一同・爆笑)

      ──ああ、夕方に「20%オフ」とかになるアレですか。

      須永 それです! 本当にもう、おうちの近くのスーパーでは何時からそのシールを貼る方が動き始めるのかを観察して把握していて、その時間に目がけて行っていろいろゲットします。料理も好きでよく作るんですけど、その時に「あー、アレも買えばよかった!」ってしょんぼりしたり、「あ、でもでもこれ買ったしいい感じ」とか思いついてハッピーになったりして、本当にスーパーが、好きすぎてUp and downです(笑)。

      ──専業主婦でしたっけ?(笑)

      須永 いえ、アイドルなんですけど(笑)、大好きです。くじ引きができるスーパーのスマホアプリがあるんですけど、この前A賞の「15%引き」が出て!(一同・爆笑)もう大歓喜でしたね!

      アンケートと答え合わせ! 1年前の「課題」、今はどう?


      ──カップリング曲についてもお聞きしたいと思います。「空色の水しぶき」と「マイフレンズ」の2曲は、それぞれ劇場アニメーション『がんばっていきまっしょい』の主題歌と挿入歌ということですが、こちらの楽曲の印象は?

      八木 『がんばっていきましょい』はボート部の5人の青春物語で、そこでの成長とか、うまくいかないことも楽しいことも含めたストーリーがリアルだなと思いながら私は見たんですけど、「空色の水しぶき」は映画の要素が盛り込まれた歌になっていて、歌詞にボートを漕ぐ「オール」が出てきたり、振り付けも水しぶき感が伝わるようなダンスになっているんです。この曲のセンターは早﨑すずきちゃんなんですけど、彼女が歩いてくる時に私たちはボートを漕ぐ動作をしていているんです。Music Videoもタイトル通りに水しぶきがすごく上がっていたり、『がんばっていきましょい』に出てくる子たちの制服に似た服を着て、すずちゃんが1人で踊ってたりします。私たちの「僕が見たかった青空」という名前にも合った、爽やかな楽曲やMusic Videoになってると思います。

      ──ちなみに、ボートを漕いだことはありますか?

      八木 今回のCDの特典映像でラフティングをやりました。

      ──うまくできましたか?

      八木 でも、あれも集団芸というか……。

      須永 芸?(笑)

      八木 あ、チームプレイか(笑)。声掛けしながら、「1、2!」みたいな感じでやってたよね。

      安納 オールでハイタッチしたりしました。

      八木 そうそう! 映画の登場人物の気持ちがちょっと分かったよね。だいぶ難しいし、すごくオールを持つ手が痛いんだなって。

      須永 次の日、筋肉痛でした。

      吉本 そう、筋肉痛だった!

      須永 左右に分かれて漕いだから、担当した側の肩がね(笑)。

      ──もう1曲、挿入歌の「マイフレンズ」は?

      須永 こちらは友情とか、大切な友達や仲間に向けてというのがテーマの楽曲になっていて、振りにも語り掛けるみたいなそういう部分があって。柳堀花怜ちゃんがセンターを務めているんですけど、もう1人印象的な塩釜菜那ちゃんがいて、最初は花怜ちゃんのダンスなんですけど、裏から菜那ちゃんがクルッと出てくるシーンがあるんです。ここ私の好きなポイントです。そして、この楽曲は歌詞もすごくいいんですけど、僕青は23人なので、「マイフレンズ」「マイフレンズ」という掛け合いのところを12人と11人に分かれて踊るシーンとかもあるんです。パフォーマンスも合わせて一緒に見ていただきたいなと思っています。歌詞の中で私が一番胸を打たれたところは、サビでフレンズ、友達や仲間のことを「人生で得た宝物」って表現してるんですね。私はそこにすごくグッときました。「大切な人」とかじゃなくて「人生で得た宝物」って、すごい素敵な表現だなと思って。ただありきたりな言葉だけじゃなくて心打たれるような歌詞になっているので、そういう部分も深く聞いていただきたいなって思うような、すごく友情に向けた楽曲になっています。

      ──ところで僕青の皆さんには、前回8月にこの「avex portal」に登場していただいてますよね。吉本さんには前回もご登場いただいていますが、その時に1年前、デビュー当時に掲載させていただいたアンケートの答え合わせをしていたんです。例えば吉本さんは、「今課題に感じていること」という項目で「歌唱力」を挙げていて。

      吉本 ああ~! そうだったんだ(笑)。

      ──1年前に書いたことなんて忘れてますよね(笑)。吉本さんはそこから1年経って、歌唱力についてどうですか?

      吉本 えーっ、どうなんだろう?(少し考え込む) でも去年よりは、自信を持って歌えていると思います。でももっと上手くなりたいので、もっと練習したり、ボイトレに通ってみたりしたいなと思ってます。

      須永 でもすごく上手だと思うよ。此那の歌声大好きなんです!雲組単独公演に出てた時、私の歌うパートが此那のところだったんですよ、声の出し方とか、振りとか一緒に練習してくれたんですけど、練習中も此那の歌声素敵だなぁとずっと思ってました。

      吉本 嬉しいです(笑)。

      ──安納さんが書いた課題がたくさんあるんですよ。「思ったことを素直に表現するのが苦手なので、もっと表現していきたい」というのが一つ。「人に依存しすぎてしまうので、自分を強くもって行動」。(一同・爆笑) 最後が「体が硬いので柔らかくしたい」。この中で一番改善できたのは?

      安納 一つめですかね? 思ってることは全部、けっこうそのままみんなに言ってるし、きっと口に出す前に、表情でみんな気づいてると思うので、「分かりやすい」って言われるようになりました。

      ──そこはだいぶ変わったんですね。「人に依存しすぎる」については?

      八木 だいぶ直ってきたんじゃない? 徐々に。

      スタッフ 西森杏弥に負担がいってるだけじゃない?(笑)

      安納 あー、ごめんね、杏弥ちゃん!(笑)

      ──体の硬さはどうですか?

      安納 もうちょっと頑張りたいです。寝る前に頑張ってストレッチやってるんですけど、柔らかくならなくて、まだ硬いです。

      ──八木さんは覚えてますか?

      八木 覚えてないですけど……ヘビーそう(笑)。

      ──「自分らしさを表現するのが苦手で、インタビューとか言葉に詰まることもあるので、自信を持って表現していきたい」。今日も普通に表現できていたのでは?

      八木 自分でも、この1年で「自分は自分だから」と思えるようになったと思いますね。だから、ちょっとは改善されてるんじゃないかと思います。発言する時に、恐れなくはなりました。

      安納 改善されてるよね。

      八木 実況中継、頑張りました(笑)。

      ──もう一つ、「いろんなことに挑戦していきたい」というのもありましたが。

      八木 1年通して思ったんですけど、アイドルって本当に仕事の幅が広いなって。アイドル業だったらダンスとか歌がメインになってくるのかなと思ってたけど、私たちグループだったらテレビとか雑誌に出ている子もいるし、あと今年は舞台にも挑戦させてもらったりして、いろんなことをやらせていただくので、そこはけっこう挑戦できてるなって思います。

      ──アイドルになったからこそ、いろんなこと挑戦できている?

      八木 確かに。私はそんなに新しい挑戦が好きじゃないので、アイドルになってなかったらやっていなかっただろうなってことを、いっぱいやってます。

      ──須永さんは……。

      須永 さっきからドキドキしてたんですけど……「ダンス」じゃないですかね?

      ──当たりです。先ほどもダンスの話が出ましたが、この1年でどうですか?

      須永 今も「何か課題を挙げなさい」って言われたら、一番最初に「ダンス」って出てくるんですけど、でもこの1年間で自分なりのダンスに向けての努力の仕方とかを得られた気がしたので、それを続けていけたらもうちょっと変われるかなと思っています。

      ──でもさっき伺った通り、運動神経はいいんですよね? だからちょっと掴めれば、伸びは早いのでは?

      須永 いやあ、もう高校を卒業しちゃって、運動もダンス以外しないので……。でも体幹とか、自分でできることって無限大だから、もっといろいろ努力したいなと思います。

      安納 カッコいい!(笑)

      ──須永さんはもう一つ、やってみたいことが書いてあったんですが……。

      須永 待って、何? バンジージャンプかな?

      ──違います(笑)。「演技に挑戦してみたい」ですね。

      須永 ああ、書きました(笑)。今もその気持ちは変わらないんですけど、それを上回るぐらいやりたいことがたくさん出てきたんですよ。バラエティーをやってみたいなと思ってて。僕青に入って、楽しいこととか面白いこととかが一番好きなんだなって気づくことができたので、演技ももちろん興味はあるけど、でもそれよりも、今はバラエティー番組に挑戦してみたいなって思っています。

      ──それぞれ、この1年で成長もしているし、新たな目標も見つかっているということですね。機会があったらまた答え合わせをさせてください。ありがとうございました!

      撮影 長谷英史

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      高崎計三

      ライター

      高崎計三

      1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。