【Snow Man】全18曲！ボリューム満点の“本気”の4thアルバム『RAYS』

2024.10.30

【Snow Man】全18曲！ボリューム満点の“本気”の4thアルバム『RAYS』

Snow Manの4thアルバム『RAYS』がついに本日、リリースされた。グループの新境地を切り拓く驚きのリード曲「EMPIRE」をはじめとする全18曲、メンバー3人それぞれの主演ドラマ主題歌や恒例のユニット曲など、個性豊かな楽曲が並んでいる。「本気」をキーワードに、その充実の内容についてまとめてみた。

リード曲「EMPIRE」に見るSnow Manの本気

アルバム発売の告知は、8月21日に行われた公式YouTubeの生配信で、本人たちの口からファンへ直接伝えられた。そこから徐々にアルバムの内容が明かされ、そのたびにファンはうれしい驚きでテンションを上げてきた。

まず驚かされたのは、リード曲「EMPIRE」の世界観だろう。モーツァルトの「交響曲第25番」をサンプリングした楽曲で、ダイナミックかつ荘厳な世界観は、“EMPIRE＝帝国”というタイトルにふさわしい。

温故知新の精神を根底に持ちながら、自分たちだけの帝国を創る。そこでは覚悟と熱量を持った9つの光＝RAYSが切磋琢磨し、ひとつの大きな光となっていく。そんな壮大な、しかし彼らがデビュー以来4年かけて確実に積み上げてきた軌跡に裏打ちされた確かな道がそこには見える。

彼らがこの作品にかける本気度は、MVにも現れている。撮影された場所がスペインのバルセロナなのだ。海外でのMV撮影という豪華さ、モーツァルトの楽曲とヨーロッパの古き良き街並みの相性の良さなどトピックはさまざまあるが、何と言っても特筆すべき点は、今、誰よりも忙しいであろう9人が海外ロケのために数日間の時間を捻出するほどに、この撮影に情熱を燃やしたということ。撮影だけで4日間、移動日を含めると約1週間のスケジュールを確保してMVに挑んだことは、YouTubeの生配信で本人たちが語っている。

それがどれだけ調整が必要なものだったのか、おおよその彼らのスケジュールを想像してみても、宮舘涼太と佐久間大介が「ラヴィット！」、深澤辰哉は「ノンストップ！」と生放送のレギュラー番組に出演しているメンバーが3人。今年の夏ドラマだけでも目黒蓮、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平が出演。岩本照は舞台、ラウールはモデル。そのほか、バラエティー番組やラジオのレギュラー出演、映画やCM撮影、アンバサダーの活動など、彼らの勢いはスケジュールの過密さに直結している。

それでも「去年から考えていた」「無茶かもしれないけど、俺たちのやりたいことを叶えてくれた」と発言しているとおり、Snow Manが今やるべきことだと、彼らの意志で制作されたのが「EMPIRE」なのだ。

それだけの本気と熱量は、作品にもしっかり反映されている。フレンドリーに街の人々とコミュニケーションを取る姿から始まりながら、9人が一体となって踊りだしたとたんに放たれる堂々たる姿は、神々しさすら感じるまぶしさだ。

ただ異国の世界観に染まるのではなく、それぞれの個性を生かした衣装、9人9色そのままを発揮したダンスと個をそのまま生かしながら、Snow Manというひとつの光としての価値を提示した奥深いMV。その反響は、グループ史上最速で3,000万回再生を突破したことで証明している。

10月24日はさらにPerformance Videoも配信された。こちらは弦楽オーケストラの厳かな生演奏から始まり、彼らのキレキレのダンスを見せる構成。モノクロに統一しながらそれぞれの個性を生かした衣装に身を包んだ彼らのフォーメーションダンスは全体で見ても、1人1人を見ても美しく、美術鑑賞をしているような高尚さすら感じる。それはやはり、“本気のまぶしさ”ゆえだろう。

ユニークなユニット曲を始めとした収録曲の本気

アルバム収録曲を見てみると、まずはシングルが3曲。目黒主演 TBS系金曜ドラマ『トリリオンゲーム』の主題歌「Dangerholic」、

岩本主演テレビ朝日系オシドラサタデー『恋する警護24時』の主題歌「LOVE TRIGGER」、

そして渡辺主演日本テレビドラマ『先生さようなら』の主題歌「We’ll go together」が収録されている。

改めて考えると、1枚のアルバムに3人ものメンバーの主演で主題歌というタイアップがあることがすごい。

「One」はTVアニメ『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』のエンディング主題歌。メンバーが1人ずつ歌い繋いでいくミディアムバラードで、9人の歌声をじっくり味わえる楽曲となっている。今作はSnow Man初のサブスク＆ダウンロード配信が行われた曲で、オリコン週間デジタルシングルランキングで初登場1位を獲得。竹林を舞台に彼らのしなやかさを感じ取れるMVはすでに1300万回を超える再生回数を記録している。

そのほか、異国情緒を感じる「リンディーララ」、「君へ贈る応援歌」などのストレートな応援ソングなど、バラエティーに富んだ楽曲で彼らの魅力をと存分に引き出している。

そしてファンが特に楽しみにしているのはユニット楽曲だろう。アルバムリリースのたびに新たな組み合わせで楽しませてくれるユニット楽曲は、今回も健在だ。公式YouTubeではそれぞれのユニットのTeaserが公開されていて、その世界観を映像とともに想像することができる。

まず岩本とラウールの「GLITCH」は2人によるダンスが堪能できる楽曲となりそうだ。Snow Manの振り付けも担当する岩本と、今年ダンス大会で１位を獲得したラウール。それぞれに中毒性のあるダンスを持ち味とする2人の化学反応で新たな魅力が開花しそう。裁判所を彷彿させるセットで踊るストーリー性も楽しむこともできそうだ。

目黒と佐久間の「Hot Flow」は、“風呂友”を公言する2人ならではのユニークな楽曲。デビュー前から舞台の合間に一緒に風呂に入る“風呂友”だと語ってきた歴史があっての今回だ。「シャワーの神」と名乗る目黒と「湯船の神」と名乗る佐久間。2人は仲良く肩を組み笑いながら“風呂友”をアピールする。「Hot Flow」は温かい風呂と掛けているのだろう。彼らのテンションに追いつくために“追い焚き”を勧めてくるというのも洒落が効いている。

深澤と阿部と宮舘が「ナイトスケープ」で表現するのは、みんなが寝静まった夜中の3人の姿。MVはそれぞれの夜中の物語が交差する映画チックな仕上がりになるようだ。そこに流れる音楽は洗練されていて都会的。3人の優しい声が重なっていくメロディーは耳心地よく広がる。

そして渡辺と向井は「歌声を聴かせてほしい」「声が特徴的」という要望から生まれたという「星のうた」。リズム感のあるポップスで2人の歌声をじっくりと堪能できるのはファン待望であり、それぞれの特徴的な声が合わさるハーモニーの相性の良さが改めて確認できる良曲だ。2人のユニットは初めてということだが、もともと仲の良い2人だけあって、“友情”をテーマにした楽曲というのも心温まる。

ファンがほしいものをすべて詰め込んだ特典の本気

4thアルバム『RAYS』は3形態でリリース。それぞれの特典がどれも豪華なので、しっかりとチェックする必要がある。

まず初回盤Aには、「EMPIRE」「We’ll go together」「LOVE TRIGGER」「DA BOMB」「Dangerholic」のMVに加え、「EMPIRE」のマルチアングル映像とBehind The Scenesが収録される。さらに昨年末に配信された「Snow Man Special Live～みんなと楽しむ大晦日！～」Behind The Scenesも収録だ。

初回盤Bには「One」のMVとBehind The Scenes、ユニット曲「GLITCH」、「Hot Flow」、「ナイトスケープ」、「星のうた」のMVとBehind The Scenes。そして「最も光っている男は誰だ!? Snow Man男前選手権」を収録。

通常盤にはユニット曲「GLITCH」、「Hot Flow」、「ナイトスケープ」、「星のうた」の音源と、ボーナストラックとして「KANPAI Year!!」を収録。

さらにそれぞれに違った動画が視聴できるシリアルナンバーが封入されている。

最速ドームツアー開催で見せる来年5周年に向けての本気

これだけの本気とまばゆさを詰め込んだ4thアルバム『RAYS』を引っ提げてのツアーが5大ドームツアーとなることも発表されている。CDデビューから約4年10か月での5大ドームツアーの実現は、STARTO ENTERTAINMENT所属のアーティストの中では歴代最速という快挙だ。来年にはデビュー5周年を控え、さらなる進化を遂げようとしているSnow Man。その人気はすでに国民的アイドルと呼ぶにふさわしいものだが、ここからさらに加速してファンを楽しませようとしてくれる9人の「#本気はまぶしい」に期待は高まるばかりだ。