12月10日にデジタルシングル「ONE LAST SONG」をリリースしたlol-エルオーエル-。“別れ”がテーマというこの曲は、冬に聴くのにピッタリなバラードとなっている。話題のドラマ「奪い愛、高校教師」のオープニングテーマにも決定したこの曲とMVに、メンバーはどのような思いを込めているのかについて、語ってもらいました。また、それぞれの2021年振り返り、2022年展望についてもお聞きしました!
気持ちが落ちていた時に与えられた大事な機会とは?
──2021年は、どんな年でしたか。
佐藤友祐(以下友祐) 與真司郎さんの1年って言ってもいいくらいよな。
moca 本当にそんな感じだね。
友祐 正直、このコロナ禍の2年間で気持ちが落ちていたんです。僕らをたくさんの人に知ってもらうために、何をしたらいいかわからなかった。
hibiki そんなとき、「SHINJIRO ATAE ARENA TOUR -THIS IS WHERE WE PROMISE-」のオープニングアクトというステージを用意してくださったのが、與さんでした。
友祐 さらには、1曲目でダンサーとして参加させていただいたり、アンコールでAAAさんの楽曲を一緒に歌わせていただいたり。救いの手を差し伸べられたような感覚で。
hibiki 「どうしよ、どうしよ」ってなってるうちらを、「そんなの大丈夫。頑張ろう」って簡単に引き上げてくれた。メンタルとステージの両面で、もう1回頑張れるきっかけを用意してくれた感じがあります。
小見山直人(以下直人) 與さんのマインドが本当に素晴らしすぎて。「周りと自分を比べても意味がない。自分にも他の人にもいいところがある」と教えていただき、生きるのが楽になったというか。グループとして、「こういうふうにやっていったらいいのかな」というところにたどり着けた。
honoka コミュニケーションの大事さも教えてもらったよね。一緒にいることが当たり前すぎて、お互いのことをわかったつもりになっていたけど、「改めてみんなで話してみるのもいいかもよ」とアドバイスをいただき、メンバーで一緒にご飯へいってしゃべってみたら「たしかに足りてなかった」というのもすごく感じたし。
友祐 グループや個人のことをたくさんアドバイスしてもらえたのは、
──“幸せオーラ”ですか。
友祐 “愛”って存在するんだなって。正直なところ、僕は言霊とか自分のメンタルが周りに与える影響とか、あまり信じてなかったんですよ。でも、周りの人に愛を与えながら仕事を楽しんでいる與さんの姿を見ていたら、「これが正解なんだ」って思えた。コロナにかかってしまい、途中参加となってしまった僕にさえ、與さんだけじゃなくスタッフさん全員がウェルカムな雰囲気で「こんな現場があるだ」って。自分が楽しんでいたら周りの人も楽しくなるし、自ずと結果もついてくるんだと、與さんの生き方に感銘を受けましたね。
直人 それこそ、ファンへの感謝の姿勢とか。アーティストはみんなそうやと思うんですけど、なかでも與さんはファンの方をめちゃめちゃ大事にしてる。だからなのか、與さんはファンの方まで素敵なんですよ。ステージに立ってて、感じなかった?
honoka わかる。本当に與さんの鏡のようなファンの方が多くて。本番前は「こんなところでパフォーマンスをさせてもらっていいんですか」ってガチガチだったけど、みなさんが温かく迎えてくださったおかげで、緊張がほぐれて「嬉しい」という気持ちに変わった。すごく幸せな気持ちになりましたね。
直人 與さんを見て、改めて僕らも「ファンの方を大事にしたい」と思いました。
──夏に行われた、ファンクラブイベント「lol family live2021」は、いかがでしたか。
honoka 久しぶりのライブというのもあり、最初は「大丈夫かな」って不安もあったんですけど、やっぱり実際にファンの表情を見ながらパフォーマンスできる環境はめちゃくちゃ幸せでした。
直人 東京だけじゃなく、大阪でも開催できたのもよかったですね。ファンクラブイベントだからこそ、家族感覚でMCもラフにしゃべれたし。
honoka どこかで「お客さんのいる状態でライブできることが当たり前だ」と思ってしまっていたことにも気づいた。こんな状況のなかでも、来てくれたファンのみなさんにすごい感謝やな。
「ONE LAST SONG」のMV、ここに注目!
──新曲の「ONE LAST SONG」は、約半年ぶりのリリースですね。
友祐 「いつ出す?」って言ってたら、12月になってました(笑)。
moca 待たせすぎちゃったね。
──どのような楽曲になっていますか。
直人 テーマは“お別れ”。どうしても寂しい気持ちになってしまう冬にぴったりな曲になっていると思います。
moca ラブソングと謳ってますけど、恋人だけじゃなく家族や友達など、大切な存在に別れを告げたことがある人なら共感する歌詞というか。
友祐 個人的には、裏テーマが“感謝を伝えたい”なんじゃないかと思ってます。「さよなら」って言ってるけど、本当に伝えたいのは「ありがとう」なんだろうなって。
honoka みなさんが今までに経験した別れに重ねながら、感情移入して聴いてほしいですね。私たちも今までの経験を思い出したり、いろいろなシーンを想像しながら歌っているので。
──ドラマ「奪い愛、高校教師」のオープニングテーマにも決定しましたね。
honoka 嬉しいよねぇ……。
moca ずっと「決まるかも」と聞いてて、決まってほしいと思っていたら。
直人 人気シリーズですし、めちゃくちゃありがたいですよね。これをきっかけに、たくさんの人に聴いてもらいたいですし、僕らももっと頑張ります。みなさんの期待を裏切りたくないので。
──ミュージックビデオは、どのような出来になっていますか。
直人 ダンスシーンなしで、表情だけで魅せることに挑戦しています。
hibiki 「会えなくなったら嫌だな」とか想像して、しんどいと思いながら撮影しました。曲をいただいた時やレコーディングする時、hibikiは「これって今までの人生のどこのパートになるんだろう」って考えるんですけど、今回は今までの出会いや別れよりも想像した未来で重なることが多かったですね。
友祐 実は僕の号泣シーンもあるんですよ。今年に入って亡くなってしまった僕を育ててくれた親戚を想っていたら、すごくすんなり泣けました。
──泣きの演技は得意なんですか。
友祐 お母さんに怒られたとき、わざと泣いてたらクセがついちゃって……。
hibiki いるよな、そういう子ども(笑)。
honoka 「泣けって言ったら泣けるん?」って聞いたとき、「泣けるよ」ってポロっと泣いたこともあったんですよ。
友祐 「同じことをもう1回やって」と言われたら、絶対にできないけど(笑)。ちょっと感情が入るとすぐに涙が出ちゃうんで、普段はあまり感情をいれないようにしています。
『Year End Festival 2021』、そして2022年はこうする!
──さて、年末には『Year End Festival 2021』も控えていますね。
honoka まだリハは始まっていないんですけど、いくつか「これは初めてかも」と思う演出があるので、けっこう楽しみにしていてほしいな。
moca 今回、lolのライブ構成はs**t kingzのkazukiさんが担当してくださることになってて、kazukiさんだからこそ出てくるアイデアが盛りだくさん。
友祐 hibikiが出てくるのも演出になってるので、すげえ楽しみ! 5人でパフォーマンスができないのは寂しい思いもありますけど、そんな今だからこそできることもあるので。(hibikiさんは、鎖骨骨折の活動制限期間)
直人 kazukiさんが用意してくださる素敵なものに、僕たちがしがみつく。気合も入りますね。
──すでにセットリストも決まってるんですか。
友祐 大枠は決まりました。久しぶりにやる曲もめっちゃあります。なんといっても、1時間のステージですからね。
honoka いい意味で、すごく新しいかもしれないです。同じ曲をやるにしても見え方が全然違うから、楽しんでもらえるんじゃないかな。
moca hibikiちゃんのパートをカバーする関係で、歌割りも5人のものとは変わっているので。
──ゲストの方々も豪華ですよね。
hibiki ダメ元でお願いしたら、タイミングよく「出るよ」って。
友祐 「無理じゃない?」って話してたけど、意外といけちゃったんだよな(笑)。いざ集結してみると、いつも遊ぶメンツが集まった感じになってて。僕からしたら、友達とのご飯会みたいな感じですね。
honoka いやいやいや、真剣に挑め?(笑)。
友祐 ペルピンズさんで歌唱力に「うわぁ!」ってやられて、まるりとりゅうがさんで「はぁ、エモい……」ってなって、ちゃんみなさんで「うわああああ!」って。lol-エルオーエル-になる頃には、ぐったり(笑)。
honoka やめて(笑)。うちら、めっちゃ躍らせなアカンから。
友祐 ちゃんみなさんの流れを引き継いで、最後に「楽しかったな!」ってするのが僕たちの役目です。
──コラボレーションステージもあるんですか。
友祐 いろいろがいろいろで、コラボはできなさそうなんですよ。
直人 逆にいえば、どのアーティストもガッツリ見られるイベントになってます。
友祐 それぞれのステージがワンマンみたい。
マネージャー lol-エルオーエル-とちゃんみなさんが1時間、まるりとりゅうがさんが50分、ペルピンズさんが15分は確定です。
直人 ボリューミーな感じになってると思います。
honoka 全体的に超高カロリーなので、うちらの時間に使う体力も蓄えてもらって(笑)。
友祐 マジでフェスティバルやんな。
honoka 出会いもたくさんあると思うので。いろんなファンの方にお会いできるのが、すごく楽しみですね。
──では最後に、2022はどんな年にしたいですか。
直人 ライブをほんまにいっぱいしたいです。今年は5周年とファンクラブライブしかできなかったので、もっといろんなところへ行っていろんなファンの方とちゃんと顔を合わせたい。やっぱり会った方が嬉しいじゃないですか。改めて「ファンの方へ愛を伝えたい」と思ったので、一生懸命にライブをしてお話もいっぱいする年にしたいな。
honoka ライブするんやったら、コンセプトライブがしたい。
友祐 新しいアルバムを引っさげてとかね。この2年間のライブで、定番曲はやりつくしちゃったので。「またこれかよ」とは思われたくないですし。
honoka ずっと「アルバムを引っさげて、コンセプチュアルなライブがしたい」と言ってきたので、来年には叶えたいですね。けっこう楽しみにしていてください。
「ONE LAST SONG」2021.12.10 デジタルリリース
■「ONE LAST SONG」Music Video
https://www.youtube.com/watch?v=OPpx3Hg9MKk&list=PLFoXoN-jiXqvm3pM4acPOuWf3fU6cS5EU
■『ONE LAST SONG』リリース記念フリーライブ パフォーマンス~trigger・ONE LAST SONG・like that!!~
https://youtu.be/qtLARYzm5BA
『Year End Festival 2021』
■日程・会場
2021年12月26日(日) 東京・豊洲PIT 開場15:30 / 開演16:30
■出演アーティスト
lol -エルオーエル-/ちゃんみな/まるりとりゅうが(50音順)オープニングアクト:ペルピンズ
■チケット料金
指定席 7,800円(税込)
▼詳細はこちら
https://lol.fc.avex.jp/content/detail/?cid=8002
<lol エルオーエル:プロフィール>
「laugh out loud」、「笑顔」をコンセプトにした男女混成ダンス&ヴォーカルグループ。
2014年オーデションを経て、出会いを果たしたこの5人がlolとして結成された。
メンバーは佐藤友祐、小見山直人、hibiki、honoka、moca全員がダンスとヴォーカルを担当。
さらには、モデルや俳優などマルチに活躍中。
10代、20代の若者を中心に人気が急上昇中。
【lol-エルオーエル- YouTubeChannel】
https://www.youtube.com/user/lolavextrax
【lol-エルオーエル- OFFICIAL WEBSITE】
https://avex.jp/lol/
【lol-エルオーエル- Twitter】
https://twitter.com/lol_avex
【lol-エルオーエル- Instagram】
https://www.instagram.com/lol_official_avex/
【lol-エルオーエル- TikTok】
https://vt.tiktok.com/ZSJYCfWmu/
ライター
坂井彩花
元楽器屋の経験を持つライター。音楽系の記事を中心に執筆中。ntt人生は盛大なネタです。音楽とお酒と人がすき。Twitter :@ https://mobile.twitter.com/ayach___ 公式サイト: http://note.mu/color_music