佐々木和也さん、佐脇慧一さん、山口智也さんの3人卒業が発表されたSOLIDEMO。3月17日にはこれまでの8年間の軌跡を詰め込んだベストアルバム『8 Infinity』が発売されることとなった。今回はメンバー8人全員に、このベストアルバムに収録される2曲の新曲、そして4月に決定した8人でのラストライブへの思い、これまでの活動の思い出などをタップリ伺いました!
力強く前に進む意志を示した新曲「Taking off!!」
──まずは新曲「Taking off!!」から入りたいと思います。聴かせていただきましたが、正直感動しました! 作詞クレジットが「SOLIDEMO」となっていますが、制作はどのように行われたんでしょう?
手島章斗 まず最初に方向性を決めたんです。どういう送り出し方というか、どういう最後の迎え方がいいのかということから話し始めて。「暗い別れ」みたいなのは、卒業する3人にしても残る5人にしても、僕ららしくないなということで、笑顔で送り出す最後を迎えたいなということがグループ全体のコンセプトとして第一に決まりました。そのイメージで楽曲作りに進んだんですが、曲は「力強く前に進んでいく」という自分たちの意志だったり決意だったりというものを全面に出せば、笑顔で送り出すこともできるし、「自分たちがこう頑張るんだ」というのを提示できたら、Collars(カラーズ=SOLIDEMOのファンの呼称)のみんなも前向きに「応援しよう」と思ってもらえるかなと思って、曲を選びました。
──なるほど。
手島 詞は、それぞれが出したいエッセンスだったり単語だったりを出していって、そこからテーマに沿って想像を膨らませていって固めていったという感じですね。スケジュール的には短期決戦だったんですけど、逆にみんな悩まなかったですね。やりたいことが一致していたので、時間をかけて悩むというよりは、自分たちの思いをストレートに書いたという感じでした。
──しんみりとした最後ではなく、力強い旅立ちということですね。これは卒業する3人の旅立ちでもあり、SOLIDEMOとして活動を続ける5人の決意表明でもあると。
手島 そうですね、みんなそれぞれ再スタートだと思うので。8人全員がスタート、再スタートの気持ちだし、単純に4月を迎えるということで、新生活とか新しいことを始める方にも共感してもらえる楽曲になったかなと思います。
──ではそれぞれ、作詞とレコーディングについて、個人としてどう思って関わったかということを伺えますか?
山口智也 作詞にあたってはそこにも自分の強い意志も乗せる形で意見も出させていただいて、見送ってくれる側といい感じにやりとりができるようなメッセージになったと思います。僕は力強いパートをもらったので、僕らのそういう思いを強く出せるように、精一杯の声で歌わせてもらいました。
佐脇慧一 5人と3人が違う方向ではありながらも、同じ目標を持っているというか、掲げてるものは自分の信念じゃないですか。そこがどう混ざるか、聴く人たちにとって8人の思いとしてどう伝わるかというのが、僕の中で一番考えたところであり、一番重きを置いたところでした。僕が歌っているパートは「やけに眩しい夕焼けに 想いを 重ねて 歌うよ」というところなんですが、夕焼けってオレンジを連想するじゃないですか。オレンジ色は僕らグループの色でもあって、そういう意味で夕焼けの太陽に向かって歌ってるんだけど、本当はCollarsのみんなをイメージして歌ってます。
中山優貴 歌詞については「背中を押す」だったり「これからの決意」だったり、いろんな想いがあるんですけど、僕らだからこそいろんな意味合いがあるという部分があちこちに入ってるんですよ。今、佐脇が言ったような「太陽=オレンジ」だったり、歌詞も僕らが作詞して歌うことによって「あ、SOLIDEMOだからこの言葉を入れたんだな」とか「実はこういう意味も含まれているんだ」とか「こういった意味合いにも聞こえるよね」となるようにみんなで意見を出し合ったんです。だから何度も聴くと、「実はこう聞こえない?」っていうところが“裏メッセージ”じゃないですけど、そういうのが分かって楽しいかなと思います。
──言葉通りの意味とはまた違った意図が分かってくると。
中山 そうですね。僕自身はこうしてみんなと歌詞作りをするのが初めてで、みんなで案を出し合いながら「こういうのを入れたら面白いよね」とか「ここで言ったことをここで回収したらつながるよね」というようなことを入れていったので、そういう部分も見ていただけると、うれしいなと思います。歌についてはラップの部分を担当させていただいているんですけど、僕ら残る側のいろんな決意とか思いを乗せて歌わせていただきました。それ以外にみんなでシンガロングしているところもあって、自分だけでなくみんなが重なってくる力強さがあって、完成版を聴いた時には鳥肌が立ったんです。それぞれのパートもそうなんですけど、全員のパートも聴いていただければなと思います。
木全寛幸 今回の「Taking off!!」は飛行機がテーマになっているので、使いたい言葉やニュアンスを、メンバー8人がそれぞれ投げてはまとめてみたいな感じで作っていったんですね。その中で一番最初のAメロについては「道なき道をただ突き進んでいくことを考えてみたら、飛び立つ前の滑走路だった」というニュアンスを、章斗がカッコよくまとめてくれて。同じグループながら「あ、すげえな!」って思ったりしながら作っていきましたね。僕が浮かんだ何気ないニュアンスをメンバーに助けてもらうというか、そういう作り方ができたのがよかったなと思います。
──歌の方では?
木全 「心に秘めた思いを いまこそ全て曝け出して」という部分で、力強さを意識しながら……ま、僕もけっこう心に秘めるタイプなので(他のメンバー笑う)、さらけ出しちゃおうかなーなんて(笑)。
手島 軽く聞こえるよ!(笑)
木全 ……実際はそんな軽くはないんですけど(笑)、力強さを意識しながら歌いました。
佐々木和也 僕たちの曲で「Sail away」というのがあって、それは船、航海がテーマだったんですよ。今回は飛行機ということで、作っていく過程で自分と重ねちゃうというか。みんなでフレーズやワードを出し合ったり、「Aメロをこういう流れにしたいな」「サビは力強くしたいよね」「サビが終わってBメロで心の叫びみたいなのがほしいよね」みたいなことを話し合ったりしている時に、僕の中で……もちろん決意も信念ももともと持ってたけど、それが一気に引き締まったというか。それが、作詞する過程で自分がすごく成長できたなっていう部分だったんです。制作のためにみんなで集まったりしたんですけど、そこで改めて自分の気持ちがギュッと引き締まって、さらに心が強くなったというか。そういう意味ですごく勉強になりました。
──そうなんですね。
佐々木 歌で言うと、作詞をやってる最中から2サビの頭が歌いたすぎて、「ここ歌えなかったらヤだ!」ぐらいの気持ちだったんです。僕はけっこうプライドが高い方なので、「叫べ 僕のプライド 刻め 君の想いを」という部分は、俺しか歌えねえだろ!と(他のメンバー笑う)。制作をやってくれていたのが章斗と慧一なんですけど、その2人がスタッフさんと歌割りの話もしてくれて、下りてきた時にそこに「佐々木」って書いてあって。(手を叩きガッツポーズを作って)「ん~!」って感じです!
シュネル 文字で伝わらないよ!(笑)
手島 それ、歌いたいっていうのは知ってたんですよ。いろんな流れを汲んで歌割りを作っていったんですけど、みんなが生きる場所を作りたかったので、ひいき目なしであそこは和君だなと思って(佐々木ドヤ顔)。しかも自分たちで書いた詞で、歌いたいところを歌えるとなったら思い入れも違うと思うし。そういうのはいろいろ考えました。さっき木全が言ってたところも、内に秘めるタイプだし(他のメンバー笑う)、その追っかけを優貴君にしたのは同い年だから……とか、いろいろ考えて作ったので、そういうのも紐ときながら聴いてもらえたら、すごくうれしいですね。
佐々木 自分たちで書いた歌詞とは言え、歌う時は登場人物になりきって歌ったりするじゃないですか。でもこの曲の2番のサビ頭は僕自身の気持ちで歌えました。今までSOLIDEMOの曲のレコーディングではいろんなことを思って、いろんな人物になりきる中で、100%自分のままで歌ったことってなかったと思うんです。必ず歌の主人公がいて、僕はその主人公になりたいタイプなので。でも今回のその部分は、佐々木和也個人の、自分の気持ちとして歌えたなとすごく思いました。だからいい意味で力が入ったし、仕上がったものを聴いたらそのニュアンスを入れられていたので、「あ、よかった。表現できた」と思って。だからすごく大切に歌いたいなと思います。
──ちなみに手島さんが「知ってた」というのは、佐々木さんからアピールがあったんですか?
手島 言葉にしてアピールがあったわけじゃないんですけど「歌いたいんだろうな~」って。メンバーを何年か見てると、だいたい分かるんです(笑)。
シュネル 雰囲気でだいたい分かるよね(笑)。
佐々木 あと僕たぶん、「2サビの頭メッチャいいよね~」みたいに言ってたんだと思います。
手島 そう! 「“好き”とは言わないけど、すごく言ってるな」とは思ってました(笑)。「歌いたい!」までは言ってないけど、その気持ちが自然に出てきてるから、みんなで歌詞を書いてる時に感じて覚えてましたね。
木全 たぶん、軽く口ずさんだりするのも1サビじゃなくて、あえて2サビなんだよね(笑)。
佐々木 やってた(笑)。1サビとちょっとタイミングが違うんですよ。そういうところも好きで、たぶん口ずさんでた……っぽいです(笑)。
手島 そういうの、いいよね。自分たちで書いた詞で「ここいいよな~」みたいなのは。
「大切な人」への思いを綴った「Dear…」
──向山さんはどうでしょう?
向山 歌詞を書く段階で、「Taking off!!」ってタイトルで飛行機をテーマにしようって章斗が言ってくれて、どんな言葉を使いたいかとか、みんなでノートに書き出したんですよ。僕がそれを保管してるんですけど、改めて見ると「ああ、これが8人から出た言葉なんだな」とか思って。それが、8人の声が全て重なって完成したり、MVになったりとかするのが、すごくうれしくて。それが素直な感想でしたね。その中で、僕はDメロで歌わせてもらってるんですけど、「道標になるから ずっと」っていうところで、「から ず」の部分が「Collars」になるようにしたら面白いねというのも隠されてて。そういう感じで、別の言葉なんだけど違うニュアンスが入ってるところもあって、そういうところも気持ちを込めて歌えたかなって思います。
──先ほども出てましたが、そういう隠し味があるんですね。
向山 はい。そこに「これからもずっと僕たちが道標を作るからね、Collarsの皆さん」っていう気持ちも込めて歌わせていただくことができたかなと思います。
──手島さんには先ほど全体的なところをお話ししていただきましたが、個人的な部分では何かありますか?
手島 そこで言おうと思ってたことを、ちょうどたけちゃんが言ってくれて(笑)。「これは初出しです!」って言おうと思ってたので、どうしようかな?って(笑)。でも個人的には……聴いてくれるのはやっぱりCollarsなので、Collarsに対して3人も5人も、後ろめたくない視点で書きたいというのはメチャクチャ大事にしてました。3人が俺たちに対して引け目を感じる必要もないし、前向きに送り出したいっていうこともあるし。だからこそ逆に5人の決意っていうのも強く乗せたい。そうじゃないとCollarsが不安になるから。だから3人も5人も、Collarsに向けて「ここからも俺たちは前を向いて、夢に向かって突き進んでいくからついてきてほしい」という思いを全ての根底にして、全てのセンテンスを作る時に意識して見直しました。
──歌については?
手島 歌については……特に作らず、気持ちだけでというか。「どう歌おう」みたいなことは今回考えてなくて、レコーディングの時はボーカル・ディレクターさんと話し合いながらやってたんですけど、毎回ある程度違うテイクになるのが面白くて、その中のいいところをかいつまんで作ってみて、「じゃあその感じで歌ってみようか」と。今回は基本的に身を委ねた感じですね。仮歌も自宅でちょっと録ってみたんですけど、そこでもあまり作りすぎずに、でも曲自体が力強く見えるようにって考えて、子音の強さだったり母音の持って行き方みたいなことは考えましたけど、気持ちの面では和君が言ってたみたいに、まんま自己投影してる曲かなと思います。そんなに作り込まず、素直に歌いました。
──シュネルさんは?
シュネル レコーディングでブースに入る時に、「ああ、この曲で8人のSOLIDEMOは最後か……」って、しんみりしちゃったこともありました。でもやっぱり力強い曲だったので、僕は大サビを歌わせていただいたんですけど、これだけ自分の感情を表に出して歌えたのは初めてだなっていうぐらい自然な気持ちが出たというか。「ああ、こうやって旅立っていくんだな。俺も頑張らなくちゃな」と。頑張らなくちゃいけないし、3人のことも応援しようという、そんな気持ちで、力強く、自分の中で感情をうまくコントロールしながら、歌えたかなと思いますね。作詞の時にはみんなでキーワードみたいなものを出し合ったんですけど、それぞれみんなの思いを出し合うことによって、新しくみんなの思いが見えたというか。「こういう風にグループのことを思ってたのか」とか「こういう風に最後を見せたいのか」とか、ここに来てメンバーの新しい一面を知れて、淋しいけど楽しい時間でしたね。
──やっぱり最後に、全員で作る機会があったのがよかった?
手島 そうですね。最後なので全員で書きたくて、スタッフさんと相談させてもらいました!
──ベストアルバムにはもう1曲、「Dear…」という新曲が収められていますね。
手島 こっちはミディアムバラードで、基本的に“生”という感じの曲です。今までの曲で言うと……「Landscape」よりもバラードっぽいイメージのテンションかな。
木全 「大切な人」というのが本当に大きいテーマで。大切な人に対して、今まで一緒に歩んできてくれたことへの感謝、旅立ったりしても、これからも仲間だということは変わりないし、大切な人だということには変わりないので、これからもよろしくね、というのが一番大きいテーマです。その中で、今までのことを振り返ると、「こんなこともあったよね」「あんなこともあったよね」、でもどれもこれも、ふざけたりしてるわけじゃなく、強い意志が垣間見える瞬間もあって、そういうところも僕らは見てるよと。あと、大切な人の笑顔に救われてきたから、これから先もその笑顔を守っていきたいとか、その笑顔があったからよかった、みたいな。それが大きなテーマとしてありつつ、細かく歌詞を見ていくと、SOLIDEMOのグループ内での出来事を、ちょっと一般化して見せているような。そこにCollarsに対する思いも、誰にも通じるような詞なんだけど、実はCollarsとの思い出を歌ってるという、そんな歌詞になってます。
手島 「Forever Young」の最終形と思って聴いてもらえたらいいのかなと思ってて。あの曲は8人でワチャワチャして「日常のことなんて忘れて遊びに行こう!」っていう内容ですけど、そういう日々を最後に振り返ってるというか。最後に大切な人だと思って振り返ってるっていう、その流れがすごく好きなんですよね。ちょっとそういう感じあるよね。
木全 そうだね。
佐々木 「Taking off!!」と「Dear…」って、対極にあるようで一貫性があって、意外と登場人物が一緒というか。そこがすごいなって、制作の時に思いました。「Taking off!!」の時に「Dear…」を考えながら作ったわけじゃないし、逆もないんですけど、完成されたものを見ると出てくる登場人物は一緒で、それが僕らに当てはまってて。曲が違うと、ちょっとした矛盾が起きることもあるじゃないですか。同時に作ってるわけじゃないので。でもこの2曲は、同じ人の気持ちをちょっと角度を変えて表現してるというか。
──この状況で聴くので、メンバーの方々のことを歌ってるんだなと思いますけど、歌詞だけを取るとラブソングのようでもありますよね?
全員 (うなずく)
手島 そうですね。さっききまちゃんが言ってたんですけど、「大切な人」というテーマを絶対ブレさせないようにというのは話し合ってたんです。それで、恋人にも置き換えられるし家族にも置き換えられるし、ペットだったりお婆ちゃんだったりとか、そういった「大切な人」ということに当てはまるように、メチャクチャ意識しました。
木全 特定の何か、という感じにはなるべくしたくないというか。そう思って作りました。
メンバーそれぞれが選んだ「この1曲」の理由とは?
──そうした新曲2曲も入っているベストアルバム『8 Infinity』ですが、Disc 2にはメンバーそれぞれがセレクトした楽曲も収録されていますね。お一人ずつ、曲を選んだ理由や思いを伺えますか?
シュネル 僕は「Stand by Me」をセレクトさせていただいたんですが、この曲はアニバーサリー・ライブとか大事なライブの最後に歌うことが多い曲だったんです。通常のライブではなかなか歌わないということで特別な曲でもあったので、やっぱり最後のこのベストに、みんなが大事にしてきたこの曲を入れたいなと思いました。
手島 ぼくは「Closer to you」を選びました。これは同時期に出したユニット曲の中で、8人みんなが誰かしらはまってるユニットの1曲なんですよ。「新しい一面を見せよう」ということで始めた、1回目の全員はまってるユニット曲だったので入れたというのが一つ。もう一つは、僕はアルバムについてはいつも思うんですけど、収録曲を一貫して聴いてほしいんですよ。ライブのセットリストもそうですけど、曲調によるメリハリみたいなものも考えたいと思う方なので、「Closer to you」がここに入っていれば、たぶん飽きずに聴いていただけると思います。もちろん、初めてSOLIDEMOを知る方もいらっしゃると思うので、だからこそ逆に、「こういう曲も歌ってたんだ」ということも含めて、選ばせていただきました。
向山 僕は「Missing you」を選ばせていただいたんですが、この曲はCollarsの皆さんに特に人気というか、「好き」と言ってもらえることが多い曲なんです。曲調的にもミドル系で、歌詞の内容もSOLIDEMOらしいエモさが出てる一曲だと思いますし、それをこのアルバムに入れることによって、「あ、こういうこともあったな」「あの時に歌ってくれたな」と思ってアルバムとDVDを合わせて見て聴いていただきたいなと思って収録させていただきました。5周年ライブの時にも1曲目に歌った曲ですしね。
佐々木 僕は「華mist / SOLIDEMO with 桜men」を選曲させていただきました。これは和楽器の桜menさんとコラボレーションさせていただいた曲で、和楽器の音色が心地よくて。そこに美しい日本語が入ってきて、でもサビは「愛しいあなたを離さない」とか、けっこう直接的にものを言うというか。AメロBメロはけっこう難しい言葉とか季語なんかもも入っていて、美しい曲なんですけど、そのサビでバーッと自分の気持ちを伝えるような、そういうバラードが大好きなんですよ。SOLIDEMOのバラード曲の中でも一番好きなんじゃないかと思う曲なので、これを選んだという感じです。
山口 僕は「The Good Life」です。僕は基本的に「笑顔でいれば大丈夫」というスタンスなんですね。この曲は「全ては思うよりも悪くはないさ」っていう歌詞が入るんですけど、タイトル通り「The Good Life」、僕の人生にピッタリで大好きな言葉でもあるし(他のメンバー笑う)、まんまだなと思って、選ばせてもらいました。
──他の方の笑いは、「まんまだな」ということなんですか?
手島 言い方が面白いなと思って。「『The Good Life』が僕のモットー」みたいな、智也らしいなって(笑)。
山口 そうなんですよね。僕はポジティブ人間なので。
佐脇 僕は「Fiesta」を選びました。僕が思うに、この曲ってライブで一番、「ギャーーーッ!」ってなるんですよ。
手島 「キャーーッ!」じゃないの? 「ギャーーーッ!」だと悲鳴でしょ?(笑)
佐脇 いや、ちょっと「ギャー」が入るんですよ!(笑) 歓声だけじゃなくて、「うわ、キター!」みたいな。
手島 立ち位置的に鉄板曲じゃなくて、不意打ちで盛り上がるみたいな。
佐脇 そうそう! 不意打ち的に盛り上がるのもあるし、曲調もラテン系で情熱的な要素も入ってて。僕はずっと陸上をやってたこともあって、試合前とか、今だったらライブ前とか、テンションを上げる時にこの曲からすごく力をもらえるんですよ。ステージで実際に歌ってる時とかも、メンバーとかファンの人とかもそういう思いで一体感があって、この曲はいいなと思ってたので。
中山 僕は「Survivor」という曲です。さっき章斗が言っていた「Closer to you」と同時期のユニット曲で、僕自身がSOLIDEMOのユニットとしては初めてやった曲なんです。だからそこですごく思い入れがあるし、SOLIDEMOの中では一番ゴリゴリな激しい曲だったりもするので、「あ、SOLIDEMOでもこんな楽曲もできたんだ」とか「こういう曲もあるんだ」という意外性もあるんですよね。やってても楽しいし、ユニットならではのいつもと違う人数感もすごく新鮮だったので、選びました。
木全 僕が選ばせていただいたのは「Party Tune」です。この曲はどこに行っても、会場全体、メンバー全員と会場のみんな一体となって盛り上がってきた曲なんです。本当にいろんなところでこの曲ですごく盛り上がってきた思い出があるので、8人で出す最後のアルバムということで、8人と会場の皆さんがみんなで盛り上がったことをパッと思い出してもらえる曲なのかなというところもあって、選ばせていただきました。あと個人的なところで、僕はこの曲の1番Aメロを歌わせていただいてるんですけど、ライブでは僕が歌った後にファンの皆さんが「木全ー!」って言ってくれるんです。だからです。
一同 (笑)
シュネル あれ、すごいよね。いろんな曲があるけど、名前を言われるのはあの曲だけだもんね。
木全 そうそう。他は自己紹介ソングぐらいだもんね。
佐々木 あー、そうか。
手島 でもファンに負けないぐらい、俺たち7人も言ってるから。(他のメンバー、笑う)
木全 確かに! 最初は会場の皆さんだけだったんですけど、途中からは後ろからも聞こえるようになって(笑)。
佐々木 しかもたまに、何人かはオンマイクで言ってる時あるよね。
手島 俺、オンで言ってるわ(笑)。
──ちなみにこの8人のセレクトは、「せーの!」で出したんですか?
シュネル 一応、話し合いましたけどね。でもほとんどかぶりませんでした。
向山 かぶらなかったよね。
メンバーも思わず懐かしがる「思い出の場面」!
──ではここからは、これまでの思い出についてお聞きしたいと思います。8人で約8年間過ごしてきて、あえて1つだけ、パッと思い浮かぶ出来事や光景を挙げるとしたら?
佐々木 僕は、メジャーデビュー・シングル「THE ONE」のMVを撮影した時の記憶がすごく残ってますね。僕自身、インディーズ時代に撮影の経験はちょっとだけあったんですけど、ガチガチのMV撮影というのは生まれて初めてで。千葉の九十九里の、白い家みたいなスタジオだったんですけど、僕は当時クッキング担当だったんです。(他のメンバー笑う)今はシュネルがクッキング担当なんですけど。
シュネル それ、言わなくてよくね?(笑)
手島 クッキング担当って何?(笑)
佐々木 僕はSOLIDEMOのオーディションに受かるために、料理を披露したんですよ。ただ、料理はできるんですけど、毎日やれるほど好きというわけではなくて。でも当時はクッキング担当だったので、MV撮影の時も全力でクッキング担当をやらなきゃなと思って、エプロンをして野菜を切ったりしてるところをMVで撮られてるんです。一発目で、「佐々木和也を表現しなきゃ!」という強い気持ちで臨んだ撮影だったし、各メンバーの個性が出るシーンを見たりもしたので、「このメンバーでメジャーでやっていくんだな」っていうのをすごく感じたのを覚えてます。
向山 僕は、メンバーとスタッフさんと一緒に別荘みたいなところに……
手島 一緒なんだけど!(笑)
向山 あ! 一緒だった?
手島 今日は何かかぶるね(笑)。
シュネル 席、替わる?
手島 替わっても意味ない!(笑)
向山 あれは……結成した年に行ったのかな? 何回か行かせていただいたんですけど、1泊2日で親睦会も兼ねて、みたいな感じだったんですよ。それがすごく楽しかった印象がありまして。まだメンバーも今みたいに性格とかキャラクターとかも分からない状態で行ったんですけど、和也はその時も「クッキング担当やる!」って言って料理を作ってくれたりとか、ベランダでみんなでBBQしたりとか。
佐々木 懐かしい~!
手島 カラオケしたりね。
佐々木 楽しかったねえ~。
向山 あとはみんなで大浴場に入ったりサウナに入ったり、花火をしたり。スタッフさんたちと買い出しに行って、自分たちでご飯を作ったり。そういうのがすごく楽しかったです。その時の写真とか、ふざけた動画とかもデータフォルダにメッチャ残ってて、さっきの「Dear…」にもつながるんですけど、最近になって見返したりして。「ああ、こんなバカなことやってたなあ」っていうのが、すごくいい思い出です。
手島 男合宿みたいな感じでしたね。
佐々木 活字にはできないようなバカなことをたくさんしたよね(笑)。男しかいない別荘って、すごいよね(笑)。
──では、最初に考えていたのはかぶったという手島さん。
手島 僕もプライベートでいろんな思い出があって、今の合宿の話が一番なんですけど、その話じゃなかったら別荘に行く前、まだまだみんなの仲が深まってない時期に、慧一君の家でやったタコ焼きパーティーですね。
一同 (口々に「あ~、やった!」「懐かしい~!」の声)
手島 上京したばかりだから、部屋もそんなに広くなかったんですよ。あ、悪口じゃなくて(笑)。
木全 そもそも8人入れる家なんてあんまりないから(笑)。
手島 そこにみんなギュウギュウになってタコ焼きを食べながら、ビールを飲む人もいたりして。それが一番最初の8人の交流というか、あれは別荘より前だよね?
一同 (口々に「そうそう」「前だね」の声)
手島 まだ探り合ってたもんね。
佐々木 ちっちゃなベッドに5人ぐらい座ってましたもん(笑)。
手島 それはすごく覚えてますね。まだ七三分けの集団が集まってタコ焼き焼いてるみたいな。
──楽しそうな話が次々に出てきますね。シュネルさんは?
シュネル 僕もどうしても初期の話になっちゃうんですけど、合格発表があった日の何日後かにメンバー全員集められて、白い衣装の上下を渡されて着たことがあったんですよ。その時に、俺は「ああ、この8人がSOLIDEMOか……」と思ったんですよね。「この8人でいろんな夢を追いかけるんだ」と思ったのはすごく覚えてますね。
手島 えっ、フィッティング? そんなのあったっけ?
木全 前のavex本社の、鏡がある部屋だよね?
シュネル そうそう。
手島 僕、あのへんの記憶が飛んでるんですよね。一生懸命すぎて、何も覚えてないです(笑)。「早く追いつかなきゃ!」と思ってばっかりで。
佐々木 メッチャ分かる! 確かに、俺もそのへんのことはあんまり覚えてないなあ。
手島 俺と慧一君はホントにド素人の状態で入ってるからね。
シュネル 他のメンバーは1~2年とか、候補生という形でやってたけど、この2人は後から来たし……
佐脇 ある程度、暖まった中に入っていくみたいな感じでしたからね。
木全 慧一君、いまだに右も左も分かってないからね。(他のメンバー爆笑)
佐脇 さすがに、もう分かるよ!
手島 後ろと前も分かんないから!(笑)
佐脇 後ろと前は分かるよ! 箸を持つ方が右だよ!(他のメンバー爆笑)
山口 それは人によって変わるだろ! 俺は左だよ!(笑)
──収拾がつかないので(笑)、山口さんどうぞ。
山口 僕も俊ちゃん(=シュネル)と近いんですけど、いきなり8人で本社に呼び出しを食らって、「シャツ着てこい」って言われて。行ったら8人で並ばされて、「何か怒られるのかな」って、けっこう緊張してたんですよ。スタッフさんもメッチャいて、「何かやったか?」みたいな雰囲気のところに、「デビュー決定!」って知らされて。
一同 (口々に「あれはヤバかった!」「ビビったよね!」の声)
佐々木 怖かったよね! 「何でこんなにいるの?」ってぐらいにスタッフさんもいたし。
手島 いつもの雰囲気だったら、100パー怒られてるとこだよね(笑)。
山口 実際、怒りそうな雰囲気を作ってたんですよ。俺らも「何かやっちゃったかな?」みたいに思ったし、実際すげえピリついてたし。メンバーも「何かあったっけ?」みたいな会話を、部屋に入る前にしてたんですよ。それで入ったらみんなすげえピリついた雰囲気の中、「デビュー決定しました!」って(笑)。そこですげえテンション上がったのを覚えてます。
手島 俺、写真まだあるよ。
佐々木 ケーキのでしょ?
中山 俺もある。懐かしいなあ!
手島 俊さんがすごい泣いてたよね(笑)。
山口 そうなんですよ! 普段泣かない俊ちゃんがあそこで泣いてたので、それもすごい思い出ですね。
手島 後で聞いたら、スタッフさんはわざとピリピリしたムードを作ってたらしいです。
中山 ドッキリだよね。
8人でのラストライブまで、駆け抜ける!
──では佐脇さんは?
佐脇 僕はこの質問でパッと思い浮かんだのは、「Orange」って曲でグアムにMVの撮影に行った時のことですね。理由を考えてみたら、当時はけっこう修学旅行気分だったんですね。仕事とは言いつつも、MVの撮影ってワクワクするじゃないですか。しかも海外だし。実際に行ってみて、みんなキャッチボールしたりとか。僕は腕立てをやってたんですけど(笑)。みんなでワチャワチャするところも撮りつつみたいな感じだったので、体を動かしながら日に当たって。気候の変化もすごくて、急にすごい雨が降ったりしたので、雨宿りしたりもして。それはすごく楽しかった思い出ですね。
佐々木 雨、すごかったね!
手島 今しゃべってるのは、だいたい7人の記憶なんですけどね(笑)。
──ん?
木全 ……僕、パスポートの更新をしてなくて、1日間に合ってないので、今のキャッチボールの記憶とかは僕には全然ないです。(他のメンバー爆笑)
佐々木 MVを見てもらえれば分かるんですけど、夕日をバックに僕らがシルエットになってる画があるんですよ。一瞬なんですけど、停止してよーく数えてみると、7人しかいないんです(笑)。
木全 一番いいシチュエーションの時にいないっていうね。
佐々木 でも監督さんが、7人とは分からないようにいろいろ考えてやってくれて。
──余計な気を使うハメになったわけですね(笑)。では中山さんお願いします。
中山 いろいろ浮かんだんですけど、一つが「Forever Young」のMV撮影。ホントにワチャワチャしてるところを撮るというのが9割ぐらいで、ほとんど素で遊んでるところを撮ってるから、途中からはもう撮影してるのも忘れてるぐらいの感じでした。遊びながら撮ってたので。「あれ、もう終わり?」みたいな。いろんなMVがありましたけど、一番僕らの素が出てて、「SOLIDEMOってこんな感じだよね」っていうのが伝わりやすい作品だと思います。
それと、みんなが言うのを聞いて浮かんだのが、レコード大賞新人賞のノミネートが発表された時ですね。
シュネル スカイツリー?
中山 そうそう。内定が決まって、それを僕らに報告してもらった時で。
向山 ああ! 覚えてる!
中山 スカイツリーでイベントがあったんですけど、終了後の楽屋で、何かいつもと違うソワソワした感じになってたんですよ。そしたら「隣の部屋に来て」って言われて、全員で並ばされて。
手島 またそのパターンか!(笑)
木全 引き出し少ないと思われるよ(笑)。
中山 レコード大賞の新人賞って1回しかもらえないし、僕らももちろん「獲れたらいいね」って話はしてたんですけど、いつ決まるとかも分からない状態だったんですよ。そしたらイベント終わりで報告されて。何かもう、考えられないような感情になりましたね。メジャーデビューの時もそうでしたけど、「えっ、あのステージに立てるの?」みたいな。一瞬真っ白になったけど、すぐにうれしさがこみ上げてきました。
──木全さんは先ほどのグアムの件で大丈夫ですか?
手島 オッケーです!(笑)
木全 いやいや、俺はみんなと同じ景色を見てないから! みんなわざと言ってないのかなと思ってるんだけど、俺はメジャーデビューをCollarsの皆さんに報告した定期ライブですね。みんなでボロボロ泣きながら歌ったのは、あれが最初で最後だよね。
佐脇 泣いた!
向山 「THE ONE」をね。
木全 そうそう、「THE ONE」だった。あと、「好き」って言いながら「いつのアニバーサリーだっけ?」って思ってるんだけど、「Sail away」でみんなで輪になって……。
向山 4周年。
手島 舞浜だね。
木全 4周年の舞浜か! あれがすげえ好きでしたね。輪になって、みんなで笑いながら歌ったりしてるんですよ。それが印象的ですね。
手島 でもアニバーサリーはどれも、みんな印象に残ってると思います。
佐々木 「あのステージのあれね!」って、いろいろ出てくるもんね。
──ありがとうございます。さて、8人でのラストライブが4月16日にZepp Hanedaで決定しました。どんなライブになりそうでしょう?
シュネル やっぱり8人で最後のライブだし、「Taking off!!」という曲もそうですけど、悲しみいっぱいのライブにはしたくないんですよね。僕たちが今までやってきたパフォーマンスを、本当に全力でファンの皆さんにぶつけたいと思っています!
木全 「Taking off!!」や「Dear…」を制作する段階から、8人での最後は3人を笑顔で見送ろうというのが大きなテーマとしてあったんですよ。それはやっぱり大事にしたいなって思ってるし、とにかく楽しみたいですね。
手島 1曲1曲、1秒1秒、マジで噛み締めながら歌いたいなって思います。SOLIDEMOらしく明るい最後にしたいなと。
──では最後になりますが、お一人ずつメッセージをお願いします。
山口 ラストライブまでSOLIDEMO8人、全力で突っ走っていきますし、僕も最後の最後までホントにSOLIDEMOをやり切りたいと思ってます。これからも8人は本当に仲間ですし、これからも一生仲間でいる気で僕はいます。5人になるSOLIDEMOも、僕、佐脇、佐々木も、みんな全力で夢に向かって突っ走っていきたいので、引き続き応援よろしくお願いします。というのと、何よりも最後まで全力で駆け抜けさせていただけたらと思っている一心です。
佐脇 ラストライブまで時間も少なくなってきまして、ファンの皆さんからはいろんな声をいただいてます。やっぱり僕も淋しい思い、つらい思いをさせてしまったと思ってますし、そこは8人としての集大成を見せて、「この8人を応援しててよかった」と思ってもらえるようなライブをやりたいと思ってます。それに、智也も言ったんですけど、これからも8人、心はつながってますんで、変わらない明るい面も伝えていきたいなと思います。
中山 もちろん「ラストライブ」と銘打ってやるんですけど、「ラストライブだけどラストではない」というか。「Taking off!!」もそうですけど、8人、一人一人の旅立ちでもあるし、5人と3人の旅立ちでもあるし、集大成をお見せしたいという気持ちとか、いろんな気持ちがあって「ラストライブ」という名前でやらせていただくんですよね。これからのSOLIDEMO、卒業する3人、それぞれのこれからに期待していただけたらと思います。
木全 まずは、8人のSOLIDEMOを今まで好きでいてくれてありがとうございます、という気持ちが一番ですね。ラストライブまで時間もないですけど、僕らもその中で最後までファンの皆さんに、8人のSOLIDEMOの姿というのをしっかり目に焼き付けてもらいたいなと思いますね。
佐々木 みんなが言ってくれてるように、ファンの皆さんにありがとうを伝える。メンバーにもありがとう、スタッフさんにもありがとうを伝える、佐々木和也としての時間を大切にしたいなと思います。もう一つ、改めて「自分の人生って何だろうな」と考えることが多くて。人生が80年だとすると、その中でいろんな人がいろんなターニングポイントを迎えるわけですけど、「生きてきてよかったな」って思える人って、そのターニングポイントを強く迎えてる人たちだと思うんですよね。そこを弱く迎えると、次のターニングポイントまでがすごく弱い人生になっちゃったりとか、自分の意志がブレブレになっちゃったり。その中で、今は僕にとってもSOLIDEMOにとってもターニングポイントだと思うので、僕たちそれぞれの強さが見せられるラストライブだったり、これからの活動だったりすると思うので、そういうものをこれからも見せていきたいなと思って、最後まで頑張りたいなと思います。
向山 まずはCollarsの皆さん、応援してくれる皆さんに、感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございます。本当に結成されてからの8年、僕たちメンバー8人も、思い出だったり悔しいことだったり、うれしいこと、つらいこととありましたけど、やっぱり楽しいことも本当にいっぱいあったので、そういった気持ちが今回のベストアルバムにも含まれてるなあと思います。「Taking off!!」だったり「Dear…」だったり、僕たちがリスタートする新たな気持ちもこのアルバムには含まれてます。そしてラストライブは、みんなが言ってくれてるように笑顔で、これからの僕たち8人一人一人の活動を見てほしいという意思も込めて臨んでいきたいと思いますので、ぜひ当日見に来ていただけたらなと思います。
手島 ラストライブはマジで感謝を伝える場だと思ってます。さっき慧一君も言ってたんですけど、SOLIDEMOっていうグループに出会って応援してきてよかったなって心から思ってもらえることが一番大事かなあと思うので、後悔させたくないというか。ここまで応援してきてよかったし、これからも応援したいって、8人みんなが思ってもらえるようなライブにしたいんですよね。俺ら5人、SOLIDEMOっていうグループだけじゃなく、3人それぞれもみんなを応援してもらえるようなライブ。さっき和君も言ってたようにターニングポイントだと思いますし、逆に僕はピンチだとも考えてないので、みんな一人一人が強い未来を示していけるライブができたら、「ついていきたいな」と思ってもらえると思いますし。そういう力強いライブにしたいなと思います。
シュネル やっぱりベストアルバムは8人が作ってきたものを詰め込んだ思い出のアルバムでもあるので、今まで応援してくれた皆さんには絶対に聴いてもらいたいですね。ラストライブも、8人でしかできないライブをここでやりたいという気持ちもありますし、やっとイベントとかライブとか増えてきましたけど、まだ感謝を直接伝えれていないCollarsの皆さんもいるので、そんな方たち、なるべく多くのファンの皆さんにありがとうの気持ちだったりを直接伝えに行きたいなという思いもあり、ラストライブまでに何か所かライブで行かせてもらうことにしました!こちらもぜひ来てもらえたらと思ってます。
──ありがとうございました。8人でのラストライブ、そして8人のこれからに期待してます!
SOLIDEMO BEST ALBUM 『8 Infinity』
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ライター
高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。