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Snow Man

【これさえ読めばSnow Mania!?】Snow Manの基本から魅力を深堀りしてみた!

2021.09.22
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音楽
9月29日、Snow Manが待望の1stアルバム『Snow Mania S1』をリリースする。デビュー後の楽曲、ジャニーズJr.時代の人気曲と盛りだくさんの同作は、タイトルの通りSnow Manファンなら必聴の1枚だ。今や飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を集めるSnow Man。『Snow Mania S1』とともに、彼らがどんな人物なのかもおさらいしていこう。


STEP1 Snow Manの魅力とは?


Snow Manとは、2020年1月22日にデビューした9人組グループ。2012年の結成当初は深澤辰哉、佐久間大介、渡辺翔太、宮舘涼太、岩本照、阿部亮平の6人組で、名だたる先輩ジャニーズのバックダンサーを務め、舞台などでも活躍をしてきた。クオリティの高いパフォーマンスを毎回きっちり見せてくれる彼らは先輩たちから信頼を集め、様々な現場に引っ張りだこ。さらにファンからも「職人」とたとえられるほどであった。
 
2019年1月には関西ジャニーズJr.のメインメンバーとして活躍していた向井康二、パフォーマンスに定評のあった元・宇宙Sixの目黒蓮、ジャニーズ歴は浅くとも多くの人から才能を評されていたラウールの3人が加入し、9体制へ。3人の加入について、最年長の深澤辰哉は「Snow Manというグループが今よりも大きくそして色んな人たちに知ってもらえる事を信じて」と語っていたことがある。深澤のその言葉の通り、9人で掴んだデビュー以降彼らは快進撃を続けて多くの人に知られることとなったのである。

そんなSnow Manはの最大の武器はダンスとアクロバット。デビューシングル表題曲「D.D.」は激しいダンス、リンクした動き、ド派手なアクロバット……と、彼らの魅力が全部詰まっており、名刺代わりとも言える楽曲だったのではないだろうか。しかも、「D.D.」のような正統派なパフォーマンスから、「KISSIN’ MY LIPS」のようにゆっくりだからこそグルーヴが難しいダンス、「君の彼氏になりたい。」のような変わり種まで、何でもこなしてしまうことからも彼らのスキルの高さがわかるだろう。


さらにバラエティに富んでいるメンバーが揃っているのもSnow Manの魅力だ。MC・進行役としてメンバーをまとめる最年長・深澤、アクロバットが得意な佐久間、甘い声が特徴のメインボーカル・渡辺、ロイヤルな佇まいの影で並々ならぬ努力を重ねる宮舘、振付も手掛ける体脂肪率1桁の肉体派である岩本、上智大学大学院卒&気象予報士有資格者でクイズ番組でも活躍するインテリジャニーズの阿部、カメラが得意な文化系男子でありつつ関西のノリでグループを盛り上げる向井、麗しいビジュアルとストイックさで多くのファンの心を掴む目黒、そして18歳とは思えない表現力とダンススキルを持ち、モデルとしても活躍をするラウール……。全員違った魅力を持っており、誰か1人必ず刺さるメンバーがいることも、多くのファンを獲得している理由のひとつだろう。


STEP2 アルバム『Snow Mania S1』を味わい尽くす!


そんなSnow Manが満を持してリリースするのが『Snow Mania S1』だ。同作はこれまでリリースしたシングル表題曲すべてに加え、新曲、ジャニーズJr.時代の人気曲が収録されている他、特典映像やメンバーのアバターによるボイスドラマのアニメーション、ボーナストラックと、盛りだくさんだ。

まず、リード曲の「EVOLUTION」。Snow Manらしいダンスナンバーで、歌もラップもダンスも堪能できる。MVでは岩本が振付したという9人の息の合ったダンスの虜になることはもちろん、サビ前のジャンプやサビの手を上げる振り、サビ終わりの歌舞伎を彷彿させる振りなど、思わず真似したくなるようなポーズも見逃せない。また、地上から段々と上昇していく3つのロケーションでパフォーマンスをし、頂点に向かって突き進むSnow Manも表現されている。その中に散りばめられた、メンバーそれぞれのキャラクターが見えるかのような表情にも注目だ。


「EVOLUTION」のように1曲の中で様々なSnow Manが楽しめることはもちろん、アルバム全体を通しても彼らの多様性が見える。「Sugar」や「Super Sexy」ようにオシャレで大人っぽい楽曲、「Infighter」のようにEDM風味が味わえる楽曲、「TIKI TIKI」のように爽やかで疾走感がある楽曲、「Be Proud!」のように元気がもらえる楽曲とバラバラのテイストが詰まっているにもかかわらず、いずれも紛うことなきSnow Manの楽曲なのだ。

さらに、同作の目玉の一つが初回盤Bに収録される深澤、向井、宮舘による「P.M.G」、阿部、目黒、渡辺による「360m」、岩本、ラウール、佐久間による「ADDICTED TO LOVE」というユニット曲だろう。いずれの楽曲もそれぞれにピッタリで、この組み合わせのアーティストがすでにいたのかと思うほど。Snow Man YouTube公式チャンネルにはそれぞれユニット曲のレコーディング風景動画がアップされているが、本人たちのパフォーマンスとともにじっくり堪能できることに期待したい。




『Snow Mania S1』スペシャルサイトに「ぼくらの愛、ちょっと詰め込みすぎた。」とあるが、その言葉の通りメンバーからの愛がひしひしと伝わってくる同作。そしてSnow Manたちがどんな楽曲でも、どんなメンバーの組み合わせでも、自分たちの物にできることが再認識できるアルバムになっているのではないだろうか。
 

STEP3 これでアナタもSnow Mania!


ちなみに、Snow Manといえばパフォーマンスだけでなくグループの歴史やメンバーの個性、関係性なども人気だ。同作を通して、そういったパーソナルな部分を深堀りしてみるのも良いかもしれない。
 
例えば、初回盤AにはジャニーズJr.時代の楽曲が収録されている。「Acrobatic」は2016年にSixTONESとともに主演を務めた『少年たち 危機一髪!』で初披露された楽曲だ。見ごたえのあるパフォーマンスで人気が高く、度々ライブでも披露されている。Snow Manには「Acrobatic」のように、舞台で初披露されたオリジナル曲も少なくない。「Boogie Woogie Baby」や「Vanishing Over」、「IX Guys Snow Man」などもそうだ。収録曲で気になるものがあれば、より彼らを知るためにも過去に出演している舞台の映像作品を見返してみるのもいいだろう。

さらに、楽曲ごとに思いを馳せることができるのもいい。例えば、人気バラードの「終わらないMemories」は2019年に行なわれたコンサート『Summer Paradise 2019』で、「ファンへのプレゼント」という岩本の言葉とともに披露された楽曲だ。美しいメロディの中にも強い意思が込められているような言葉が詰まっており、聴く人それぞれの受け取り方ができる。こうして聞き手が考察できる余白を残していくれている楽曲も多く、1曲ずつじっくり消化しながら楽しめる。
 
また、ファンの方々は“推しコンビ”のパフォーマンスに注目することも多い。今回収録されている楽曲の中でとりわけ人気なのは、「Party! Party! Party!」の目黒と阿部の“めめあべ”コンビのパフォーマンスではないだろうか。大々的にコンビを組んで活動することは少ないが、YouTube動画などの2人に注目してみると、さりげない仲の良さがわかる。そんな2人が色気たっぷりに掛け合いをする「Party! Party! Party!」2コーラス目のBメロ。毎回微妙に仕草を変えてくるこのパートは、披露する度に大盛り上がりだ。人数が多いSnow Manだからこそ、こうしたコンビでのパフォーマンスが各楽曲に散りばめられている。『Snow Mania S1』を聴いて気になる楽曲、気になるフレーズあれば、Snow Man YouTube公式チャンネルなどで該当箇所のパフォーマンスもチェックしてみてほしい。好きな推しコンビ発掘にもつながるはずだ。

多角的に楽しめる作品になっている『Snow Mania S1』。すでに“Snow Mania”の人も、これから“Snow Mania”になろうとしている人も、“Snow Mania”のポテンシャルを秘めている人も、どんな人にも刺さるはずだろう。残り1週間、公式Twitterではカウントダウンもはじまっている。期待を最大限まで高めて待つこととしよう。
 


『Snow Mania S1』
2021.9.29 ON SALE


 


【Snow Manオフィシャルサイト】
https://avex.jp/snowman/

【Snow Man YouTube公式チャンネル】
https://www.youtube.com/c/J_SNOWMAN

【「Snow Mania S1」Official Twitter】
https://twitter.com/SN__20200122

 
高橋梓
WRITTEN BY高橋梓
フリーランスライター。広告業界・エンタメ業界での勤務を経た後、エンタメ系サイトや雑誌にて企画・取材・執筆をしています。

Twitter:@azumaMIC
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