男女混合9人組グループとして活動中のONE LOVE ONE HEARTが、グループ史上初めて男子チーム、女子チームに分かれてシングルを発売する。男子チームは「マジで超やべぇ」、女子チームは「ハイスイノジン」と10月25日にデジタルシングルとしてリリースした。来年1月8日にZepp Shinjuku(TOKYO)で開催する5thワンマンライブ『ONE LOVE ONE HEART Oneman Live2024 “Sky’s the limit”』のため、今からさまざまな活動を通してファン拡大作戦実行中の彼ら。ONE LOVE ONE HEARTのメンバー9人の中から今回は4人が登場、シングルへの想いやワンマンに向けた気持ちを聞いた。
身内ノリが面白いラブワン。この面白さを世界に発信したい!?
──本日はONE LOVE ONE HEARTからリーダーの佐々木杏莉さん、イーチさん、洸瑛さん、久昌歩夢さんにお越しいただいています。まずはみなさんの自己紹介をお願いします。
イーチ 18歳のイーチです。特技は歌を歌うことです。両親が台湾出身なので、中国語と日本語を話すことができます。
佐々木杏莉 19歳の佐々木杏莉です。ラブワン(ONE LOVE ONE HEARTの略称)ではリーダーをさせていただいています。趣味は美容研究で、歌やダンス以外にもファッションやヘアメイクの勉強をして、SNSで発信しているのが強みです。
久昌歩夢 16歳の久昌歩夢です。最年少をやらせてもらってます。僕の特技はスケートボードとバスケですね。ペニーっていうスケートボードに乗るのが趣味で、スケートボードに乗りながら景色を眺めるのが好きです。
洸瑛 18歳の洸瑛です。歌を歌うことが好きです。最近、料理を始めまして、包丁で野菜を切る感触がめっちゃ好きです。特に人参とか根菜を切った時の音がめっちゃ好きで、野菜を切りたくて料理してます。あと、作った料理から想像どおりの味がしたら結構テンションが上がります。得意料理はポテトサラダです。
──今、この場にはいないメンバーについてもみなさんから紹介してください。
洸瑛 僕と同じ2005年生まれの相原一心くんは、身長180センチ超えで、とてもスタイルがいいですね。社交的で明るくてかわいい僕の同い年です。
佐々木 飯塚瑠乃はONE LOVE ONE HEARTの最年長なんですけど、すごくきれいなお顔立ちで、ハキハキしていておしゃべり上手です。普段からMCをやってくれていて、みんなをトークでまとめてくれる役だなと思っています。
イーチ 藤咲碧羽はまだ高校1年生なんですけど、16歳にして大人っぽさがあって、ダンスや歌の表現力にも優れています。女子では主に碧羽と2人で歌わせていただくことが多いんですけど、パフォーマンス面ですごく頼りになる子です。でも性格は天然で、どこか抜けてるみたいな(笑)。赤ちゃんみたいな性格で、かわいく思っています。
洸瑛 もはや親やん(笑)。
佐々木 矢嶋由菜は高校2年生の17歳なんですけど、小柄ながらに迫力あるダンスと歌声を持っています。気持ちもすごく強くて、自分の考えを持ってるし、それをちゃんと人に伝えられる芯の強さを持ってる子です。私もリーダーとして頼りにしてる部分があります。
久昌 じゃあ僕は男子の最年長の笹原遼雅を紹介します。男子の最年長としてみんなをまとめる力がありますし、メンバーにどう寄り添っていけばいいかっていうのをいつも考えてくれています。繊細で真面目な方なんですけど、僕たちといるとテンションが上がるのか、めちゃくちゃおバカな最年長です(笑)。
洸瑛 愛らしいってことね!
久昌 愛嬌があるし、犬みたいなところがありますね。年下からも一番いじられるといいますか、それだけ包容力があるっていうことですね。
──ONE LOVE ONE HEARTは2021年のオーディションで選ばれた男女混合グループというさまざまな特徴がありますが、みなさんが考えるONE LOVE ONE HEARTの特色、いいところは?
洸瑛 男の子だけ、女の子だけで見てもそれぞれ強い色が出てて、他の女性グループ、男性グループにはない感じの色を1人ずつ持ってるっていうので、さらにそれが10人が揃った時、僕たちでしか出せない表現とか、音色とか、爆発力みたいなのがこのグループの強みだと思ってます。
佐々木 パフォーマンスをしている時は曲の世界観に入り込んでバチっと決めるんですけど、普段はいい意味で学校のようなわちゃわちゃ感があって、10代らしい若さみたいなところが魅力だと思います。楽しむところは全力で楽しんで、でもやるべき時はバチっと切り替えて、心をひとつにしてやるっていう振り幅が広いから、そのギャップっていうのが面白いのかなって思います。MCとパフォーマンスのギャップも楽しんでいただけるかなって思います。
──今回の撮影の時にみなさんすごくにぎやかにしてくださったので、わちゃわちゃ感はわかる気がします(笑)。
洸瑛 でも今日はだいぶ控えめなわちゃわちゃだったよね(笑)。
佐々木 本気の時はもっとすごいです。
イーチ 今回、男女分かれて曲を配信するんですけど、男女分かれて活動することもできるので、男子だけの魅力もあるし、女子だけの魅力もあるし、男女混合ならではの魅力も見せられると思います。男女別の曲は今回が初めてだったんですけど、男子は結構イケイケ系っていう感じで、女子はかっこいい女性を表現をしていて、男女混合だといろんな曲があって、世界観を大切にしてる曲や愛嬌のある曲もあって、表現の振り幅がすごい広いので、見てても飽きないなと思います。
久昌 魅力はいっぱいあるんですけど、まず1つ目は幅広い出身地っていうのが一番ですね。男の子チームには関東出身の子がいないので。2つ目は、やっぱり面白さ。この面白さはどこに出しても、あれなんですよ!
洸瑛 つまり、男の子が暴走して、女の子が「おい!」みたいな一連の流れが受けてる、ということです。
久昌 身内ノリもあると思うんですけど、やっぱり面白いんですよね。この身内ノリを世界に発信していきたいなと。
初の男女別チューン! それぞれの聴きどころは?
──さきほどイーチさんもお話してくれたとおり、10月25日にリリースされる「ハイスイノジン」と「マジで超やべぇ」は初めて男女で分かれた曲になりますが、それぞれどんな曲ですか? 初めて曲を聴いた時の感想は?
イーチ 初めて曲を聴いた時は、曲の雰囲気は重い感じなのに、歌詞は「もう今日は食べちゃおう!」みたいな。ダイエットしてる女の子の味方だよ、みたいな感じの歌詞で。10代に限らず、女性はけっこう共感できる歌詞なんじゃないかなと思って、ギャップを感じましたね。
佐々木 「ハイスイノジン」は普段はダイエットしてるけど、今日だけは食べちゃおうっていう歌詞なんです。曲の雰囲気やダンスはけっこうバチバチにかっこいい系で、歌詞を見るまではめっちゃかっこいい曲だと思ってたんですけど、歌詞の内容はイーチが言ったように多くの方に共感していただけるものだなと思いました。女性の強さを表現してるので、いろんな女性の味方になる1曲になったら嬉しいなって思います。
イーチ この曲は全体的に苦戦したんですけど、男女混合じゃないから、女子だけだとキーも高くなるじゃないですか。サビのところも苦戦したし、フェイクの部分も全体的にキーが高くて、本当に苦戦しましたね。難しかったですね。
佐々木 ラスサビの裏にイーチのフェイクがあるんですよ。生で聴いたらもう迫力がすごくて鳥肌ものなんですけど、そこを本当にしっかり聴いていただきたいです!
洸瑛 普通に仲間としてこの子たちはレベルが高いんだなっていうのを再認識させられる曲だし、お客さんとしてはすごい迫力があって飽きない曲だなって思いました。パフォーマンスで見せる曲って、中途半端なクオリティだと見てる側が置いてかれちゃって飽きちゃうんですよ。でもこの曲は全然そんなことなくて、フルで聴いても圧倒されっぱなしで、すごくいいパフォーマンス、いい曲だなって思いました。
久昌 一番最初に聴いた時から鳥肌が立つくらい迫力がすごかったんですけど、ダンスも力強い楽曲なんで、そこにダンスも加わるってなると迫力がすごいです。ラブワンの時とはまた違うような迫力のあるダンスをしてくれてるので、ぜひパフォーマンスにも注目していただきたいなと思いますね。
──ライブでぜひ見たいですね。「マジで超やべぇ」はどうですか?
洸瑛 「マジで超やべぇ」ってタイトルにもあるとおり、頭に残るフレーズだと思うし、サビも全部「超やべぇ」っていうフレーズが必ず入ってるので、そこが一番注目してほしいポイントですね。振りもすごくキャッチーなので、ライブでみなさんと一緒に楽しめる部分だと思うし、SNSで応援してくださってるみなさんが真似してくれたりして、みんなで楽しめる曲だと思います。現代にフィットした曲っぽさもあるけど、ライブでは僕たちのスキルっていうか、グルーヴィーなところだったり、リリックを聴かせて、ライブならではの“音で遊ぶ”みたいな感覚もあったりもするので、七変化できる曲なんじゃないかなって思います。
久昌 この曲は男子高校生の放課後をイメージしたみたいな感じで、普段の男子高校生のノリといいますか、ちょっとイキリたいけどどうしようかな、みたいな(笑)。ちょっとチキンみたいな感じなんですよね。いつもの僕たちの日常っていうのがこの楽曲とマッチしていて、いつもどおりのありのままの自分をさらけ出せるような曲になっています。イベントとかでやるとファンの人がすごく盛り上がってくれるので、こっちもテンションが上がって、楽しいライブになるような1曲ですね。
洸瑛 今まであんまりこういうラップをする機会がなかったので、リズム感の出し方も難しかったですし、レコーディングの時点でどれくらいいいものを作れるかっていうのが大事なので、プレッシャーはありましたね。それこそ、今回は初めて男女で分かれた楽曲なんで、みんなとは仲間だけど、やっぱり女子メンバーのクオリティが気になるじゃないですか。女子チームに見劣りしないように、いいクオリティを出したいなっていうのがあって、どこかちょっと意識しちゃうところはありましたね。
佐々木 それは女子のほうでも話してたよね。男子に負けないようにって。でも段階を経ていくうちに、私たち女子はダンスボーカルっていう、ダンスでも歌でも見せていくっていう方向性なんですけど、男子は振り数はあんまりないんですけど、様で見せていくみたいな、見せ方の違いはありましたね。だから、負けたくないっていう気持ちはあったんですけど、吸収することが多くて、学びのほうが大きかったなって思いますね。
久昌 よーし! レコーディングの時はけっこう緊張しちゃいましたけど、いつもよりはうまくできた気がしますね。いつもは声がひっくり返ったりするんですよ。でもこの曲はラップだし、僕はラップが好きなんで、僕自身としてはけっこう簡単でしたね。
佐々木杏莉&イーチ おおー!
久昌 今けっこう大きく言っちゃったんですけど(笑)。簡単っていうか…。
洸瑛 軽くかましてやったぜ、みたいなね。
久昌 そうそう。僕のパートで一回音が切れるんですよ、パーンって。そしたらデンデンデンってなって、ダンダンダンってなるんですよ。
洸瑛 俺は一緒に踊ってるからギリわかるけど、歌詞と音が気持ちよくハマるところね。
久昌 それ! そこがすごく気持ちいいところですね。あとはみんなでワイワイできるところがやっぱり一番気持ちいいところですね。
洸瑛 これは曲を聴いた人がこのインタビューを読んだら、多分あそこだなってわかってもらえると思うので、気になった人はぜひ曲を聴いてください!
イーチ 初めてダンスと歌を見た時は、振りというよりは個々の表現っていうか、フリーで自分の好きにやっていこうみたいな感じだったので、1人ひとりの表現が違ってたり、個性のある曲だなと思いました。私はあんまり表現することが得意ではないので、こういう表現もあるんだなあと思って、尊敬しながら見てました。
洸瑛 わかってんじゃん!
久昌 そこがこの曲の狙いでもあります。
2024年1月8日のワンマンライブは……自分たちの未来を見せたい!
──10月7日にはフリーライブ『LOVE ONE’S HANGOUT 09』も開催されましたが、いかがでしたか?
洸瑛 1か月ぶりのイベントだったので、見てくれるお客さんの数が増えたり、視覚的な部分でもグループとしての成長を感じることができましたし、男女分かれて活動してたからこそ見えてくる強みを感じました。それであらためてラブワンとしてどうしたらいいものが作れるか、というのはまだちょっと模索している段階ではあるんですけど、僕としてはグループとしての成長がすごく感じられました。もちろん反省点とか改善点はたくさんあったんですけど、それも含めて次に繋げていこう、これからこうしていきたい、という道が見えたフリーライブだったので、すごくワクワクしましたね。女子のパフォーマンスを見せてもらったりする機会もあって、いつも隣にいた人たちのステージを客観的に観ることも今までなかったので、いろいろ衝撃を受けたりもしましたし、勉強させてもらいました!
佐々木 初めてイベントで男女分かれての曲を披露したんですけど、お客さんの反応もよくて。パフォーマンスする前は緊張したり、女子だけだけど大丈夫かなと思う部分もあったんですけど、何かしらそのステージに残せたんじゃないかなって思ったので、自信に繋がったかなって思います。
イーチ フリーライブでは照明がないので、その状態でどれだけパフォーマンスをよく見せられるのかなっていう不安はありましたね。照明が当たっているとキラキラして見えて、よく見えたりするので、照明がない分、より実力がわかりやすく見えるというか。なので、フリーライブで撮影してもらった動画を見ながらここはもう少しこうしたほうがいいなとか、ここはよかったなとかしっかり振り返って、改善点も見つかったので次につなげたいなと思いました。
久昌 僕たちは1月8日にZepp Shinjuku(TOKYO)でワンマンライブを予定しているんですけど、今はそれに向かっている段階なんですね。今回のフリーライブは1か月ぶりだったのでファンの方が本当に来てくれるのか心配だったんですけど、前回よりたくさんの方が来てくださってうれしかったです。僕たちのことを気になってる方をどう自分たちのファンにしていくかということを考えながらライブしてきていたので、手応えはありましたね。フリーライブの後は特典会もあったんですけど、予定を1時間半ぐらいオーバーしちゃって。それも自分たちには初めての経験で、すごく盛り上がったなっていう。この先、大きい会場でライブすることが多いので、そこでもたくさんのファンをかっさらっていきたいと思います!
──今、ちょうどお話にも出ましたが、2024年1月8日に5thワンマンライブ『ONE LOVE ONE HEART Oneman Live2024 “Sky’s the limit”』の開催が決定しています。どんなライブにしたいですか?
佐々木 8月25日に4thワンマンライブがあったんですけど、4回目までの会場よりステージが一気に大きくなるので、私たちにとっても挑戦っていうのが一番大きくて。でも1月8日のライブは2024年一発目のライブというのもありますし、1年の私たちのスタートを切る日でもあるので、自分たちの可能性を自分たち自身もその日に体感できるようなライブにしたいですし、来てくださったみなさんにも私たちの可能性を感じてもらえるような1日にしたいなっていうのが一番ですね。今からちょうど3か月後になるので、本当に時間がないんですけど、時間はみんな同じように与えられてるものなので、この3か月を無駄にせずに過ごして、私たちが今できる最大限で毎日毎日を過ごして、すべてをこの3か月に注ぎ込んで、1月8日に挑みたいなと思っています。
洸瑛 ステージに立たせてもらったり、人前に出る仕事をしている以上、Zeppという箱に対する憧れみたいなのもありますし、でもまずはZeppという箱に負けたくないっていう気持ちがありますね。これまでよりステージが大きくなるからその規模に合わせたパフォーマンスをするのではなくて、もっと大きいところを見据えた上でのパフォーマンスをみなさんに見せたいっていうのが僕の中でもあるし、多分みんなの共通認識としてもあると思います。ライブのタイトルが“Sky’s the limit”という名前で、「限界はない」というタイトルを掲げてやらせてもらうので、もっともっと大きいステージに立っている僕たちの姿を想像できるような、僕たちの未来を感じていただけるようなライブにしたいなと思っています。そのために、今もいろんなところでフリーイベントをやらせてもらっていたり、練習して基礎力をあげたり、みんなでSNSをがんばったりしているので、ワンマンライブでは僕たちの未来を見せられたらいいなと思っています。
イーチ ライブに向けて今はあらためて基礎固めをしていますね。ダンスの基礎や歌の基礎、楽曲の練習だけじゃなくていろんなジャンルの曲特有のリズムの乗り方とかも練習して、スキル的な底上げをしているところですね。
久昌 それまでのライブでは先生たちが加わって、曲が終わった後の立ち位置とか、どうやってつなげていくかっていうのを教わってたんですけど、8月の4thワンマンライブでは自分たちでつなぎをやって、どういうシチュエーションにしたいかっていうのも自分たちで考えた上で挑んだんですね。5thワンマンライブもきっと自分たちで考える領域が増えると思うので、グループとして、どうやったらファンの人が楽しめるようなライブにできるだろうって考えながらレッスンに挑んでいきたいですし、そういうふうに考えるのはすごく楽しみにしてますね。単純に、前までできなかったことがZeppになったらできるようになったことが増えたので、見え方とかもかっこよくなってくるんじゃないかなっていうのはありますね。
洸瑛 ライブに対する意識はすごく変わってきましたね。みんなも年齢を重ねていって、グループとして一緒に過ごしていく時間が長くなるにつれて、最初は用意された箱があって、セトリがあって、それこそ先生がやってくれて、それに対して自分たちが答えていくっていう段階だったんですけど、今は自分たちで考えたものを先生やスタッフさんに提示していくっていうふうにちょっとずつ移り変わっていっているので。まだ僕たちも5thワンマンライブに関しては準備段階よりちょっと手前ぐらいなので、まだどうなるかはわからないんですけど、僕たちもライブを重ねていくにつれて、一緒にライブを作っていく立場になれればいいなっていうのはすごく感じているので、僕たち自身がクリエイティブな部分に関わっていくというのも、もしかしたら増えてくるかもしれないですね。
佐々木 私達はメンバーが9人もいるので、いろんな意見があって、いろんな意見が出すぎて決まらないっていうことも多々あるんですけど(笑)。でも人から出てくる意見の中からいいものを選んで決められるし、しかも男女混合グループなのでいろんな意見が出てくるので、その中からいいものを取り入れて、他にはないものを作れるグループなんじゃないかなと思います。そういういいところを5thワンマンライブに活かせたらなと思いますね。
2ndアルバムも発売される2024年。さらに成長して認知度を高める1年に!
──2022年に活動をスタートしてから、早くも1年と10か月が過ぎたことになりますが、みなさんにとってはどんな時間でしたか? 印象に残っていることは?
佐々木 私は今年の夏曲だった「Fireworks」というシングルが印象に残ってますね。「Fireworks」は私たちの10代の青春感を表した楽曲で、そのMV撮影をした時、制服と浴衣を着たんですよ。学生っぽい制服だったり、浴衣も何年ぶりかで着たりして、今の私たちしか表現できないものが全部詰まったMVになりました。今まで私たちの楽曲は世界観あふれるものが多くて、少し背伸びすることも多かったんですけど、「Fireworks」はありのままの今の私たちを表現できてる楽曲で、ファンの方からも好評でした。この“青春感”を私たちは今、一番大事にするべきなんじゃないかな、というのを再確認した曲でしたし、みんな心から撮影を楽しんでました。演技する部分ももちろんあったんですけど、みんな素の表情で笑ってて、ぜひ観ていただきたいです。
イーチ 私はラブワンに入る前は学生で、学生と芸能活動が両立できなくて、どっちかに偏ってしまうことが多かったんですよ。それが今年、高校を卒業してラブワンの活動に集中させていただけるようになって、うまくいかないこともたくさんあったけど、前の私だったら「もう無理だ」って諦めちゃうことでも、今はもうこれしかないから、がんばれるようになりました。私がやりたいこと、進みたい道はこれしかないからと思って。そうしたら今年はメンバーと距離が縮まって、何でも相談できるようになった感じがして。そのおかげで前向きに考えられるようになったし、最近はメンバーの偉大さを感じてます。
洸瑛 2年って言われると短いような気もするし、長いような気もするし、いろんなことがあった2年間っていう感じなんですけど、まだ2年経ってない状態なので、今一番何を思い出されるかって言われると、1年かけてみんなで作り上げた『オノマトペ』という舞台の印象が強いですね。稽古期間も合わせると丸一年間『オノマトペ』に費やしたと言っても過言ではないくらいこの舞台と向き合ってきて、その中で歌での表現もあったし、自分じゃない人として表に立って何かを表現するっていうのも初めてだったので、そこで得たものはすごく大きかったですね。ありがたいことにこの舞台をきっかけに僕たちのことを知ってくださった方も多いと思うので、『オノマトペ』という舞台が僕の中では堂々1位ですね。それぐらい本当に濃かったんですよ。稽古期間はスケジュールがパツパツな中、毎日稽古があったので。そういうのも含めて自分をひとつ強くさせてくれたのが『オノマトペ』という舞台だったし、その時の演技の経験が今のステージにも役に立ってたりしています。それこそ、「マジで超やべぇ」はそのままの自分でいけるけど、『オノマトペ』の劇中歌のパフォーマンスをする時は舞台で演技した経験がすごく生きてますね。
久昌 僕はやっぱり初心を忘れずに、「YOUTH」のMV撮影ですね。僕はその時が初めてのMV撮影だったんですけど、朝早くに叩き起こされ、みんなでモフモフの上着を着て、寒い中ロケバスに乗って、遠いところまで行って、牧場で馬もたくさんいて。今思えば懐かしいな、あの頃は初々しかったな、幼かったなっていうのを思い出すんですけど。今もめちゃくちゃ楽しいんですけど、あの時は初めてのワクワク感がありましたね。今では初心を忘れちゃってる部分もあると思うんですけど、あの頃の気持ちを忘れないためにも「YOUTH」はすごく大事な曲ですね。「YOUTH」はダンスメインの曲だったので、レコーディングもほとんどやってないんですよ。曲の初めの方に僕たちの声が乗ってるんですけど、そのレコーディングもめちゃくちゃ短時間で、1人5分とかで。しかもレコーディングもボイトレブースみたいなところで録ったんですよね。それもちょっと悔しいって思ってたんですけど、あの時の悔しさを忘れずに、これからも続けていきたいなって思いますね。
洸瑛 じゃあ初心を忘れないためにも毎週「YOUTH」のMV見なきゃじゃん!
久昌 毎日見ないといけない(笑)。でもMV撮影はすごく楽しかったので、一生忘れられないですね。
──2024年1月17日には2ndアルバム『愛せ、至極散々な僕らの日を』がリリースされます。どんなアルバムになりそうですか?
久昌 まだレコーディングもしていない段階なんですけど、今年中に何曲か仕上げて5thワンマンライブに落とし込まないといけないので、そういう不安はありますよね。
洸瑛 これまでのワンマンでは今までやってきた僕たちの持ち曲の中でセトリを組んでいたんですけど、Zeppでは新しい曲を多めに見られると思うので、来てくださるみなさんがワクワクできるステージになるかと思いますね。
久昌 俺らも楽しみだよね。
佐々木 私たちもまだレコーディングしてない曲も多くあるので、どんな楽曲が来るのかっていうのがすごく楽しみですし、それを少ない期間の中で自分たちの最大限を落とし込んで1月のワンマンにすべてを持っていきたいので、今まで以上にみんなでがんばりたいと思います。
イーチ 男女曲もやったし、いろんな経験をさせていただいたので、表現の幅をもっと広げていって、いろんな私たちの姿を見せられたらなと思っています。
──2024年はどんな1年にしたいですか?
久昌 しょっぱながZepp Shinjuku(TOKYO)じゃないですか。なので、これが盛り上がったら、多分僕たちのことが気になってるお客さんたちも近寄ってきてくれると思うんですよ。なので、来年にはもっとお客さんに知られるような、認知されるような1年にしたいですし、SNSとかも使って、TikTokで普通に見てるだけの方が僕たちのことを知ってくれるようにがんばって、応援してくれる方が増えたらなって思いますね。
洸瑛 ラブワンとして3年目になる1年になるので、ラブワンとしての幅を広げたいですね。歩夢と似たコメントになっちゃいますけど、ラブワンをもっと広めたいっていうか、もっと大きくなりたいっていうか。1月8日のZeppで終わらせるんじゃなくて、どんどんスケールアップしていきたいですし、僕ら自身もその規模に負けないぐらいチームとしてもっともっと成長していきたいっていう気持ちもあります。今年はメンバーとの距離が縮まった1年だったと思うし、だからこそ言えることもたくさん増えたと思うので、時にはぶつかり合ってでも言わなきゃいけないことを言うことも大事だと思うんですよ。僕たち男女混合グループということもあって、あんまりぶつかり合う経験がないので、いいものを作るために、来年はグループとしてみんなが成長していきたい、みんなと一緒に成長できる1年にしたいです。
イーチ 個人的な話になっちゃうんですけど、今、いろんな幅広い曲をいただいて、正直、まだ自分の表現を見つけきれてないというか、スキル不足なところもあると思うので、来年1年でもっと自分に自信を持てるようになりたいです。ダンスに対してあまり自信がなくて、どうしても縮こまっちゃうんですけど、人より倍練習して、もっと自信を持ちたいですね。
佐々木 1月8日の大きいステージは挑戦という言葉が一番ぴったりな、私たちにとって大きい日になるんですけど、私たちも本当に会場を埋められるのかっていう不安もあったりするんですけど、絶対ソールドアウトで迎えたいっていう目標をメンバー全員持って臨んでいます。1月8日に私たちが残せるものを残して、その後も大きく成長できるようなグループになりたいっていう気持ちもあるんですけど、今は正直、1月8日のZeppに向けての気持ちが高まっているので、そこから先のことがまだ全然考えられてなくて(笑)。本当に今は1月8日にすべてを懸けたいと思っています。
男子メンバー楽曲「マジで超やべぇ」
2023.10.25 デジタルリリース
女子メンバー楽曲「ハイスイノジン」
2023.10.25 デジタルリリース
2nd Album
『愛せ、至極散々な僕らの日を』
2024.1.17 ON SALE
ONE LOVE ONE HEART Oneman Live 2024 “Sky’s the limit”
2024年1月8日(月) 17:00開場 / 18:00開演
Zepp Shinjuku(TOKYO)
https://oneloveoneheart.jp/news/news-2565/
【ONE LOVE ONE HEART OFFICIAL WEBSITE】
https://oneloveoneheart.jp
【ONE LOVE ONE HEART TikTok】
https://www.tiktok.com/@oneloveoneheart_official
【ONE LOVE ONE HEART YouTube】
https://www.youtube.com/channel/UCNeChoCaOL0t4vs8ZmH3IAQ
【ONE LOVE ONE HEART Twitter】
https://twitter.com/LOVEONE_staff
【ONE LOVE ONE HEART Instagram】
https://www.instagram.com/oneloveoneheart_official
【ONE LOVE ONE HEART】ワンマンライブを開催!新曲も初披露
【ONE LOVE ONE HEART】BUMPオリジナルショートドラマ『僕らのロードムービー』が配信スタート
ONE LOVE ONE HEART出演、BUMPオリジナルショートドラマ『僕らのロードムービー』が9月24日配信決定!さらにドラマに先駆けMusic Videoを公開
ライター
尹秀姫(ゆんすひ)
出版社勤務を経て、現在はフリーの編集・ライター。たまに韓国語の通訳・翻訳も。K-POPを中心にさまざまなアーティスト・俳優にインタビューしています。