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【ONE LOVE ONE HEART】1stアルバム『LOVE1』リリース!舞台『オノマトペ』を経て深まった絆

ONE LOVE ONE HEART

【ONE LOVE ONE HEART】1stアルバム『LOVE1』リリース!舞台『オノマトペ』を経て深まった絆

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15歳から19歳の男女10人からなるグループ「ONE LOVE ONE HEART」。歌とダンスに留まらず、昨年は6月と11月に「劇LIVE」と称する舞台『オノマトペ』も披露するなど、独自の活動を展開しています。そんな彼らの1stアルバム『LOVE1』リリースを記念して、佐々木杏莉さん、洸瑛さん、イーチさん、久昌歩夢さんの4人に、アルバムのこと、舞台のこと、そしてこれからのことなど、いろいろと伺いました!

そもそもONE LOVE ONE HEARTってどういう集団?

──まずは自己紹介と、今回DVDにも収録されている『オノマトペ Vol.1』での役柄を教えていただけますか?

イーチ 高校3年生、17歳のイーチです。『オノマトペ Vol.1』では神崎真奈美という、母親が父親を殺した場面を目撃した中学3年生の役をやらせてもらっています。
 
洸瑛 高校2年生、17歳の洸瑛です。『オノマトペ Vol.1』では親の宗教関連でクラスメイトからのいじめに遭っている中学3年生の佐倉湊君という男の子の役をやらせてもらいました。
 
佐々木杏莉 18歳の佐々木杏莉です。『オノマトペ Vol.1』では斎藤彩音という役で、人生のレールを敷かれている中学生を演じました。
 
久昌歩夢 中学3年生、15歳の久昌歩夢です。『オノマトペ Vol.1』では峯田蓮という役をやらせていただきました。サッカー部に入っていたんですが、校長によって廃部に追い込まれ、デモ運動を起こす役でした。
 
──ありがとうございます。『オノマトペ Vol.1』についてのお話も後ほど伺いますが、まずONE LOVE ONE HEART(以下、ラブワン)とは、どういう集団なんでしょう?
 

イーチ 10人組の男女混合グループで、歌やダンスだけでなくいろんなことに挑戦していく総合エンターテインメント集団です。
 
洸瑛 ダンス、ボーカルはもちろん、演劇もやらせてもらっていますし、これからはデジタルコンテンツとかにもチャレンジしていきたいなという10人組です。
 
──スタートからは1年が経ったところですが、ここまではどんな1年でしたか?
 
久昌 いろんなことを経験させてもらった1年でした。演劇では『オノマトペVol.1』、『オノマトペVol.2』、そして数多くの楽曲に触れて、普通では経験できないようなことをいっぱいやらせていただいているので、ここからまた僕たち10人がパワーアップしていきたいですし、今後の活動にも期待していただきたいなと思っています。
 
佐々木 2022年4月27日にメジャーデビューさせていただいたんですけど、アーティストになりたいという夢をずっと持っていたので、その夢の第一歩を踏み出すことができた年でした。初めてのことをすごくたくさん経験して、演劇もそうですし、ワンマンライブも1年も経たないうちに2回も開催させていただきました。もちろん私たちだけじゃなくて、多くの関係者の方々だったり、応援してくださるファンの方々のおかげでいろんなことに挑戦できました。その感謝をまだ返せていないので、今回のファーストアルバムを現時点の集大成として、感謝の気持ちも一緒に皆さんにお届けできたらいいなと思っています。

洸瑛 ラブワンとして表に出させていただいてからのこの1年は、メジャーデビューもできて配信シングルもリリースさせてもらって、舞台を通してたくさんの楽曲にも触れたりして、本当に充実した時間でした。男女混合の10人グループで新しいことをするというので、けっこう探り探りの状態だったんですけど、その中でやっと形が見つかってきたのかなという1年でもありました。
 
イーチ たくさんの経験の中で悩むこともあったし楽しいこともあったし、それをこのメンバーたちと一緒に経験することができて、すごく印象に残るし、充実した1年だったなと思います。これからも、つらいこともあってもメンバーと一緒に切磋琢磨していきながら、どんどん成長していきたいなと思います。
 
──その1年間の経験の中で、変わってきたことというと?
 
洸瑛 柔らかくなったよね。
 
イーチ うん、だいぶ柔らかくなった。
 
洸瑛 『オノマトペ』の稽古期間中にだいぶうちとけたのが大きかったと思います。
 
久昌 そうだね。
 

佐々木 最初は男女の壁がすごくあって、男子同士・女子同士では仲がいいんですけど、10人となるとどうしても分かれちゃうこともありました。レッスンの休憩時間とかに、男女1人ずつで話すこともなかったんですけど、舞台の稽古期間を経て一緒にいる時間が増えたことで仲が深まったし、だんだんと、男女とか年齢とか関係なくいろんなことを言い合えるようになれたなとすごく思います。
 
洸瑛 意見が言いやすくなったと思います。『オノマトペ』の役柄とかについて話すことも多くなったりして、1対1でも気楽に話せるようになったので、温かい場所になったんじゃないかと思いますね。
 
──先ほどお話ししていただいた役柄からも分かりますが、『オノマトペ』はかなり重いテーマも含んだ物語だったので、いろいろ話しながらやっていく必要がありそうですよね。
 
全員 (口々に)大変でした(笑)。
 
イーチ 演技について経験のない子も多くてイチからというところで、しかもみんなけっこう大変な役柄で、すごくそれぞれ悩んだと思います。
 
久昌 非現実のことを舞台で演じるというのが想像つかなかったですね。自分が今、役柄と同じ中学3年生なんですけど、中3には難しい話だったのもあって。でもメンバーと話して飲み込むこともできて、自分としても大切な舞台になりました。
 
──練習や本番で印象に残っていることは?
 
佐々木 本番期間中、ほぼ全員が舞台に立ちっぱなしなので、だんだんみんなの足の疲労が溜まってきてて。自分でも想像できないぐらい足が動かないことがそれぞれにあって、みんなどこかで1回は転んだりしてたっぽいです(笑)。今回は誰がコケてる回なんだろう?って。
 
全員 (笑)
 
洸瑛 また舞台のセットが、段差がたくさんあって通路から出たり入ったりするようになってたんですね。稽古場でも段組を作って練習するんですけど、本番だと幅も違うし、景色とかも違うからいつもと違う感じで、いつもは転ばない場所でも転んじゃったりとかしてました。それで焦っちゃって、普段は絶対に間違えないところでセリフを間違えちゃったり、そういった部分で本番は稽古と全然違ったので、それはそれで大変でした。

1年間の活動の集大成が詰まったアルバム『LOVE1』!

──しかも、そこに歌が入っていたわけですからね。あの劇中歌も今回のアルバム『LOVE1』にも収録されていますが、劇中歌として歌うのと、アルバムに入る楽曲として歌うのは違いましたか?

久昌 全然違いましたね。
 
洸瑛 パートの割りが変わったというのもあって、やっぱり違いましたね。
 
佐々木 舞台の時は役の表現の一部としてストーリーに歌が組み込まれていたんですけど、役の自分として歌って踊るので、ラブワンとしての自分が歌うのとはやっぱり全然違いました。
 
イーチ ただ劇の中だと気持ちの流れで歌う場面が多いので、役そのままの感情で歌えるんですよね。その感情が入らないと、「ん?」ってなってしまうんですけど。逆にライブパフォーマンスだと自分のままで歌うので、歌いやすかったです。

洸瑛 『オノマトペ』が終わった直後のリリイベとか、ヤバかったよね。みんな自分がどういう感じで歌ったり踊ったり笑顔を作ったりしてたかっていうのを忘れてて、その時だけは自分を出すのが難しいというか。
 
佐々木 しかもストーリーが重めなので、その後のリリイベのリハーサルは空気もどよーんとしてたりしてました(笑)。みんな役に入ってたので、本来の自分たちをちょっと忘れてて(笑)。
 
──それはラブワンだからこそできた経験ですよね。
 
洸瑛 演技で培った力が歌とかに生きた時は、こういうグループだからこその成長の仕方ができてるんだろうなと感じたりはしますね。
 
佐々木 舞台も単なる演劇じゃなくて、「劇LIVE」ということでダンスや歌も組み込まれているので、演技で表現することと歌やダンスで表現することを自分たちの中でもつなげられた部分があったんですよね。そこで表現するということに関してのいろんなヒントが得られたと思います。
 
──その1stアルバム『LOVE1』なんですが、全体ではどういうアルバムになっていますか?
 
洸瑛 歩夢、どう?
 

久昌 僕たちの1年が詰まったアルバムになっていまして、『オノマトペ』の劇中歌だったりDo As Infinityさんのカヴァーだったり、普通の人にはできない経験をさせてもらったものの全てが入っているので。すごく楽しめるんじゃないかなと思っています。

洸瑛 僕たちの1年間の足跡がギュッと詰まっていて、1年こうしてきたよというものをお届けできるアルバムになっているので、僕たちを知ってくれている方々は1年間を振り返ることができると思います。また僕たちを初めて知った人たちにも、「僕たちはこういうことをしてきたグループです」ということを知ってもらえるアルバムだと思うので、たくさんの人に届いてくれたらすごくうれしいなと思います。
 
──アルバムには全11曲が収録されていて、『オノマトペ』の劇中歌が5曲、すでに公開されていた曲が2曲、カヴァーが1曲、3曲が新曲という構成ですね。新曲でリード曲の「Glory Dayz」はどういう曲ですか?
 

イーチ 大人の常識にとらわれている子どもたちが、それを突き破って前に進もうとしている気持ちを表現した楽曲です。MVも公開されているんですけど、曲調とMVの内容にけっこうギャップがあって、MVを見ていただくとまたちょっと印象が変わると思うんですね。なので音源とMVとパフォーマンス、3つ楽しんでいただきたいです。
 
洸瑛 この曲は劇中歌ではないんですけど、『オノマトペ』のテーマにも通じる歌詞だなあと思っていて、そういう意味ではこのアルバムを通して『オノマトペ』が完結するというか。昨年6月に『オノマトペ Vol.1』をやって、その時にはもう『オノマトペVol.2』をやることも決まってたんですけど、そこに向けてどうするかという活動をいろいろやってきて、『Vol.2』も終えていったん1年間の幕を閉じるという意味合いの曲なんですよね。だから『オノマトペ』っぽさも出しつつ、新しい感じも垣間見えるという楽曲になってます。
 
──アルバム全体としては、すごく曲調やジャンルがバラエティに富んでますよね。
 
佐々木 そうですね。ただ曲調は違えど、私たちの楽曲はどれもメッセージ性の強いもので、その部分は共通していると思うので、その時の気分とか感情によって曲調の合うものを聴いて楽しんでいただければいいかなと思います。
 
洸瑛 男女で5人ずついて、いろんな声があるからこそ、いろんなジャンルの曲をやれるのはグループとしての強みじゃないですか?(と、久昌の方を見る)
 
久昌 そうです。
 
洸瑛 これはラブワンにしかできない芸当なんじゃないかなと思います。……そこまで大きく出たら怖いか。
 
イーチ 怖いね(笑)。
 
佐々木 でもそれぞれ持ってる声とか魅力が違っていて、それを10人分掛け合わせて一つの作品になっているので、10人の魅力が詰まっていると思います。
 
──では、お一人ずつ推しの楽曲を教えていただけますか?
 
イーチ 私は「The Witch」です。これは新曲なんですが、私たちが渋谷の案内人先住民みたいな感じで、皆さんをラブワンの世界に引きずり込もうみたいな楽曲になってます。この曲は他の曲とちょっと違ってて、メッセージ性というよりは……何て言うんだろう?
 
佐々木 雰囲気で取り込むというか……
 
イーチ そうそう! 私たちとしては初めてな感じの曲で、振りも新しい感じになっています。
 
佐々木 ダンスの時、息できないよね(笑)。
 
洸瑛 そう、ダンスがバキバキで。
 
イーチ ラップもすごく速いところがあるし、ダンスもすごく踊るので、ステージでやるとどうなるんだろう……と思ってます(笑)。
 
洸瑛 歌ってないのに、ダンスだけでも死にかけてるもんね(笑)。
 
久昌 ヤバいヤバい(笑)。
 
──洸瑛さんは?
 

洸瑛 僕は「Breath」ですね。これは『オノマトペ』の劇中歌で、劇中では藤咲碧羽ちゃんが1人で歌ってるんですけど、アルバムでは10人で歌割りしてキーもちょっと下げてやらせてもらってます。もともと碧羽ちゃんが歌うバージョンが大好きで、「この曲いいな」と思いながら聴いてたんですけど、それを全員で、しかも僕が締めを歌わせてもらうことになって。ライブではそのパートの前に音が消えるんですよ。そこで僕の歌が自分の耳にも届いてくる時の空間の感じがすごく好きで。音源も好きなんですけど、ライブでやってて一番好きな瞬間がある曲なので、この曲が僕の一番の推しです。
 
佐々木 私は「Alright」という楽曲です。これはアルバムで一番最後に制作した曲で、私たちの思いだけじゃなくてファンの皆さんに向けての思いも乗せられている歌詞になってるんです。今はまだコロナでライブでも声が出せない状況ですけど、いつか声が出せるようになったら、会場で一体になってみんなで歌い上げたいと思ってます。この曲を通して皆さんと心をつなげられたらと思っているので、すごく大好きな楽曲です。
 
久昌 僕は「本日ハ晴天ナリ」という曲ですね。Do As Infinityさんの楽曲のカヴァーなんですけど、ラブワンでは初めての盛り上がり曲で、MVでも素の僕たちが騒いでる様子を撮ってもらっていて。そんなタイトルなのに、撮影の日は実は雨だったんですけど(笑)。
 

洸瑛 そうだったね!(笑)
 
久昌 盛り上がる曲、聴いたら誰もが笑顔になれる曲だと思うんですけど、僕はそういう曲が好きなので、一番オススメです。
 
──この曲のMVは本当に皆さん楽しそうですよね(笑)。
 
佐々木 本当は外で撮影する予定だったんですけど、どしゃ降りで雷も鳴ってて。
 
洸瑛 ひと粒ひと粒がでっかかったよね(笑)。
 
佐々木 でも逆にブチ上がったよね(笑)。
 
 
最年少とは思えない?15歳・久昌君の存在感とは?
 
 
──ここまで「Glory Dayz」と合わせて5曲を紹介していただきましたが、「あとどうしてもこの曲については語りたい!」というのがあれば。
 
洸瑛 イーチ、「You & Me」とかどう?
 
イーチ あ、そうだね。
 
──ちょっとすみません、洸瑛さんはまるで司令塔のように、みんなに巧みに振ってますよね(笑)。普段からそんな感じなんですか?
 
洸瑛 いやいや、違いますよ!(笑)
 
佐々木 ライブのMCでも、上手に回してくれるんです(笑)。
 
洸瑛 違うって!(笑)
 
──あ、「You & Me」でしたね。
 

イーチ はい(笑)。これも劇中歌で、伝えたい思いがあるんだけど伝えられない、というもどかしさを描いた楽曲です。一見すると恋愛ソングに聞こえるかもしれないんですけど、それだけではなくて、友達だったり家族だったり、それぞれの大切な人に当てはめて聴くのもオススメかなと思います。あと、MVがタテ型になっていて、スマホで見るのが一番いいかなと。MVは女子校生のワチャワチャ感を表現していて、「あー、これが青春かー!」と思いながら撮影していました(笑)。


久昌 いいよね(笑)。
 
イーチ あ、あと私が先行配信のジャケ写を担当させてもらってまして、曲中とはちょっと違ったクールな雰囲気になっていて、オススメです!
 
──そんな楽曲が詰まっているアルバムですが、すでに始まっているリリイベはどんな反応をもらえていますか?
 
洸瑛 特典会に来てくださる方とかもちょっとずつ増えてきて、うれしいですね。SNSのフォロワーとかもちょっとずつ増えてきたりすると、リリイベをやった成果というか、少しでも多くの方に届いてるんだなという実感が湧いてきてるんだけど、どう?(と、佐々木に)
 
佐々木 小っちゃいお子さんからいろんな世代の方が立ち止まってくださっているので、やっていて楽しいですね。
 
洸瑛 ホント楽しいよね。リリイベというか、お客さんと近くで関われるのが。俺らのテンションが一番上がってるよね(笑)。
 
──ライブという点では、昨年3月と9月にワンマンライブがありました。その手応えはどうでしたか?
 
久昌 間に『オノマトペ』の本番があったんですけど、それをやってこなかったら今の自分たちはないと思ってるんですね。今でもワンマンの動画を振り返って見たりもするんですけど、自分でも成長したなと思いますし、メンバーの成長している部分とかも目に見えて分かるようになってますね。
 

佐々木 3月の時はまだメンバー間のぎこちない感じが残っていて、コミュニケーションもまだあまりうまく取れてない部分もあったんですね。パフォーマンスをうまく作り上げるコツってやっぱりメンバー同士のコミュニケーションだと思うので、『オノマトペVol.1』を経てそこが改善された上での9月は、成長できてたと思います。10人もいるので、みんなでいろんな意見を出し合っていけば絶対いいものを作っていけるなと思うので、これからもみんなの意見を大事にしながら作り上げていきたいなと思います。
 
──佐々木さんはリーダーとして、まだぎこちなかった頃は「どうしていったらいいんだろう」という思いもあったのでは?
 
佐々木 ありましたね。メンバーみんな、すごく気を使える人たちなんですけど、逆にみんな引いてしまう部分でもあったりしたんですね。「みんなどう思っているんだろう?」とも思いつつ、でも私の意見ばかり押し通してもダメだから意見を聞こうとしても、みんなが合わせてくれたりもして。そこで、もっとみんなの意見を取り入れていければいいんじゃないかと思っていたので、今は意見を出し合える環境になって、ホッとしています。
 
──そんな中で最年少の久昌さんの存在はどうですか? さっきから、とても15歳とは思えない発言の連発で驚いてるんですが(笑)。
 
佐々木 ホントに一番変わったんです。
 
洸瑛 敬語だったもんね、最初。
 
佐々木 そうそう!(笑) ホントに全然しゃべらなくて、「この子、何考えてるんだろう?」ってすごく思ってたんですけど、今ではすごくムードメーカーですね。みんなの空気が重かったりしたらみんなにひと声かけて場を明るくしてくれたりして、勇気を与えてくれて欠かせない存在だなって思います。頼もしいです。
 

久昌 ハハッ!(照れ笑い) でもやっぱり、10人仲良くやっていきたいというのが、僕が一番思ってることなので。楽しくなかったらこの先もやっていこうと思えないし、続けていこうとも思ってなかったと思うんですけど、僕も楽しませようとしてやってるわけではなくて。やっぱりみんなに元気になってほしいので、最年少として元気を与えようと思ってやってましたね。
 
洸瑛 こんな最年少、いないですよね(笑)。
 
──司令塔はどう思ってるんですか?

 

洸瑛 司令塔じゃないですって!(笑) やっぱり一人ひとりとの関係性が深まる中で、「この子はこういう意見を持ってるんだな」という発見もありますし、僕自身がすごく実になることが多いんですね。みんなの成長を見る中で僕もすごく刺激をもらって、切磋琢磨できるいい仲間たちに出会えたなと思いますね。10人全員が同じ目標に向かっていけることの幸せを感じる時は、本当にグループ活動しててよかったなと思いますし、そう思えるメンバーで本当によかったなと思います。
 
イーチ 私は最初のオーディションで合格した時にもともと知り合いで一緒に活動してた子もいたんですね。そういう子と一緒の時はすごく安心してたんですけど、初めて会う子とか、名前は知ってたけどあんまり関わることはないだろうなと思ってた方とかもいて、「え、これどうやって仲良くなるんだろう?」と思うことが最初は多かったんです。男子メンバーとかもほとんど関わったことがなかったので、「どういう距離感でいたらいいの?」という感じですごく戸惑ってたこともあって。でもレッスンとか男女5人5人でダンスの構成を作る時間とか、いろいろ重ねていくうちに会話も増えて、お互いを知ることもできて仲良くなれたので、今はただただホッとしています(笑)。
 
 
3rdワンマンライブはみんなに楽しんでほしい!
 
 
──そんな変化を経て1stアルバムも出て、29日には3rdワンマンも予定されています。これはどうなりそうですか?
 
久昌 盛り上がりそうですね。2ndワンマンの時は僕たちのレパートリーが少なかったので、カヴァーさせていただいた曲もたくさんあったんですね。でも今回はありがたいことに持ち曲もたくさん増えたので、楽しみにしていてください!

洸瑛 会場も変わるしね。今回は『オノマトペ』を上演した「CBGKシブゲキ!!」の隣のSHIBUYA PLEASURE PLEASUREさんでやらせてもらえて、その分俺はすごくワクワクしてます。
 
佐々木 新年最初の大きなライブなので、ぜひ目に焼き付けていただきたいです。
 
──やっぱりライブを楽しむためには『LOVE1』を聴いておいた方がいいですよね。
 
洸瑛 そうですね! やっぱり予習してもらっていれば、それだけ違うと思います。
 
久昌 新曲もあるので。ワンマンでは初めてやる曲が3曲あるので、予習してもらえたらすごく楽しめると思います。
 
──ちなみに今回のアルバムタイトルは『LOVE1』ですが、今後は『LOVE2』、『LOVE3』……となるんでしょうか。
 
洸瑛 どうでしょうね(笑)。『LOVE5』ぐらいまで行くかもしれない。
 
佐々木 『LOVE100』まで行きたいね(笑)。
 
洸瑛 みんなでタイトル案を出したんですけど、歩夢が出したの何だったっけ?
 
久昌 『軌跡の群衆』。
 
洸瑛 それがけっこう最終候補まで残ったらしいんですよ。だから2ndアルバムにはぜひ『軌跡の群衆』を使っていただければ。
 
久昌 僕たちが1年間やってきた軌跡を、アルバムという曲の群衆に込めるという意味で『軌跡の群衆』とつけたので。
 
洸瑛 え、本当に中学3年生ですか?(笑)
 
──思いますよね(笑)。さて、この先はどうしていきたいですか?

 

イーチ ラブワンとしても個人の活動でも、もっと幅広くしていきたいです。私の中では歌とダンスしか選択肢がないと思っていたんですが、『オノマトペ』を経験して演技という選択肢にも導いていただいて、演技ってこんなに楽しいんだって思えたんですね。もちろんラブワンとして活動していくのも楽しいんですけど、これからは個人としても女優さんだったりとか、いろんな分野で活躍していけたらと思っています。
 
洸瑛 グループとしてはもっと上に行きたい、もっとラブワンを知ってもらいたいというのもあるし、ワンマンライブの会場ももっとステップアップできたらいいなとはすごく思います。もっとたくさん場数を踏んで、もっと素敵なものを、応援してくださる方々に届けていきたいなというのもありますし、個人の選択肢もすごく広がってきてると思うので、個人でも活躍しつつ、グループになったら爆発力のあるものになっていけたらなって思います。
 
──司令塔として。
 
洸瑛 違います!(笑) 本当に、いつもレッスンとかを仕切ってるのは佐々木さんなんで。今日は出しゃばってるだけなんで!(笑)
 
──失礼しました(笑)。では佐々木さん。
 
佐々木 私たちはジャンルにとらわれずにいろんなものに挑戦していくというのがコンセプトで、昨年は演劇というジャンルに挑戦させていただいて。これからはもっと幅広い分野に挑戦していけたらと思っていて、限界はないと思っているので、自分たちの可能性を信じ続けながら、一人ひとりの魅力的な部分を掛け合わせて、10人で大きなものを作って、成長していければと思っています。
 
久昌 2022年はいろんなものを経験させてもらって、ラブワンとしてスタートラインに立った年でした。今年はそのスタートラインから、個人としてもみんながいろいろ活動できればと思います。AAAさんは個人でも皆さん輝いてるじゃないですか。それが5人集まると爆発的な輝きを見せるというところが、僕らラブワンも目指しているところで。AAAさんみたいなアーティストになりたいと思っているので、これから個人の経験もいろいろさせていただきたいなと思っています。

──では最後になります。改めて『LOVE1』をこう楽しんでほしいというメッセージをお願いできますか?
 

佐々木 こうして1stアルバムをリリースさせていただけるのは、多くの関係者の方だったり、応援してくださるファンの方々だったりのおかげだと思うので、本当に感謝してもしきれないほどの気持ちでいっぱいです。その感謝をこのアルバムに込めて皆さんに届けたいと思っていて、3rdワンマンはそれを直接お届けできる機会なので、ぜひ生の声と生のパフォーマンスを目と耳で感じていただけたらと思います。
 
洸瑛 1stアルバムをリリースさせていただけるのも、応援してくださる方々がいればこそですし、その中で休日の大事な時間を割いてお金を払ってライブに来てくださる皆さんに僕らができる最大の恩返しは、その場にいないと感じることのできない楽しい時間を届けて楽しんでもらうことだと思うんですよね。アルバムを手に取った上で来てくださる方も、「付き添いで来たよ」という方も、その場にいるだけで楽しくて、現実からちょっと離れて楽しんでもらえるような空間を作れるように頑張ります。フラッと来ても帰る時には「マジ楽しかったよね!」って言ってもらえるように頑張るので、僕たちと一緒にワンマンライブを作り上げてもらえたらなと思います。
 
久昌 僕たちの1年が詰まったアルバムを出させていただいて、その初心を忘れずに、音楽を聴いてくださっている方々、ライブに来てくださる方々に感謝の思いを伝えたいです。ファンの方がいてくださるから僕らがイベントを開催できるのも確かだし、その方々とか、スタッフとか関係者の皆さんにも感謝を忘れずに、これからも突き進んでいきたいなと思っています。
 
イーチ 結成して1年でこうして1stアルバムを出させていただくのは決して当たり前のことではないですし、このインタビューの場にいても身に染みて「ああ、1stアルバム出るんだなあ」と思って、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。ファンの皆さんにはもちろん、ワンマンライブではいっぱい楽しんでもらいたいと思いますし、歌やダンスの技術だけではなく、伝えたいメッセージがある曲ばかりなので、一人ひとりの胸に10人がそのメッセージを突き刺すぐらいの勢いで(笑)、一生忘れられないようなものにしたいと思います。
 
──その勢いも伝わりました(笑)。ありがとうございました!
 

撮影 長谷英史

1stアルバム『LOVE1』
2023.01.25 ON SALE

 
 

3rdワンマンライブ ONE LOVE ONE HEART Oneman Live “LOVE1”

2023年1月29日(日)
<1部> 14:30開場 / 15:00開演
<2部> 17:30開場 / 18:00開演

東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
東京都渋谷区道玄坂2丁目29−5 渋谷プライム 6F
https://www.pleasure-pleasure.jp/
詳細はこちらから:https://oneloveoneheart.jp/live/live-1523/

【ONE LOVE ONE HEART Official WEBSITE】
https://oneloveoneheart.jp

【ONE LOVE ONE HEART YouTube】
https://www.youtube.com/channel/UCNeChoCaOL0t4vs8ZmH3IAQ

【ONE LOVE ONE HEART Twitter】
https://twitter.com/LOVEONE_staff

【ONE LOVE ONE HEART Instagram】
https://www.instagram.com/oneloveoneheart_official

【ONE LOVE ONE HEART TikTok】
https://www.tiktok.com/@oneloveoneheart_official

 

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記事情報

高崎計三

ライター

高崎計三

1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。