今までのイメージを覆すようなサウンドのニューシングル「I HATE U」をリリースしたASP。そしてこの楽曲を引っさげて、20ヵ所を回るツアーもスタート! 今年はすでに日本全国が猛暑に襲われていますが、ASPのせいでもっと暑く、熱くなりそうです。そんな彼女たちに、楽曲のこと、ツアーのことなど、いろいろと伺いました!
爽やかなサウンドにストレートな歌詞……「I HATE U」の新しい世界!
──前回ご登場いただいてから約3ヵ月という短いスパンでもあるので、さっそく楽曲の話から入るんですが……「I HATE U」、前半の音がすごくシンプルで驚きました。ほとんどギターのカッティングとリズムだけで。曲に触れた時はどういう印象でしたか?
チッチチチーチーチー(以下チーチー) 最初に曲が届いた時は、すごく爽やかな曲がASPに来たなと感じたんですけど、歌詞を見てちょっと驚きました。メジャーデビューさせていただいてからのASPは、歌詞をしっかり読んで理解しようとすると理解できるというイメージだったんですけど、この曲はまっすぐにズン!と入ってくる強い歌詞で、ビックリしました。
ユメカ・ナウカナ?(以下ユメカ) リリースのタイミングが夏ということもあって、私も初見の時は「爽やかだな」と思ったんですけど、歌詞が「自分、これメチャメチャ思うな!」みたいなことがしっかり書かれてて、そのフツフツと沸き上がるものが溢れてサビで走り出しちゃうみたいな感じがすごく……自分、メッチャそういうタイプなんですよ。もう、考えたらとりあえず走りに行く、みたいな。そんな感じがすごく曲から伝わって、一気に好きになりました。爽やかなだけじゃないというか、ギターのカッティングだけで軽やかに見せてるんだけど、実はけっこうドロドロしてるというか。歌詞も「ゲスにはゲスの行くさきがあんの」とか、ただの夏曲じゃないぞ!というところがすごく好きです。
リオンタウン(以下リオン) 私は歌詞よりも先に音から入り込むタイプなんですけど、まず「カッコいい!」と思いました。駆け抜けてる感じとかがすごく好きだなと思ったんですけど、歌詞をちゃんと読むと、自分が経験したことあるような感情だったりをすごく分かりやすく歌詞にしていただいてて、それをライブで吐き出せるのがすごくうれしいなと思いました。
マチルダー・ツインズ(以下マチルダー) 最初、歌詞を読んだら「生意気でスイマセン」とか「殴りたいのを我慢なう」とか、そういうフレーズが入ってて、すごく若々しいなと思って、フレッシュな印象を受けました。メジャーデビューしてから楽曲の幅も広がって、歌詞の言葉も増えたので、そこが強みなのかなって思いました。
ウォンカー・ツインズ(以下ウォンカー) 間奏の部分がけっこう長いんですけど、そこがすごく斬新で面白くて、ライブでやったらどうなるんだろうなと考えてみたりしました。あと歌詞を見た時に、メロディーとかはお洒落なのに、歌詞がすごくストレートなので衝撃を受けましたね。怒りとかヘイトというのがテーマになってると思うんですけど、よくよく読んでみると逆に開き直ってるとことか、怒ってはいたけど、その分相手に期待していた感じというか、その中にもいろんな種類の感情があるんだなと思いました。
モグ・ライアン(以下モグ) 最近のASPは、前のEPとかでも新しい感じの曲調が増えてきていて、今回はデジタル調なのかなと思ったりもしてたんですけど、聴いてみたらギターから始まってて、でもデジタルっぽさもあって、いい感じに融合してるなと思いました。メロディーが力強いだけじゃなくて、聴いててけっこう切なくなる部分もあるわりに、歌詞はちょっと強がってるというか、口悪く「うぜー」とか言ってるとこは複雑な感情がメロディーに乗ってて、いいとこ取りしてるなと思って。聴いてて、早く歌いたいなと思いました。
ナ前ナ以(以下ナ以) 歌詞がすごくストレートで、自分が感じたことのある歌詞っていうのもホントそうだと思うし、「suck suck suck suck」とか悲しいところなのにつなげて「クソッ」って歌ってみたりとか、HATEさ……大きいHATEじゃなくて、舌打ちくらいのHATEに若さを感じる曲だなというのをすごく思いました。
──実際、レコーディングで歌ってみた時はどうでしたか?
ユメカ レコーディングっていろんなパターンがあって、ディレクションしてくださる方が直接来てくださるんですけど、今回は1人でブースに入って、スタッフさんの声だけが聞こえて1人で歌う、みたいな感じだったんですよ。そこから音楽が広がっていく感じを、歌いながら感じたというか、サビで広がっていく感じを想像して歌うことができました。
──前半部分にしてもサビにしても、フレーズによってテンションが全然違いますよね。そういうところが難しそうだなと思ったんですが、そこはいかがでしたか?
リオン レコーディングの時は「ここは静かに歌いたい」とか考えて、すごく集中して臨めたんですけど、ライブになると感情が高ぶっちゃって、全部強く歌っちゃったなというのがあって。ライブでももっと落ち着いて、強弱をつけて歌ったりできたらいいなと思ってます。
──ライブでは、7月2日のツアーファイナル、Zepp DiverCityで初公開だったんですよね。
ユメカ 元々、前回のTOUR「KiLLiNG ASP TOUR」の名古屋公演で私たちにもサプライズで、ライブの最後に音だけ流れたんですよ。なのでZeppは2度目で、パフォーマンスは初めてでした。
ナ以 お客さんもその時に初めてパフォーマンスを見るし、歌う前に「新曲持ってきました」って言ったので、どんな感じかなと思って真剣に見てくださってましたね。
モグ 確かに、すごく真剣に見てくださってるのは伝わってきました。私たちが「ここは一緒にノりたい」と思って作ってもらった振り付けのところがあるんですけど、そこも「もっとこうしよう」と思えました。ノってくれてるのは何となく分かって、後でツイッターとか見たら「いい!」って言ってくださっている方もいたので、もっと言ってもらえるようにしたいなと思いました。
──前回お話を伺ったEP『DELiCiOUS ViCiOUS』の時に、表現力の幅が広がったと思ったんですが、さらに表現力が求められる曲ですよね。
チーチー 私が最初に歌うのが2フレーズ目の「あーうぜー、あーうぜー」というところなんですけど、自分が思ってるよりもため息をつく感じで歌ってる感覚があるんですね。EPの中でも1曲、ため息をつきながら歌う曲があったんですけど、その時は正直、「声を出すためにため息をつく」という感覚だったんです。でも今回は「うぜー」っていう言葉とため息が自分の中でいい感じにマッチしてくれて。またライブだと息が上がってるのもあって、ため息の感じがよく出たんですね。今までのライブだと「感情表現」というと声を張り上げて爆発させるイメージが勝手にあったんですけど、逆にこういう歌い方もあるんだなって、すごく思いました。
メンバーが「HATE」しているものとは?
──ではここで、このタイトルにちなんで……皆さんが「HATE」しているものを教えてもらえますか? もちろん言える範囲で(笑)。
マチルダー 私は日光がHATEですね。今は室内にいられるので、ありがたいです。
──では最近の猛暑は……。
マチルダー ホントに大変です。日陰を探して歩いてます。あ、でも日焼けがイヤとかではなくて、日陰と、陽が当たってるところで見える色の違いというか、それがすごく気に障るんですよ(笑)。それがイヤなので、部屋にいる時も常にカーテンを閉めて日陰で過ごしてます。
ユメカ えー! マジかー!
ナ以 私、みんながHATEしてるものなら言えるよ。他己分析ならできるよ。
ユメカ え! ヤバ!
ナ以 チーチーは鳩じゃん。モグは虫でしょ?
モグ イエス!
チーチー 確かに鳩ですね。紙ストローと迷ってたんですけど。
ユメカ 間違いないね! 鳩いたらホントにうるさいもんね。
ナ以 だってメンバーを盾にするもん。
チーチー そう、それは本当にいけないなと思って、最近は頑張ってます。1回それやった時に、ナ以ちゃんに「メンバーを盾にしないで」って言われましたから。それがけっこうガチトーンで、「あ、これは失礼なんだな」と思って。でもホントに、視界に入れないのが大事だなと思ってます。いるのを感じても、見て見ぬふりをするというのを、最近はやってます。
ナ以 鳩は私も普通にイヤだもん。
チーチー たまに「鳩だー!」って近づく人がいるじゃないですか。エサをあげる人とか。やめてー!って思います。
ウォンカー 私はお風呂がHATEです。今週は全部クリアして、ツアーの時みたいに毎日入ってて、だんだんLIKEに変わってきてるんですけどね。でも嫌いだった頃は、チョコレートを溶かしてもう一回固めてチョコレートにする作業じゃないですか、お風呂って。
──???
ナ以 1回水に入ってまた乾かすのはどういうことなんだ、ってことです。
──あー、なるほど(笑)。
ウォンカー 服を脱いで、洗って、もう一回服を着るって、チョコレートを溶かしてまた固めてチョコレートにするのと同じなんですよ! だから時間の無駄だなと思うところがあって。でも最近はメッチャ入ってます。朝も入ります。
ユメカ えぇっ!?
チーチー すごいじゃん。
──克服できてよかったですね(笑)。ナ以さん、自分のHATEは?
ナ以 うーん……(メンバーに)ないよね? ホントに、怖いものとかなくて。
ユメカ 足ツボ!
ナ以 あんなの、みんなそうじゃん。
リオン でもナ以ちゃんはキレ過ぎだよね。
ユメカ キレてるの、足ツボの時しか見たことないもん。
ナ以 ウソとか?
ユメカ ヤバ! リアルなのキタ!
ナ以 バレないウソならいいんですけど、「コイツ、ウソついてんな」と感じた瞬間に、そいつにHATE向けますね。
チーチー ウォンカーがよくウソをつくんですよ。
マチルダー 家族会議で「ウソをつくのはやめましょう」ってことになりました。
一同 (笑)
ウォンカー そうなんです。「周りからの信頼を失うのでやめた方がいい」って、今日言われました。
──しかも今日!(笑)
ウォンカー やめます。すみませんでした。
リオン 私は、この時期毎年なんですけど、夜が嫌いになっちゃうんですよ。夏になると、メチャ遊びたい人なんですけど、遊んでても夜になると帰らないといけないじゃないですか。だからそれが寂しくなっちゃうし、寝るのもイヤになります。夏だけなんですけど。冬は夜が好きだけど、夏になると嫌いになっちゃう。
ユメカ かわいいねえ。
ナ以 趣があるね。
ユメカ 私は、目ん玉から出したコンタクト。キモくないですか? ナ前ナ以がそれを知って、わざわざ出したコンタクトを近づけてくるんですよ! それがイヤで! それが最近のHATEです。
──最近の。
ユメカ いろいろ変わるんですよ。ちょっと前までは床に落ちてる髪の毛がイヤだったり、ちょいちょいHATEがあるんですけど、今は目ん玉から出したばっかりの、リアル・コンタクト。目汁がイヤじゃないですか? みんな特典会とかでやらないでくださいね!
ナ以 あ、だから私、みんなのHATEが分かるんだと思う(笑)。
ユメカ 楽しんでるからか!(笑)
ASP、Tik Tokも頑張ってます!
──意外にバラエティーに富んでましたね(笑)。では楽曲の話に戻りまして、カップリングが「Blueberry Gum」。これは作詞がPecoriさん、作曲がYohji Igarashi/Pecoriコンビという、安定の布陣で。ピコピコ感がいい感じですよね。
ウォンカー この曲をいただいた時にすごく衝撃を受けたんです。今までにない曲だなと思って。音だけで聴いててもすごく面白くて、そこに歌詞が加わってくると、曲の良さがより引き立つんですよね。何よりASPって、「Kiss」なんて歌うことなかったんですよ! 歌詞を二度見しましたし、レコーディングも緊張しました(笑)。
──これほどラブソングに近い歌詞は、確かに今までASPにはなかったものですよね。
ユメカ だからこそ、私はメッチャ苦戦しました。どうしても「恋愛初心者マーク」みたいな歌い方になっちゃうんですよ! (一同笑)甘酸っぱい、ちょっと秘めたような歌い方ができたらいいなと思って、かなり頑張ったんですけどね。でもこの「Blueberry Gum」、メッチャ覚えやすくないですか? ナウカナ家では今、ブームです! コンビニとかでブルーベリー・ガムを見かけたら買っちゃいますしね。
チーチー 私は、歌いたいところがメチャクチャいっぱいあるなって思いました。最初に聴いたのがデモ音源で、「どういう歌詞なんだろう?」って思ってたところにこの歌詞だったので「おお~!」と思って。挑戦とはまた違うんですけど、甘々な声で歌ってみようと思ってやってみた曲だったりします。ただ、声よりも発音の方に苦戦してしまって、あまり覚えてない部分があります……。
──そうですか(笑)。
チーチー あ、でもこの曲のおかげで、ブルーベリーが食べられるようになりました! それまでは食べられなかったんですけど、克服できました。
マチルダー この曲もかわいくてキャッチーな歌詞で、レコーディングの時は緊張してたんですけど、ユメカがブルーベリー・ガムのいろの服を着てきてて、緊張がほぐれました(笑)。
ユメカ 私、そういうことしちゃうんで(笑)。
マチルダー 「何で今日、この服着てきたと思う?」って聞かれて「知らねーよ!」って思ったんですけど、「ブルーベリー・ガムだよ」って言われて、やる気出ました。
ユメカ 紫色、着て行った甲斐がありました!
──ところで最近、ASPとしてTik Tokを頑張っているとのことで。チーチーさんとリオンさんが中心になってやってるんですよね?
リオン そうですね。2人でまず考えて、それをメンバーに提案してって感じでやってます。
チーチー 私たちがやりたいこともあるんですけど、メンバーが「こんなのどう?」って送ってくれるものもいっぱいあって、場所とかもこだわりたいねって話をしていて。それもメンバーが送ってくれた中から選んだりしてますね。撮る時も、画角調整が得意なメンバーにやってもらったりして。
──「画角調整が得意なメンバー」って、ちなみに誰なんですか?
チーチー モグちゃんとナ以ちゃんですね。
ユメカ センスがあるんですよ。
ナ以 画角、大事じゃない?
モグ こだわりたくなるよね。
リオン 動画の色を変えたりできるんですけど、モグちゃんはそういうのもやってくれてます。今は衣装が赤なんですけど、それが引き立つように調整してくれたりして。
──まだまだアイデアはいろいろあるんですか?
リオン 今のTik Tokは踊るだけじゃなくて、みんな編集にこだわったりもしてるので、そういうのにも挑戦していけたらって考えてます。MVも公開されるので、それもTik Tokで盛り上げていければいいなって。
──「I HATE U」ではTik Tokでシライフウタさんとコラボしてましたね。あちこちを走ってて。
チーチー 双子の走り方が面白くて、しかも毎回走りを更新してくれたので、楽しかったです。
マチルダー よかった(笑)。
チーチー でもTik Tokの動画1本撮るのに、こんなに時間かかるんだなっていうのをアレで学びましたし、シライフウタさんがすごく気さくで、Tik Tokでは何を大事にしたらいいかっていうのをプロの目線で教えてくださって、うれしかったです。
リオン まだ始めたばかりなので、頑張っていきたいです。Tik Tokは見られてる数とかが分かりやすくて、ハートが多い動画の特徴とかも何となく分かりかけてきたので、ASPらしく動画を出していけたらなって思ってます。
全国20ヵ所!「But I Love You TOUR」への意気込みは?
──先ほどもちょっと出ましたが、4月から始まっていたツアーが7/2のZeppでファイナルだったんですよね。ツアー、そしてファイナルはいかがでしたか?
ナ以 すごくいいツアーだったし、1本1本がいいライブだったし、ファイナルもいいライブができたなってポジティブに思いますね。個人個人では「ここをもっとこうすればよかった」という反省はあるにせよ、次も20ヵ所も回るツアーを組んでいただいていて、それにつながるいいツアーが回れたんじゃないかなって思います。
──手応えがあった?
ナ以 そうですね。手応えもあるけど、今までどうASPに向き合ってきて、これからどう向き合っていこうかとか、そういうことを改めて考える時間にもなりました。
モグ 手応えあったと思います。4月からの「KiLLiNG ASP TOUR」は7ヵ所に集中していて、1ヵ所にかける時間がけっこうあったので、以前のツアーよりも、それぞれがちゃんと思いを込めてパフォーマンスできたなと思います。1ヵ所1ヵ所にそれぞれちゃんと思い出があって、どういうライブだったかというのをちゃんとそれぞれが思っているようなツアーだったと思います。Zeppは3回目だったんですけど、一番よかったんじゃないかと思いますし。
──そして8月11日からはまた新たなツアー「But I Love You TOUR」が始まりますね。先ほど出たように20ヵ所を回るという。
ウォンカー 前のツアーは7ヵ所と短かったんですけど、今回は20ヵ所と多くて、2日連続で公演があるところもあるので、その中でどれだけ頑張っていけるか、気持ちの面でもモチベーションを高く上げていけたらと思っていて。前のツアーでは、自分たちの悪いところだけじゃなくて、いいところにも目を向ける必要があるなってすごく感じたので、ここでの収穫をもっともっといい形にして生かしていきたいなと思ってます。
──今回は長丁場ですが、ツアーの期間中に気をつけていることってありますか?
ナ以 メンバーになるべく会うようにしてますね。まあ練習が入るのでちょこちょこ会いはするんですけど、会わない期間が長くならないようにこまめに練習を入れたり、練習以外でも会うようにしたりして、コミュニケーションは取ってますね。
リオン 私は爪をちゃんと切るようにしてます。
ユメカ ええっ、そうなの?(笑)
リオン ASPに入ったばっかりの頃、ちょっと爪が長くて、ライブで踊ってたらバキッと爪が折れちゃったことがあるんですね。そこから怖くなって、ちゃんと爪を切るようにしてます。
ウォンカー ライブの前日は今までやってきたライブの映像を見返して、イメージトレーニングをしながら寝てます。
──ツアーの間の楽しみは?
チーチー ごはんですね。ASPで回った中では、岩手のじゃじゃ麺が一番おいしかったです。
ユメカ へー、そんなの食べたんだ。
ナ以 一緒に行ったじゃん!
ユメカ (思わず立ち上がって)ええー! 行ったか!(笑)
──他にツアーの楽しみというと……。
ユメカ いや、シンプルに、会いに行けることがメッチャうれしいんですよ! 地方に行った感って、ライブでメッチャ感じるんですよね。それはやっぱり最高ですね。
ナ以 匂いが、本当に地方ごとに違うんですよ。私はそれが楽しみで。私が東北生まれなので、ひいきになっちゃうかもしれないんですけど、福島あたりから本当に匂いが変わるんですよ。
ユメカ おいしいよねえ。
ナ以 広島はもみじ饅頭の匂いがしますよ。
──ええっ(笑)。では今度、気をつけときます。では最後、新曲もツアーもあるわけですが、ファンの方にメッセージをお願いします。
チーチー ツアーではこの新曲2曲を連れていって、いろんな方に会いに行けたらと思ってますので、一緒に楽しめたらいいなと思ってます。
ユメカ シングルは「I HATE U」ですが、ツアーは結局「But I Love You TOUR」なので、ならず者(ASPファンの呼称)、I Love Youだぞって感じで、7人で7ヵ所回って掴んできたものを今度は20ヵ所にしっかり届けて、10月まで気持ちを絶やさず回りきるのが第一です。健康第一、ならず者第一で! お願いします!
リオン シングルが新しく出て、カッコいい曲もかわいらしい曲も仲間になったので、私はこのツアーを通して表現力をもっとつけられるように頑張ろうと思ってます。前回のEPとかも含めて、ライブではたくさんの曲をやらせていただいて、飽きさせないライブを作ろうと思っているので、一緒に楽しめたらうれしいです。
マチルダー シングルが出てツアーが始まって、「夏来たな!」って感じが絶対するなって思ってすごく楽しみなんですけど、ツアーは20ヵ所あるので、自分の中で前のライブとの差をしっかりつけられるようにできたらなと思ってます。あと新しい曲が2曲入ったので、自分なりにどう見せるかとか研究して、メンバー同士も曲に対してどう見せていきたいかを話し合って、いいツアーにできたらと思います。
ウォンカー 夏ってだけで心が躍るんですけど……
ナ以 ホント?
ウォンカー はい。私、夏しか楽しみがなくて……
マチルダー ウソつくなよ(笑)。
ユメカ あ、ウソだ!
ウォンカー え! いや、私は本当に夏が好き! その中でもシングルとツアーをいただいて、初めての場所にも行くので、今まで身につけてきたものをお届けできるように頑張りたいなと思いますし、秋まであるので、夏から秋まで季節で終わらせないぞという気持ちでいきたいです。水を差していきたいです。
ナ以 え? 「水を差す」の意味、違わない?
ユメカ 「いい意味で」ってつけとけば何とかなるよ!(笑)
ウォンカー はい、いい意味で(笑)。
モグ 新曲2曲が楽しくってかわいくって、今までのASPは自分のケツを叩くって感じの力強い曲が多かったりするんですけど、今回の2曲は普通に「届けたい」と思う曲なんですね。7ヵ所のツアーを回って、魅せることって楽しいんだなと思えたので、せっかくの夏だし、楽しい曲だし、楽しまないともったいないなって、最近はすごく思うし、いろんなところに会いに行きたいなと思っているので、みんなと楽しんでこの夏を過ごしたいなと思っています。
ナ以 この新曲は、最初にもらってから時間が経ってるけど、今でも涙出ちゃうぐらいメッチャ大好きで、いい仲間がASPに加わってくれたなっていう気持ちです。それをお供に今回20ヵ所回らせてもらって、はじめましてもできると思うんですけど、衣装もこの通り赤くなりまして、ね、ちょっとぐらいケガしても分からないと思うので(笑)、ちょっとこのツアーは、ガチでASP、勝ちに行きますんで、一緒に楽しんでくれたらいいなと思います。期待しててください!
──いい夏になりそうですね! ありがとうございました!
「But I Love You TOUR」
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ライター
高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。