【石川花（はんな）】モデル、歌、バラエティ…いつかは演技やCMも！そのために表現力をもっと伸ばしていきたい！

2023.06.16

【石川花（はんな）】モデル、歌、バラエティ…いつかは演技やCMも！そのために表現力をもっと伸ばしていきたい！

モデルとして活躍し、昨年7月には歌手としてもデビューした石川花さんが、3曲目のシングル「Touch my heart」をリリース。ドラマ『ホスト相続しちゃいました』のオープニング曲として4月からオンエアもされているこの曲、過去2曲とは大きく違ったダンスナンバーになっています。中学を卒業して上京し、活動の場もさらに広がっている彼女に、この曲のこと、昨年末に受賞したレコード大賞新人賞のこと、これからのことなど、いろいろ伺いました！

これまでの2曲とも違って、明るくてカッコいい「Touch my heart」

──今年の3月に中学を卒業されたんですよね？　昨年10月にインタビューさせていただいた際は北海道にお住まいでしたが、今は？

石川　この春から上京して、高校に通っています。

──では、すごくいろいろと環境が変わったのでは？

石川　環境はだいぶ変わりました。ただ、まだ「寂しい」とかは感じてないかもしれないです。新生活をゆっくり過ごしています。

──いいですね。

石川　いま当たり前に東京にいるのは不思議といえば不思議ですね。これまでもお仕事でたびたび来ていたこともあって、東京に住むということに関してはわりとすぐに慣れました。

──それはよかった（笑）。さて、新曲「Touch my heart」がリリースされました。ビート感のあるサビが印象的ですが、初めて触れた時にはどういう印象でしたか？

石川　初めて聴いた時は、明るくてカッコいい曲だなと思いました。1曲目の「空に咲いて」、2曲目の「星空の約束」ともまた違った良さがあるなあって。3曲ともいろんな違いがあって新鮮で、私も楽しんでいる感じです。

──レコーディングの時の苦労や工夫したポイントは？

石川　今回は意外と早く自分の中で楽曲や歌詞を掴めてレコーディングできたと思います。レコーディングにもだんだん慣れてきました。

──3曲目ともなると、いろいろ掴めてきたんですね。

石川　そうですね。だんだん慣れてきたし、歌を歌うことが昔から好きなのも大きいですね。

──もういろんな曲調を歌いこなせる自信が出てきた？

石川　昨年、デビューして最初にリリースした「空に咲いて」は応援する・背中を押してくれるような楽曲で、2曲目にリリースした「星空の約束」は切ない感じ、今回3曲目にリリースした「Touch my heart」はカッコいい印象ですが、私もいろんな曲を歌っていて楽しいので、これからまた違う雰囲気の曲も歌いこなせたらと思います。

──歌詞についてはどうですか？

石川　この曲は全体的に切ない恋心を綴っている詞になってるんですね。大人っぽい歌詞ではあるけど、私の中ではサビの終わり、「未来信じながら」という言葉が2回出てきて、1番では「現実（いま）を飛び越えてゆこう」、2番では「明日へ羽ばたいてゆこう」とつながるところが、歌っててすごくいいなと思います。

──この曲は4月から放送されているドラマ『ホスト相続しちゃいました』（カンテレ・フジテレビ系火ドラ☆イレブン）のオープニングテーマにもなっていますよね。以前リリースした「空に咲いて」もドラマのエンディングテーマになっていましたが、自分の歌がTVから流れてくるというのは、改めてどうですか？

石川　今回はドラマの最初を飾るオープニング曲ということで、自分の声がTVを通して聞こえてきたときはやっぱりすごいなと思いました。私も実際にドラマの放送を見て「今回はここまで（楽曲が）流れた！」というのがうれしいです。

──ドラマの感想は？

石川　今までに見たことないようなストーリーで、新鮮な気持ちで見ています。ドラマの雰囲気的にも、「Touch my heart」のカッコいい曲調が合ってるんじゃないかなと思っています。

──TVで自分の歌が流れることは、もう慣れてきましたか？

石川　意外と、まだ慣れてはいないかもですね。自分の声が聞こえると「おっ！」と思います（笑）。

──この曲のMVに関してはいかがですか？

石川　今回のMV撮影では都内のいろいろな場所を巡ったんですけど、東京駅は行ったことがなかったので、楽しかったですね。

──MVの中で、場面によっていろんな表情をしているのが印象的でした。

石川　モデルのお仕事の時にも表情の作り方とかを教わることが多いんですけど、「ここは表現しやすいな」というのは、自分の中で何となく分かってきました。

もしライブをやるなら、カバーで歌いたいのは……

──さて、前回のインタビューから今までの期間で一番大きな話題といえば、昨年末のレコード大賞新人賞です。選ばれたと聞いた時にはどう思いましたか？

石川　ビックリしました。年末にステージで歌ったということが、今思い返すとビックリです。年末って、すごいじゃないですか（笑）。改めてすごいなと思います。

──「年末ってすごい」というのはよく分かります（笑）。その場ではどういう気持ちでしたか？

石川　「今日一日、すごいなあ」って思いながら表彰式に参加してました。生放送ということもあり大きな舞台で緊張していましたが、歌い終わったあとはホッとしました。新人賞をいただけたことがすごくうれしかったです。

──TV番組だったり、大勢の人の前で歌う機会も増えてきましたよね。レコーディングともまた違うと思いますが、そちらに関してはどうですか？

石川　レコーディングと、収録と、生放送と、あとお客さんのいる場で歌うのと、場面場面でいろいろと違いはあるけど、収録にはだんだん慣れてきてるなという感じはあります。お客さんの前で歌うのはレコード大賞の時が久しぶりだったんですけど、緊張しながらも楽しく歌えてたとは思います。

──そういう場で歌うのは楽しめていますか？

石川　緊張はするんですけど、時には自分でもビックリするぐらい何も考えてなくて、緊張もしてないなという時もあるんですね。やっぱり昔から歌うことが好きなので、そういう場でも楽しめてるんだと思います。

──ただ、家やカラオケで歌ったりしていた頃から考えると、想像もつかないぐらいスケールが大きくなってますよね。そこは緊張はしますか？

石川　考えてみるとすごいなとは思うんですけど、その場ではけっこう集中できてる感じですね。例えば振り付けがあったりすると、緊張よりも「しっかりこなそう」という気持ちの方が強いんです。人から言われて「すごいな」というのを改めて実感していて、そう考えると今はそんなに緊張してないのかもしれません。

──それはすごいですね。

石川　周りから「本番に強いね」って言われることもあれば、本番で失敗してしまうこともあるので、この先はどうだろう？って思いつつ、試しながらやってます（笑）。

──先ほど出たようにお仕事の幅も広がってきている中で、「これに関してはもっと頑張りたいな」と思っている部分はありますか？

石川　モデルとしての撮影があったりランウェイを歩かせてもらったり、歌手としては歌のお仕事があって。最近はバラエティにも出演させていただいて、いろいろなことを経験していく中で表現力がもっと必要だなと思ってます。いつかは演技のお仕事もやってみたいので、表現力をのばすためにもっと頑張りたいなと思っています。

──曲もだんだん増えてきて、人前で歌う機会も増えてきたとなると、自分のライブもやりたくなってきたりしているのでは？

石川　そうですね……「私がやっていいのかな？」という気持ちもありますがでも人前で歌いたいという気持ちもあります。「ライブ」という形で何曲も歌うというのも、憧れはありますね。

──今は持ち歌が3曲ありますよね。もしライブをやるとなると、もっと曲数が必要になるかもしれません。そこでもしもカバー曲を歌うとしたら、何を歌いたいですか？

石川　えーっ、考えたことなかったです（笑）。確かに歌い慣れてる曲とかもあって……普段はUruさんや絢香さんの曲を歌うことが多いんですけど……もし歌うとしたら、Uruさんの曲かな。

──おお、それは聴いてみたいですね。

石川　あと、女性シンガーが男性の曲をカバーすることもあるじゃないですか。絢香さんがサザンオールスターズの「真夏の果実」をカバーしてるのを聴いたことがあるんですけど、全然雰囲気が違ってて、また違った感動があったんです。そういうのもすごくいいなと思います。普段歌ってる曲じゃなくて、聴いてる曲をカバーして、自分なりに歌うのもいいかなって。

──そういったことも含めて、これからの目標というと？

石川　これまではモデル・歌・バラエティのお仕事など「挑戦」の1年でした。これからは演技など新しいことにも引き続き挑戦しつつ、今やってるお仕事を自分なりに精一杯やらせていただきたいなと思っています。学んだことを生かして、CMのお仕事もできたらいいなと思いますね。

──いいですね！前回のインタビューでマイブームについてお聞きしたところ、「赤ちゃん動画を見ること」というお答えでした。今はどうですか？

石川　今も、TikTokとかで流れてくる赤ちゃん動画は見ちゃいますね（笑）。他のジャンルで言うと、料理の動画が気になってます。

──ほう。自分で料理する時の参考にしているとか？

石川　もともとお菓子作りは好きなんですけど、今は寮で生活しているのですが簡単に電子レンジだけで作れるものを見て、作ってみたりしてます。

──そちらも幅が広がるといいですね。ありがとうございました！