『334』。

この数字が一体何を表しているか、わかりますか？

さんびゃくさんじゅうよん。

とりあえず平仮名にしてみたんですけど・・・なんのこっちゃですよね。

ちなみに郵便番号334は埼玉県川口市なんですって。（知ってどうするんだという知識）

正解は、『昨年1年間でCDデビューしたアーティストの数』なんです。
（※日本レコード協会加盟各社関係分）

毎日新曲が発表されている気がしますが、新人アーティストに関すると1日1組も
デビューできていないんですね。

しかも、334組のうち67組が再デビューなので、純粋な新人は267組。

この数字をみると
歌手としてメジャーデビューをすることが、いかに狭き門なのかを痛感させられます。

そんな中、当COLUMN編集部にデビューが決まったばかりのアーティストを取材するお仕事
が舞い込んできたのです！（ありがとうございます！）

狭き門をかいくぐり、CDデビューを勝ち取ったアーティストとは？
デビューと聞いて、“素朴”、“ピュア”、“未完成”、“国民の妹”etc…勝手なイメージが

脳内に広がります。

で、今回我々が取材をさせて頂くのは…メールに添付された資料を開いてみると…

おおおっ、仕上がってる…。ヴィジュアルだけでも完成度の高さが窺えます。
これが狭き門をくぐり抜けた猛者の姿なのです。

彼らは男女5人組のダンス＆ヴォーカルユニット“lol（エルオーエル）”

昨年結成され、数々のライヴやイベントを経験。すでにテレビアニメの主題歌も担当。
期待の超大型新人が遂にCDデビューというわけなのです。

どれだけ期待されているかというと、渋谷のど真ん中に・・・

巨大広告が登場！

（honokaさんのツイッターから画像を拝借してます）

この写真はtwitterで実施されたファン投票で選ばれたもの。

惜しくも選ばれなかったほうの写真もステキですね。
しかし、CDデビューする前からファン投票が出来るなんて恐るべし。
一体どんなヤツラなんだ…

女性メンバーはhonoka、moca、hibikiの3人。

hibikiは昨年行われた『TOKYO GIRLS AUDITION』で準グランプリに輝いた逸材。

男性メンバーは佐藤友祐、小見山直人の2人。

佐藤友祐は「avex MAX audition 2013」でアクター部門グランプリを受賞。
俳優としても活躍するなどマルチな才能を発揮しています。

ちなみに、ここで覚えて損がない豆知識。
ユニット名の“lol”とは「laugh out loud」の略で「大声で笑う」という意味。
海外で、「マジうける」、「（笑）」、みたいな感覚で使われています。
埼玉県川口市の郵便番号より使いどころがありそうですね。

YouTubeにはすでに公式動画があがっています。

ダンスもキレッキレッだし、完成されてるなぁ～。なぜここまで仕上がってるんだ？
本当に一体何者なんだ？

というわけで、インタビューへGO！

しかし、今どきの若者感満載の皆さん。
趣味や話しが合うわけないし、何も喋ってくれなかったらどうしよう・・・
全然“lol”な展開じゃないな～という不安を抱きつつ、都内某所の会議室へ。
 
するとそこには！



おお～！バッチリ決まってるlolの皆さんが！
すでにオーラがバリバリ感じらます・・・。
 
それでは若きダンス＆ヴォーカルユニットの面々と30代編集部員の対談スタートです！

ひた向きな努力で掴んだCDデビュー!?



-重大発表としてCDデビューを告げられた時の率直な感想は？

佐藤友祐）マネージャーさんから「ちょっと話しがあるから」って突如部屋に呼び出されたので、最初は怒られるのかなって思ったんですよね。
 
hibiki）そうそう。なんか緊張したっていうかね。
 
友祐）で、部屋に着いたら「みんなにコレを書いてきたから」封筒を渡されて。「これ、怖い系のヤツ」だって。思ったら…。
「8月12日メジャーデビュー決定」と書いてあって、ビックリしちゃいました。
 
honoka）ビックリして、嬉し泣きしちゃったよね。
 
友祐）この日は忘れられないです。

–皆さんがCDデビューに向けて特に努力されてきたことは何ですか？
 
友祐）ダンスと歌はもちろん、ずっと努力してます。けれど、僕は「どうしたら、お客さんが楽しんでくれるんだろう」ということを第一に考えて行動するようにしてますね。
 
小見山直人）そうですね。身体作りとかも気をつけてます。



友祐）直人は特にそうだね。「ストイッカー」だからね（lol）
 
moca）本当に直人はすごいよね。
 
直人）毎朝、腕立て100回やってます。
 
–スゴっ！！（lol）



 
honoka）逆に私たちは体形維持のためにダンスした後、筋肉がつきすぎないように食事に気をつけたり、マッサージしています。


–皆さん、エイベックス・アーティストアカデミーでダンスと歌を勉強されたそうですが、どんな努力をされていましたか？
 
honoka）冬に大きな大会が毎年あるんですけど、その時はダンスの練習が生活のメインになっていました。
チームの仲間とずっと一緒に練習していましたから、仲も良くなるし「青春」って感じです（lol）
 
hibiki）ダンスのジャンルで動き方が違っていて、使う筋肉が違うんです。色んなダンスを勉強出来たことで幅が広がったと思います。

–アカデミーの先生に言われて、心に残っていることってありますか？



moca）「頑張れば自分に返ってくるから、今努力しなさい。努力は裏切らないから」って言われたことは、心に残っています。
 
直人）努力することがめっちゃ大事だというのは、何度も教えられましたね。アカデミーにめっちゃ上手い人がいて、先生に「僕はあの人に勝ちたいんです」って聞いたら、「だったら、今の3倍努力しろ」って言われました。
だから今でも、人の3倍努力するように心がけています。
 
だって、その人も努力してるんですから、「倍じゃダメだ。3倍努力しよう」と思っています。
 
–普通の人は「3倍努力しろ」と言われても、有言実行する「気持ち」が続かないことが多いですよね。でも、言われたことを努力して続ける。その精神力と努力の結果がデビューに結びついたのでしょうね。
 
honoka）団体で（ダンス）をやっていると、自分の下手さに気付いて「上手くならなきゃ」って思いますよね。そういう環境が良かったんだと思います。
 
-1日何時間ぐらい踊っているんですか？
 
moca）5時間ぐらいですかね。

hibiki）そうだね。みんなそれくらい踊っているよね。

ダンスや歌がカッコいいだけじゃない！“lol”なメンバー達。

–仕事やダンス終わった後に皆で食事されたりしてるんですか？
 
一同）行きますよ！！
 
友祐）めっちゃ疲れている時以外は、絶対に行くんです。
 
–定番のお店はあるんですか？
 
moca）大○屋ー！！（一同lol）
 
–皆で焼き魚定食とか食べてるわけですね。
 
hibiki）そうなんです（lol）
 
–仲良いですね！じゃあ、結成してCDデビューするまでって時間が短く感じられたんじゃないですか？
 
友祐）もう１年ぐらいになるんですけど、早かったですね！
 
hibiki）なんか、4ヶ月ぐらいの感覚です（lol）
 
honoka）毎日楽しくてー。
 
 
-CDデビュー後、ますますファンの方との交流が増えると思いますが、メンバー間を含めて呼ばれたいニックネーム、愛称は何ですか？
 
友祐）僕は別に呼んでほしいわけでなはないですけど…、「王子」って呼ばれたいです（一同lol）
 
–三代目の岩ちゃんみたいな感じですね。
 
友祐）佐藤だから「さとちゃん王子」とか！？うーん…。それはちょっと違うかな。絶対いやだな（lol）
 
 
-hibikiさんはどうでしょうか？


hibiki）普通に「hibiki」って呼ばれることが多いし…。
 
直人）逆に呼ばれたいニックネームはないの？
 
友祐）「ヒーちゃん」とか！？
 
hibiki）小っちゃい頃は「ビビ」って呼ばれていました。私が「ヒビキ」って言えなくて「ビビキ」って言ってて、それが「ビビ」になったんです。だから、「ビビ」がいいかな。
 
moca）「ビビ」って可愛い！
 
-mocaさんは？
 
moca）「モカちん」って呼ばれてますね！自分でも、まぁまぁ気に入っています。
 
一同）「まぁまぁ」なの（lol）
 
-では、honokaさんは？
 
honoka）「ホノエル」とか色々呼ばれていて、決まってはいない感じです。
 
–じゃあ、この場で決めちゃいましょうか！
 
honoka）いいですね！今、決めたいです（lol）
 
友祐）「ホノエル」でいいじゃん！！
 
honoka）ディズニーの「アリエル」が好きなんですよ。で、私がTwitterで「ホノエル」って言ってたら、ファンの方もそう言ってくれるようになって。
 
-じゃあ、「ホノエル」決定で！！（lol）最後に直人さん、お願いします。
 
友祐）直人はもう「ナオティ」で定着してるよな。



直人）呼ばれたいのは普通に「ナオト」でいいと思いますが、「ナオティ」は親しみがあっていいかなと。
 
–なんで「ナオティ」なのですか？
 
直人）担当してもらっていたダンスの先生にとって「ナオト」の「ト」が言いづらいらしく、「NAOTO」の「O」を取って、「NAO T (ナオティ)」になりました。
 
友祐）「ナオト」って、そこまで言いづらくないけどね（lol）
 
–皆さん毎日“lol”らしく、笑いの絶えないグループなんですね。
 
honoka）そうですね！1日一回は大爆笑してるんじゃないかな。
 
–最後に今後の抱負を教えて下さい。
 
直人）「大声で笑う」という意味のグループ名”lol”と同じようにファンの方を笑顔にして楽しんでもらえるアーティストになっていきたいです。もちろん、僕たちも活動を楽しみながらパフォーマンスしていければと思います。

実力は最大限に発揮された新人とは思えないライヴパフォーマンス！

7月29日（水）には“lol”のCDデビュー記念イベント『lol live circuit 2015～fire!～』が「アーバンドック ららぽーと豊洲」にて行われました。

 
暑さの和らいだ19時に“lol”の5名がステージに。
集まったファンは一斉に歓声をあげると同時に5名はダンスを披露します。
 
CDデビュー前のグループとは思えない「キレの良い」ダンスが夜景に相俟って、映えるそんなパフォーマンスでした。



ラストナンバーではファンと共に振り付けを行うなどシッカリとファンとの一体感を演出し、佐藤友祐が語った「ファン目線」のミニライブは幕を閉じました。
 
努力に裏付けされたパフォーマンスをするギラついた「アーティストらしい」“lol”。
そして、まだ新人アーティストとしてのピュアさも持ち合わせている“lol”
 
私は30代「いい歳」の男性ですが（lol）、彼ら5名がメジャーシーンを駆け上がってゆくのをずっと見ていきたい。今回の取材でそう思いました。
 
…。
 
最初に「今どきの若者感満載の皆さん」なんて言って、すみませんでした！！
 
“lol”の皆さんはエイベックスが誇りを持ってデビューさせる「超新人アーティスト」です！！

【2015/10/8 15：00 追記：lolは第57回「日本レコード大賞」新人賞受賞を受賞いたしました。】

 
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