【SAM(TRF)】踊るだけで健康寿命延伸!? 日本赤十字社医学会総会で「ダレデモダンス」の特別講演を実施!

ダンサーであり、「TRF」メンバーとしても知られるSAMが、10月16日(木)に大宮ソニックホールで開催された「第61回日本赤十字社医学会総会」にて、特別講演「SAMとダレデモダンス~人・地域をつなぐ~」を行った。
講演では、さいたま赤十字病院 院長補佐の雨宮守正氏を座長に迎え、ジェロントロジー(老年学)の視点から「人生100年時代をどう健康に生きるか」をテーマに、解説と「ダレデモダンス」を実演。会場には医療関係者を中心に多くの来場者が集まり、熱心に耳を傾けた。
SAMは、ダンサー・ダンスクリエーターとして長年第一線で活動を続ける一方、2021年に南カリフォルニア大学デイビススクール ジェロントロジー学科通信教育課程を修了。
加齢に伴う身体や心の変化を科学的に学び、踊りを通して「健康寿命の延伸」や「生涯学習の重要性」を発信している。
近年では、自身の経験から生まれた“誰もが踊れる健康づくり”をテーマにしたプログラム「ダレデモダンス」を全国で展開。
ステージから地域へと活動の場を広げながら、年齢や立場を超えて人々に“踊ることの力”を伝えている。
SAMは登壇し、まずは「ジェロントロジー(加齢学)」や、自身が取り組む“誰でもダンス”プロジェクトについて語った。
TRFとしての活動を通じてDVDが多くの反響を呼んだことをきっかけに、「誰もが年齢や体力に関係なく踊れるダンスを届けたい」と始めたプロジェクトだと明かした。
説明を終えると、「せっかくだから一緒にやってみましょう!」と実践パートへ。講演時間の約3分の2を使って、観客と一体になったレッスンがスタートした。
座席の関係で足元が見えづらい中でも、「足元は見えないけど、多分できてる雰囲気は伝わってくるね(笑)」と笑いを交えながらテンポよく進行。
「お客さんのミスに釣られるから見ないようにしないと(笑)」と冗談を交えつつ、振りを覚えた参加者に向けて「じゃあ、はじめからやってみましょう!」と声をかけると、会場からは思わずざわめきが起こる一幕も。
和やかな空気の中、SAM流の“楽しみながら動く”ダンスの魅力が体感できる時間となった。
講演の中でSAMは、「長年冷え性だった方の手が温かくなったり、歩ける距離が伸びたという声もある」と、参加者の変化を嬉しそうに語っていた。
実際にダレデモダンスを踊る参加者の姿を見ていると、年齢を問わず誰もが楽しみながら体を動かし、自然と笑顔になっていく様子が印象的だった。
音楽に合わせて体を揺らすうちに、会場全体がやわらかな一体感に包まれていく。
誰もが心も体も少し軽くなって帰れる——そんな温かな時間をつくり出せるのは、やはりSAMだからこそだと感じさせる講演だった。
現在は埼玉をはじめ、東京・千葉・名古屋・京都など、全国各地で展開。
「今は北海道でもフィットネス施設を通して広げていこうという話が進んでいます。ゆくゆくは“おじいちゃんおばあちゃんがバスで通える距離に”誰でもダンスの拠点があるような状態にしていきたいです」とSAMは話す。
SAMがダンスを通じて健康寿命を延ばしていく活動は、今後も範囲を広げ続いていく。
<SAMプロフィール>
15歳でダンスの面白さを知り、10代でディスコダンス、ブレイクダンスに出会う。単身ニューヨークへダンス留学。
帰国後、TRFコンサートの振り付け、構成、演出はもちろん、多数のアーティストの振付、コンサートプロデュースをダンスクリエイターとして幅広く行い、活動している。
近年では、次世代ダンサー育成・リサーチの為、多くのダンサーオーディションを手がけ、日本工学院専門学校ダンスパフォーマンス科のトータルプロデュースをしている。
2016年には一般社団法人ダレデモダンスを設立、代表理事に就任。
この団体での活動を通じて、誰もがダンスに親しみやすい環境を創出し、子供から高齢者まで幅広い年代へのダンスの普及と質の高い指導者の育成、ダンサーの活躍の場の拡大を目指す活動を始めている。
最近では、日本最古の伝統芸能「能」の舞台ダンサーとして初めて出演。2021年には、南カリフォルニア大学ディビススクールジェロントロジー学科通信教育課程修了した。
<SAM SNS情報>
・SAM 公式Instagram:https://www.instagram.com/sam0113?igsh=cHh0dzRod3Q0aWJz