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WOLF HOWL HARMONY

【WOLF HOWL HARMONY デビュー】目指すは最強の愛の戦士!?

2023.08.23
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音楽
インタビュー
4.8万人が参加したLDH史上最大のオーディション「iCON Z ~Dreams For Children」から誕生したWOLF HOWL HARMONYが8月23日、シングル「Sweet Rain」でいよいよデビューを果たす。なにより歌うことが好きで、音楽を愛する彼らのこれまでの軌跡と、シングル「Sweet Rain」にかける想いを語ってもらった。


個性派揃い! WOLF HOWL HARMONYはどんなグループ?
 
 


──まずはみなさんの自己紹介をお願いします。
 
GHEE 僕はGHEE(ギー)です。ヨーロッパ系ブラジル人の母親と日系ブラジル人の父親を持つクォーターです。得意なことはラップです。ポルトガル語も喋れるので、ポルトガル語を使ったラップを得意としています。特技は、けっこう低い声が出せます。怪獣みたいな低い低い声が出せます。性格は明るいタイプで、メンバーからはよくうるさいって言われるんですけど、南米のパッションと持ち前の明るさで生きてます。
 
SUZUKI  SUZUKI(スズキ)です。本名は比嘉涼樹と言って、下の名前がスズキという、ちょっと変わった名前です。スズキ⤴じゃなくて、スズキ⤵で覚えていただければ嬉しいです。沖縄県出身とは思えない白めの肌をしてるんですけど、普段プライベートでしゃべってる時はめちゃくちゃに訛っています(笑)。僕の強みは、なんと言っても歌ですね。うまく歌うことも、もちろん大事なんですけど、それよりも表現するということが僕の一番得意なところかなと思っています。特に歌の一番最初を歌わせていただくことが多いんですけど、その曲の雰囲気を一気にそこで作って、聴いてくれる人を引き込むのが僕の役割かなと思っています。人見知りなんですけど、仲良くなったら一番はっちゃけるタイプだと思います。めちゃくちゃ穏やかなハッピー野郎です。

RYOJI リーダーのRYOJI(リョウジ)です。埼玉県出身です。幼い頃からサッカーをやっていたのでサッカーが得意なのと、音楽が大好きで「こういう曲を聴きたいんだけど、なんかおすすめない?」みたいな感じで聞いてくれたら、おすすめの曲をパッと4曲ぐらい送って挙げることができます。好きなことは、けっこうアウトドアタイプなので、バーベキューをしたりとか。ウォーキングやランニングに行って、太陽光に触れて、活発に生きていたいタイプの人間です。性格はそれこそ明るくて、人見知りも全然しないです。初対面の人とも波長が合えばすぐ仲良くなれるし、嫌な気持ちにさせない自信があります。僕はラップも担当してるんですけど、煽りも僕が率先してやっていて、声がすごく低いので、低音ラップを担当することが多いので、そういったところに注目していただきたいです。あとはメンバーの中で一番身長が大きいので、手足の長さがダイナミックさに繋がっていると思います。
 
HIROTO HIROTO(ヒロト)です。本名は沓野(くつの)広翔と言いまして、沓野という名字がすごく珍しいので、メンバーや周りの人からよくあだ名で“クック”って呼ばれることが多いです。僕も小学校から高校までサッカーやっていたので、サッカーが得意です。パフォーマンス的には、あの自分の声はよく周りから“クリスタルボイス”とか、高音がきれいと言っていただくので、高音のきれいさだったり、きれいな声に注目して聴いていただけたらなと思います。好きなことは、一人で映画を観に行ったり、一人でカフェに行ったり、サウナに行ったりということですね。でも、一人の時間も好きなんですけど、けっこうさみしがり屋でもあるので、他のメンバーとごはんに行ったりもします。
 
──みなさんはLDH史上最大のオーディション「iCON Z ~Dreams For Children」を経てデビューされていますが、WOLF HOWL HARMONYというグループについて紹介してください。
 


GHEE WOLF HOWL HARMONYは「iCON Z ~Dreams For Children」というオーディションの中では4人という一番人数が少ないグループなんですけど、逆にその少なさゆえに個々にフォーカスが当たることが武器だと思っています。しかも4人のメンバーそれぞれがまったく異なる個性を持っていて、それが曲になった時にすごい化学反応を起こします。僕たちはそれぞれオーディションにいろんなストーリーと覚悟を持って臨んだメンバーでもあるんですよ。中には人生の安定を捨てて臨んだり、そういうメンバーが特に目立つ4人が集まったグループで、そういう人生のハーモニーを奏でるという意味でWOLF HOWL HARMONYという名前をHIRO(EXILE)さんからいただきました。
 
SUZUKI 一匹狼たちが集まって、それぞれの人生のハーモニーが重なっていくということをテーマにつけていただいた名前です。
 
GHEE 特に僕たちはボーカルとラップ力と音楽性が持ち味のグループなので、そういうところで勝負をしていきたいと思ってます。
 
RYOJI 僕は個人的に動物の中で狼が一番好きなんですよ。だから、単純にかっこいいなって思ったし、自分にぴったりだなって思いましたね。僕も群れないタイプだし、そこがHIROさんのコンセプトにハマってるなという風に思いました。
 
SUZUKI 他のグループはダンスを売りにしてるんですけど、僕らは何より歌とラップが武器で、歌唱力の高さで勝負していくグループだと思っています。音楽のクオリティの高さ、楽曲のクオリティの高さっていうのは、僕らも自信持って出していきたいと思っているので、そこが一番の武器かなと思っています。
 
 
オーディション「iCON Z ~Dreams For Children」や武者修行で成長!
 
 
──「iCON Z ~Dreams For Children」はみなさんにとってどういう経験でしたか?
 
HIROTO 僕はこのオーディションを通して初めてダンスに挑戦させてもらったんですけど、ダンスを10年やってる方や、プロのダンサーの方と一緒に合宿したり、普通では絶対に経験できないような環境でやらせてもらったので、普通に1年レッスンするより、3年分ぐらい経験値を積むことができたなというのはすごい感じます。
 
GHEE メンバー全員、ダンスの経験は浅かったけど、逆に歌とラップが持ち味のメンバーが揃ってるんですよね。僕は、自分と向き合う時間がすごい多くなって、自分にたくさんの課題が見つかって、それを一個一個クリアしていく自体が学びでしたし、自分が得たものだなって思います。自分と向き合う時間、足りないものを探す時間は僕にとってすごく大事でした。目を背けようと思えば背けられることなんですけど、でもそこに向き合わないとデビューはできないと思っていました。
 


SUZUKI 当時はもちろん焦りもめちゃくちゃありました。オーディションに参加した時点で、もう僕はデビューしていたんですよ。以前、僕はDEEP SQUADというグループでデビューさせていただいていて、LDHに所属してる状態でまた改めてオーディションに参加させていただくという形だったので、普通にオーディションを受けに来てるGHEEちゃんやHIROTOとはまた違う環境の中でオーディションを受けさせていただいていました。もちろん、オーディション中はまったく一緒なんですけど、やっぱりプレッシャーはありましたね。プロとして参加するので、できて当たり前という目で見られますし、より高いクオリティのものが求められる中で、悔しい思いもたくさんしました。というか、悔しい思いばっかりだったんですけど(苦笑)。自分ができないことの多さを感じたり、心構えというか、バイブスの持っていき方、かまし方っていうんですかね。うまい下手ももちろん大事なんですけど、実際に見てる人の心が動くかどうかっていうところがやっぱり一番大事だなっていうのを改めて感じて、学ぶことがすごい多かったなと思います。本当にオーディションに参加してよかったなって、今は心から思っています。
 
──オーディションに参加したことで、アーティストとして一番大きく変わったことはなんですか?
 
RYOJI リアルに今でも感じているのが、夢を叶えようとするパワーや責任感、覚悟そのものゲージが上がった気がします。本気の度合いって人それぞれだと思うんですけど、そのさらに上の上の上をイメージすることから始まり、行動に移して、長い時間がんばり続けていると、どこかでブーストがかかるんですよ。その繰り返しでどんどん基礎ゲージが上がっていくから、去年の僕より今の僕の方がキリッとしてると思います。目で見えるところもそうだし、五感で感じる部分、僕から発せられる歌声やダンスといったものも、アーティストとして一回り成長できているのかなって思いますし、まだまだ伸びしろがあるなというのは自分でも感じますね。僕たちはスタジアムに立つという目標を掲げさせていただいてるんですけど、常にそれをイメージをして、アイデアを共有して…。そういう日々の過ごし方自体が変わりましたね。言うならば、まず自分の意識を変えて、意識を変えたらやるべきことが見えてきて、着々と夢に近づいていっている感じがします。
 


HIROTO 僕が一番変わったところは、“伝える”ということかなと思います。僕が最初、お客さんの前でパフォーマンスした時は、できるだけ自分をよく見せたいという気持ちが強かったし、ミスを恐れて丁寧に歌って踊って、ということを気にしていたんですよ。でも、WOLF HOWL HARMONYとして活動していく中で、武者修行をやったんですけど、その時、お客さんに想いを伝えたいって思わないとお客さんを煽れないし、上にいるお客さんや後ろのお客さんに目線を送れないということに気づきました。だから自分をよく見せるよりも、自分たちがまず音楽を楽しんで、想いを伝えるっていうことを大事にして、ステージに上がって歌う、そういった自分のマインドが一番変わったのかなって思います。
 
──武者修行や各地のイベントで実際に自分たちのファンに会ってどう思いましたか?
 
SUZUKI 実際にみなさんの前でライブできるっていうのは、本当にすごく嬉しいことです。僕はコロナの時期も味わっていたので、その分、人前で直接ライブできるっていうのが当たり前じゃないっていうことも十分理解しているので、改めてありがたいことだなって思いますし、これだけたくさんの人が僕たちのために集まってくれて、声を出して盛り上がってくれて、楽しんでくれて、泣いていたりする姿を見ると、逆に僕たちがパワーをももらうなっていうのを感じます。ステージの上が自分たちの居場所なんだなっていうのを改めて感じることができて、学ぶことももちろんたくさんありますし、まだまだたくさん勉強していかないといけない部分もたくさんあるんですけど、毎回毎回、本当に最高だなって思いますね。
 
GHEE 実際にお客さんを目にして、こんなにたくさんの人が来てくれるんだっていうことに気持ちが昂ぶりましたし、エモーショナルな気持ちになりました。毎公演いらっしゃる方もいて、僕たちに対する熱がこんなにもあるんだっていうのを初めて知りました。SNSで応援してる方もたくさんいて、僕たちも直接SNSでのコメントを見ていたんですよ。そういったみなさんに恩返しするために、僕たちもこれからもっともっと気合を入れて活動しなきゃいけないなっていう気持ちになりました。みなさんのために、僕たちはラブ・ドリーム・ハピネスをちゃんと届けないとな思いました。
 
――チームワークを育むために心がけてることはありますか? もしくは、この4人でよかったなと思った瞬間は?
 

RYOJI 仲がいいグループってたくさんいると思うし、どこまで仲がいいのかとかも実際にはわからないですけど、僕は仲がよかったり、信頼できるグループっていうのは、一人一人をちゃんとリスペクトしてることが一番大事だと思うんですよ。それは人間性だったり、音楽性であったり。例えば僕だったらメンバー全員のリスペクトしてるところをすぐ答えらるんですけど、それをメンバーにも共有しています。メンバー同士でリスペクトできるところがなくなってしまったら、それはすごく悲しいことだし、それってたぶん良くない方向に流れてしまうような気がするので、そこはなんかメンバーにも同じように思ってもらいたいですし、4人でも大切にしようと思っています。
 
SUZUKI 僕はまず人としての部分を一番大事にしていて、人対人っていうことを絶対忘れないようにするということがやっぱり大事だなって思っています。僕たちは今4人で共同生活してるんですけど、家のルールというか、鉄の掟がありまして(笑)。それは挨拶です。挨拶は一番大事にしてるところで、挨拶だけは絶対にしようって言っています。おはよう。おやすみ。ありがとう。ごめんね。行ってきます。行ってらっしゃい。お帰り。ただいま。これは絶対に言うって決めています。実際、少しギクシャクしていても挨拶すればそこでしゃべるきっかけになりますし、家に帰ってきて「ただいま」って言った時、元気に「お帰り」が返ってきたらやっぱり嬉しいじゃないですか。そういうところでコミュニケーションを取るきっかけにもなるし、挨拶だけは絶対にやっていこうっていう風に約束で決めています。それも絆を育むために大事なことだと思いますね。

GHEE 挨拶は習字に書いて壁に貼りたいくらい大事なことですよね。それくらい本当に大切なことだってみんな認識を持っています。僕も、さっき言ったことと同じですけど、「ありがとう」を言うことですね。あとは「親し中にも礼儀あり」ですかね。仲がいいからって、人間的にだめでしょ、みたいなことはちょっとNGだなって思いますし。
 
SUZUKI 部屋にはノックして入る、とかね。めちゃくちゃ仲良くなってくると、「おーい」ぐらいで部屋に入っちゃったりすることもあるし、実際、僕も入ってこられて嫌なタイプではないんですけど、相手に対する気遣いをしようという意味で、そこもちゃんとやっていこうっていうことですね。僕は平気でも、嫌な人もいるかもしれないですし。
 
GHEE 人としておたがい気遣いをすることを大事にしています。

 

HIROTO グループとして気をつけてるのは、なんでも腹を割って話すために、誰か一人がなにか不満を覚えている時は、絶対にみんなでちゃんと話し合うっていうことですね。誰か一人が不満をずっと抱えたり、揉めるまではいかなくても、ちょっとしたもやもやがあった時は、メンバーみんなでしっかり話し合うっていう時間を作っています。
 
──みんなで一緒に暮らしてて、ハプニングはありますか?
 
GHEE この前、カナブンが落ちてました。
 
RYOJI おそらく外で干していた洗濯物についたものが部屋に取り込んだ時に落ちて、部屋に入ってきたんですよね。
 
SUZUKI 夏はもしかしたらセミとかが入ってくるかも。
 
RYOJI GHEEちゃんは虫全然平気だよね。
 
GHEE 僕、全然平気です。
 
HIROTO GHEEくん、僕の部屋にカナブンを投げていったんですよ。
 
GHEE めっちゃ叫んでたよね(笑)。
 
HIROTO さすがに叫びました(笑)。
 
RYOJI 珍しいよね、HIROTOにしては。
 
HIROTO ドアを締め切って、逃げ切ってたと思ったのに「中に入ってるよ」って言われて見たら、本当に部屋に入っててびっくりしちゃった。
 
 
投票で決定! 本当にベストなデビュー曲「Sweet Rain」
 

──8月23日はシングル「Sweet Rain」でいよいよデビューが決まりました。おめでとうございます! みなさんにとってこの曲はどんな曲になりましたか?
 


RYOJI デビュー曲としてふさわしい楽曲にもなりました。実は、このデビュー曲を選ぶ時点で、LOVERED(ラブレッド・WOLF HOWL HARMONYのファンネーム)のみなさんと企画をやらせていただいたんですよ。「WOLF HOWL HARMONYのデビュー曲、あなたならどっち?」という企画で、2曲のうちの1曲を投票していただいて、実際にみなさんと一緒に選んで生まれた楽曲なので、応援してくださったみなさんと一緒に作り上げた感じもすごくありますし、ウルフチーム全体のチーム感というか、仲間感も生まれたと思います。音楽的にもサウンド感がすごく新しくて、メローなアコースティックから、リズミカルでポップなサウンドまで幅広く、今のシーンにぴったりの新しい楽曲になってます。僕たち自身もいい曲できたなと心から思いますし、テイクに関してもいいものが出せたんじゃないかと思います。そしてそれを引き出してくれたのが作曲家のChaki ZuluさんとT.Kuraさん、ZEROさん、そしてDJ DARUMAさんで、おかげで新しい僕らの一面が出せたので、本当にベストなデビュー曲になったなと思っています。
 
──投票の結果に関しては、予想通りでした? それとも意外でした?
 
RYOJI 意外でしたね。
 
SUZUKI 全然予想がつかなかったですね。めちゃくちゃ接戦で、でも最初はもう一個の候補曲「Teenage Dream」が一気に伸びたんですよ。
 
RYOJI 前日ぐらいまでは「Teenage Dream」の方が多かったんだよね。
 
SUZUKI 僕らも準備してる段階では、「Teenage Dream」で決まりそうだという話をしていたんですよね。
 
RYOJI 実は少し備えてたんですよ。今のうちによく聴き込んでおこうって。ただ、「Sweet Rain」のほうがデビュー曲感があるというか、テンポが良かったんじゃないですかね。「Teenage Dream」はツーステップな感じで今っぽい感じなんですけど。思うに、デビュー曲を切なくしたくないって思った人が多かったのかなと。デビュー曲だから明るく行きたいって思ったのかなっていう風に僕は思ってますけど、真意はどうなんですかね? でも、どっちの曲も本当に良いんですよ。「Teenage Dream」も今後、絶対にどこかのタイミングで出したいので、そっちはそっちでもっとブラッシュアップして出したいと思っています。
 
──デビュー曲のレコーディングはどうでした?

HIROTO 「Sweet Rain」は僕にとってすごく挑戦的な楽曲でした。僕は今まで主にJ-POPを聴いて育ってきたので、まっすぐ伝える、言葉をはっきり伝えるという歌い方をずっとしてきたんですけど、この曲はすごくテクニカルで、リズムの取り方を少し遅く取ったりとか、ニュアンスで歌ったりというのが重要視される歌だったので、僕にはすごく難しかったです。最初にデモ音源を投票の時に出させてもらったんですけど、その時からもかなり歌割りが変わっていて、レコーディングも5回ぐらいやってるんですよ。僕はこの曲ですごく苦戦して、自分の歌のスタイルを見つけられずにいたんですけど、この曲のレコーディングで自分の課題を見つけて、次のレコーディングで成長した成果を見せるということをずっとやっていたおかげで、自分の新しい表現の仕方や引き出しがすごく増えたと思います。この曲ですごく成長できたので、デビュー曲として僕たちがずっと一生歌い続けていきたい曲ですし、思い出深すぎる曲でもあります。
 


GHEE 「雨のち恋模様」っていう僕のパートがあるんですけど、そのパートは音がなくて、すごく聴かれるというか、みんなが注目して聴くであろうパートなんですよね。そのたった一言に詰めたニュアンスみたいなものがすごい細やかで、今までそういう繊細な作業の経験があまりなかったので、そこで初めてそういうニュアンスの付け方を学びました。あとは仮音源の聴き方を改めて勉強させてもらいました。音源の聴き方として、ニュアンスの細かいところまで感じるということですね。今までは本当に流して聴くだけで、歌詞、メロディー、ビートとかだけ聴いていたんですけど、声の細かいエッジなところだったり、空気の成分だったり、どういう切り方の処理しているのか、そういうところまで聴き分けることをする、というところが僕自身すごく変わったところですね。
 
SUZUKI 仮歌もしっかり作り込んでくださっていて、ニュアンスもしっかり込められているんですよ。仮歌の状態がかなり良かったので、この雰囲気を殺したくないなっていうのもあって、それを生かすとなればその分やっぱりしっかり聴き込むことがやっぱり大事なので、そういう聴き方は僕らからもアドバイスしましたね。「ここでブレス入れてるのわかる?」って確認したり、そういうアドバイスは僕らからもさせていただきました。
 
──「Sweet Rain」で特に気に入ってる部分はなんですか?
 
SUZUKI 僕もGHEEちゃんが歌ってる「雨のち恋模様」というパートが好きですね。そこでブレイクして、次の瞬間からビートが入った音になるんですけど、そこから一気に疾走感が出てくるので、この曲のポイントですね。
 
HIROTO 僕は、サビの「君色Sweet Rain」というところを僕が二番のサビ、RYOJIくんが一番のサビで歌ってるところですね。
 
RYUJI それぞれ曲のグルーヴが違うんですよ。僕のところはアコースティックで、ちょっとメロウなグルーヴがなんですけど、HIROTOが歌うところはテンポとビートがしっかり入ってるので、同じサビではあるんですけど、二面性があるので、そこはMVにも見どころだし、楽曲的にも聴きどころだと思います。
 
 
MVではベッドシーンに挑戦!?
 

 
──MVで注目してほしいところは?
 
GHEE MVの世界観がモノトーンからバイオレットに変わっていくんですけど、衣装も黒からバイオレットに変わったり、髪型も落ち着いた髪型からエッジの効いた髪型に変わったり、世界観とコンセプトがしっかりしているMVなので、そういうところがすごくいいですね。相合い傘もたくさん出てくるので、その傘の意味も、曲を聴く人によってはいろいろ考えられるし、すごく面白いMVになっていると思います。
 


SUZUKI 曲としての完成度、クオリティもそうですけど、映像としてのクオリティにもすごくこだわって作られているのでめちゃくちゃいいですし、曲を聴かずに映像だけ見ても楽しめるぐらい、映像としてもすごくクオリティの高い映像になってると思うので、是非観てほしいです。たぶん一回では細かいところまで見切れないいろんなものが詰まってて、コンセプトもしっかりしてますし、そのコンセプトの中にエッジが効いてる部分だったり、アーティスティックな部分も盛りだくさんなので、目でも耳でも楽しんでほしいなと思っています。
 
RYOJI  24時間ぶっ通しで撮影したのもあって、思い出深いですね。僕ら(RYOJIとSUZUKI)はMV撮影の経験はあるんですけど、2人(GHEEとHIROTO)は初めてで24時間の撮影って、かなりラッキーボーイな2人ですね(笑)。
 
SUZUKI この経験を最初からできるなんて、ある意味ラッキー(笑)。
 
RYOJI 24時間撮影したといっても、それぞれのソロパートがあるので、その間は仮眠できたんですよ。でもスタッフのみなさんとチームのみなさんでとことんこだわって、しっかり作ったいい作品にできたので、本当よかったですね。
 
HIROTO ダンス&ボーカルグループだとダンスパフォーマンスが多く入ってくると思うんですけど、僕たちはアップのシーンが多かったり、RYOJIくんだとベッドシーンがあったり…。
 
SUZUKI ベッドシーンっていうと変に聞こえちゃうから! ベッドに座ってるだけだから!(笑)
 
RYOJI 今回はベッドに寝そべってみました(笑)。普段とちょっと違うアングルから撮られたりもしてます。
 
HIROTO 一人一人のキャラが分かるような感じで撮らせていただいて、一人一人の見せ方がしっかりしています。大サビの部分だけダンスパフォーマンスが入ってるんですけど、すごくキャッチーな振りなので、是非SNSでチャレンジしてみてほしいです。
 
RYOJI ライブでもみんなやってくれているので、広まっていくといいなと思っています。
 
──デビューシングル「Sweet Rain」で、自分たちの良さをどんな風に伝えていきたいですか?

RYOJI 音源はWOLF HOWL HARMONYの強みだと思いますし、今もいろんなアイデアも浮かんでますし、作曲チームもDJ DARUMAさんの協力のもと、すごい方々が揃っているので、絶対に間違いない音楽を作れる自信があります。今回の「Sweet Rain」、そして今後の展開にも注目していただきたいです。楽曲をリリースすることでWOLF HOWL HARMONYってこういうグループだということをたくさんの方々に知っていただけると思うので、そこは大切にしていきたいですし、そこから広めていきたいと思っています。
 
SUZUKI 音楽力の高さ、楽曲のクオリティの高さが僕たちの一番の武器だと思っています。前回、「LOVE RED」を出させていただいた時も、Spotifyのバイラルチャートで3週連続1位を記録しているので、今回はデビュー曲なので「LOVE RED」の記録を超えていきたいですし、超えていけるような記録を残していきたいと思います。曲のクオリティの高さは、僕たちも自信を持って押し出せる部分でもありますし、やっぱり結果を出してこそだと思うので、たくさんの方に聴いていただいて、愛してもらえるようなグループになればいいなと思っています。
 
──最後に、今後どんなグループになっていきたいですか?
 


GHEE 僕たちがずっと言い続けて意識していることは、絶対にスタジアムに行くこと。それまでに個々の個性をもっともっと際立たせて、ライブをする時、誰かがかましてる時は後ろでそのメンバーが安心してかませられるような、そういったグルーヴが生まれるように、それぞれの存在感をどんどん上げていきたいなと思います。
 
SUZUKI 引き続き、音楽力の高さ、歌唱力の高さをもっともっとレベルアップしていきつつ、パフォーマンス力ももっともっとレベルアップしていきたいです。まあでも踊らなくても、ライブで踊らなくてもみんなが湧くぐらいのパフォーマンスができるぐらい、一人一人がスーパースターになっていく必要があると思いますし、スタジアムという夢を実現するためには一つずつ確実にレベルアップしていかなきゃいけないので、スピード感を持ってレベルアップしていけるようにがんばっていきたいです。何より楽しく、たくさんの方に愛してもらえるグループになることが一番だと思うので、そこを目指してがんばっていきたいです。
 
RYOJI 僕らは最強の愛の戦士になりたいんですよ。一人一人が最強で、一人一人が発するパワーが人々に力を与えられる、そんな4人が集まったら、日本のみならず世界にも行けると思いますし、世間にWOLF HOWL HARMONYが必要不可欠なものになってくるんじゃないかなって僕も信じてます。そうやって思ってもらったり、愛されたりすることが、スタジアムにたどり着くには必要なことだと思っているので、楽曲もそうですし、人間性もそうですし、一人一人の人間として、愛されるような4人になっていきたいと思います。
 
HIROTO みんなが言ったように、一人一人がもうソロのアーティストレベルで輝けるようなアーティストになっていきたいなって思ってます。このグループは一人一人が個性がめちゃくちゃ強いので、個性のナンバーワンになりたいなって思ってます。僕で言うと、きれいな高音って言われるんですけど、きれいな高音を出せる人なんてたくさんいるんですよ。けどそこで勝たないとスタジアムにも世界にもいけないと思っているので、自分の武器である高音でナンバーワンを取る、この日本で、世界でナンバーワンの声のきれいさになって、それが4人集まった時に最強のグループになれるように…。
 
RYOJI 最強の愛の戦士になれるように。
 
HIROTO 最強の愛の戦士になれるように、これからも技術を磨いていけたらと思っています。
 
撮影 沼田 学


デビューシングル『Sweet Rain』
2023.08.23 ON SALE

 
 


【WOLF HOWL HARMONY WEBSITE】
https://wolfhowlharmony.jp/

【WOLF HOWL HARMONY Twitter】
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【WOLF HOWL HARMONY YouTube】
https://www.youtube.com/@wolfhowlharmony(@wolfhowlharmony)

 
尹秀姫(ゆんすひ)
WRITTEN BY尹秀姫(ゆんすひ)
出版社勤務を経て、現在はフリーの編集・ライター。たまに韓国語の通訳・翻訳も。K-POPを中心にさまざまなアーティスト・俳優にインタビューしています。
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