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【WOLF HOWL HARMONY】平成のエモさを感じる、邦ロックのど真ん中!歌い方を変えて挑戦してます。

WOLF HOWL HARMONY
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【WOLF HOWL HARMONY】平成のエモさを感じる、邦ロックのど真ん中!歌い方を変えて挑戦してます。

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新曲「ROLLIN’ STONES」をリリースしたWOLF HOWL HARMONY。これは10月12日からスタートした東海テレビ・フジテレビ系土ドラ『バントマン』のOP楽曲にもなっています。野球を題材に夢を追う物語のテーマ曲としてピッタリのロックサウンドが展開されていて、彼らの新境地にもなっています。この楽曲について、ドラマと野球について、またタイをはじめとした最近の活動についてなど、4人にたっぷりお聞きしました!

ロックに乗せてまっすぐにメッセージを伝える、自分たちにとって初めての曲!


──新曲「ROLLIN’ STONES」が10月11日にリリースされました。ロック・サウンドが強調された楽曲になっていますが、最初に曲に触れた際にはどういう印象を持ちましたか?

SUZUKI まさにロックに振り切ったサウンドだなとすごく思いましたし、すごく新鮮だなとまず感じて。新鮮なんですけどすごく熱くてまっすぐな歌だなと。僕らが学生時代の頃、まさに平成ど真ん中というか、その時のエモさみたいなものをすごく感じることができて、熱い気持ちになりました。あと、僕らの曲の中でも多分一番短い楽曲なんですよ。だから、初めて聴く人もたぶん聴きやすいんじゃないかなと思います。

HIROTO 今回本当にロックということで、前回僕たちがリリースさせていただいた青春三部作の最後の「ピアス」もエモロックな楽曲だったんですけど、今回はすごくロックに振り切ってるイメージがあって、これぐらいまっすぐ人に伝えるという楽曲は僕たちの中でも初めてで、こういう楽曲は個人的にもウルフに欲しかったなと思っていたタイプの曲だったので、「わ、メッチャいい曲だな」という印象を受けました。

GHEE 最初はもちろんいい曲だなと思ったんですけど、ラップから入るじゃないですか。だからもしかしたら、ラップ調、ヒップホップっぽい曲なのかなと思いつつ、サビを聴いたら、意外とちょっとポップな感じもあるので、新しいなと思いました。あとは今回はロックに振り切ってる分、自分たちも前回からエモロックだったり、ジャンルレスにどんどんやっていきたいなという気持ちもすごくあるので、そういった部分で新しいアプローチができるんじゃないかなと思いました。

RYOJI 僕は最初に聴いた瞬間、すごくキャッチーだなと思って、いわゆる邦ロックのど真ん中を行ってるんじゃないかなとも思いつつ、ラップだったり、僕らなりの表現がしやすい構成にもなっていたので、すごくイメージが湧きやすかったですね。

──今、HIROTOさんもおっしゃっていましたが、幅を広げるという意味でも、ちょうどいいタイミングの楽曲というか。

RYOJI そうですね。メンバー自身がバックボーンとして触れてきたカルチャーというのも、ヒップホップとかR&Bが主軸にありながらも、GHEEをはじめみんなロックも好きだったりするので、特化せずにジャンルレスに……たぶん、今の若い世代は時代とともにそうなってると思うんですよね。なので、そこをあえて絞らずに、ここでこのタイミングでロック調に振り切った楽曲ができるというのはすごくワクワクしましたね。

──この中で一番ロック好きなのはGHEEさんなんですね。

GHEE 好きですね。リンキン・パークとかブリング・ミー・ザ・ホライズンとか。

──この楽曲からパッと連想したアーティストやバンドって、何かありましたか?

GHEE サビの部分で、なぜか分かんないんですけど、『デジモンアドベンチャー』のオープニング曲(和田光司「Butter-Fly」)が思い浮かびましたね。

SUZUKI そっち系だよね。僕もそのへんをすごく感じて。

RYOJI 何ていう曲なの?

GHEE 分かんないっす。(一同・笑)

SUZUKI 僕はロードオブメジャーさんの「心絵」とか、あのへんのようなまっすぐ感というか、ロックサウンドに乗せたまっすぐな歌詞というところが思い浮かびました。

──先ほどの「平成感」ですかね。

SUZUKI 曲調が似てるわけでもないですし、ジャンル的に言うとまたちょっと違った部分もあるんですけど、ロックサウンドの中でまっすぐな歌詞が乗っている雰囲気に、似たところを感じました。

──こういう曲調で、レコーディングでの歌い方だったり今までとは違ったのかなと思いますが、そこはいかがでしたか?

SUZUKI 僕は今回、けっこうチャレンジした部分があって。僕はサビを歌わせていただいてるんですけど、レコーディングの際に、一応自分的にはいいテイクが録れたなという感じで思っていて、プロデューサーのChaki Zuluさんとかも「いいね」という感じだったんですけど、そこから「もうちょい何かほしいな」みたいな話になったんですね。ロックなので、もっともっと感情的な表現がもっとしいねと。そこでどう見せていこうかという話しの中で、一つ参考にしてみようとなったのがMr.Childrenの桜井和寿さんの歌い方とか発声の仕方だったんです。自分では普段あまりやらないような発声の仕方だったり表現の仕方というのをチャレンジさせていただいて、だから自分の中では今回の歌は、自分に今までなかった歌い方ができたので、そこはけっこう新しい挑戦だったなと思います。

HIROTO この曲のサビとかは、自分が一番気持ちいいラインよりはちょっと下めのキーなんですよ。だからもっと楽に出そうと思えば出せるパートではあるんですけど、曲調的にも歌詞的にも、強い言葉、強いメッセージ性で伝えなきゃいけない楽曲なので、やっぱりそこをどうやって自分なりに強く表現するかというところで、けっこうノドを絞って出してる部分もあったりして、個人的にもサビの発声方法とかはすごく意識して歌いましたね。

──そこはうまくできたんですか?

HIROTO WOLFの楽曲でいうと「Pink Flash Lights」とかはすごくフレッシュな楽曲なので、そこは自分の一番気持ちよく当たる歌い方で歌ったりとかもしてるんですけど、今回の「ROLLIN’ STONES」みたいな楽曲でも、臨機応変に歌い方を変えて表現することができたと思います。

GHEE ラップの部分で、「このままじゃ終わりねえ」っていう歌詞があったり、自分の感情、胸の奥に出てくる思いが歌詞にすごく表現されていたので、そういったところの表現をすごく意識して、言葉一つ一つにすごく重たい自分の思いを乗せた感覚で、レコーディングしました。あとロックなので、ちょっとスパイスというか、エッジを利かせたような歌い方をしました。

RYOJI この楽曲を歌わせていただく時に、自分の中では「ド直球」が一番だなと思ったので、細かいテクニックというよりも、気持ちとか思いが伝わるといいなと思ったので、「さあ行こうか」というフレーズのあたりは自分を応援団長みたいにイメージして、拡声器を持ってみんなを引き連れてキュッと締めるみたいな、そういう絶対的な安心感というか、そういうところを意識して歌いました。「Ride or Die」という歌詞のところも、「乗るか死ぬか、お前が選べ」といういうぐらい強気なイメージで歌わせていただきました。

──そう聞くと、RYOJIさんは体育祭の応援団長とかやってそうな雰囲気ですが……。

RYOJI そういえば、小学生の頃に1回やったことありますね。確か立候補した気がします(笑)。

4人は野球派? サッカー派? バッティングセンターで驚異のエピソードも!

──ここまでの皆さんのお話にも少し出てきましたが、歌詞については改めていかがですか? 一番好きなフレーズとか全体について思うことについて伺えれば。

SUZUKI 僕の好きな歌詞は、一番頭のラップパートで「試されてる運命の上 ただ真っ直ぐに前だけ」というところですね。本当にストレートな歌詞で、やるしかねえ!みたいな。その後に「このままじゃ終われねえ」と続くんですけど、共感できる部分がすごくあって。順風満帆ってわけじゃないけど、それでもややるしかねえんだ、負けてらんねえみたいな気持ちはすごく共感できますね。最初からいきなり胸が熱くなる歌詞だなと感じていて、そこでワーッと一気にエンジンがかかるので、聴いてくれる方にもそういう風に背中を押せるような楽曲になったらいいなと思いながらパフォーマンスしてます。

HIROTO 僕が歌わせていただいているパートで、一番のメロの部分、「ぶつかる事から逃げた今日より 震えた足で飛び込む明日に Hooray」というところですね。怖いことから逃げず、怖くても前に進むんだということを、昔の自分に言われてるような気がしてて。「怖くても飛び込め」みたいな言葉を昔言われてから、自分のダメなところに気づいて、挑戦してうまくいったことも多かったりしてたので、この歌詞を僕が歌うことによって、今目標に向かってる人たちに伝えられたらいいなという思いで歌ってるので、そこはすごい自分が好きなポイントですね。

GHEE 僕もすーくん(SUZUKI)と一緒で最初のラップパートが好きですね。「試されてる運命の上 ただ真っ直ぐに前だけ 一心不乱 磨き上げてく このままじゃ終われねぇ」っていうこの4行に全てが詰まってるなと思います。主人公は聴いてくれる人だと思うんですけど、そういう人たちのフツフツとしてる思いが、この4行に詰まってると思います。何かを感じて「この曲、ちょっと聴いてみよう」と思った人は、たぶん心の中に何かがあると思うので、この4行がすごく大事だなと思います。

RYOJI 僕は自分のパートで、「ビビっててもOK 主役の宿命だろ」というところがすごく共感できるところですね。何か新しいことを始めたりとか、挑戦する時って、たぶん誰しもがビビってると思うし、正解がない分、どうしていいのかも分かんないという自分との戦いになるんですけど、でも主役になるということはそういうことだし、そこで一歩を踏み出せた人だけが主役になれると思うので、何かそこはすごく背中を押してくれる曲になるのかなと思います。

──この曲は、先週スタートしたばかりの東海テレビ・フジテレビ系土ドラ『バントマン』のOP楽曲なんですよね。この中で野球好きな方は? (SUZUKIとRYOJIが挙手)

RYOJI 野球は、やる方は好きです。

SUZUKI 僕は見るのもやるのもどっちも好きですね。そしてこの4人の中では、僕だけが野球経験者なんですよ。他はみんなサッカーで。

──そうなんですね。野球をやっていたのはいつ頃?

SUZUKI 小学校と中学校が野球で、高校ではソフトボールをやってました。だからずっとダイヤモンドの中にはいましたね。ポジションは基本的にショートとかサードとかでした。見る方は、ここを特に推してるみたいなのはないんですけど、やっぱり最近は大谷翔平選手のニュースは気になって見ちゃいますね。

──RYOJIさんは?

RYOJI キャッチボールとかはすごく好きなんですけど、実際に野球をやることって、体育の授業ぐらいしかなかったんですよ。サッカーだと1人でもを壁に向かって蹴ってればできたりするんですけど、野球って人数が必要じゃないですか。

──キャッチボールも2人必要ですしね。

RYOJI そうなんですよ。まあ一人でも壁当てとかはできるんですけど、あとは素振りぐらいで。でも体育とかでやってる時はすごく好きでしたし、わりと打てるんですよ。やれるものは好きなので(笑)、たまに公園とかでキャッチボールしたいなとかすげえ思いますね。

SUZUKI グローブ3つ持ってるんで、ぜひ。

RYOJI おお! ちょっと頼むわ!

SUZUKI でも僕、肩を壊してるんですよね。

RYOJI じゃあキャッチ専門で(笑)。

──ここでまさかのお誘いが(笑)。野球が好きなお2人からすると、今回、野球に関わる曲というのはうれしかったんじゃないですか?

SUZUKI メチャクチャうれしかったですね。「ドラマのオープニングで」というお話をいただいた時に、「野球のドラマです」と聞いて、「野球~!? マジかよ!」みたいな。それだけでもメッチャうれしかったですけど、ストーリーも一度挫折を味わった選手が自分の居場所を見つけて、こで奮闘していくというストーリーなので、そういうところもすごい熱い気持ちになりました。僕も一度中学までで野球を諦めて、そこからソフトボールに行ったので、そういうところでもすごく共感できる部分があって、熱いなと感じました。少年時代に好きだったものに、楽曲としてという形ではありますけど、仕事として携われるのは、すごくうれしいですね。

RYOJI 僕もサッカーで挫折を味わっていて、種目は違いますけど、自分もこのドラマの脚本やテーマに触れて、すごく胸が熱くなりました。そんな作品のオープニング楽曲を歌わせていただけると聞いた時は、もう素直にうれしかったですね。

──サッカー派のお2人はいかがですか?

HIROTO 僕も本当は野球は好きなんですけど、苦い思い出がありまして。ストレス発散のために行ったバッティングセンターで全く打てなくて、逆にストレスが溜まったっていう。(一同・笑い)だからちょっとアレなんですけど、でも野球を見るのは好きです。サッカーは小学校から高校まで、けっこう本格的にやっていて、公式戦とかではみんな応援で声出しをすごくやってもらって、それに背中を押された部分もあったりしたんですよね。その僕たちが、今回応援歌を歌わせていただけるということで、僕たちがこの楽曲を歌うことによって誰かの背中を押せたらいいなという思いはありますね。

GHEE 僕も野球は好きですよ。行ったことあって、何か分かんないんですけど、バッティングセンターも人生で2回行ったことがあって、2回とも「ホームラン」の的に当たったんですよ。

SUZUKI それはすごい! 俺は当てたことないもん。

GHEE マジすか! なぜか2回とも、ラッキーパンチで当たったんだと思うんですけど。

──いや、ラッキーで当たるものでもないですよ、アレは。

SUZUKI でもGHEEって、メチャクチャ運がいいんですよ。

GHEE だから野球も好きですね。小学校の時にクラブ活動があって、最初はサッカーじゃなくて野球をやってみたかったんですよ。でも野球部は全員坊主にしないといけないからイヤだなと。それでサッカーを選んだら、親がブラジル系なので、すごく賛成してくれたのもあって、ハマりましたね。あと野球は道具を揃えるのにお金がけっこうかかるので、できなかった記憶があります。

デビュー1周年も経過! 「BOT」やタイ遠征で感じた成長とは?

──前回、「avex portal」でお話を伺ったのは、今年の2月、「Frozen Butterfly」リリースの時でした。そこから、8月から9月にかけては「BATTLE OF TOKYO(BOT)」があったり、そして今はGENERATIONSのツアーの真っ最中だと思いますが、それらの活動で特に印象に残ったことは?

RYOJI 本当にたくさんいろんな経験を、目まぐるしく、スピード感を持ってやらせていただいている中で、BOTであったり、GENERATIONSさんのライブであったり、LDHの先輩方と絡む機会がすごく増えてきていて、先輩たちの背中を目の当たりにして、すごくリスペクトの気持ちも強まりましたし、その分自分たちの活動の差別化というか、新しいことをしなければいけないという使命感みたいなのも、ライブを通してすごく芽生えてきました。逆にGENERATIONSさんのライブでは、取り組む姿勢であったり、そういう基礎の部分を改めて学ばせていただいているので、この期間を通してすごく進化しているんじゃないかなと思ってますね。

GHEE いっぱいあるんですけど……やっぱりBOTでPSYCHIC FEVERさんとコラボさせていただいた時の本番までの期間のことが印象深いです。BOTは大阪開催が中止になってしまったんですけど、その練習の期間で、今海外で活躍されたりしていて僕は最先端なグループだと思ってるPSYCHIC FEVERさんの雰囲気だったりをすごく感じられたことと、MVを一緒に撮ることができたのが、すごく印象的でした。

HIROTO 僕はもう、全部が印象的なんですけど、BOTでコラボさせていただいたりとか、GENERATIONSさんに関しては、僕がアーティストを目指すきっかけでもあるので、全ての楽曲を聞くたびに昔の自分を思い出したりもしますし、本当に全てが思い出深いんですけど、その中でもBOTだったり、今GENERATIONSさんのツアーを回らせていただいてるのも、本当にメチャクチャ大きな会場で僕たちも参加させていただいて、今の自分たちの力だけでは絶対立てないステージもあるので、まだデビューから1年経ってすぐの自分たちがそんな大きなステージでパフォーマンスを経験できるというのは、今後の自分たちにとってもすごくありがたみを感じますね。

SUZUKI BOTや、今のそのGENERATIONSさんのツアーへの帯同で感じてるのは、LDH、EXILE TRIBEならではの活動をさせてもらえてるなというのをすごい感じています。僕とRYOJIは一度DEEP SQUADというグループでデビューさせていただいてたりもするので、その違いもより感じるというか。なのでそのありがたさもメチャクチャ感じてますし、その中で直接、先輩方だったり同じLDH、EXILE TRIBEの他のアーティストと一緒にライブを作っていく中で、実際にパフォーマンスすることで感じる部分というのはすごくたくさんあるなというのを感じました。その中で自分たちがどうあるべきかとか、LDH、EXILE TRIBEの一員としてどうあり続けるか、どうパフォーマンスしていくかとか、そういうところをすごく考える機会にもなりましたし、自分たちの未来に向けてのビジョンみたいなところも、より明確になっていったなと感じています。

──それぞれに収穫が多かったようですね。あとこの期間、TVのCMでもよく名前とお姿をお見かけしました。

RYOJI ありがとうございます! 僕たちもテレビで実際に見た時に、何の前触れもな急に出てくるので、「おお~? 俺らじゃん!」みたいな感じになりました(笑)。でもすごくうれしかったですね。メチャクチャありがたいなと思います。

SUZUKI 『Galaxy AI』と『プリングルズ』は関東、そして『ナガシマスパーランド メガアビス』のCMは東海,近畿,北陸エリアの方々にたくさん見てもらえたかと思います。

──そして、先ほどHIROTOさんのお話にも少し出ましたが、8月で1周年を迎えられて、おめでとうございます!

全員 ありがとうございます!

──この1年のことを詳しくお聞きしたいところなんですが、どれだけ時間があっても終わらないと思うので(笑)、この1年で自分のここが一番成長できたと思う点をいただければと思います。

SUZUKI どこだろうな……本当にたくさんのライブを経験させていただいて、ライブでの経験値みたいなところは、この1年ですごく伸びたのかなと思います。今でも全然まだまだなんですけど、1年前の自分と比べたら、ステージに対する思いとか、どうパフォーマンスしていくかというところとか、ステージに対して考えられることがすごい増えたなと思うので、やっぱりライブでの経験みたいなところはすごく大きかったと感じてますね。

HIROTO 僕は、ステージでビビらなくなったのが一番デカいかもしれないですね。前は、ステージに立つ前とかすごく緊張してビビったりもしていて、いつも歌ってるパートじゃないところで歌ったりしたし、見せ方の幅も狭まっちゃったりとかしてたんですけど、今は緊張もする中でも、ビビらずパフォーマンスできているので、それが歌だったりダンスだったりの見せ方にもすごく影響してるなと思うので、そこが個人的にデカい部分ですね。

GHEE タイとかにグループで初めて行かせていただいて、言葉も知らないところで挑戦できたことがすごく成長に繋がったなと思います。特に、ライブでは海外の方のバイブスがすごく高くて、自分たちもそれに応えるようにパフォーマンスしちゃうんですけど、日本に帰ってきてからはそこから学んで、僕たちが盛り上げてお客さんのバイブスを上げるという感じにできてるかなと思います。そういう、ステージからアドバンテージとかバイブスを感じ取る力がすごく上がったことが、一番の成長かなと思います。お客さんが「ここで上がりたいな」とか、どういう風に感じてるのかというのを、ステージ上で感じることができてきてるんじゃないかなと思いますね。

RYOJI 「スタジアムに立ちたい」というのが、僕たちとファンの皆さんの約束でもあり、目標でもあるんですけど、そこにたどり着くためにいろいろ逆算して考えていく中で、どんなハードスケジュールでもどんな生活を送ってても、忘れちゃいけないことというのがたくさん見えた1年でもありましたし、それを忘れずに、それこそ初心を忘れずに、改めて自分の中で整理することもできてきてるかなと思います。本当に、朝起きてから夜寝るまでの時間、ずっと稼働してたりという日々が続いたりというのも、「全てスタジアムのため」と考えたらやっていけるんですけど、同時に心がすり減ってたりもするんですよね。でもそういう時に、意外とポッと浮かぶのはすごく初心的なことなんですよ。人への感謝であったり、メンバーへの感謝であったりとかも。そういうことが思えるようになったことで、土台ができたなと思っていて。なのでここからは、もう突き進むのみです。今も変わらず突き進んでるんですけど、改めてもっと勢いを上げて突き進んでいける土台ができたんじゃないかなと、いろんな経験を経て思います。

──先ほどGHEEさんのお話にも出たタイでの活動は、ここ最近では大きなポイントになってると思います。7月のタイでのフェスの映像も見させていただきましたが、すごい盛り上がりでしたよね。

SUZUKI あれはすごかったですね。

RYOJI 盛り上がりが半端なかったですね。

──そんなタイでの活動の中では、気づいたり思ったりしたことは?

GHEE 最初にタイに行った時はPSYCHIC FEVERさんとご一緒させていただいたんですけど、食も言葉も雰囲気も町並みも全然日本とは違っていて、その中でPSYCHIC FEVERさんが今まで現地で培ってきたものがすごく目に見えて感じられたんですよね。それこそ先輩の背中を見た期間でしたし、自分たちも頑張らなきゃなと思えた期間でした。あと、海外での初めてのパフォーマンスの時に、「Sugar Honey」という楽曲では一緒に歌ってくださったりしてたので、そういった部分でノせてもらえて、のびのびやることができました。やっぱりみんな音楽がすごく好きだというのが伝わってくるバイブスが新鮮で、楽しかったですね。

HIROTO 前回タイに行かせていただいた時に、ガラス張りのスタジオで公開ラジオ収録があって、タイのLOVERED(WOLF HOWL HARMONYのファンネーム)の皆さんがいらっしゃったんですけど、頑張って日本語で伝えようとしてくれていて。ボードに日本語で何か書いてくれたり、手書きで日本語のひらがなを書いてくれたりとかしてたんですね。僕はタイが初の海外なんですけど、本当に国境とか関係ないんだなということを、タイのLOVEREDの皆さんと触れ合って感じました。

RYOJI タイのお客さんってすごく元気だなという印象があって。日本のお客さんは、日本特有のノリというか、ライブを聴くところはしっかり聴いてくれて、MCもしっかり聞いてくれて声を出すところでは出してくれるという感じなんですけど、タイの方々は一緒に踊ったり、「イエーイ!」みたいな感じだし、歌ってる時に「RYOJI!」って叫んだり、すごく元気なんですよね。僕もげんきタイプのポケモンなので(笑)、すごく刺激を受けて嬉しくなったりもするんですけど、この雰囲気をまた日本のファンの皆さんに持ち帰って、振り分けてあげたりするのもすごくいいなと思いましたし、またタイの方にもお邪魔させていただきたいと思ってるので、これからは語学ももっともっと勉強していきたいな、学んで行きたいという気持ちがすごく芽生えていますね。

──「コップンカップ」(タイ語で「ありがとう」)だけじゃなくて。

RYOJI はい(笑)。MCとかもちゃんとタイ語で進行したりしたいし、現地の方とももっと話したいなとずっと思ってますし、知りたくなりましたね。

SUZUKI GHEEが言ってたように、タイの方はバイブスがすごい高くて、逆に元気もらったなというのをすごく感じてました。初めてライブさせていただいた時も、初めてなのにもかかわらず、あんなにノってくれて、あんなに歌ってくれて、あんなに盛り上がってくれて、こっちまで楽しくなったんですよね。パフォーマンスのクオリティどうこうとは別で、そのライブの映像を見ると「すごいライブしてるな」というのを自分たちでも感じられるぐらい、いいライブができたなと感じたんです。

──おお!

SUZUKI そこにライブのいいところがすごく詰まってるなと感じたので、そこで学んだことを日本に持ち帰ってきて、自分たちがこれからライブを作っていく時に、「あの時のあの雰囲気を出したいよね、だったら自分たちがどうしていくべきか」「あの雰囲気が出せたら、お客さんもああいう感じでノってきてくれるんじゃない?」とか、そういう話も出るようになって。ライブならではの雰囲気というか、「ライブしてるな!」というのをすごく感じることができて、その感覚はすごく大事だなと思ってるので、そこをもっともっと自分たちから生み出せるようにしたいなというのも感じました。あと、音楽の素晴らしさを改めて感じたというか、言葉も通じない、文化も違うという中でも、音楽を通じて心を通わせることができるなというのも感じたし、僕らも世界進出したいというのをずっと目標にしてるので、そういった部分でも国境とか言葉し、人種、そういうボーダーをどんどんどんどんなくしていって、音楽のジャンルとかのボーダーとかもどんどんなくしていって、いろいろ広げていけたらなというのは、改めて感じました。

来年3月には1stアルバムをリリース! これからの展望は?

──すごくいいお話をいろいろ伺ったところで、話が全然変わるんですが、今も共同生活してるんですよね? 前回、2月にご登場いただいた時は「お風呂の電球の電球が切れてて」というお話を伺いました。最近は、何かトピックありますか?

RYOJI これ、俺ありますね! もう速攻思いついちゃったんですけど(笑)、1ヵ月ぐらい前、家にデカ蜘蛛が現れたんですよ! HIROTOに退治してもらったんですけど、あれ、ヤバかったよね?

HIROTO ヤバいっす、ヤバいっす! あれはデカかったです!

SUZUKI どこにいたの?

RYOJI リビングにいて。(両手の指で丸を作って)こんな大きかったんですよ。

──それは、家に現れる蜘蛛としてはかなり大きいですね。

RYOJI 最初、僕だけがいた時に発見したんですけど、僕は倒せなかったんですよ。僕、虫がすごく苦手で、メッチャ怖くて。リハーサルがあるので行かなきゃいけなくて、いったんそのままにしておこうと思って。物陰に隠れたので、その場所を覚えておいて写真を撮ったんですけど、帰ってきてその場所を確認したら、いなかったんですよ。「いない!」と思って、とりあえずHIROTOが一緒にいたので説明して、一緒に探したんですけど、見つからなかったんです。

──そりゃあ蜘蛛だって、ずっと同じところにはいないでしょうからね(笑)。

RYOJI でも、また自分1人になった時に、また出たんですよ! まだHIROTOがいたので読んだんですけど、「HIROTOじゃちょっと頼りないな」と思ってて。こういう時は、だいたいGHEEちゃんとかいてくれたら一番なんですけど、その時は別々だったので、「やるしかない!」と思って。「このまま生かしておいたら本当みんなに申し訳ないから、ちょっと頼む!」って言って、無理やりHIROTOを盾にするような感じで(笑)。

HIROTO いやーもう、ヤバかったっす! たぶん、15分戦ってたっすね。

RYOJI いや、もっとじゃない? 30分ぐらいだったかな?

SUZUKI その時に俺とGHEEちゃんいたら、もうパパッと済んでたよね(笑)。つまんで外にポイッと捨てて。

RYOJI 絶対そうだと思う! 2人とも虫が無理なタイプなので、もうどうするかって感じで。

SUZUKI 前にゴキブリが出た時も大騒ぎだったもんね(笑)。

GHEE Gの時は俺でしたよね。

RYOJI “G”HEEだからG担当だね、っていう話もしたもんね。でも今回はHIROTOがやってくれて。

HIROTO いやあ、あんなにアドレナリンが出たのは久々でしたね。ドバドバでした。

RYOJI それこそ、そのHIROTOを応援する俺は、まさに「ROLLIN’ STONES」の応援団長ばりで、本当に後ろから「いけいけいけぇ!」って、ずっと鼓舞してました(笑)。

──そんな戦いがあったんですね(笑)。

RYOJI そうなんです。ただ、「家に出た蜘蛛は殺さない方がいい」という話を聞いてたので、「いいことだから逃がそう」って、しっかり外の方に出して。そのままいてもらうには、さすがに大きかったので(笑)。

HIROTO ほっとけないぐらいデカかったですよね!

SUZUKI 見ないふりできなかったんだ。

HIROTO はい(笑)。

──毎回、いい話がありますね(笑)。では最後になりますが、こうして新曲もリリースされました。これからの活動予定もたくさんあります。そして、来年3月には1stアルバム『WOLF』がリリースされることが発表されました。そのどれについてでもいいので、これからについてお願いします。

GHEE 今回の「ROLLIN’ STONES」は、ドラマとタイアップさせていただいてる楽曲でもあるので、自分たちをしっかり表現しつつも、そういった部分で盛り上げることができたらうれしいなと思います。ドラマにとどまらず、野球会場のイベントとかにも出られたら、この曲をきっかけに、野球ファンの方がドラマを見て、いいなと思ってもらって、僕たちもそういうところで新しく幅が広がったらうれしいです。何かに挑戦している真っ最中の人だけじゃなくて、何かに挑戦してくじけそうな人も、この楽曲を聴いて気合いが入ったり、前に進めるきっかけになったら、すごくうれしく思います。

RYOJI 来年3月の1stアルバムは、これまでの僕たちの活動だったり、本当に僕たちの今ある全てを出し切る作品にしていきたいですし、ド派手で活力のある作品にしていきたいので、全てをここに注ぎ込むために、こうやって早くから解禁もさせていただいてるんですよね。時間をかけて徐々に徐々に盛り上げていきたいという気持ちもすごく高まっている中で、やっぱりWOLF HOWL HARMONYというのは何者なのかというのを、もっともっと知らない方々に知ってもらう必要があるなと。あえて『WOLF』というシンプルなネーミングにしているのも、この作品をきっかけに、もっともっとLOVEREDの輪を広げていけるように、まずは僕たちの代名詞として、しっかり作り上げていきたいという思いからなんです。そういう思いも込めて、そこに向かってやっていきたいと思います。

HIROTO 僕たちの目標としてたアルバムを今回出させていただけるということで、今まだ制作段階でもあるので、僕たちは今、すごく試行錯誤して作っている段階なんですね。もちろん僕たちのことを知ってくださっている方には買っていただけると思うんですけど、初めて僕たちのことを知って、手に取っていただけた方に感じてもらいたいのは、僕たちがレコーディングしている中でも、歌の成長を感じる部分って、レコーディングして曲が完成した時だったりするんですね。オーディション期間中に僕たちの最初のオリジナルソングである「LOVE RED」からの歌の成長、声色とか歌い方、歌い回しとかの変化や成長を感じてもらえたらうれしいなと思います。曲ごとに、その時の自分たちの一番高いレベルでレコーディングしているので、レコーディングを通しての僕たちの成長を感じてもらえたら、うれしく思います。

SUZUKI アルバムリリースに向けて、今リリイベも始まってますし、EXPOだったり、まだまだアルバムリリースまでの間に向けてたくさんイベントも控えているので、そこももどんどんどんどん盛り上げていきたいなと思っています。もちろん今回の「ROLLIN’ STONES」もそうですし、どんどんどんどん盛り上げていって、『WOLF』というアルバムがよりたくさんの方に「いいアルバムだ」と思っていただけるように……満足させるだけでは足りないと思っていて、やっぱりいい意味で期待を裏切っていかなきゃいけないし、もっともっと可能性を感じてもらえるような、ビックリさせられるようなものにしたいなと思っているので、そこに向けて短い間で大きく成長しなきゃいけないなと、すごく感じています。アルバムリリースまでの間にも、すごく成長しなきゃいけない……いや、「しなきゃいけない」じゃなくて「する」という決定事項みたいなものなので、そこはアルバムリリースの時にバチッと見せられるようにしたいなと思ってます。やっぱり名刺代わりになるものなので、そこで今まで僕たちのことを応援してきてくれた方たちだけでなく、新しく僕たちのことを知る方たちに対しても、しっかり「これが『WOLF』だというものを提示できるようにしていきたいなと思っています。

──アルバムも楽しみですね。ありがとうございました!

ヘアメイク 竹島健二、日下咲良

撮影 長谷英史


「ROLLIN’ STONES」

2024.10.11 デジタルリリース

東海テレビ・フジテレビ系土ドラ『バントマン』OP楽曲


1st Album「WOLF」

2025.03.12 ON SALE

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記事情報

高崎計三

ライター

高崎計三

1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。