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【サプライズ!】おうちで楽しめるキスマイLIVE「Kis-My-Ft2 WEB FES」がとんでもないことに!

2020.06.12
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5月29日の前回記事(https://avexnet.jp/column/detail.php?id=1000373)で、その盛り上がりをお伝えした「Kis-My-Ft2 WEB FES」。去る6月7日にはめでたくファイナルを迎え、そのリポートを……と思ったら、何と思わぬ展開が!? 何が起きたのか、明らかにしてみましょう!


WEB FESファイナルは本来のドームツアー・ファイナルの日!


キスマイことKis-My-Ft2が、新型コロナウイルスの影響で中止となってしまったドームツアー「LIVE TOUR 2020 To-y2(トイズ)」(4月9日~6月7日、全13公演が発表されていた)の代わりに、STAY HOME中のファンのために始めたのが「Kis-My-Ft2 WEB FES」。

5月17日 第1回「Kis-My-Ft2 WEB FES Day1~キスマイGo!編~」


5月24日 「Day2~オラオラ編~」


5月31日 「Day3~ローラー編~」


6月6日 「Day4~ユニット編~」


タイトルからも分かるとおり、各日の内容はこれまでのキスマイのライブの中から、テーマに沿った選曲・内容で選りすぐられた映像を、この企画のために編集したもの。これによりバラエティに富んだ楽曲、ダイナミックな演出などをファンは改めて振り返ることができ、またこれまで彼らに触れる機会がなかった人には、その魅力に手軽に触れることのできる機会となりました。
 
また、それぞれの公開日は、本来各地での公演が行われる予定だった日程に合わせられており、「今日は行ってたはずだったのに……」という寂しい気持ちを少しでも埋めてくれる配慮も、ファンには好評でした。そのため、ツイッターでも「#キスマイWEBFES」のハッシュタグだけでなく、本来ライブの開催日だった日にファンの間で盛り上がっていた「#エアToy2」などキスマイに関連するワードが毎週トレンド上位を独占。まさにSTAY HOME期間で不自由な生活を強いられ、そして楽しみにしていたライブが中止になってしまい寂しい思いをしていた多くのファンの心を癒やしてくれたのです。

このWEB FESのもう一つの特徴は、通常のライブツアーと違って全容が明らかにされなかったこと。毎回、映像の最後に「次回予告」が流されることで、まだ続くこと、そして次回のテーマが明らかにされてきました。途中で「ツアーファイナルまで続くのでは?」と予想した人は多かったことでしょうが、「じゃあラストはどういうテーマ、内容で?」となりますよね。
 
それもあって6日のDay4は、その告知も注目されたわけですが……この日のラスト曲、北山宏光&藤ヶ谷太輔「REAL ME」が終わったそのままの流れで画面が暗転、「明日」の文字が大写しになりました。さらに「2020.06.07 17:00」「Kis-My-Ft2 WEB FES FINAL」のあとに表示されたのは「Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2019 FREE HUGS! YouTube ver.」の文字。おお、昨年のツアーがここで! この時点で「そう来たか~!」「これは楽しみ!」「だからこれまであのツアーの曲はなかったのかー」的な反応も多かったのですが、まさかFINAL後にはみんながさらなる驚愕に包まれていようとは……。


今からでもまだ間に合う! 期間限定なので急いでチェック!

そしていよいよ迎えた6月7日。17時に配信された映像をチェックすると、まず時間表示からして今までとは違っていました。ライブ配信ではないので全体の時間が最初に分かってしまうわけですが、それが「1:53:01」! 何と2時間弱! これ、1本のライブをフルでってことですか? さすがファイナル! これまでの4本がそれぞれ25~27分という尺だったので、この時点でビックリ!

しかも開始早々、客席全体の画像に乗せて流れるアナウンス……WEB FESオリジナルの「視聴中の注意事項」を、しかもジョッシー松村(詳細は各自調査)のしゃべりから始めるというニクい演出(笑)。ただライブ映像が流れるだけでなく、このためだけに収録された注意事項アナウンスがあるあたり、「自宅にいながらキスマイのライブに行った気分が味わえる」というコンセプトにピッタリ。さすがキスマイ、常に新しいことにトライして楽しませてくれます。
 
そのアナウンスが終わってすぐに「ワーッ!」と歓声が高くなるのもライブの興奮を呼び覚ましますが、続く「音楽が消え去り、人々が深くつながれなくなった世界」を描いたツアーOP映像は、昨年作られたものながら、まさに「今」を予見するような内容。そこから爆発する1曲目「A.D.D.I.C.T.」はホントに鳥肌ものです!

昨年、このツアーを観た感動が蘇っている人、残念ながら生では見られなかった悔しさをここで(少し)晴らす人、DVDでも何度も何度も見たけれど改めていいわーと悶絶する人、みんながおうちでペンライト片手に観ている中、ライブは笑える映像もOPから続くシリアスな映像もあり、ソロパートありローラーあり、しっとり聴かせるバラードあり、これぞ、キスマイライブ!と思わせるオラオラ曲での特効祭りあり……とガツンガツンに進んでいくのですが、そんな至福の時間も本編ラスト曲「HUGTIME」では会場いる全員が手を取り合って一体となりその後メンバー一人一人の挨拶をもって終了。閉じるセットの中に消えていく彼らの姿から、エンドロールが流れ、「Kis-My-Ft2 WEB FES FINAL」のロゴが名残惜しく……と思ったら!

そのロゴにガツン!と乗っかる「EXTRA」の文字! ここでツイッターの反応も爆発! 「みんなありがとう……え? え? EXTRA?」といった感じで困惑する人、「EXTRAキター!」と歓喜に溢れる人、この時間は本当にものすごい勢いでツイートが流れていきました。ほんの一部紹介させてもらうと……「キスマイ沼は世界一幸せな沼」「より一層キスマイのことが好きになったな~」「控えめに言って最高です」「どんだけファンに寄り添ってくれるの(涙)」「もしいつかライブをできる日が来たとしたらこの期間中楽しみと幸せをたくさんもらいすぎたキスマイ担はこの素晴らしすぎる景色をキスマイちゃんたちに届けることが最大の恩返しになる」などなど……。中には「オーラス詐欺」「ファイナル詐欺」なんて言葉もありましたが、こんな詐欺なら大歓迎ですね。

6月14日19時に公開される「EXTRA」は、「これまでのシリーズでは選ばれなかったエモい曲を厳選!」ということで、さっそくセットリスト予想も始まりましたが、何しろ皆さん、この幸せなWEB FESがまだ続く喜びと、こんな楽しみを次から次に与えてくれるキスマイの尊さに、改めてノックアウトされたようです。

なおファンクラブの「アーティストメッセージ」では、メンバー7人による「WEB FES振り返り座談会」も配信され、会員の方々はさらに悶絶した模様。普段あれだけのパフォーマンスを見せてくれて、なおかつこんなにファン思いの企画をこれでもかと打ち出してくれる彼らの姿に、このSTAY HOME期間が思いのほか楽しく過ごせたという方も多かったはず。WEB FESの各動画は期間限定公開なので、まだ体験してないという人は(特にこれまで関心なかったという人も)まとめてチェック!


【Kis-My-Ft2 Official Website】
https://avex.jp/kismyft2/

【Kis-My-Ft2 Playlist】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLgtRDsudgFDC5Yae3Rff7Mr6J6_Z9W4Qf


 
高崎計三
WRITTEN BY高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。

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