2017年に韓国でNCT 127のメンバーとしてデビューしたYUTAが10月26日、1st Album 『PERSONA』をリリースする。YUTAは昨年11月13日に日本でソロデビュー作『Depth』をリリースし、ソロアーティストとしての活動をスタート。今年の5月には『YUTA TALK SHOW 2025』と題してトークショーツアーで全国をめぐるなど、アーティストとして、さまざまな魅力をファンに届けている。今回はソロ・アルバム『PERSONA』のリリースを記念して、現在『YUTA LIVE TOUR 2025 -PERSONA- 』ツアーの真っ最中のYUTAにメールインタビューを敢行。今の想いを語ってもらった。

『PERSONA』はジャンルも様々、ジャケット写真も様々。すごく気に入っています！

──昨年のソロデビューを皮切りに初の単独ショーケースツアー、トークショーツアー、そして現在は『YUTA LIVE TOUR 2025 -PERSONA- 』の真っ最中です。こちらは早くもファンの間で話題沸騰、かなりの好評を博しているそうですが、ツアーの手応えは感じていますか？　YUTAさん自身、どんなツアーにしたいという想いがありましたか？

YUTA　会場に来てくれたみなさんに、一緒に楽しんでもらうことを一番に意識しました。もちろん、どう楽しんでいただいても自由なんですけど、自然と一緒に歌いたくなるだったり、手を挙げたくなるだったり、ステージを一緒に楽しんでもらいたいという想いが強いです。

──現在開催されているツアーの中で、印象に残っているシーンや観客の反応はありますか？

YUTA　今回のツアーは照明にもこだわっているので、そういうところでまさにみなさんが息を吞む様子が感じられて、うれしかったです。前回のショーケースツアーやトークショーツアーで披露した曲は盛り上がるポイントもできあがってきていて、醍醐味を感じている最中です。

──これまでショーケース、トークショーを経てソロアーティストとしての成長を実感したのはどんな時ですか？　また、NCT 127のメンバーであるYUTAと、ソロアーティストであるYUTAに違いはありますか？

YUTA　まだ成長したなという実感はなくて、フェスを経験したことで先輩方のパフォーマンスから学ぶことも多く、これからもっともっとできることがあると思っています。グループとソロとの違いは、まず音楽性はまったく違いますし、自分でやりたいことを実現できる分、その責任の重さもあります。

──グループ活動をしている時とソロ活動をしている時で心構えは変わりますか？

YUTA　ファンの方に対しては同じ気持ちで、その瞬間を全力で楽しんでもらいたいという想いは変わりません。制作過程においては単純に、ソロでやる上での責任があるのが当然なので、集中する時間も多くなると思います。

──これまでのソロ活動の歩みを振り返った時、印象に残っている出来事やターニングポイントとなることはありましたか？

YUTA　たくさんありますが、最近ではフェスに出たことですね。学ぶことがとても多かったです。ターニングポイントは、これからだと思っています。

──10月26日には1st Album『PERSONA』がリリースされます。どんなアルバムになりましたか？　タイトルに込めた想いやジャケットを含むビジュアルへのこだわり、満足度についても教えてください。

YUTA　『Depth』のリード曲「Off The Mask」で僕は、殻を破ってマスクを脱ぎ捨てようということを歌いました。リリース当時はやりたいことや思い描く像がありましたが、ショーケースツアーを経て、もしかしたら自分のこだわりで考えが凝り固まっているのかもしれないなと思ったり、これは違うかもと思うこともありました。いい意味で、自分自身に対してそういう発見をしたんです。もっとこうしてもいいだろう、こういうのもアリだなと。なので、また新たに、いろいろな種類のマスクをつけてトライしていったら楽しそうだな、という想いがこのアルバムにつながりました。ジャンルも様々、ジャケット写真も様々。アルバム自体の質感もかっこいいですし、すごく気に入っています！

──今回のアルバムでは特に歌詞に関するこだわりを感じます。すべての曲でYUTAさんが作詞、もしくは作詞に参加をされていますが、作詞へのこだわりや伝えたいメッセージ、また言葉に対する想いについてお聞かせください。

YUTA　歌詞には自分自身のストーリーというよりも、日々からインスパイアされたことを投影したり、一緒に曲を作っていく仲間たちと一緒に考えたり、今の世の中を広く見ながら感じることだったり、いろいろな側面から音に合わせて作詞をします。何を伝えたいかもそうですが、まずは音がちゃんと伝わることも大事だと思っています。

やりたいのはZepp Tour。スタンディングのステージでみなさんに思いっきり楽しんでもらいたい！

──アルバム収録曲について、楽曲のポイントや聴きどころについて教えてください。

YUTA　アルバム収録曲の「Two Of Us」は、ショーケースツアーで披露した時よりかっこよくなったと思います（笑）。KENJI03さんにディレクションしていただいたり、マイクについてアドバイスもらったりと、また新たな発見がたくさんありましたね。同じく収録曲の「TO LOVE SOMEONE」は、あらゆる愛について歌った曲です。この曲を聴いたみなさんが、どんな景色を想像してくれるのかが楽しみです。

──MVのこだわりや撮影時のエピソードがありましたら教えてください。

YUTA　誰かのくすぶっている火を燃やすために、背中を押してあげる曲になってほしいというテーマで撮影しました。スケール感を出すために、ロケ撮影も敢行しています。崖を登って、砂嵐の中で撮影したシーンもあって、僕だけじゃなくみんなが大変だったんですけど、その甲斐がある仕上がりになったと思います。

──日本での活動といえば、2020年12月にスタートして今もレギュラー放送されているラジオ番組『NCT 127 ユウタのYUTA at Home』があります。今年で丸5年を迎える長寿番組ですが、YUTAさんにとってこの番組、そして日本での活動はどんな意味を持っていますか？

YUTA　これだけ長い間、番組を続けさせてもらえるとは思っていなかったです。今では僕にとってライフワークの一つですし、ラジオをやっていたからこそできることが本当にたくさんあります。ここで僕の率直な意見や気持ちも話して、みなさんからの言葉も僕に届くので、なくてはならない存在ですね。

──今年はトークショーツアーもありました。トークショーでツアーを回るというのはアーティストとしてはかなり珍しいことだと思うのですが、このアイディアはYUTAさん自身が発案されたのでしょうか？

YUTA　ラジオでの経験を活かして、そういう活動をしてみるのはどうかという提案をスタッフさんにしてもらったのがトークショーツアーを開催するきっかけでした。普段、ラジオでは一人で話しているので、みなさんの前でトークするのは楽しかったです。一緒にステージでMCをしてくださる方々に助けていただき、そのおかげで無事にツアーを終えることができました。シングルのリリースタイミングで実際にファンのみなさんとお会いして、ステージをお見せする機会でもあったので、アーティストとしてもうれしかったです。

──歌って踊るだけではなく、曲作りやトークまでできてしまうYUTAさんですが、もしこれからさらに進化を遂げるとしたら、どんなことをやってみたいですか？

YUTA　Zepp Tourですね。大きいステージももちろん楽しいですが、これからのソロ・アーティスト人生で、スタンディングのステージでファンのみなさんに思いっきり楽しんでもらうことが目標です。

──YUTAさんが思い描く、ソロアーティスト・YUTAとしての夢は？

YUTA　実はまだ考え中です。まずは一歩一歩進むこと、だと思っています。やりたいことはたくさんあるので!!（笑）

──最後に、ファンのみなさまにメッセージをお願いいたします。

YUTA　Are you ready!?　一緒に楽しもう！