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【3markets[ ]】ようやくメジャーデビュー!「経費でおいしいごはんが食べられるようになりました」

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【3markets[ ]】ようやくメジャーデビュー!「経費でおいしいごはんが食べられるようになりました」

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2月26日、メジャーデビューアルバム『SUPER DUST BOX』をリリースする3markets[ ]。10年以上の活動の中で昨年、メジャーデビューを果たした彼らですが、当初予定されていた曲がいったん白紙になるなど、いろいろあった中でのアルバム・リリースにあたって、今はどう思っているのか? など、アルバム全曲についてお聞きしました!

10年活動してエイベックスからメジャーデビュー……最高です!

──2014年に今の3markets[ ]という形になって、10周年の昨年、エイベックスからメジャーデビューということになりました。皆さんとしてはどういう心境でしたか?

カザマタカフミ(Gt/Vo) ひと言で言えば「最高!」って感じですね(笑)。実際、僕たちはそこまで「メジャーで!」という気持ちでもなかったんですけど、決まったら「最高だぜ!」というか。

──ただ、ぶっちゃけそのメジャーデビューが、エイベックスからというのは考えてもみなかったのではと思うんですが。

カザマ ホントにそうですね。去年の3月3日にワンマンライブがあったんですけど、「何かそこで発表することないかな?」という話になって、「『メジャーデビュー決定!』って発表したら面白いんじゃないの?」と。それで、レーベルもいろいろある中で「エイベックスなら合ってるよ」という話になり、人づてで紹介してもらって決まったという感じでしたね。

──ただ、音楽性の方向という点では、それほど合っているようには……

カザマ ねえ(笑)。

矢矧 暁(Gt) そのイメージはないよね。

カザマ でもそれこそ、「3月3日のワンマンで発表する」となったら、それがエイベックスっていうのは面白いじゃないですか。

──まあ、聞いたらビックリはしますよね。

カザマ そうなんですよ。だから何ができるのかとかはあんまり分かってなかったんですけど、まあ「最高!」って感じで。

──では発表した時、お客さんたちは……

カザマ メッチャ喜んでくれました。最高でした(笑)。

矢矧 ホントに喜んでくれてたよね。ただ、「メジャーに行く」ということに対して「おめでとう!」って感じで。泣いて喜んでくれてる子もいましたし。レーベルに関しては、知らない人とかも多いので。

──そこからリリースも重ねて、今回メジャー1stアルバムがリリースということになりました。その制作過程も含めて、それまでと変わったことは?

カザマ スタジオが大きくなった。

矢矧 合宿に行けるようになった。

カザマ ……という感じかな?

──masatonさんと田村さんはいかがですか?

masaton(Dr) 分かんないです。

田村 亮(Ba) 経費でおいしいごはんが食べられるようになりました。

カザマ それはデカいよね。

──音作りだったり制作に関してはどうですか?

カザマ 別録りさせてもらえるようになったのは大きいですね。今までは予算の関係で、一つのスタジオにギターアンプも全部置いて、同時に録るという感じだったんですよ。今回は同時には録ってもブースが違うので、別々にできるというのはあるかな。

矢矧 あるね。それで今までの音とはだいぶ違って、もっとクリアに聞こえるようになったと思います。

──お2人は?

田村 2人が全部言っちゃったなと思って(笑)。

カザマ マスタリングとか変わったよね。今まではマスタリングも一緒にやってたんですけど、今回はマスタリング・スタジオってとこに行かせてもらって。それは初めての経験だったので、すごいなと思いました。「こんなんあるんだ!」って。何やってるのかは分かんなかったですけど。

──されるがまま?(笑)

カザマ されるがままでしたね(笑)。でも何か注文すると、パッとやってもらえて。

──なるほど。自分たちの楽曲制作の段階までは、今までと変わらずという感じだったんですか?

カザマ 今回はアレンジャーさんを入れた曲もいくつもあるのと、制作期間は今までになく短かったですね。

矢矧 ベースのヘルニアが重なっちゃったというのもあって、レコーディング現場で初めて合わせるという曲もあったりして。

カザマ それはそれで新鮮だったけどね。

矢矧 「メジャーだから」というわけじゃないですけど、今までやったことなかったという意味ではね。

──腰はもう大丈夫なんですか?

田村 大丈夫です。手術して、何とか元気になりました。

「社会のゴミカザマタカフミ」はむしろ、「俺は本当にそこまでクズか?」と。

──では、1stアルバム『SUPER DUST BOX』の収録曲について、1曲ずつお話を伺えればと思います。まず1曲目、「社会のゴミカザマタカフミ」。どうしたらこんな曲を書こうと思うんだろう?と思いまして。

カザマ 僕はもともと、メッチャ暗いって言われてて、「限界まで暗いものを書こう」と思って書いたのがこの歌詞ですね。限界まで行くと、一周回って笑えるなと思って。

──そこを狙ったんですか?

カザマ 狙ったわけではないです。ただ単純に書こうと思って、書いてみたらそうなっただけで。ちょうどその時に本(『売れないバンドマン』シンコーミュージックエンタテイメント刊)を出すタイミングで、その担当編集者と飲んでいたら、僕は「仕事ってつらいものだ」と思ってたんですけど、その人は「毎日が修学旅行みたいだ」って言ってたんです。「そんな考え方があるんだ!」と思って、それでできたのがこの曲の「一生夏休み」っていう歌詞なんです。

──一生、夏休みみたいに過ごそうと?

カザマ 学生の時にバスケ部の夏合宿があったんですけど、そこで「シュートを10本連続で入れないと終わらない」というのがあったんですよ。自分ともう1人がずっと終わらなくて、「一生夏が終わらないな」と。それを思い出しました。だから宿題が終わらない人の歌でもあるんですよ。それがずーっと残ってる感じです。

──自分のことを歌うのに、美化したり手加減したりすることもなく、全てさらけ出せたという感じですか?

カザマ そうですね。美化はしてないと思います。どっちかというと、「そこまでヒドいか?」という感じですね。「俺は本当にそこまでクズか?」と。もっとヤバいヤツいるだろと。

──ちなみにご家族などはどんな反応なんですか?

カザマ 兄貴は聴いてると思いますけど、お母さんはあんまり興味がないと思います。ただこの曲のMVのコメントに、「お前の母親が悲しむぞ」とは書かれましたね。「と言われましても……」という感じですけどね。

──この曲が出てきた時に、他の皆さんはどう思ったんですか?

矢矧 これって、けっこう前からある曲なんですよ。1回ボツになったんだっけ?

カザマ そうそう。前のレーベルの時に。

矢矧 最初は打ち込みで、当時『フリースタイルダンジョン』が流行ってたから、そんな感じのちょっとローテンポの曲だったんですよね。だから、今回のこれを聴いた印象とはちょっと違うんですよね。そこからみんなで合わせていってこうなった感じで。ライブの定番ではあったんですけど、最初はそんなに反響があったわけではなかったので、今回バズった感じになってちょっとビックリしてますね。

masaton 一番最初はもう何年も前だから思い出せないな。

矢矧 笑ったのは覚えてますけどね。

カザマ ネタ曲のギリギリのラインだよね。

矢矧 そう。ネタっぽいから、前のレーベルだと「これはやめた方がいいかも」となって、ボツになって。でもアレンジとかも変えて、それで今回出したという感じですね。

カザマ 「ゴミの日」に合わせて出そうと。

矢矧 あー、そうだ。5月3日に出したんだった。

──では、メジャー1stアルバムを出すにあたって、1曲目はこれしかないと?

カザマ 曲順のリストを組んだ時に、最初か最後だなと。この曲でメジャーとの契約が決まったみたいなところもあったので、最初か最後がいいなとなって、結局最初がいいということになりました。僕は今でも最後がいいと思ってるんですけど(笑)。

矢矧 僕は、初めてこのアルバムを手に取る人が、この曲を最初に聴けるのがいいかなと思いましたね。名刺代わりとしていいかなと。

──2曲目は「アシタカフミ」ですが。

矢矧 これは合宿で作った曲ですね。

カザマ 合宿で何曲か作ろうというので、曲を持ち寄った中からできたもので。

──1曲目とバランスを取ったような感も受けましたが。

カザマ 何か、「売れなきゃいけないから書く」というのもあるんですけど、これに関してはアルバムの中に入れる曲だから、別にリード曲とかにならなくていいのなら、自分がよくやる系の音楽でもいいのかなと思って、バンドっぽい曲にした感じですね。メジャーに行くことによって、お客さんって変わっていく感じもあるんですよね。「どうせみんな忘れるし変わるんでしょ?」って言っても「そうじゃないよ」って言ってほしいがために作った曲というか。

バンドの動向を左右するのは、メンバーの健康問題!?

──3曲目は「出禁」です。

カザマ これは本当に合宿中に作った曲ですね。いい部屋でかなり集中して書いた記憶がありますね。メジャーに行くことで、音楽性も変わると思うんですよ。今回はアレンジャーを入れたりしてますし。それで自分の好きな音楽から離れていくんじゃないかなとも思って、そこを見つめて書いた曲ですね。でもなるべく離れたくないなと思っていて、そのあたりのコンセプトは「アシタカフミ」と似ているところもあるんですけど。

──今のところ、変わってきていますか?

カザマ 「変わんないね」ってよく言われるんですけど、変わっていくのが自分だと思っているので。ずっとやり続けていく中で、変わっていかなきゃおかしいだろと思うんですよ。変わらなくなったらダメだなと思ってるんですけど、今のところはちゃんと自分らしくやれてるかなという感じですね。

──変わったかどうかという点について、masatonさん、田村さんはどうですか?

masaton 変わらないですね。あるものをやっているだけであって、そんなに変わったところとかは、特にはないです。

田村 特にこの曲に関して言えば、すごく練って作ったわけでもないんですよね。逆に言うと、みんなのストレートな演奏が入っているというか。

──確かに、ストレート感はすごくありますよね。

カザマ 「バンド」って感じですよね。

矢矧 パンクっぽいというか。

カザマ でも最初は、この曲はもっとゆっくりで弾き語りだったんですよ。

田村 「アシタカフミ」も。

矢矧 そう、「アシタカフミ」とこの曲は、コンセプトがけっこう似てるというか、楽曲が持つ色が似ていて。特に「出禁」はギターの音色が難しくて、しかも体調がメチャクチャ悪くて(笑)。合宿の最終日にメチャクチャ熱が出ちゃって、ギターソロのところもうまくハマらなくて後日ということになっちゃって、その日も体調が悪くて頭がグワングワンしながらやってて。だからソロを聴くと「ああ、こんなことやってたんだ」って思うんですけど。

──けっこう、健康問題が横たわってますね(笑)。

矢矧 いやその時期、けっこう重なってたんですよ。

カザマ ソロに関しては、めっちゃダメ出しした記憶があるな。

矢矧 そう。ダメ出しされたんだけど、頭がグワングワンしてるからあんまり分かんなくて。

──4曲目が「ね。」「下心がない」と連呼しつつ、曲の最後にどんでん返しがあって、実は……という曲なのかと思ったら、最後まで下心はなかったですね。歌詞の言葉上は。

カザマ これはちょっと微妙なラインで、聴く人が判断してくれればいいと思ってます。最後、メチャクチャ連呼してるところを見ると、「やっぱり下心あるだろ」っていう表現にはなってるんですけど。

──この猫が、今年の頭に亡くなられたという「けいこ」さんなんですか?

カザマ そうですね。CDバージョンのジャケットにも登場してます。

──亡くなる前に撮影できてよかったですよね。こうしてジャケットにも残ったので。

カザマ はい。ありがたかったです。まだ生きてる感じがするんですけどね。

──しかし猫の存在は曲を作る原動力の一つなのでは?

カザマ どっちかというと、猫しか愛せてないというか。原動力というか、そこにしか愛がないということかも。昨日も泣きながら、スタバで猫のブログを書いてました。

──しかしこの曲の歌詞にしても、「面倒くさいヤツの歌」というのがすごく出てますよね。

カザマ でもこの曲のもともとの発想は、「猫を見に来ないか」って女の子に言うバンドマンがいるって聞いたところからなんですよ。

──そうなんですか、これ以上は踏み込まないでおきます(笑)。で、5曲目が「サイゼ」。

矢矧 これはライブの定番で、人気曲ですね。というところでチョイスしたというのもあります。

──次が「底辺の恋」。

田村 これは録り直したバージョンですね。

矢矧 これと、次の「缶ビールとポテトチップス」は今回、新たに録り直したものですね。「缶ビールとポテトチップス」は自主盤の時、すごく前に作ったもので、知り合いに録ってもらってCD-Rで出していたようなものだったんです。これはふっと湧いて出たというか、シレッと候補に入っていたという(笑)。

カザマ これはいい曲なので。

──このように、インディーズ時代とかの古い曲も入っていますよね。このあたりは自然に決まった感じだったんですか?

カザマ いや、みんなで候補を出して、そこから削っていったりもしたんですよ。

矢矧 アルバムを出すとなった時に、新しい曲も作るけど、スケジュール的にもともとある曲もということになって。それと、今まで10年やっているので、これで初めて聴く人も有名曲が聴けるようにというのもありました。その意味で既存曲も入れるという構想は、最初から聞いてました。

──8曲目が「ムリ(笑)」。

矢矧 これはサウンド的には、だいぶ今までにない感じですね。アレンジャーにお願いしたところが、他の曲よりも色濃く出ているかなという感じで、EDMっぽさもあって。亮ちゃんも録れるかギリギリだったんだよね。

田村 そうそう。ちょうど腰の件で動けない頃で、家でベースを弾いたデータは送るけど、レコーディングの時に行けるかは分からなくて。最悪、そのデータを使ってもらうことになってたんですけど、ギリギリで間に合いました。

カザマタカフミを他のメンバー3人が定義すると……?

──次の9曲目が「レモン×」。

矢矧 この曲も古くて、このアルバムに入っている中では一番古いですね。

カザマ あ、これが一番古いんだっけ!

矢矧 そうだね。だからアンダーグラウンドな匂いも一番しますよね。昔「暗い」と言われてた頃の雰囲気がすごく残ってる曲だなと思います。

──「暗さ」にも2種類あるじゃないですか。1曲目のように、「暗さ」をバーン!と投げつけるような曲もあれば、これみたいにジワジワと暗いものもあるし。ただ、「ひねくれ」的なものはアイデンティティとしてある感じですか?

カザマ 自分たちとしては、ひねくれてるともあんまり思ってないんですけどね(笑)。人からそう言われるなら、そうかもしれないですけど。

──言われますか?

カザマ いや、言われないですけど……。

矢矧 実際は言われなくはないですけどね(笑)。まあ、「ひねくれ」も人によって定義が違うから。

カザマ 確かに「ひねくれてる」って難しいかもな。

──では、自分で自分を定義すると?

カザマ 優しくて最高の人間だと思ってますよ。

──失礼しました(笑)。では他のメンバーの方がカザマさんを定義すると?

masaton 自分を曲げない人じゃないですか。

──曲げないですか。

masaton 曲げないですね。いったん、人の話を聞くフリをするというか。でも、別にそのまま進行してるから、それでいいんじゃないかという感じですけどね。それでいいなら、それを受け入れようというか。

田村 僕は後からの加入だったんですけど、最初は、カザマさんは曲もジメッとしてて暗い感じだから、ホントに根暗な人なのかなと思ってたんですけど、わりとパーティー野郎というか、人が好きで、わりと前衛的ですよね。

カザマ そうかもしれない。

田村 最初にあった時は、お酒をメチャクチャ飲んでて、メチャクチャ話しかけられたんですよ。

カザマ それはまだ、サポートでも入ってない時?

田村 そうですね。すごく酔っ払ってて、「あ、明るい人なんだ!」と思って。ちょっとイメージと違いました。でもバンドに入ってからも、明るい人だなとは思ってますけどね。

カザマ 亮ちゃんが明るいから。けっこう周りに流されるタイプなんですよ。暗い人がいると暗くなるし、明るい人がいると明るくなるっていう。今はお客さんが明るくなってったからバンドも明るくなりましたしね。

矢矧 優しい人だなとは思いますね。僕が優しいので!(笑)加入前は「怖い人なのかな」と思ってたんですよ。でも一緒にやっててやっぱり優しい人だなと思います。ただ、僕は、彼の持ってる世界はひねくれてるように見えますね。

カザマ 異端審問だ。

矢矧 「普通です」って言われるよりいいでしょ。

──10曲目は「パスタラビスタ」。他の歌詞でも、パスタはよく出てきますね。

カザマ そうですね。パスタは好きでよく食べるので。湘南乃風の「純恋歌」にも出てきますし。

田村 ああ、「おいしいパスタ作ったお前」ね。

カザマ まあ、パスタが好きというのもあるんですけど、「パスタ」ならまだ、ギリ歌詞として出てきてもアリかなと思うんですよね。「米」とかになると某バンドみたいになるし(笑)。パスタはけっこういいかなと。

──しかし、タイトルはダジャレじゃないですか(笑)。

カザマ そんなことないですよ! パスタを作ってくれた女と昔いたけど、今は1人で寂しいなというのを、「アスタラビスタ」とかけてるんですよ。

──まあ、ダジャレというと聞こえが悪いですけど(笑)。

masaton ダジャレだったの?

カザマ 「アスタラビスタ」って言葉があって、スペイン語で「さらば」っていう意味で。『ターミネーター2』にも出てくる言葉でね。

masaton そうなんだ。それを知らなかったから、今まで何か特殊な言葉なのかと思ってた。

カザマ ああ、知らなかったんだ。

masaton じゃあダメじゃん。

カザマ ダメか(笑)。

今年、各メンバーがやりたいことは?

──さて、11曲目の「INTJINTPENTJENTPINFJENFJINFPENFPISTJISFJESTJESFJESTPISTPISFPESFP」。メジャーデビュー曲になるはずが、まさかの!という楽曲ですが、この曲名は何と読めば……?

カザマ ライブの時とかは、アルファベット4文字で呼んでます。ここでは言わないですけどね。

矢矧 スタジオとかではそれで言ってますけど、僕らは言えないんで。

カザマ そちらから言ってもらう分にはいいですよ。

矢矧 紙が届きますよ(笑)。

田村 警告が(笑)。

──しかしこういう取材の時には、「皆さんはその診断をやったんですか?」って聞かれますよね?

矢矧 いや、そういえば聞かれてないですね。

カザマ 今、初めて聞かれました。

──あ、そうですか! 実際、やったんですか?

masaton 僕はやってないです。

カザマ 僕はやりました。

田村 僕もやってます。

矢矧 やってますよ。

──4人中3人! ちゃんとやってるんじゃないですか(笑)。

カザマ いやいや、ちゃんとやった上で言わないと。そもそも「当たってるなあ」という曲なので。

masaton そうなるように自分で選択してるわけでしょ? 導かれているというか。当たってるというか、自分で答えを出してるだけなんじゃないの?

矢矧 理想の自分を探せるという感じかな。

カザマ 何せ問題数が多いからね。

──ちなみに皆さんの結果は?

矢矧 僕は体調というか気分によってけっこう変わるんですけど、INFP「仲介者」か、冒険者のどっちかがよく出ます。

カザマ 僕はINFJ、「提唱者」ですね。

田村 僕はISTJ、「管理者」です。

──で、最後の12曲目が「白紙」。11曲目の騒動があって、それを曲にするしかないと。

カザマ そうですね。これはもう、そのまんまです。「メジャーって大変なんだな」というのが伝われば。やりたいようにやれるわけじゃないんだなと。実力さえあればいいんでしょうけど。

──でも、デビュー曲が出せなくなって、そのことをすぐ曲にして出せるというのは、他にない才能なのかなと思うんですが。

カザマ いや、誰にでもできると思いますけどね……いや、そんなことないです。才能です! 何でも作れますから。アニメのタイアップもいけます(笑)。

──というわけで全曲についてお聞きしましたが、3月3日からはツアーも始まりますね。どういうものになりそうですか?

カザマ 「ゴミ箱から愛を込めて」っていうタイトルなんですけど、お世話になった人たちにも、これからの人たちにも、ちゃんとお返ししようかなと思っていて。最近、もらいすぎてるんですよ。エイベックスさんも含めてなんですけど、いろんなものを。ちゃんと返して、「来てよかったな!」と思ってもらいたいなと。

──では最後に、今年、2025年はまだまだあります。今年やりたいことをそれぞれ教えていただけますか?

masaton 必要とされている時に、必要なことをやれればいいかなと。

田村 ……痩せる。

一同 おお~!

田村 ジムに通って、頑張って鍛えます。体は本当に大事にしたいので。ケガがないように、健康で過ごしたいなと。

──ちなみに今は何kgなんですか?

田村 最後に測った時は98kgでした。今年中に70kg台に行ければ。

カザマ へえ~!

田村 「行ければ」で(笑)。

カザマ 筋肉もあるからね、亮ちゃんは。

田村 そうだね。まあ見た目的にそんなに気にはしてないんだけど、お腹の肉をちょっと減らせればなと思って。

カザマ 僕は、彼女が欲しいかもしれません。もう3年いないし、猫も亡くなってしまったので、猫以上に愛せる人を探そうと思います。

──お祈りしております。

矢矧 冬の大型フェスに出て、ケータリングのおいしいごはんが食べたいです。タダ飯が食いたいですね(笑)。

──夏じゃなくていいんですか?

矢矧 夏はもう間に合わないかなと思って(笑)。夏でも全然いいんですけどね。2ndアルバムも出せるように頑張りたいですね。

カザマ 頑張ります。

──そちらもお祈りしております(笑)。ありがとうございました!

撮影 長谷英史

メジャー初の全国ツアー
「ゴミ箱より愛をこめて」

2025/03/03(月) 東京 恵比寿LIQUIDROOM ★ワンマン公演

2025/03/07(金) 札幌 BESSIE HALL

2025/03/14(金) 福岡 OP’s ★ワンマン公演

2025/03/22(土) 広島 SIX ONE Live STAR

2025/03/28(金) 静岡 UMBER

2025/03/30(日) 千葉 LOOK

2025/04/18(金) 水戸 LIGHT HOUSE

2025/04/19(土) 仙台 enn2nd ★ワンマン公演

2025/04/24(木) 岡山 CRAZY MAMA 2nd Room

2025/04/25(金) 高松 DIME

2025/05/10(土) 新潟 CLUB RIVERST

2025/05/11(日) 金沢 vanvanV4

2025/05/18(日) 名古屋 SPADE BOX ★ワンマン公演

2025/05/22(木) 梅田 CLUB QUATTRO ★ワンマン公演

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記事情報

高崎計三

ライター

高崎計三

1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。