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病院サーキットライヴ LIVE EMPOWER CHILDREN 2025 LIVE TOUR IN HOSPITAL 第二弾レポート!

大原櫻子、Da-iCE、DJ KOO

病院サーキットライヴ LIVE EMPOWER CHILDREN 2025 LIVE TOUR IN HOSPITAL 第二弾レポート!

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11月から4ヵ所の医療施設で展開されている、『LIVE EMPOWER CHILDREN 2025』(以下『LEC』)。今回はホールを飛び出し、「全国の小児がんと闘う子どもたちと家族に直接アーティストが会いに行く病院サーキットライヴ」として開催され、その様子が2025年2月15日に『LEC TV 2025~子どもたちの「生きる力」をつくる~』として配信されることとなりました。12月に前半2回分の公演の模様を紹介しましたが、今回は後半2回分をレポート!

第一弾レポートはこちら
https://avexnet.jp/column/1004413

Part3 埼玉県立小児医療センターに浦田直也、SAM、木山裕策が登場!

この日は快晴で暖かな陽気の中、客席は期待に満ちた表情の観客で埋め尽くされていた。そんな中、MCの坂本梨紗さんに呼び込まれ、まずは浦田直也さんが手を振りながら笑顔で登場。

友達のお子さんも闘病中だという浦田さんは、「落ち込んでいる時に下を向くのではなく、上を見るために、毎日お月様を見るようにしている」というエピソードを披露してから、「今日だけのスペシャルなパフォーマンス」を開始。1曲目は、デビュー前から憧れていたというDA PUMPの「All My Love To You」。ソロ10周年でカバーしたというこの楽曲は、浦田さんにとっても「いつか夢が叶う」という象徴のような曲とのこと。壮大なバラードに浦田さんの伸びやかな歌声が入ると、客席からも大きな手拍子が沸き起こる。

歌い終わった浦田さんは、「意外と歌うまくてビックリしたでしょ?」と会場を笑わせながら、この公演の直前に病棟訪問をした際にお話をした客席のお子さんに「さっき会ったね」と手を振る場面も。

和やかなムードの中で、2曲目は自身が作詞した「愛」。タイトル通りに愛を歌ったバラードで、ラストのロングトーンでは大きな拍手が。「『愛してる』とか『ありがとう』を、普段は恥ずかしくて言えない人も、僕みたいに歌手になれば、歌の中で伝えられるからね」との声がけも。

そしてラストはCHAGE and ASKAのカバーで「LOVE SONG」。ここまで3曲、全てが「愛」をテーマにした選曲という、まさに浦田さんからの「愛」で満たされたステージをお届けしてくれた。

続いての登場は、TRFのSAMさん。「どんな曲を歌うか考えてたんですけど……」との前フリで笑わせつつ、ダンスレクチャーを披露。着席していてもできるように、上半身を中心とした動きを、アクション一つずつに分解して、順を追って説明。

「窓拭きの動きを3回」のように、振付を覚えやすい言葉で実演してくれて、ひと区切りごとに「じゃあここまで続けてやってみましょうか」とおさらいタイムが。SAMさんの声がけにあわせて会場の皆さんが一丸となって踊ると、「皆さん完璧です!」「素晴らしい!」とべた褒めをしてくれるので、一緒に踊っていたお客さんも自然と笑顔に。

動きが増えて少し複雑になってくると「覚えなくても、マネしてくれれば大丈夫ですからね」と、お客さんの心理的ハードルを下げながら、ひと通りの動作が終了。通しでおさらいすると、ついてくるのが少し大変になった人もいるようで、会場のあちこちから笑い声も。そこでSAMさんが「じゃあ音楽に乗ってやってみましょう」と、ここで初めて音源が流れると、まさしくTRFの代表曲「survival dAnce ~no no cry more~」!

これまで覚えてきた振付が、あの「Yeh, yeh, yeh, yeh Wow, wow,wow,wow」の部分だったことが分かった瞬間、会場が興奮ムードに包まれた。

最後に音楽に合わせて通して踊ると会場の一体感は最高潮に。最後の決めポーズが終わると客席からは大きな拍手。わずか15分で、会場全体が絶妙な達成感に包まれた。

3人目の登場は木山裕策さん。36歳で甲状腺ガンにかかって闘病生活を送り、その後サラリーマンを続けながらも歌手としてデビューしたという木山さん。

そんな木山さんの1曲目は「手紙」。アンジェラ・アキのヒット曲を、ダイナミックな歌声と大きなアクションで、目の前の客席1人1人だけでなく、病室から画面越しに見ている患者さんやご家族にも届けるように熱唱。

2曲目は新沢としひこさんの「にじ」。新沢さんとご自身のビジュアルが似ていることをユーモラスに語ると、場内からは大きな笑い声が。サビの部分をみんなで手話で歌うために、簡単なレクチャーをしてから歌唱をはじめると、会場のお客さん全員と「手話で合唱」をする場面も。

ラストの3曲目は、デビュー曲の「home」。温かい曲調の中、サビの部分には大きなスケールを感じさせる曲を歌い上げて終了。ご自分の体験とともに「人生にはつらいことも起きるけど、いいこともたくさん起きる」ということを繰り返していたのが印象的だった。

ラストは恒例、出演者3人が勢揃いしての「My Hero~奇跡の唄~」。歌に入る時にSAMさんがさりげなく浦田さんにセンターを譲っていたり、浦田さんと木山さんのかけあいからサビではSAMさんも加わり、皆さんの細かい心遣いも垣間見える時間に。最後のコーラスではSAMさんがセンターになり、観客とともに歌声を響かせてこの日のライブは終了。歌だけではなくダンスレッスンあり手話ありと、客席の皆さんも楽しんだ一日となった。

Part4 東京都立小児総合医療センターには大原櫻子、Da-iCE、DJ KOOが登場!

いよいよ病院ライヴもラスト。この日の会場は東京都立小児総合医療センターの1階にある講堂「FOREST」。満席なだけでなく、立ち見もギッシリで、開演前から熱気に包まれる。

この日のMCは、毎年の『LEC』でもお馴染みのキャイ~ン・天野ひろゆきさんと、ニッポン放送アナウンサーの熊谷実帆さん。

最初の登場は、大原櫻子さん。薄いピンクの衣装に身を包んだ大原さんは、力強いアカペラから始まるアップテンポの応援ソング「明日も」でスタート。伴奏が始まると、客席からは自然と手拍子が。ここでもラストのロングトーンに大きな拍手が。歌い終わった大原さんは「興奮しすぎてイヤリングが取れました」と、客席を笑わせるひと幕も。

「この仕事に就いてなかったら、保育士さんになりたかった」と話してからの2曲目は、「おどるポンポコリン」。第一回目の国立成育医療研修センターでLiLiCoさんも歌っていたこの曲、大原さんも元気いっぱいに歌うと、2番からはステージを降りて客席へ。そして「タッタタラリラ」の部分はMCブースから天野さんが助太刀。客席は大いに盛り上がっていた。

3曲目、大原さんが「新曲を初披露します」と言うと、大きなどよめきが。そこで披露されたのは「櫻」。卒業時期ということもあり、春に新たな一歩を踏み出す人々の背中を押してくれる歌詞が印象的な1曲を披露すると、客席も先ほどとは打って変わって聴き入っていた。

2組目は、Da-iCEのボーカル大野雄大さんと花村想太さんの2人がサポートメンバーのキーボードと共に、今日だけの特別編成として登場。

キーボードのみの伴奏で披露された1曲目は、「CITRUS」。ピアノのみで、スローテンポで繰り広げられる様は、まさにいつもと違うスペシャル感満載。このムードの中だと、2人のかけ合いがより効果的に響き渡っていた。

曲が終わると、「こういうマジメなMC、あんまりしたことないんで」と照れ出す2人。その様子を見た会場が笑いに包まれる中、その後の「あと1曲なんですけどね」には「エーッ!」と名残惜しそうな声が。「花火の曲じゃなくて、ピッとする曲を」という紹介から始まったのは、もちろん「I WONDER」。「時が止まった」で始まる“あの”部分では、2人のアクションに当人たちが笑みを漏らす場面も。そして花村さんのジェスチャーをきっかけに、会場からは大きな手拍子。「この日限り」の特別感に溢れたステージだった。

3組目の前に、ステージ中央にずっと置いてあった機材のカバーが外されると、ド派手なDJブースが登場! それだけでどよめきが起きつつ、MCのコール前に袖からやはりド派手な衣装のDJ KOOさんの姿が見えると、さらに大きなどよめきが。

「盛り上がっていきましょう!」の声とともにプレイされた1曲目は、昨年秋から大ヒットしていた「APT.」。最新曲で始めつつ、そこから「サンバ・デ・ジャネイロ」につなぐと、客席の盛り上がりは加速度的。続いて「幸せなら手をたたこう」のリミックス。これにKOOさんが「LECだ手をたたこう」とかぶせて、観客を盛り上げる。こうなるとまるで病院の講堂とは思えない盛り上がりに!

さらに続いては「ヤングマン」。「YMCA」のところになるとおなじみの振付をしながらお客さん全員が一緒にダンスで参加。その流れから、病棟で会った女の子が「ミッキーが好き」と言っていたというので「ジャンボリミッキー」につなぐと、子どもたちも大喜びでさすがKOOさん!という雰囲気に。

さらに「勇気100%」で盛り上げたところで、「実は僕、TRFというグループで」と笑わせると、ラストは怒濤のTRFメドレー! 「BOY MEETS GIRL」~「EZ DO DANCE」から、「survival dAnce ~no no cry more~」では客席を練り歩くと、行く先々で大歓声が。「ヘイ! ヘイ!」の大合唱も起き、天野さんが思わず「ここ、病院ですよね?」と言ってしまうほどのノリに包まれた。

そしてこの日も最後は全員が再登場しての「My Hero~奇跡の唄~」。ここでは4人が全編を合唱。同じ曲でも、メンバーによって雰囲気が大きく変わるのも今回の「LEC」ならではである。

以上、この4回のライブの模様は「国際小児がんDAY」の2月15日、17時からの生配信番組『LEC TV 2025~子どもたちの「生きる力」をつくる~』で一部視聴ができるので、ぜひチェックしてみてほしい。



【生配信番組概要】

番組タイトル:小児がん治療支援啓発番組「LEC TV 2025~子どもたちの『生きる力』をつくる~ supported by HIROTSUバイオサイエンス」

配信日時:2025年2月15日(土)17:00~

出演者:

・スペシャルゲスト:古坂大魔王/高野洸/松本公一医師(国立成育医療研究センター 小児がんセンター長)

・特別出演:つんく♂

・MC:天野ひろゆき(キャイ~ン)/熊谷実帆(ニッポン放送アナウンサー) 

病院ライヴ出演者: 與真司郎、浦田直也、大野雄大&花村想太(Da-iCE)、大原櫻子、木山裕策、SAM・ETSU・CHIHARU・DJ KOO from TRF、ピコ太郎、hitomi、Miyuu、moumoon、LiLiCo (50音順)

▼本番組の詳細:https://empower-children.jp/lec/event/

※ 出演者は予告なく変更になる場合がございます。

■無料オンライン配信について

無料生配信:LINE VOOM、TikTok、U-NEXT、YouTube、Z-aN

アーカイブ視聴:U-NEXT、YouTube、Z-aN(2025年2月28日まで配信予定)

※詳細は公式サイト(https://empower-children.jp/lec/event/#online)をご確認ください。

【協賛・後援情報】

タイトル協賛:株式会社HIROTSUバイオサイエンス

特別協賛:総合メディカル株式会社

協賛:株式会社EPNextS、一般社団法人新時代戦略研究所、株式会社ビッグピクチャー、TOPPANエッジ株式会社、三井住友海上あいおい生命保険株式会社

サンプリング協賛:日本工学院ミュージックカレッジ、株式会社山口油屋福太郎

後援:厚生労働省、株式会社ニッポン放送、TOKYO HEADLINE、株式会社毎日新聞社

【寄付について】

オンライン生配信の視聴による寄付の他に、クラウドファンディング、つながる募金、Yahoo!ネット募金、キャッシュレス決済、銀行口座、現金書留など、様々な募金方法をご用意しています。詳細は、公式サイト(https://empower-children.jp/lec/donation/)をご確認ください。

一部の小児がん拠点病院や、小児がんを支援する以下の団体へ、いただいた寄付金を全額寄付します。

●一般社団法人旭くん光のプロジェクト ●公益財団法人がんの子どもを守る会 ●神奈川県立こども医療センター ●認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワーク ●国立研究開発法人 国立成育医療研究センター ●埼玉県立小児医療センター ●特定非営利活動法人CICI治験情報コム ●認定特定非営利活動法人 シャイン・オン・キッズ ●認定NPO法人ジャパンハート ●一般社団法人チャーミングケア ●東京都立小児総合医療センター ●特定⾮営利活動法⼈ 日本小児がん研究グループ ●広島大学病院

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記事情報

高崎計三

ライター

高崎計三

1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。