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【Do As Infinity 25th Anniversary LIVE in TOKYO】25周年を記念する一夜限りのライブ

Do As Infinity

【Do As Infinity 25th Anniversary LIVE in TOKYO】25周年を記念する一夜限りのライブ

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10月6日、東京・昭和女子大学人見記念講堂でデビュー25周年記念ワンマンライブ【Do As Infinity 25th Anniversary LIVE in TOKYO】を開催したDo As Infinity。この大事な節目に集まった超満員の観客を前に、大盛況のうちに終わったこのライブをレポートします!

新旧名曲を織り交ぜたセットリストに、あらゆるタイミングで合流したファンが歓喜!

伴都美子(vo)の故郷である熊本・花畑広場でのフリーライブも大盛況だったDo As Infinity。そのちょうど1週間後、10月6日に東京・昭和女子大学人見記念講堂にて一夜限りのデビュー25周年記念ワンマンライブ【Do As Infinity 25th Anniversary LIVE in TOKYO】が開催された。

Do As Infinityの25周年をお祝いしようと全国各地から(韓国から来たファンも)集った超満員のオーディエンス。その光景を見つめながら、大歓声に包まれながら嬉しそうな表情で登場した伴都美子と大渡亮(g)は「荒れ果てた大地に咲く花は 君だろうか 僕だろうか」と、今日まで共に歩んできたファンとの絆の物語を想起させる「Alive」から「Timeless」「シグナル」と爆発的なボーカルとバンドサウンド(サポートメンバー:松本淳(dr)、高瀬順(key)、山田“Anthony”サトシ(b)、川村健司(g)、若森さちこ(per/cho)、KAZCO(cho))で会場中を鼓舞させていく。「Do As Infinityです! 超満員! ありがとう! ようこそお越し下さいました! 25周年を記念する一夜限りのライブです。最後まで存分に共に楽しんで参りましょう!」

その後も「Oasis」「楽園」「To Know You」と新旧名曲を織り交ぜながら、初期からの長い付き合いになるリスナーも、アニメ『犬夜叉』きっかけで出逢った人も、澤野弘之とのコラボで知ってくれた人も、あらゆるタイミングで合流したファンをひとりも取り零すことなく歓喜させていくDo As。と思えば「人見記念講堂は(2016年の【Do As Infinity Acoustic Tour 2016 -2 of Us-】以来)8年ぶり!」「やっぱり天井の高いホールは良いね! こんなにたくさんの人の前でまた周年ライブができて感無量です。なんてったって25周年ですから!」「懐かしい曲もあったでしょ? いろいろ持ってんのよ。「あれ、これ知らない」という曲もあるかもしれないけど、新曲じゃないのよ(笑)。もう出してるから、20年前とか、25年前とか」「でも、今は簡単に過去の作品もググれますから。サブスクとかで検索して「あれ、今日3曲目にやった「シグナル」って曲知らなかった(笑)! という人もぜひ新曲として聴いて下さい」と、相変わらず兄妹漫談のようなMCで笑いも誘っていく伴と亮。

そして、25周年の記念日である9月29日にリリースしたばかりの最新曲「Till We End The Day」をお届け。ここからまた始まるDo Asとファンのストーリー、その1日1日を懸命に生きていく意思も感じられた伴のボーカルと亮の16小節にわたるアグレッシヴなギターソロが響き渡っていく。そこから隠れた名曲「mellow amber」(2003年のシングル『魔法の言葉~Would you marry me?~』c/w曲)に「深い森」といった誰もが知る名曲までドラマティックに歌い奏でていくDo As。その後のMCで「「深い森」は世界中に知って頂けるきっかけになった1曲です」と伴が話すと、亮が「深い森」をテーマ曲にしてくれた『犬夜叉』関連エピソードとして「昨日の深夜、高橋留美子さんの『らんま1/2』がリニューアルして放送されていたのよ。たまたまそれを観て「あ、俺はひょっとしたら留美子さんの作品を観る為に起きていたのかもしれない!」と思いました! 画面越しに「留美子さん、ありがとうございます! ありがとうの想い、届け!」と想いを飛ばしていました! 本当に「深い森」のおかげで南米4ヶ国、アジアもシンガポール、インドネシア、台湾、中国。アメリカの一部も【JAPAN EXPO】で行かせて頂きましたけど、また僕たちを海外へ連れてって!」と、『犬夜叉』や高橋留美子先生への感謝と海外への熱い想いを語っていた。

代表曲連発のアンコールはみんなでお祭り騒ぎに!

そして、「曲たちが年輪を増して熟成されていく感覚がございます。次にお届けする曲もつくった当時の気持ちからまたね、今の自分を通した感覚で届けられるのが嬉しいの。だから、これからも聴き続けて下さい」とこれまた大名曲「陽のあたる坂道」を披露すると、きっと自らの人生の思い出と重なって感動した者も多かったのだろう。客席には感無量な面持ちで涙する人の姿も見受けられた。さらには、これまで幾度となく伝説的なアクトを生んできた「夜鷹の夢」「Yesterday & Today」を畳み掛けていくのだが、この2曲の熱唱&熱演ぶりは25年の歴史の中でもトップレベルのエモーションと説得力を誇っており、その緊張感溢れる圧倒的なパフォーマンスに誰も釘付けになっていた。四半世紀の時を経て、今、Do Asがキャリアハイに到達していることを実感させる瞬間だった。

また、伴が「今日は25周年記念ライブなので、やはりこの曲は外せませんね。次にお届けする曲はデビュー曲です」と紹介し、亮が「先週、熊本でライブをやったんですけど、そのときもこの曲をお届けして、みんな大号泣でした。みんな暑い中でじっと聴いてくれて、すごく思い出に残る9月29日になった」と語り、100本にわたる路上ライブを敢行していたあの頃をふたりで振り返ったりもしながら「Tangerine Dream」を披露。不安と希望が混ざり合っていたデビュー当時から25年、解散も、再始動も、多くの出逢いや別れに再会も体験してきた今のDo Asが放つ「いつの日か いつかは必ず 僕達の願いは届くと信じているから」というフレーズからは、聴き手にもそう信じさせる、人生を突き動かしていくような力が感じられた。

そんな背中を押された状態で突入した本編最後のブロック。これがまた凄まじかった。なんと計7曲「Mysterious Magic」「I miss you?」「アリアドネの糸」「化身の獣」「Grateful Journey」「冒険者たち」「君がいない未来」がノンストップで繰り広げられたのだが、往年のヒット曲「冒険者たち」を交えつつも、ほとんどがアルバム曲やカップリング曲、再始動後に発表したナンバーで構成されており、いわゆるヒットパレード的な展開に頼らずとも、誰もがその腕を全力で振り上げながら、シンガロングしながら歓喜乱舞している光景を生み出している。この事実は、Do Asがいつの時代も何があろうと前を向いて、自らの音楽やライブをどれだけグレードアップさせてきたか。今のDo Asが常に最高であることを目指してきたか。その結果、ファンの心をどれだけ鼓舞し続けてきたか。そんな25年間に及ぶ音楽家としての生き様が正しかったことを証明しているようで、観ているこちらからしても実に痛快で清々しい音楽体験となった。

2008年の復活直後「(Do Asを)これから一生やっていきます」と伴が宣言していたが、まさしく「生涯現役であろう」と突き進んでいるDo Asの姿がそこにはあった。なんて感慨に耽っていると、アンコールでは、誰もが待ち望んでいたであろう代表曲「遠くまで」「本日ハ晴天ナリ」を伴も亮も満面の笑みではしゃぎながら披露。当然、オーディエンスもお祭り騒ぎである。「貴方の代わりなんていないんだ!」というフレーズは、この日もファンひとりひとりへの想いそのものだったと思うが、それは我々からDo As Infinityに伝えたいメッセージそのものでもあった。Do Asの代わりはいないと改めて思わせてくれた【Do As Infinity 25th Anniversary LIVE in TOKYO】。最後までステージに残ったふたりからのメッセージでこのレポートは締め括りたい。

「久しぶりにこのクラスのライブ会場でDo As Infinityの音楽を演奏できたこと。本当に心の底から嬉しく思っています。それも皆様が貴重な日曜日に来てくれたことによって完成した日だと思っております。この25年、平坦な道のりではありませんでしたけれども(Do Asが)25歳になった今、非常に充実して、気が漲り溢れている状態です。気が充電完了って感じがしているので、これから元気よく活動していきたいので、さらなる皆様のご支援よろしくお願いします!」──大渡亮

 「今日はありがとうございましたー! また絶対会いましょう! 楽しかったよー! 今日は良い汗かきましたっ! ありがとうございましたー! またねー!」──伴都美子

-SET LIST-

01.Alive

02.Timeless

03.シグナル

04.Oasis

05.楽園

06.To Know You

07.Till We End The Day

08.mellow amber

09.深い森

10.陽のあたる坂道

11.夜鷹の夢

12.Yesterday & Today

13.Tangerine Dream

14.Mysterious Magic

15.I miss you?

16.アリアドネの⽷

17.化⾝の獣

18.Grateful Journey

19.冒険者たち

20.君がいない未来

EN1.遠くまで

EN2.本⽇ハ晴天ナリ

撮影:田中聖太郎

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<Live>

「Do As Infinity 25th Anniversary LIVE in TOKYO」@東京・人見記念講堂

※U-NEXTにて見逃し配信:https://t.unext.jp/r/doasinfinity

 ライブ終了後 ~ 2024年10月13日(日)23:59まで

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<Tour>

来春開催予定

Do As Infinity Live Tour2025(仮)

詳細はホームページ、SNSにて後日発表

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平賀哲雄

ライター

平賀哲雄

インタビュアー、ライター、MC、コメンテーター。1999年に音楽情報WEBサイト「hotexpress」を立ち上げ、2012年より「Billboard JAPAN.com」の編集長として活動。現在は様々なメディアで活躍している。ジャンルレスにこれまで1000組以上のアーティストを取材。小室哲哉、安室奈美恵、TM NETWORK、中島美嘉、倖田來未、大塚 愛、Do As Infinity、MINMI、モーニング娘。、BiS、BiSHなど様々なアーティストのイベントや番組の司会、解説も担当している。