「未来図」でのメジャーデビューから1年半、待望の1stアルバム『Classy Crush』をリリースする@onefive。現在19歳、今年は20歳になる4人はそれぞれに成長し、その過程がこのアルバムの中にも詰まっています。そんな彼女たちに、アルバムの収録曲の内容を中心に、いろいろ伺いました!
4人で合宿を敢行! 思いをさらに強くしてのリリース!
──このavex portalには22年10月のメジャーデビューシングル「未来図」の時と、23年5月の「Chance×Change」の時にご登場いただいてるんですが、出ていただくたびにイメージが変わってますよね(笑)。
GUMI そうですよね(笑)。
KANO 最初は高校生だったからね。
──今回なんか髪型も変わりましたが、衣装がスカジャンで。
MOMO これは世界に4着しかないものを作っていただいたんですけど、背中に刺繍もあって、すごくうれしいです。
GUMI アルバムなので命がけです。ウチらの魂が全部入ってるんで。
──今回、1stアルバムが出るということについてはどういう思いですか?
GUMI メジャーデビューして最初のアルバムということでも気合いが入ってるんですが、私たちも20歳を目の前にしていろんなすごい人たちに楽曲や振り付けを作ってもらってる分、活動の結果で恩返ししていきたいなという思いがあります。今のままじゃダメだし、もっともっと大きくなっていかないといけないなっていうプレッシャーも4人で感じていて、いつもよりも覚悟を持ってリリースするっていう気持ちが強いですね。
KANO メジャーデビューしてからすごくたくさんの楽曲を出させていただいてるんですけど、ホントに濃い1年半で、毎日毎日が成長させていただいているなって思ってて。初めてみんなで通しで聴いた時には、「ああ、やっとアルバムを出せるんだ」っていう気持ちと、「もっと頑張らなきゃいけないんだな」っていうのをすごく感じて、改めて重さだったりありがたみをすごく感じたんですね。1曲1曲すごく違う曲が並んでいるので、楽しんでいただけると思います。
MOMO この1年半、長いようで意外とあっという間だったなと思っていて。メジャーデビューがあったり、今までになかったようなタイプの楽曲にも挑戦してきて、そんな私たちの軌跡がギュッとこの1枚に詰まっているので、スキルの面での変化や成長も感じてもらえると思います。この1枚を通して、私たちがモットーとしている「Japanese Classy Crush」っていうものを濃く感じていただけると思うし、今までの私たちのイメージを壊して、新しい一面を見せられる1枚になったなって思います。
SOYO 今までのステレオタイプを壊していきたいという思いが、この1枚で表現できていると思うし、初めて全部聴いた時は「1年半でこんなにいろんな曲を作れたんだ」と思って感動したし、うれしかったです。これが私たちの集大成でもあるし、始まりでもあるので、これから私たちが打ち出していきたい新たな魅力だったり表現だったりが詰まっているアルバムになってると思います。
──皆さん、ガッチリ説明していただけてありがたいです。
MOMO みんなで、いろんなことをしっかり考えたので(笑)。1泊2日で合宿に行ったんですよ。そこで本当にいろんなことを話し合ったので、思いを明確にできたと思います。
──合宿! いいですね。
MOMO 山梨にアミューズの本社があるんですけど、ホントに山奥で、1回も外に出ませんでした。
GUMI 本当にスタジオにこもって、ダンス練習とか歌の練習をしてました。
KANO 行きも帰りも4人だけだったしね。
MOMO マネージャーさんに「4人で行ってきて!」って言われて、最初は「何で?」と思ったんですけど、4人だけだったからホントに濃い時間を過ごせたし、いろんなことをじっくり話すことができました。
──それはいいですね。さて、改めて今回の1stアルバムですが、タイトルの『Classy Crush』というのはどういう意味合いですか?
MOMO 「Classy」というのは古いもの、ステレオタイプな考え方だったりイメージだったり、ありきたりなやり方だったりというもので、それを私たちが「Crush」、壊して、私たちなりの新しいやり方で戦っていきたいという思いが込められています。それと、『Japanese Classy Crush』というのもあって。私たちは全員日本出身で、日本には古くからの良さがたくさんあるじゃないですか。リード曲の「OZGi」で歌ってるお辞儀の文化とかもそうですし。そういった部分から自分たちに遺伝子レベルで染みついてる日本の美しさがあるなと思っていて、そこの「Classy」は保ちつつ、戦っていきたいという意味合いも込められています。
──なるほど。ではそれにちなんで、今の自分が「Crush」したいものとは?
GUMI 今(インタビュー時)、大学が春休みなんですけど、@onefiveの活動がない日は、朝、明るくなってから寝て、夕方に起きるっていう生活をしていて、それを元に戻すのが本当にキツいんですよ。だからそういう悪い生活習慣をCrushしたいです。
──それは早めにしておいた方がよさそうですね(笑)。
GUMI 学校も始まっちゃうので、早くしたいと思ってます(笑)。
SOYO 私は、他の人から思われる「SOYO」のイメージをCrushしたいなと思ってて。私って、けっこう内気というか、自分からは発言しない、優しい、大人しい子だと思われがちなんですけど、本当はけっこう自分の意思が固めだし、グイグイ系だし、自己顕示欲もメチャあるので、もっと自分というものを出していきたいなと思っています。上京してきてそんなに経ってないから、こっちの友達もそんなにいなくて、そういうのをCrushして、もっとみんなと打ち解けていかなきゃな、というのを考えています。
GUMI ウチらの前ではとっくにCrushしてるけどね。
KANO 必要以上にCrushしてる(笑)。
MOMO 私は、自分の強すぎるこだわりみたいなものをCrushしたいなと思います。私、好きなものとか好みがけっこうハッキリしてるんですよ。今回のアルバムに「Mr. Gorgeous」っていう曲があって、「好きな子のためなら何色にも染まれるよ」っていう歌なんですね。でも「私はピンクがいいです」って言ったら、それが歌詞に入っちゃったっていう(笑)。
──あ、あのセリフはそういうことだったんですか!
MOMO そうなんです。本人のご意向で入ってて(笑)。それぐらいこだわりが強くて、それってすごい大切なことだなって思ってるんですけど、でも、挑戦もしたいじゃないですか。なので、たまには“味変”じゃないですけど、いろんな私に出会ってみたいんですよね。今まではかわいいものが好きだったんですけど、20歳にもなりますし、ちょっと大人の私に出会ってみてもいいかなと思ってて、たまにはこだわりをなくしてみてもいいかなって。曲には入れたけど(笑)。
KANO 私は、人の目を気にして、他の人が思ってもいないことを勝手に想像して落ち込むみたいなところがあるんですよ。そういうことがメッチャ多いので、そういう心をCrushして、強くなりたいなって思ってます。
GUMI @onefiveはけっこう、強い心の持ち主が多いから。
KANO そう。だから見習います!(笑) (他のメンバーを見ながら)お願いします。
GUMI 育てるか(笑)。
「OZGi」で日本の素晴らしいお辞儀文化を世界に!
──では、アルバムの収録曲についてお聞きしていきます。まず1曲目がリード曲の「OZGi」。
MOMO さっきもお話ししたように、私たちが「Japanese Classy Crush」というのをモットーにしていることから、ジャパニーズ・カルチャーから選んだのが「お辞儀」だったんです。私たちは普段からお辞儀を大事にしていて、@onefiveのお辞儀はすごく揃ってる自負があるんですよ。なので、私たちが選ぶ日本のカルチャーとしてはピッタリだなと思っていて。この楽曲はサウンドもカッコいいですし、すごく豪華なメンバーで作っていただいた曲で、私たちのアルバムのリード曲にピッタリな曲だと思っています。
──和テイストの中に中東風な要素も入ったサウンドですよね。
MOMO 歌詞がすごく強気なんですよ。これまでの私たちの歌詞は「前向きに頑張っていこう」という曲が多かったんですけど、これは「ウチらについてこれるでしょ?」っていう感じで、本当に強気な私たちが見られる感じになっています。私たちは最近、@onefiveについて話し合うことが多くて、「これから@onefiveがもっともっと大きくなっていくにつれて、ファンのみんなに伝えないといけないことがあるよね」ということをよく話していて。そういう私たちの意思がよく表れた歌詞になっていると思います。あと、この曲では「OZGiダンス」という振り付けをやっていて、@onefiveの中でもすごく新しいダンスだし、どこにもないような、ちょっとクレイジーなダンスになっているので、ぜひ見てほしいし、マネしてほしいです。
GUMI 日本のお辞儀という文化を広められるような歌詞が入っていたりして、日本からお辞儀を広めていく感じになっていて、私たちが日本代表として……というと言い過ぎなんですけど(笑)、ワクワクする感じになっています。
──この曲でのお辞儀は45度が正しいんですか?
SOYO 45度+15度で60度。60度が「@onefiveお辞儀」です。
MOMO でも実際には120度ぐらいでやっちゃってます(笑)。そこで揃うのが私たちのいいところなんです。
──なるほど(笑)。2曲目はメジャー第2弾シングルだった「Justice Day」ですね。
KANO この曲は、初めて男性の振付師の方に振り付けしていただいたんですけど、今まででも一番苦戦した曲だなと思っていて。最初、振り付けを見させていただいた時に「えっ、これ、私たちが踊るんだ……」と思ったんですね。「いつまでもレッスンが終わらないんじゃないか」という危機感がすごくあって。それを乗り越えたことでこの曲にはすごく成長させてもらったし、今までとは違う@onefiveが見えたんじゃないかなと思います。
──アップテンポではないところでカッコよさが出てますよね。
KANO バックですごく重低音が響いていて、私たちも踊っていて楽しいし、ライブでは皆さんが体で感じて盛り上がっている姿を見て、うれしいなって思っています。
──3曲目は「Mr.Gorgeous」。2月に先行配信されていた曲ですね。
SOYO 聴いて分かる通り、すごくかわいい曲です。「あなた色に染まるよ」っていう内容なんですけど、ここ最近はずっとカッコいい曲が続いていた中で、久しぶりにかわいい曲が来て私たちもうれしいです。アクセントでMOMOちゃんの「え~、でも私、、ピンクがいいなー♥」っていうセリフもあるし、「Whatcha say?」ってかけ声的なものも入っていて、そういう点で「また聴きたい」と思わせる中毒性のある曲だなと思ってます。MVがまたかわいくて、タテ動画に挑戦したんですけど、みんなで買い物してる気分になれて、私は一番お気に入りのMVになりました。
──4曲目は「F.A.F.O」ですね。
GUMI この曲はm-floの☆Taku Takahashiさんに作っていただいた曲です。今、外国では日本の少し前の雰囲気の曲が流行っているらしいんですけど、そういう感じになっている曲だなと思っていて。@onefiveの中でも一番好きな曲調になったなと思ってますし、振り付けを、今大人気のTSUBAKILLのRenaさんが作ってくださってるんですね。それがすごく速くて、最初はすごく難しいなと思ってたんですけど、最近、Renaさんにレッスンを見てもらったら「自分たちのものにしてるね」って言ってくださって、自分たちでも手応えがありますね。最初は振りもすごく速いなと思ってたんですけど……
SOYO 最近はゆっくり感じるよね(笑)。
GUMI パフォーマンスしててもすごく楽しいです。
──この「F.A.F.O」という言葉は、@onefiveとしては「Fudge Around and Find Out」の略なんですね。元の言葉とはちょっと違って。
MOMO はい、「Fudge」です。元の言葉はいわゆる「Fワード」で始まるんですけど、@onefiveらしく、ちょっとかわいくしてみました(笑)。
──後半の展開部の歌い方が面白いですよね。
MOMO この曲は今までになかった展開が多くて、歌い方もけっこう苦戦しました。いただいた仮歌が、すごくスキルがあるのにかわいらしさもある感じになっていて、それがすごく参考になりました。詞は☆Taku Takahashiさんと一緒にEmyliさんが書いてくださったんですけど、この曲の物語を歌声で表現することを要求されていて、なりきって歌うことを意識しました。
SOYO この歌詞は、私たちが入れたい内容を入れていただいたんですよ。
MOMO Takuさんが、「私たちの等身大のエピソードがほしい」ということで聞いてくださって、「ライン無視 ストーリー更新」とか「謝れば全てOKなの?」とか、私たちの経験からいろいろ入れていただきました。
GUMI それがどういう経験だったのかはトップシークレットですけど(笑)。
──では深くは聞きませんが(笑)。次は5曲目、「Last Blue」。
KANO この曲は大好き!
GUMI みんな好きな曲だよね。
MOMO 初めての失恋ソングというか、この曲でけっこう私たちの表現力が上がったなと思っていて。でもダンスがすごくかわいくて、ファンの皆さんも楽しめる感じになっているので、ライブでは欠かせない曲になってますね。
GUMI 一緒に歌えるしね。
MOMO 私たちは夏にライブハウス・ツアーを控えていて、キャパも小さめなところなので、かけ声とかを頑張りたいと思っていて。この曲はかけ声とか、一緒に歌えるというところも魅力なので、楽しみにしています。
1回だけ披露した“幻の曲”! 「このままじゃ壊れそう」での思いとは?
──続いて6曲目は「ショコラブ」。タイトルから甘い感じの曲なのかと思いきや……という感じですが。
GUMI はい。@onefiveの中でも一番セクシーな曲になってて、今の私たちだとちょっと背伸びした感じになってるんですけど、タイトルからも想像つかないぐらい大人っぽい曲ですね。強い女の子のバレンタインデーという感じの内容なんですけど。この曲も、初めての歌い方に挑戦していて、私自身も新しい歌い方ができたし、みんなの歌を聴いていても、「あ、この子、こんな歌い方できたんだ」っていうのがそれぞれに感じられたんですよね。普段の、元気で明るい私たちからは想像つかない一面が見られると思います。
SOYO この曲は1月に配信されたんですけど、曲を出すたびにいろんな私たちを見せられて、そこも私たちの魅力かなと思いますね。
MOMO この曲が出た時は、みんなちょっと照れてました(笑)。
KANO 確かに!(笑)
SOYO ダンスの振りもちょっとセクシーな感じだしね。「キャー!」ってなっちゃう(笑)。
KANO 「チョコ」じゃなくて「ショコラ」だからね。ちょっと大人っぽくて。
──7曲目が新曲の「このままじゃ壊れそう」。
SOYO この曲は、私たちがデビューの頃によく書いてくれていたYURAちゃんという同い年の子が書いてくれたんですけど、その時に私たちが悩んでいたこととかをギュッと詰め込んだ内容になっていて。今まで私たちは、「前に進むんだ!」っていう、元気で明るい曲、勇気をもらえるような曲が多かったんですけど、私たちも人間なので、ずっと楽しいだけじゃないし、いつもキラキラしてるわけでもなくて、内面ではこういう感情になることもあるっていうのを表現してもらってるなって思います。今でもこういう感情になることもあるし、20歳を目前に「このままでいいのかな?」って思ったりもするので、私たちもこういう、ネガティブな感情になることもあるんだ、っていうことを歌った曲ですね。
──その中でも力強さが感じられる曲でもありますよね。
MOMO 結局、「やめたい」と思うことはあっても、ここまで続けてきたというのもあるので、やっぱり「@onefiveをやっていきたい」という意思は変わらないものがあるのかなというところを正直に歌ってると思います。この曲は、去年の11月、大阪でのイベントで1回だけライブで披露したんですね。ライブの本編が終わった後、フリも何もなく急に始まって、急に歌いながらはけてそのままライブ終了という演出でやったので、かなり物議を醸しました(笑)。みんなビックリしてたんですけど、それが私たちの狙いだったので、作戦成功でした。
GUMI うれしかったよね(笑)。私たちがすごく病んでると思われたみたいで、はけた後に客席から「大丈夫だよ!」って声が飛んでて、それを聞いた私たちは「よしよし!」って。
KANO 裏でクスクスしてたよね(笑)。
──その“幻の曲”がまた、今度は完全版で聴けるということなんですね。で、8曲目が「未来図」。記念すべきデビュー曲ですが、今の皆さんにとってはどういう曲になっていますか?
MOMO リリースイベントとかでも歌ってるんですけど、そのたびに初心に返らせてくれる曲ですね。「このままじゃ壊れそう」で歌ってるようなネガティブな気持ちになったとしても、この曲を聴いたり、歌って踊ったりしたら、“あの頃”のキラキラした希望でいっぱいの私たちに戻れるなと思うんですよね。
GUMI そうだね。いろんなコンセプトをやってる分、これがすごく「ノーマル」というか「ベース」な私たち、という感じがします。
KANO 私もメッチャ好き。
SOYO ライブの最初の曲にして「始まった!」感があるのも、この「未来図」が一番だなと思うし。
GUMI 「始まるんだ!」っていうね。
MOMO 実際、私たちの始まりだからね。
──9曲目は「Chance」ですね。先ほどの「未来図」が『推しが武道館いってくれたら死ぬ』のドラマ版主題歌で、こちらは劇場版の主題歌でした。
SOYO けっこう、この曲で私たちを知ってくれたっていう人が多いんですよね。イベントとかでやっても、この曲は皆さん完璧にかけ声をやってくださるんです。一体感があって好きだし、ずっと明るい曲なので、元気をもらえるというか。この曲も、この先歌い続けてもいつでも初心の気持ち、ありのままの自分が出せるなって思います。
KANO この曲の時に、私たちは一番チェンジしたんですよ。髪型も変えたし、みんな初めて髪を染めたりして、すごくワクワクしたのを覚えてます。
MOMO 卒業の時だったよね。
KANO そう、高校を卒業するタイミングで、「新しい@onefiveの制服」みたいなコンセプトの衣装を着たりして、私にとってはすごく濃い曲という印象が強くて。全部の曲に思い入れが深いんですけど、この曲は特に「4人で頑張ろうね」っていう気持ちにより一層なったなっていうのを感じました。
みんなで武道館、そしてさらにその先へと!
──10曲目は「Like A」ですね。
GUMI これを録った当時は、まだラブソングが珍しくて。今はけっこうあるんですけどね。だからこの時はけっこうぎこちなかったんですけど、今は歌いこなせるかなって。
MOMO アルバムには当時の声で入っているので、他の曲に比べたらちょっと初々しいかも。
GUMI 歌詞に「キス」って入ってて、「えー、キス!?」って感じだったもんね(笑)。
MOMO 「終電まで一緒にいたい」とかも「キャー!」ってなってて(笑)。
KANO 言ってたね! 懐かしい(笑)。
SOYO 今は歌いこなしてるよね。
MOMO ライブでけっこう変化する曲なんですよ。以前はちょっと背伸びしてる感じだったんですけど、今はちょっと余裕が出てきたかな?(笑)
KANO 韻を踏んでる感じがメッチャ好きなんだよね。「カフェイン」「パフェ」「ハイウェイ」とか。それから当時、「Oh 夢見ていた恋の瞬間/手を繋いでキスをして」というところを歌ってたんですけど、レコーディングで普通に歌ってたら気持ちが出てなかったらしくて。ディレクションしてくださってた方から「ちゃんと状況を想像して歌って!」って言われて、目をつぶって歌いました(笑)。
SOYO キスしてるとこ想像しながらね(笑)。
KANO そうそう! 「キスしてる!」って想像しながら歌うのを頑張りました(笑)。
──終盤、11曲目は「SAWAGE」。
SOYO タイトルの通り「みんなで騒げ!」って曲なので、ライブでは欠かせないですね。この曲の時の一体感が素晴らしくて。振りも特になくて、みんなフリーでふざけ散らかしてる感じなので、みんなで作り上げていく感じが好きだなあって思っています。
MOMO それまでは「魅せる」感じの曲が多くて、ライブで一緒に騒げる感じの曲がほしいねってなってできた曲なんですね。だからライブでは、私たちを見ないでかけ声に全力の人とかもいて。
SOYO そうそう。下向いて拳振ったりしてるよね(笑)。「ウチらを見て見て!」って(笑)。
MOMO ライブハウス・ツアーでは絶対にみんなで楽しみたいよね。ジャンプしまくって騒ぎたいです。
──ラストの12曲目は「Ring Donut」ですね。
MOMO この曲で終わるのがすごく気持ちいいなと思って。「始まりと終わりがつながって回っていく」という内容なので、最初にもらった時は「ちょっと難しいテーマなのかな」と思ってたんですけど、1年半経って、こうしてアルバムができた時に最後に来ると、意味がスッと入ってくるなって思いますね。この曲もちょうど高校卒業のタイミングで出た曲なんですけど、あの時に一つの終わりがあって、また新しい始まりがあってというのを振り返りながら聴きたい曲だなって思います。
GUMI この曲を聴くと3人の顔が思い浮かぶ感じがするので、最後に入ってるのがすごくいいなって思いますね。
SOYO この曲を聴いて、また最初の「OZGi」にループするというのが正しい流れです(笑)。
GUMI いいアルバムやー!(全員、拍手)
──結論が出ましたね(笑)。では最後に、アルバムとツアーに向けてひと言ずついただけますか?
GUMI まず、アルバムのリリース日である4月17日に渋谷のタワーレコードでリリースイベントがあるんですけど、そこをまずいっぱいにしたくて。私たちがこんなに気合い入ってることとか、それぞれの思いとかをみんなに感じてほしいと思うし、私たちについてきたいと思ってくれる人が、少しでも増えたらいいなって思います。そこからの夏のツアーも、皆さんに応援してもらうという立場じゃなくて、皆さんに感動を与えて、「ついていきたい」と思わせたいっていう思いが強いので、そうできるように、ここから熱く活動できたらと思ってます。
SOYO 私たちは『推し武道』の時から、「武道館のステージに立ちたい」って言ってるんですけど、これまではわりとフワッと思ってたんですね。でもこのアルバムで、「確実にそこに行きたい」という思いが強くなってて、その目標に向けていろいろ頑張っていかなきゃいけないなって思ってます。この前、東京ドームにBE:FIRSTさんのライブを見に行ったんですけど、ホントに素晴らしいライブで、初めてライブを見て感動したんですよね。私たちもそういうライブを作れるようになりたいと思ったし、あの東京ドームのステージにも立ちたいなって思ったので、そのためにもリリースイベントでは新しいファンの方たちをゲットして、@fifth(@onefiveのファンネーム)のみんなにも誇りに思っていただけるように、私たちも一歩一歩成長していかなきゃなって思います。このアルバム、聴いてください!
KANO 今年の8月・9月には初めてのライブハウスツアーもあって、それを通じて@fifthの方たちとももっと深い関係を築いていきたいなって思うし、他のいろんな方にも「@onefiveには見る価値がある」と思っていただきたくて、そのために私たちもこれから頑張っていくので、ついてきていただけるとうれしいです!
MOMO このアルバム・リリースのタイミングで、私たちの@onefiveにかける思いがグッと強くなっているので、この1枚で私たちのそんな思いが皆さんにも届いたらいいなと思うし、「この子たちをもっともっと応援して、武道館とかもっと大きなステージに立たせたい」って思わせるような曲だったりパフォーマンスを、これからも出していきたいなって思ってます。それとライブハウス・ツアーは今までで一番小さいキャパなんですけど、「それぐらいだったら余裕だろうな」とは思ってほしくなくて、そこをクリアしないともっと上には行けないと思ってるので。@onefiveにかける思いが、私たちもスタッフもファンも、みんな熱くなって、一丸となって高みを目指していけるようになれたらと思ってます。まずはこのアルバムを聴いて、私たちの良さを味わっていただけたらと思います!
──この先も楽しみです。ありがとうございました!
1st Album「Classy Crush」
2024.04.17 ON SALE
2024年4月17日(水)
@onefive メジャー1st Album「Classy Crush」リリース決定記念ミニライブ&特典会@タワーレコード渋谷店
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@onefive LIVEHOUSE TOUR 2024 “Classy Crush”
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「@ onefiveに人生を捧げたい」4人組ガールズグループ@ onefiveがデビュー5周年記念ワンマンライブを開催!
デビュー5周年目前の@ onefive、最新曲「Love Call」を配信リリース!初の全国ライブハウスツアーの映像で繋いだMusic Videoも公開!
初の全国ライブハウスツアーを完走した@ onefiveの最新曲「Love Call」の配信リリースが10月16日(水)に決定!
ライター
高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。