今年、10周年を迎え10/10にシングル「SCANDAL」をリリースするU-KISS。「SCANDAL」は男女の駆け引きを歌った曲ということで、U-KISSの「SCANDAL」はどうなの?とメンバーそれぞれに暴露してもらっちゃいました。そして、気になる韓国の恋愛事情も聞いてきました。
--まずは1年ぶりとなる15枚目のシングル「SCANDAL」のリリースおめでとうございます! U-KISSにとっては記念すべき10周年を迎えましたが、これまでを振り返って思い出に残っている瞬間を教えてください。
キソプ 僕はやっぱり自分がU-KISSとしてデビューした日のことが忘れられません。今でもハッキリ覚えてるんですけど、その日は音楽番組の収録があって、ファンの方も観覧に来ているのに、僕はただひたすらカメラだけを見ていたんですよ。よそを見る心の余裕がまるでなくて(苦笑)。もちろん、今ではもう少し余裕を持ってステージに立てるようになりましたけど、とにかくその時はカメラばかり見ていた記憶があります。
フン 僕が一番思い出に残ってるのは、2014年の2度目の日本武道館ですね。ジュンが加入して初めての日本ツアー、しかも35公演という長丁場だったこともあり、最初は無事に完走できるんだろうか?と心配してたんですけど、終わってみたらあっという間でした。それに2度目の武道館というのも特別感がありますよね。正直、1度だけじゃなく、2度も武道館に立てるとは思っていなかったんですよ。U-KISSが2回も武道館公演をやった!っていうのは、すごいことじゃないですか? 35公演をやりきったという思いと、2度目の武道館ということで、この日は特に思い出深いです。
イライ 僕も武道館の話をしようと思ってたのに! じゃあ僕は、U-KISSがデビューした日にします。この日にすべてが始まって、今もこうしてU-KISSとして活動を続けています。その時から応援してくれている方も、最近ファンになってくれた方にも、ありがたいという気持ちがいつもありますね。
ジュン 僕は今回の活動がきっと一番記憶に残るんじゃないかと思います。リーダーのスヒョンさんがいない活動は、正直、心細いと思うところもまだあるけど……。でも、この活動をやりきったらきっとすごくいい思い出になると思います!
フン イライさんがいなかったことはあったけどね(笑)。
--メンバーのスキャンダルな秘密をひとつリークしてください!
フン じゃあ僕はジュンのスキャンダルをリークします! とある音楽番組のリハーサルの時、ジュンのズボンが破けてパンツが見えちゃったことがあります。その時のパンツの色は、みかん色でした!
ジュン もう2年も前のことなのに! まだそれ言うの!? もうやめてほしい!(猛烈に恥ずかしがりながら)
フン でもリハーサルだからよかったじゃん(笑)。とはいえ、バックステージのカメラが密着していたので、ジュンのパンツが破れた瞬間もバッチリ撮られてました。
キソプ おまけにそのリハの時の映像、なぜか日本でも放送されてたよね(笑)。
イライ フンさんも同じようにズボンが破けたことあったよね。日本の朝の番組の、しかも生放送で(笑)。その時のパンツの色はグリーンでした。
フン しかもただの緑じゃなくて、キラキラした蛍光グリーン(爆笑)。
ジュン キソプ兄さんは、何だろう? あっ、今回の衣装! 他のメンバーは普通に白いシャツとかなのに、キソプ兄さんのシャツだけシースルーなんですよ。だから一緒に踊ってて、乳首が見えないか僕もドキドキしています。
キソプ そうなんですよ。今回の曲は、みんなの視線が僕の上半身に集中してしまうんじゃないかと今から心配です。もし乳首が見えても、気にしないようにしてくださいね。最後に、僕がイライさんのスキャンダルを言う番ですね? と言ってもイライさんは存在自体がスキャンダルみたいなものだから……。
全員 爆笑
キソプ アイドルとしてはありえないスキャンダルがありましたからね! これ以上はもうないでしょ!
--「SCANDAL」は彼氏のいる女の子を奪ってしまいたい男の気持ちを歌っていますが、みなさんは好きな人に彼氏がいたらどうしますか? 諦める? それとも奪いにいく?
フン 僕は、絶対に諦めません。もし好きな女の子に彼氏がいても、奪いに行きます! 男らしく勝負をしに行きますよ!
ジュン 僕も、どうしても好きな人だったらきっと諦められないと思います。
キソプ 僕はいやだな。逆の立場になって考えてみたら、自分の彼女に知らない男がちょっかいをかけてくるわけでしょう? それってすごく気分が悪いことだと思う。だから僕は、もし好きになった女の子に彼氏がいたら、自分の気持ちは伝えずに、そっと諦めると思います。
フン 本当に心の底から好きでも諦められる? その子が運命の人かもしれないのに!
キソプ でも、それもまた運命なんじゃないかなって。その時、好きな人に相手がいるっていうことは、僕の運命の人ではないってことじゃない? その後、その子が彼氏と別れてシングルになったらまた考えればいいと思うよ。
ジュン たしかにそうかも! 僕も考えをあらためました。キソプさんに同意します!
イライ 僕も同じですね。やっぱり彼氏がいる女の子に手を出すのはよくないと思うよ。
フン それはカッコいい人の考え! それに僕は逆の立場だったとしても、正々堂々と彼女を守る自信がありますよ。もちろん、自分が奪う立場だったとしても、必ず成し遂げてみせます!
イライ すごい自信だ(笑)。
フン でも本当は、自信はまったくありません(苦笑)。
--「SCANDAL」に登場する男女は恋の駆け引きを楽しんでいるようにも見えます。みなさんは駆け引きは得意ですか? メンバーの中で駆け引きが得意そうなのは誰?
全員 スヒョンさん!
ジュン 断然スヒョンさんだと思います、僕はよくはわからないですけど(笑)。
フン スヒョンさんはとにかく話がうまいんですよ。
キソプ 最初はガンガン押していくけど、ある時スッと引いて、むこうに「アレ?」って思わせるタイプですね。
フン 逆に僕の場合は、最初にやさしくして、次もやさしくして、最後までやさしくして、ってやってると、むこうから「つまらない人」って思われて終わります……。
イライ U-KISSのメンバーの中で駆け引きができるのは、スヒョンさん以外にいません(笑)。
--韓国の恋愛事情について教えてください。韓国では日本よりも彼氏・彼女がいる率が高いそうです。だいたいどれくらいの時期に初めてお付き合いするものですか? 告白はやっぱり男からするもの?
キソプ へえ、そうなんですね! 知らなかった。
フン そう言われてみれば、だいたい高校生になると周りでも急にカップルが増えだすよね。気づくとみんな付き合ってる、みたいな。でもやっぱり男は高校生くらいになったら、周りの女の子を見るとギラギラするものなんじゃないですかね。
ジュン 告白は、別に男からしなきゃいけないものでもないような……。
フン でも正直、韓国の女の子は告白されるのを待ってると思います。もしおたがいに好意を持ってる男女がいるとして、男に勇気がなくて告白できずにいた場合、その女の子は永遠に待ち続けることになるんです!
イライ それで韓国には“SOME(サム)”という言葉が誕生したんですよ(笑)。
ジュン SOMEって、日本にもあるんですかね? 友達以上、恋人未満な関係の人を言うんですけど。
イライ おたがいに好きだなって思ってるけど、付き合ってるのか付き合ってないのかハッキリしない、そんなあやふやな関係をSOMEという言葉で表してるんです。
フン 周りで見ているとヤキモキしますけどね(笑)。
--韓国のカップルは映画などでよく見かける100日記念をはじめとした記念日が多いイメージがありますが、みなさんは記念日は祝いたいタイプですか?
ジュン 僕はそういうイベントが苦手なのでよくわかりません(苦笑)。
フン 僕は記念日はマメにお祝いしたいタイプです。だって女の子はそういうの好きですよね?
キソプ 僕も記念日ごとにプレゼントをあげたいタイプでしたが、そういうモノを贈るより、一緒にちょっといいごはんを食べに行くとか、そういうことをした方がいいんじゃないかな。
イライ たとえば付き合った当初はがんばってイベントのたびにプレゼントをしたり、高価なプレゼントを贈ったりしていても、付き合いが長くなってプレゼントをしなくなった時に、昔はイベントの時はもっとがんばってくれたのに!って怒られるはめになりそう(笑)
フン 女の子が欲しいのはモノじゃなくて、そういうイベントの思い出なの! だからイベントの日くらいはがんばろうよ!
--実際に韓国のカップルが100日記念のようなイベントをやっているのを見たことはありますか?
ジュン そうですね、韓国の学校とかではよくやってるのを見ました。100日記念を迎えたカップルに、周りの人が100ウォンあげるという風習もあるんですよ。
イライ えっ、100円!?
フン 違う違う、100ウォンね。ちなみに1000日記念の日だと1000ウォンもらえるっていう話を聞いたことがあります。
ジュン 少ない日数だと、22日に22ウォンもらうとか(笑)。日にちとお金をかけたお祝いみたいなものですね。
--韓国では告白やプロポーズのためのサプライズを企画するイベント会社もあると聞きました。みなさんがもしイベント会社に依頼するとしたら、どんなプロポーズをしてみたいですか?
ジュン 僕はものすごーく高い場所からバンジージャンプしてプロポーズしたいです!
イライ 子どもっぽい(笑)。
ジュン じゃあイライさんはどんなプロポーズがいいんですか?
イライ 僕はラスベガスの最上階のホテルから、噴水ショーを眺めながらプロポーズしたいです。
フン それめっちゃ高いと思うから、無理です(笑)。
イライ イベント会社にお願いしたら、安くならないかな?
フン ならないです、無理です!
キソプ 僕は誰もいない海に2人で行ってドローンを飛ばすと、砂浜に「結婚しよう」ってプロポーズの言葉が見える、っていうのはどうですか?
フン ええっ、ずるいです! それすっごくいい!!
ジュン 僕も考え直していいですか。やっぱり僕は2人きりのステージで、ピアノを弾きながら歌を歌ってプロポーズします!
イライ それは絶対にやめたほうがいいよ(笑)。
キソプ フンさんが前にコンサートでピアノ弾いた時のこと、忘れたの? あの時、ものすごく練習して完璧に弾けるようになってたのに、本番になったら指がブルブル震えてミス連発してたじゃん!(爆笑)
フン 僕からもオススメしません! ピアノは緊張するとうまく弾けないから、プロポーズみたいに大事な時はピアノは弾かないほうがいいです(笑)。
--U-KISSの曲にはさまざまなラブソングがありますが、自分の経験にもっとも近いのはどの曲?
ジュン 僕は「One Shot One Kill」ですね。この曲を選んだのはただ単に「おれには関係ないさ」っていう歌詞があるからなんですけど、まだ僕には恋愛は関係ない!っていう気持ちなので(笑)。僕はまだ恋愛したくないんです。今は他にやりたいことがたくさんあるので!
キソプ 僕は「マンマンハニ(見くびるな)」かな。僕は昔は尽くすタイプだったんですけど、そのせいかすごく甘く見られることが多くて。この曲はまさにその頃の僕の気持ちです!
イライ そういう意味で言うなら、僕は「Not Young」ですね。いまだに周りの人からよく言われるんですよ。「まだ年が若いからわからないだろうけど」って! でも、僕たちももういい大人です。もう子どもじゃないですよ、って言いたいです!
フン 僕は、何だろう? 「Stalker」かな? 好きになると一途なので! それで、できるかぎりやさしくして、尽くして、最後にはつまらないって言われちゃうタイプです……。
--カップリング曲の「Chair」はキソプさんが作詞、作曲、編曲まで手がけたそうですが、何を思って作った曲ですか?
キソプ 今まで僕が作った曲の中でも一番大人っぽくてセクシーな曲にしたいなと思って作りました。僕たちもだいぶ大人になって、そろそろこういう曲がこなせるようになったんじゃないかと思うので、ひたすらセクシーさを追求した曲です。
フン 最初にこの曲を聴いた時、僕は正直、「これはR指定だな」って思ったんですよ。それくらいセクシー!
イライ U-KISSの曲の中で今まで一番セクシーな曲って「キプリジマ(媚びるな)」だと思うんですけど、セクシー度はそれ以上ですね。最初はちょっと戸惑ったけど、すごくカッコいい曲ですよ。
ジュン 僕はまだ21歳なので、この曲のイメージに追いついてないんじゃないかなって思うとちょっと心配ですけど、兄さんたちはすごくセクシーでカッコいいです。
フン いやいや、ジュンも十分カッコよかったよ! この曲は韓国語の歌詞がヤバイです(笑)。もっと直接的な表現で、さすがにこれは……って思っていたんですけど、日本語に訳されたことで多少マイルドになりましたね。
キソプ 僕はあのままでもよかったのに!
フン いやあ、さすがにちょっとダメでしょう(苦笑)。
--最後に、U-KISSとともに10周年を迎えるファンの皆様にメッセージをお願いします!
ジュン こうしてU-KISSというグループが10年を迎えるということで、とてもうれしく思っています。僕はU-KISSのメンバーになってまだ日が浅いですが、10年の歴史を持つグループの一員であることを誇りに思いますし、これからもみなさんが誇れるU-KISSでありたいと思います。これからも応援してください。
キソプ 僕も途中から加入しているので、U-KISSとしては9年目かな? それでもこうして長い間、活動してこれたのはKISSme(U-KISSファンクラブ)のみんながいてくれるからだと思っています。スヒョンさんが帰ってくるまではこの4人で、帰ってきたら5人でまたがんばるので、これからもよろしくお願いします!
イライ 僕はこの中で唯一、デビュー当初からのオリジナル・メンバーなんですけど、正直もう10年かという気持ちのほうが強いです。本当にあっという間の10年でした。その間に、日本で15枚のシングルをリリースしたことになりますが、150枚目のシングルを目指してがんばりましょう!
フン 10年で15枚だと考えたら、あと90年必要ですけど!?(笑) えっと、U-KISSは今年10周年を迎えましたが、その間にいろんなことがありました。楽しかったこともたくさんあるけど、辛かったこと、大変だったことももちろんありました。でも、そういう思い出すべてをKISSmeと共有できることが幸せです。これからもずっとKISSmeと一緒に歩いていきたいです。これからもよろしくお願いします!
15th SINGLE 「SCANDAL」
2018/10/10 ON SALE
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【U-KISS(ユーキス) Japan official website】
https://u-kiss.jp/
ライター
尹秀姫(ゆんすひ)
出版社勤務を経て、現在はフリーの編集・ライター。たまに韓国語の通訳・翻訳も。K-POPを中心にさまざまなアーティスト・俳優にインタビューしています。