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今、けん玉がクールでヤバい!?
世界選手権『CATCH&FLOW 2015』を潜入取材

CATCH&FLOW 2015

今、けん玉がクールでヤバい!?
世界選手権『CATCH&FLOW 2015』を潜入取材

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1. 年に一度の世界選手権
2. 今、日本より海外で人気
3. 海外の有名選手が集結
4. 開催地は渋谷
5. 試合形式は1対1のトーナメント戦

以上のキーワードから連想する競技、一体なんだと思いますか?

格闘技?
スケートボード??
1on1のバスケットボール???

正解は予想の斜め上をいく「けん玉」。

そう、日本人なら一度は手にしたことがある、赤い玉を皿にのっけたり、剣に刺したりする、あれです。
けっこう難易度が高く、多くの人がトライするものの、2、3分で断念し、競技人生を終えているのではないでしょうか。

さて、そんなけん玉ですが、日本けん玉協会( http://kendama.or.jp/archives/history/ )のホームページによると、誕生には諸説あり、古くは16世紀のフランスでも遊ばれていたというから驚きです。
そして、現在の形になったのは大正時代。

広島県呉市に住む、江草濱次さんがそれまでのものを改良し、『日月ボール』という名前で実用新案として登録したことが始まりなんだそうです。

つまり、世に普及しているけん玉は日本生まれ。
そのけん玉が今、海外でストリートけん玉という新たなカルチャーとして進化を遂げ、ブームを巻き起こしているというのです。

しかも、会場は渋谷のライブハウス。
『CATCH&FLOW』というカッコイイ競技名までついています。
海外の有名選手も来るし、1on1だし、知れば知るほど興味深いというわけで、早速取材を申し込んだのです。

しかし、編集部の中には、
「ストリートけん玉って、外でやってるだけじゃん」
「いくら外国人選手が来るとはいえ、おそろしく地味かもよ」
「全然、盛り上がらなかったらどうしよう」
という声が…。

雨が続いた9月中旬。
資料用に買ったけん玉を見つめていると、筆者の心にも不安が雲のように覆い始めたのです…。

しかし、いざ迎えた大会当日。

久しぶりに晴れ渡った空と同じように、心を覆った不安は吹き飛びました。

『G-SHOCK PRESENTS けん玉世界選手権 1 on 1 トーナメント CATCH&FLOW 2015』が行われるTSUTAYA O-EASTへ向かうと、そこには首からけん玉を下げた人々が!
渋谷や原宿にいるような若者たちが、当たり前のようにけん玉をぶら下げているのですから驚きです。

さらに、自主練に励む外国人選手たちを発見。見た目も派手で華のある人ばかり。

「これはイケる!」
と珍しくテンションが上がった筆者も、その場のノリで外国人選手たちと記念撮影!

会場に到着して早々、『けん玉=地味』というイメージは粉々に打ち砕かれたのです。

いよいよ『CATCH&FLOW 2015』開催!!「これが、けん玉!?」驚きのパフォーマンス!!

会場も常識破り。
DJがターンテーブルを回す、クラブさながらの雰囲気でけん玉大会とは思えません。


グッズコーナーもあり、そこにはカラフルにペイントされたオシャレなけん玉がズラリ。
海外での人気を裏付けるように、アメリカやデンマークなど海外ブランドが並び、
中には2万円近くするものも。


大会の進行役は、けん玉ファンの間で“KENDAMAN”の愛称で親しまれている、
ストリートけん玉の第一人者、NOB。

そして、プロプレイヤーとして世界のけん玉シーンを牽引してきたというジェイク・ウィンズ。

開会を前に、NOBから今大会の趣旨や見所を解説してくれました。
 
・“CATCH&FLOW”とは、
技を決めるCATCHと、演技を構成するFLOWの二つの視点で争われる採点競技。
・採点基準は技の難易度と完成度、そして構成のオリジナリティ。
・1on1の場合、それぞれ45秒ずつ2回行い、先攻・後攻の駆け引きも見所。
 
そして、いよいよ世界選手権が開幕。
海外からの招待選手が参戦する決勝トーナメントを前に、まずは残された決勝トーナメントの出場枠をかけた予選が行われました。
 
予選の出場者は約50名。この中から決勝へ進めるのは上位9名のみという非常に狭き門。
予選には招待選手以外の外国人選手が数多く参加。
アメリカ、イギリス、ドイツ、デンマーク、香港など、様々な国や地域の人々の姿があり、海外での人気の高さを物語ります。

そんな中、予選が始まって衝撃を受けたのが技の派手さとフロアの盛り上がりっぷり。
けん玉を新体操さながらに飛ばしたり、ジャグリングのように操ったり、アクロバティックな技の数々に目を奪われます。



 
そして、オーディエンスは技が決まると歓声を上げ、「ヤバい!」を連発。
いや~、けん玉を見て「ヤバい」と言う人を初めて見ましたが、そんな感想が漏れるのも納得。
超絶テクニックの連続でマジでヤバかったです!
 

予選の参加者には、演技中に目隠しをする人や、出場者の中で最高齢というご婦人も。

様々なパフォーマンスで予選からハイレベルかつユーモラスに盛り上がったわけです!

そんな白熱した予選を終え、迎えた決勝トーナメント。
 
フリースタイルという文化を生み出した海外勢が圧倒的な力を見せつける中、予選を勝ち上がった日本人選手、畑中卓選手が難易度の高い技を次々と決め、2015年けん玉ワールドカップ廿日市のチャンピオン ワイアット・ブレイを倒すというジャイアントキリングを達成!
 
見事、3位に輝き、けん玉発祥の地、日本の意地を見せつけました。
(※畑中選手はこの大会の二日後に行われた『JKAワールドオープン 世界けん玉フリースタイル選手権』で優勝!おめでとうございます!!)


そして、大混戦の今大会を制したのは、アメリカからの招待選手、ボンズ・アトロン。
MC NOBが「こいつはモンスターだ!」と驚嘆するほど、バシバシと技が決まり、人智を超えたパフォーマンスにNOBも大興奮!

けん玉がこれほどまでに人の心を打つとは思ってもいませんでした(感動)。


しかし、優勝したボンズ選手。どこかで見かけたような・・・あっ!この人は、


会場の前でノリで写真を撮ってもらったアノ人だ!
これは、なんたる偶然。優勝した選手との撮影に成功しているなんて貴重&奇跡です!!


こうして大盛況のうちに幕を閉じた『G-SHOCK PRESENTS けん玉世界選手権 1 on 1 トーナメント CATCH&FLOW 2015』。
 
これは、これからますます大きなムーブメントを巻き起こしそうな予感。
正直、来年の大会に出たい・・・そこまで心を動かされた筆者。
 
しかし、初心者はまず、何から始めればよいのでしょうか?
そこのところを含め、日本における第一人者のKENDAMANことNOBさん色々お聞きしました!

第一人者 KENDAMANことNOBが語る『CATCH&FLOW』の魅力


- 海外勢のレベルの高さに圧倒されたのですが、
なぜ、日本のけん玉が海外の人のハートを掴んだのですか?
 
NOB 日本ではクラシカルな遊びとして認識されているけん玉ですが、外国では、「何コレ?スケボーの休憩の合い間に遊べるじゃん!」という具合に見たことがないツールとして非常に新鮮に映ったんです。
だから、常識にとらわれない発想で、色々な技が生まれ、斬新なフローを構築できるんです。
 
 ズバリ、CATCH&FLOWに出場するためには、何から始めるべきですか?
 
NOB まずは友達を沢山見つけることから、始めて欲しいですね。
 
- 友達?一体なぜ?
 
NOB けん玉友達とでも言いますか、一緒にけん玉が出来る人がいれば、「お前のその技、俺が出来ないのは悔しいな」という具合に、自然に競い合って上達することが出来ますからね。
そして、大会に出て刺激を受けることも大切です。
 
- CATCH&FLOWとはどんなものだと言えますか?
 
NOB “けん玉を楽しむ、最高の場”ですかね。
最もクールでカッコイイ大会なのは間違いありません。
 
確かに、NOBさんのおっしゃる通り、大会の会場ではそこかしこで、皆さん教え合いながら練習に励んでいました。
けん玉を通じて様々な出会いも生まれそうです。
 
しかし!
どちらかというとインドア派で人見知りな筆者。そう簡単にけん玉友達なんて作れそうにありません。
そんな時、楽しくけん玉の練習が出来る、素晴らしいアイテムと巡りあったのです。
それは・・・



TRFのDJ KOOとコラボレーションしたけん玉、
 
その名も『DJ KOO from TRF  avexミュージックけん玉』
 
正式名称がちょっと長いので“ミュージックけん玉”と呼んで下さい。
 
一体どんなものかというと…、
 
ICチップ・小型スピーカを搭載し、玉が皿にのったり、剣に刺さったりすると、DJ KOOの音声やDJ音が流れるという仕組み。
そして、TRFの楽曲が流れ、音楽に合わせて遊ぶことが出来るんです。
 
さらにLEDライトが内臓されており、キラキラ光っちゃう、アゲアゲ仕様。
けん玉の常識を変える、エンタメ精神に溢れた優れものなのです。
詳しくはDJ KOO本人が出演しているPR動画をチェック!



これなら、一人でも「EZ DO DANCE!!」、楽しく練習をすることができますね。
 
新たなムーブメントを巻き起こしそうなけん玉、いや、KENDAMA。
近い将来、街は首からけん玉を下げた若者たちで溢れかえっているかもしれません。
始めるなら、今ですよ!
 
まずは、ミュージックけん玉で、友人・知人の好奇心をくすぐって、けん玉の輪を広げていきましょう!

購入はこちら
http://shop.mu-mo.net/a/item1/?jsiteid=mumo&seq_exhibit_id=143999


そして、自分から友達を作るのはむずかしい…。という方にオススメなのはこちら

avexミュージックけん玉部
http://lifedesign-lab.avex.jp/lecture/avex_music_kendama/
こちらなら、教えてもらいながら友達もできちゃいますね。
3回の短期レッスンなので、お正月には人前でおおっ!と言わせることができちゃうかも!?
 

【G-SHOCK PRESENTS けん玉世界選手権 1 on 1 トーナメント CATCH&FLOW 2015】
http://www.catch-flow.com/
 
【CATCH&FLOW 公式Facebook】
https://www.facebook.com/pages/CATCH-FLOW/373784579412737
 

 

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記事情報

向山佳綱(ムカイヤマヨシツナ)

ライター

向山佳綱(ムカイヤマヨシツナ)

放送作家。バラエティ・情報番組などにて企画・構成を担当。天秤座のO型。2015年から大殺界に突入。