すべてを賭けて挑む覚悟と、自らの価値を信じ抜く自信を高らかに掲げた楽曲「BET YOUR LIFE」。「Young & Reckless」と対になって、ONE OR EIGHTが掲げる「挑戦」をさらに深い視点から描き出した楽曲である。

ヒップホップを軸に、インダストリアル・トラップとダークエモが交差する重厚なサウンドがベースとなっており、攻撃性と精密さが共存するサウンドデザインによって、単なる激しさではない意志のある強さを際立たせており、90年代ミクスチャーロックを思わせる荒々しいギター、ざらついたハイハット、変化する低音など、重く鋭い音がぶつかり合う中で、鋭さと余裕を併せ持つラップが乗ることで、まさに研ぎ澄まされた刃のような切れ味を備えた一曲に仕上がっている。

「You can bet your life」という象徴的なラインを軸に、迷いや保険を捨て、自らの意志で未来を切り拓こうとする強いメッセージが込められている。
誰かと比べるためでも、虚勢や傲慢さからでもなく、ただ、自分が信じて歩んできた道に胸を張る――そんな、等身大でリアルな自己肯定が楽曲の核になっている。
さらに、偶然に未来を委ねるのではなく自らの選択と行動によって現実を変えていく、「なりたい未来は、自ら賭けてつかみ取るもの」という強い意志が、迷いながらも前に進もうとする人の背中を、確かに押してくれる一曲となっている。