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【CiON】新たな再スタート!心を新たに、羽ばたいていけたら

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【CiON】新たな再スタート!心を新たに、羽ばたいていけたら

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メジャー2ndシングル「シンデレラ」をリリースした5人組グループ、CiON(シーオン)。ボーカル2人とピアノ、ユーフォニアム、サックスという編成でポップスからジャズ、ロックなど幅広いジャンルの楽曲が詰め込まれたシングルになっています。いろいろ経歴もすごい5人のメンバーに、音楽歴やシングルのこと、これからのことなど、いろいろと語ってもらいました!

「私は9歳の頃にCiONに加入して10年。人生の半分以上がCiONなんです」(愛佳)

──avex portalには初登場なので、自己紹介をお願いします。お名前とパート、それからグループの中での自分の役割を、お一人ずつお願いできますか?

杏実 杏実(あみ)です。ピアノ担当です。役割は、メンバーのこともファンのことも癒す癒しキャラです。

栞音 ボーカルの栞音(しおん)です。一応リーダーなんですけど、みんなに支えてもらうリーダーをやらせてもらっています。

愛佳 ボーカルの愛佳(あいか)です。私の役割は、最年少というのもあるので、お姉さんのみんなを明るく笑顔に連れて行く役割かなと思います。

聖奈 聖奈(せいな)です。ユーフォニアムとバストランペットを演奏しています。担当は「しごできプリンセス」という名称がありまして、しごできです(笑)。

佳子 佳子(かこ)です。サックスを担当してます。キャラは面白くて天然な感じだと思ってます。

──ありがとうございます。それぞれにいろんな役割がありますね(笑)。そして皆さん、音楽的にもすごい経歴じゃないですか。それぞれの音楽歴を教えていただけますか?

杏実 私は、父とか母の影響でクラシックとかミュージカルとか、あと父がプログレッシブ・ロックが好きだったので、ずっとそういう音楽を聴いて育った影響で音楽が好きになって、4歳ぐらいの頃にピアノを習い始めました。そこからヤマハ音楽教室でずっと中学生まで続けて。で、佳子ちゃんと同じ高校の音楽科に入学して、より専門的にピアノとか音楽とかを学び始めました。大学は音楽の先生になろうと思って教育学部に進んで、音楽をずっと続けてきました。

栞音 私は3歳の時にピアノを習い始めて、中学生ぐらいまでやっていました。歌に関しては、5歳まで栃木県に住んでいて、栃木のローカル番組で『うたの王様』っていうのど自慢みたいな番組があって、それを5歳の時にかじりつくように見てたみたいで。それでお母さんが「ワンコーラス覚えたら、この番組のオーディションに行こう」って言ってきたので、大塚愛さんの『さくらんぼ』を覚えてオーディションに行ったら合格して、番組に出てからステージに立つのが楽しいと思うようになったんです。あとお父さんがすごく歌が好きで、ずっと家で歌ってる人だったので、5歳ぐらいの頃から湘南の風が歌えて、いろんな人に褒めてもらえて。そういうのもうれしくて、どんどんいろんな曲を覚えて「歌手になりたいな」と思うようになりました。

──その後はどうなったんですか?

栞音 そこからオーディションを受けてステージに立ったり、ライブ活動をしてたんですけど、CiONに出会ったのはお母さんがオーディションを見つけてきたんです。「しおん」っていう名前のグループを作るみたいだよっていうのを聞いて、名前が一緒だから受かるかもしれないなと思って受けてみたら合格したので、初期メンバーとして活動しています。

──オーディションに受かったのは名前が同じだったから?

栞音 そこはたぶん、運命的なものを感じてくれたっていうのもあるし、あと歌がうまかったのもあるし……ここ、笑ってください(笑)。

──失礼しました(笑)。

栞音 あと、最初の書類審査でボーカルの人は歌を録って送らないといけなかったんですけど、MISIAさんが好きだったので、「逢いたくていま」を送ったんですよ。そしたら2次審査で、もともとその曲が課題曲に決まってたらしくて。1次でその曲を送った人が私1人しかいなかったみたいでその曲と私の名前でかなり奇跡を感じてもらって、1次から有力候補みたいになってたみたいです。

愛佳 私は、もともとお母さんが広島でジャズシンガーをやっていて、ちっちゃい頃からお母さんのライブとか、バンドで歌ってる姿を見てたから、「ママみたいな歌が歌える人になりたい」って思って、母にお願いして歌を始めて、まず広島のアクターズスクールに4歳の頃に入ったんです。で、栞音ちゃんと同じで、父もすごく歌が好きだったんですね。父は普通の人なんですけど。私が歌を始めてからは、橋の下の音が響く場所みたいなところにいつも父に連れて行ってもらって、そこを練習場所にしていて。「お前はまだママにはなれないぞ」みたいなスパルタ教育されてました。アクターズスクールは2年通ってやめたんですけど、そこからは歌とダンスをそれぞれ別のスタジオで継続して練習していて。でも、7歳か8歳ぐらいの時に、「歌手とダンサー、どっちになりたいか絞ってほしい」とママに言われて、「じゃあ歌手になりたい」って決めたんです。そこから広島ののど自慢大会とかカラオケバトルとか、歌のオーディション大会みたいなものにたくさん出るようになって。そしたら9歳の時に、カラオケ大会みたいなのに出てたのをCiONの当時の偉い方が見つけてくださって、オーディションの2ヵ月後に私を入れてくださったんです。そこからCiONでの人生が始まりました。9歳の頃に栞音ちゃんとも出会って、そこからほぼ人生がCiON一色ですね。今19歳なので、人生の半分以上がCiONですね。

聖奈 私は7歳でまずピアノを始めて、10歳から小学校の金管バンドクラブで金管楽器を始めました。そこで6年生からはアルトホルンっていう、ユーフォニアムのちょっと小さいバージョンの楽器を始めたんです。で、地元の中学がたまたま全国を狙う吹奏楽の強豪校だったので、朝から夜までずっと休みなしの吹奏楽人生を歩むようになったんです。その部活は中3の秋頃のコンクールで引退になったんですけど、その後、学校にユーフォニアムの先生が教えに来てくれていて、「ソロでコンクールに出てみないか」と言われて出たら全国でグランプリを獲れたので、高校は吹奏楽強豪校じゃなくて、ソロで音楽を学べる音楽学科の高校を選んで、そこから上京して音大に通いました。高校まではずっとクラシックだったんですけど、大学はいろんな芸術を学べる学校だったので、ポップスだったりとか、違う科とも交流して楽しく音楽を学べて、その中でCiONを見つけてオーディションを受けて、大学生の時にCiONに入りました。

──アルトホルン、ユーフォニアムと、大きい楽器が好きなんですか?

聖奈 そういうわけでもないんですけど(笑)、マイナーで人と被らないのが好きで、あまりみんながやってないのがいいなと思って。今もやってる人が少ないから、ユーフォニアムとかが好きです。

──そうすると、自然と大きくなっちゃうと(笑)。

聖奈 そうですね(笑)。素敵だし。小学生の時に先輩がみんな可愛い子たちだったので、可愛い先輩に教わりたくてユーフォニアムを選んだのもあって(笑)。最近は『響け!ユーフォニアム』というアニメでちょっと知られてきたのでよかったです。

「私の音楽歴は……(中略)……え、長い?(笑)」(佳子)

佳子 私はまず、幼稚園の時に鼓笛隊で鍵盤を担当したんですね。幼稚園の時に鍵盤って難しいと思うんですけど、その時に先生から「この子、音楽の才能があるね」って言われて。そこから自分でも「音楽を続けていこうかな」と思ったと思うんですけど、小学校に上がったタイミングでは別に吹奏楽部には謎に入らなくて。お父さんがサッカーのコーチとかをやってて、お兄ちゃん2人が両方サッカーをやっていたので、本当は女子サッカー部に入りたかったんです。でも「やっぱり女の子らしいことをやった方がいいかな」と思ったのと、校庭でドッジボールをやってる時に、校舎の中から素敵なメロディが聞こえてきて、「やっぱり吹奏楽部に入ってみたいな」と思って。それで小3か小4で、ちょっと遅れてブラスバンド部に加入して、コルネットを始めました。でも私はちょっと前歯が出ていて傾いていて、金管楽器ってマウスピースがちっちゃくて難しかったんです。だから「あなたはもうちょっと大きい楽器をやった方がいいかもね」って先生に言われて、小6まではユーフォニアムをやってました。それで中学に上がったら吹奏楽部というものに出会っちゃって。吹奏楽部は木管楽器とかもいっぱいあって、もう楽器を選び放題なんですよ。そこでアルトサックスの音を初めて聴いた時に、花形楽器だし、見た目もめっちゃセクシーで、あとやってる人たちもカッコいい人とかかわいい人が多くて憧れちゃって、中1からは木管楽器を始めました。それで中3の時に顧問の先生に勧められて「管弦打楽器コンクール」という大会にアルトサックスで出たら関東大会でグランプリ金賞をいただきまして。それで自信がついちゃって、高校も音楽科のある学校に入学して、そこではソロをいっぱい学んで力をつけて、音楽大学に入学しました。基本はクラシックを学んでいくうちに、やっぱりジャズとかポップスもやりたいなという気持ちが……(※他のメンバーの様子を気にして)ちょっと長い?

一同 (笑)

栞音 長いよ!(笑)。

佳子 待って、わかんなくなっちゃった(笑)。

──音楽大学に入ったところでした(笑)。

佳子 そうでした(笑)。音楽大学で、ジャズとかポップスをやりたいと思った時にCiONを見つけまして。そこでオーディションを受けまして。小中学校の頃にAKBにハマって、憧れてたんですよ。それもあって、CiONは踊れるし、見た目も華やかだし、おまけに演奏もできるしで、一石二鳥どころじゃないなと思いましたね。それで今に至る感じです。

愛佳 急に(笑)。

──こんなにみんなが安心する「今に至る」もないですよね(笑)。いやでも、ありがとうございました。で、昨年4月にメジャーデビューしてから、ここまでの活動はどうですか?

栞音 本当にいろんなことに挑戦した年でしたね。4月にメジャーデビューして、ジャズフェスにも初めて出させてもらったし、ロックフェスにも出たり、あとは幼稚園でライブをしたり、スポーツの会場でハーフタイムショーをやらせてもらったり、日光東照宮でもライブをしたりとか、本当にいろんな場所で活動の場を広げられた1年間だったなって思います。

──それだけいろんな側面、いろんな個性があるから、いろんな場所に出られたんだと思うんですが、今皆さん自身が思う、CiONの強みというのはどこですか?

栞音 本当にいろんなジャンルに行けるということが、メチャクチャ強みだなと思ってます。この形だからというのもあるけど、この活動歴の長さでいろんな楽曲をやってきたっていうこともあるんですよね。1年目、2年目はクラシックの楽曲をポップス風にアレンジして演奏していたとか、ある時期はアイドルの楽曲をいっぱいやるようになったり、ライブで盛り上がる曲をいっぱいやりたくなったとか、今はもっとジャズに寄せて、ちょっとアーティスト路線に寄せているんですけど、そうやって時期によっていろんな楽曲を試行錯誤しながらやってきたんですよね。だから日光東照宮でのライブではクラシックの楽曲をやったり、アイドルフェスに出る時は盛り上がる曲を選んだり、本当に今までその場その場でいろいろとやってきたからこそ、いろんな七変化ができてるんだろうなと思います。

──なるほど。

栞音 音楽をずっと突き詰めてやってきたからこそ、今はジャズもできるようになって。ジャズのすごいプロの人たちも、すごく私たちに力を貸してくれるので、コットンクラブとかBillboard Live Yokohamaで単独をやらせてもらったり、超プロの本当にすごい方がサポートについてくれたりとか、いろんなことをやれるというところが自分的には一番の魅力だなと思ってます。

──今、グループのレパートリーって何曲ぐらいあるんですか?

愛佳 数えたことないよね(笑)。100曲ぐらい?

栞音 うん、100曲くらいかな。たぶんそれぐらいありますね。今、その100曲をずっと全部やってるかって言ったら違うけど、本当に全部で考えると100曲くらいある気がします。

「音も歌詞も、『私たちをもっと見てほしい』という気持ちが詰め込まれた『シンデレラ』」(聖奈)

──その中から状況に応じて選曲できるのは、やっぱり強いですよね。今回リリースされた「シンデレラ」には、4曲入っていますが、1曲1曲、全然タイプが違うのも、そういうところから来ているんだなと。ということで、その4曲について1曲ずつお聞きしたいと思います。まずは1曲目、タイトル曲の「シンデレラ」ですね。かっ飛ばす感じの楽曲ですが。

佳子 「シンデレラ」は今回のCDの代表となる曲です。まず冒頭のフレーズ、すごくキャッチーで華やかなイントロから始まるんですけど、それと対照的に、歌詞は私たちの今までの道のりが表現されてる感じなんです。ここまでいろんな挫折があって、エイベックスでメジャーデビューというのも再出発ですし、いろんなことがあったけれども、私たちはまだまだ売れたいし、これからもっと輝き続けたいという、私たちのいろんな気持ちが込められた楽曲になっています。歌詞で一番好きなフレーズは、「まだ死んでねーわ シンデレラ」というところです。そのフレーズの瞬間、楽器隊の音も一気に消えて、本当にその言葉がガツンとみんなの心に響くようなフレーズになってるのと、まだまだ私たちはたくさんの人に知ってもらいたいんだっていうメッセージになっているなと思ってます。

聖奈 この曲のユーフォニアムは今までだと華やかなメロディーがあるソロをパートでいただいてたんですけど、今回は初めてウォーキングベースを演奏してるんです。落ち着いた、地に足のついたベースラインをソロであえて8分音符でやってます。それで佳子ちゃんが歌い上げて、そこに一緒に合流して高い音で終わるみたいな、ストーリー性のあるソロをいただいてます。

佳子 楽器隊も、本当に今までの楽曲で一番っていうぐらいすごく難しいフレーズを吹き上げていて、私たちの集大成というか、音でも言葉でも、本当に私たちをもっと見てほしい、売れたいっていう気持ちが詰め込まれている楽曲になっているなと思ってます。

──2曲目の「微熱」は一転して大人っぽい感じですね。

杏実 この曲は丸2年ぐらいずっと温めていた曲で、9年間のCiONの活動の中でも「ジャズっぽい曲」みたいなのはあったんですけど、本格的にジャズに挑戦した初めての楽曲です。楽器隊もそうなんですけど、ボーカルの歌い方も私たちの他の楽曲と比べてちょっとクセがあって。ジャズって裏拍がメインになってくるから、いわゆる「遅ぶり」(リズムの拍子よりもわずかに音を遅らせて、特有のスイング感を生み出す奏法)の楽曲が多いんです。この曲も裏拍にすごく重きを置いた楽曲なので、ボーカルの2人もそれに合うように歌っていて。このピアノのアレンジを考えてくださった人も、ジャズですごく活躍しているピアニストの方なので、そのデモをずっと聴きながら、裏拍を意識して取り組みました。サックスとユーフォニアムだけのパートもあったり、CiONのジャズへの挑戦が全部詰まった楽曲になっていて、CiONだから出せるジャズの音なのかなと思うし、とっても素敵な楽曲です。(愛佳に)歌詞はどうですか?

愛佳 私たちの曲で「月逢夜」という楽曲があって、この「微熱」はそれと同時に作られた楽曲なんですけど、その2曲は歌詞も対照的になっている印象なんですね。「月逢夜」は束縛したい、すごく会いたいみたいな、情熱的な恋愛の物語を描いているんですけど、「微熱」は叶わないことを覚悟しているというか、理解していて、それでもいいからこの身を投げ出したいみたいな、ちょっと大人な歌詞になっているんです。自分はどちらかというと「月逢夜」の歌詞の方が。共感して入り込める感じだったので、「微熱」を歌うのがちょっと難しかったんです。でも作ってくださった方の方の印象では、「月逢夜」が栞音ちゃんメインで、「微熱」が私メインというイメージだったみたいで。だから私は「微熱」を歌いこなさねば!と思って、すごく歌詞を読み込んで、どうにかインプットして理解を深めるのにけっこう時間がかかった1曲でした。でも最近やっと自分のものになってきたかなと思っていて、また音源とは違う歌い方をライブでも見つけたり、歌えば歌うほど成長して、味もついてきてるんじゃないかなと思うので。音源だけじゃなくてライブでも聴いてほしい楽曲ですね。

栞音 ジャズって「自由」みたいな印象だから、決まりきらずにいろいろ変わっていけたらいいなと思います。2年前からやらせてもらっていた楽曲で、レコーディングも2年前に録ったものなんですけど、最近のライブはそこからかなり変わってるなと思うし、たぶん、今は成長したものをライブでできてるんだろうなというので、自分たちの成長を感じる1曲ですね。楽器のメンバーもそうだし、ボーカルもそれを如実に感じられる楽曲だなと思ってます。

──3曲目は「Shout of Joy」ですね。

愛佳 今までの私たちの楽曲の中でもかなりロック調ですね。初めてこの曲をみんなで聴いた時に、CiONではあまりにも想像がつかないくらいのロック曲だったので、これをどう私たちの色に染めて、自分たちの楽曲にしていくのかをすごい悩んだというか、試行錯誤した曲でした。私は個人的にLiSAさんがすごく好きで、自分的にはLiSAさんみたいに歌いたいと思って練習して臨みました。歌い方も普段はあんまりやらないシャウトをすごく入れてみたりと挑戦した部分もあったし、楽器のメンバーも、杏実ちゃんのパートは自分で作ったんですけど、すっごくたくさんグリッサンドを入れてるんですね。いつもはわりとおしとやかに弾くことが多いけど、この曲ではすごく狂いながら弾くみたいな感じが見れたり、ホーン隊の2人も本当に暴れ狂って、「そう動きながらそう吹けるんだ!?」みたいなパフォーマンスを見せてくれてます。音が暴れてるだけじゃなくて、目で見て「ロッカーだな!」と思う1曲ですね。あと、CDに入ってる音源ではサイレンみたいな音が入ってたり、声にエフェクトがかかってたり、そういうエフェクトもメッチャ入ってて、すごく聞き応えがあるんですね。音源は音源らしい、いいところがあるんですけど、ライブになったら本当にまた違った魅力があって。歌詞もめちゃくちゃロックだし、その中で私たちの伝えたいことがすごく書かれていて。例えば私が歌ってるパートで、「CiON知らねえなんてもったいないね」という歌詞があったり、私たちの本音がすごくストレートに入ってます。

聖奈 煽ってるよね。

愛佳 そう! 本当に等身大の言葉が詰め込まれてて、私たちもやってるとスカッとするし、これは音源もいいけど、ライブでぜひ体感してほしい1曲になっていると思います。

聖奈 さっき言ったみたいに、去年はいろんなライブとかジャンルに挑戦させていただいて、「微熱」はジャズのフェスだったり、ジャズのワンマンとかで戦える曲で、ロックフェスには「Shout of Joy」を持っていけて、そういう活動が詰め込まれている感じです。

──そういう幅広さが、この4曲の中でも分かりますよね。そして4曲目は「LIFE is BEAUTIFUL」です。

聖奈 一昨年、メジャーデビューがいったん白紙になってしまったことがあったんですが、その期間の中でも私たちの音楽の方向性についてとか、私たちがまだ続けていきたいという気持ちについて、この期間も大切にしようということで、いっぱい話し合いをしたんですね。それ以外にもいろんな音楽を学びに行ったり、一緒にアーティストのライブに演奏を聴きに行った中で、NEWSさんがフェスで会場を巻き込んで一緒にシンガロングする楽曲を歌ってるのを聴いて、すごく引き込まれたんです。それで私たちもこういう曲が欲しいと思って、SPYAIRさんに書いていただいた楽曲になってます。みんなでもう冒頭から一緒に歌えて、一つになれて。杏実ちゃんのピアノソロ中とかでは、メンバーで一緒に目を合わせて泣いてたりとか、その時の感情を一緒にぶつけ合いながら一緒に目を合わせて、会場もメンバーも一つになって一緒に歌える感じの……フェス曲というか、一つになれる楽曲になってます。

──NEWSの曲がきっかけだったんですね。

聖奈 そうなんです。フェスっていろんなお客さんが集まっていて、そのアーティストを見に来てる人だけじゃないのに、みんなをまとめてる感じがすごくて。私たちにも、私たちを知らなくても、外国とかでもみんなで一緒に声を上げて一つになるみたいな楽曲が欲しくて。そういう思いがこもった楽曲になっています。

「『シンデレラ』にはピアノソロはないけど、実はこだわりポイントがあって……」(杏実)

──ではこの4曲の中で、「私の聴きどころはここ!」というところを教えてもらえますか?

愛佳 私は「シンデレラ」ですね。ですか。サビの最後の「まだ死んでねーわ シンデレラ」っていうところが一番お気に入りで、でも、すごく苦戦したパートなんですよ。一番練習したし、こんなに歌いこなせなかったパートは初めてで、ノドもすごく痛めたし。でもそれでも何とかコツを掴んで自分のものにできたパートなので、このフレーズはすごく大事だし、これからこの曲が皆さんの耳に届いたら、このフレーズがすごく印象に残ると思うんですよね。そんな重要なフレーズを任せていただいたので、これからも大切に歌っていこうという意味も含めて、これを選ばせていただきます。

聖奈 私は「微熱」です。この曲はジャズで、後ろ拍を意識して遅くしなきゃいけないんですけど、私はその中でもベースを担当しているので、オンテンポでキープすることをすごく意識していて。普通にダンスをする楽曲の中では出てこないベース音をずっと同じ音価(音の長さ)で変わらず演奏し続けるということをすごく意識しています。エレキベースよりはストリングスベースを意識していて、弦を「ベンッ」とはじくように、安定して演奏できるように意識しているので、そこを聴いてほしいなと思います。そこはダンスすると出しにくい音程だったりするんですね。でもこの曲はみんなで自由に乗りながら演奏するから出せる音域とかもあるので。

佳子 私は「Shout of Joy」ですね。全体的に頑張ってるんですけど、ソロは特に頑張っていて。頭から最後まで、こんなにロックな曲は今までで初めてなので、ボーカルがシャウトするのと同じで、サックスもノドで「ヴ」って感じで唸って、がなりながら吹いてます。ソロの部分も狼が吠えるみたいな感じで、頭からウィーンと駆け上がるように吹いてるんですね。楽器でも連符だったり、アレンジだったり、狂ったような感じを出して、がなりとかいろいろミックスさせて、サックスなりにロックを表現してるパートになっているので、カッコいい力強い部分を聴いてほしいなと思います。

杏実 私は、「シンデレラ」以外の3曲のソロはもちろん目立つポイントで、注目ではあるんですけど、「実は」っていうところで……「シンデレラ」で、ピアノソロはないんですけど、けっこうこだわりポイントがあって。1Aと2Aって、ボーカルは同じフレーズを歌ってるんですけど、ピアノが全く違うんですね。1番はポップス寄りで、刻んでる伴奏になってるんですけど、2番の方は異世界に行くような和音使いになってるんですね。コード進行も実は違ってるのに、メロディーが一緒みたいな感じで。ピアノの弾き方とかフレーズが違うだけで、こんなに曲の雰囲気が変わるんだっていうところで、自分のピアノの存在感というか大切さを改めて認識したパートなので、気づきにくいとこですけど、その違いを楽しんでほしいなというのがポイントです。

栞音 4曲ともすごくいい曲で、私は基本的には中低音パートの担当で、高音は愛佳が担当なんですけど、「シンデレラ」とか「Shout of Joy」、あと「LIFE is BEAUTIFUL」もすごく高いんですよ。「シンデレラ」も実は1年前ぐらい前から温めていた楽曲で、一昨年は本当に「もう声が出ないよ!」「どんどん高くすんな!」って思ってて(笑)。もうやっていく楽曲の難易度がどんどん上がっていって、もう本当にイライラしてたんですけど(笑)、それもこの1年間で自分が成長して、ボイトレとかもまた新しく通ったりした分の成長が出て、すごく歌いこなせるようになったなっていう楽曲たちなんですね。……でも聴きどころはそれとは全然関係なく、「LIFE is BEAUTIFUL」で(笑)。

一同 (笑)

愛佳 何やねん!(笑)、なんやねん。

栞音 どうしても言いたかった(笑)。絶対書いてもらいたくて(笑)。

──よく分かりました(笑)。

栞音 「LIFE is BEAUTIFUL」で、それまではファンの方も私たちもみんなで「オーオー」ってシンガロングして、みんなで一体になるみたいな部分があった後に、落ちサビでピアノと一緒に「人は誰もどこか弱くて怖くて不完全なんだよ」っていうフレーズがあって。そこの部分がすごく大事に歌ってる部分なんですね。自分自身に対してもそうだし、誰に対しても「人は弱いところもある、不完全なところもある、でもそれでもいいんだよ」って寄り添って肯定する言葉がすごく素敵だなと思って。この曲はいつも、すごく気持ちを込めて歌ってるから、時にはメチャクチャ泣きそうになっちゃう時もあるし、時にはその人に向けて力強く歌える時もあったりとか、ささやくように歌う時もあったりとか、一つ一つのライブでまた違った伝え方ができるフレーズだなと思っていて、そこがすごく自分的に大事なポイントになってます。

「今までやってきたことの成長の証でもあり、新たな再スタートでもある1枚!」(栞音)

──では最後に、この2026年にやってみたいことを教えてください。

佳子 もっと世界に羽ばたけるようになりたいなと、すごく思ってて。昨年は上海でライブさせていただいて、本当に初めて私たちを見るという方でもすごく反応がよかったんですね。楽曲の良さだったり、いろんなジャンルの曲があるので、どこかしらですごくハマってくれる方がいて。実際に海外に行ってみて反応のよさを知ったので、今回のシングルもジャズだったりロックだったりポップスだったり、いろんな要素が含まれている楽曲が詰まってるので、これも世界に羽ばたいて、いろんな国の方々に聴いてもらって、いろんな人に知ってもらえる1年になったらいいなと思います。

聖奈 このシングルに入ってる曲もそうなんですけど、2025年もいろいろ挑戦して、いろんなジャンルで戦える、いろんな見せ方ができるところがCiONの強みだと思うので、この曲を年始に発表することで、今年もまたいろんなジャンルのところで戦っていきたいし、強みを知りたいし、やり方とか見せ方を学んで、いろんなところでCiONを知ってもらいたいです。あと若い世代の吹奏楽とか楽器をやってる子たち、ユーフォニアムがまだまだマイナーなので、もっともっと布教というか、たくさんの方に知ってもらえる楽器になったらうれしいなと思っています。世界でもライブができるように、伝え方とかも学びながら、いろんなところでライブができるといいなと思っています。

愛佳 一言で言うと、「売れたい」(笑)。本当に羽ばたける1年にしたいなと思うし、9歳の頃にCiONに入ると決めて、両親からもいろんな意見をもらって、でも私の「行きたい」っていう思いを信じて、広島から東京まで一緒に来てくれた2人にも、私がもっと成長して、テレビの前で見てほしいなっていう夢がずっとあるんです。今年こそは、今年こそはって願っているこの思いを、2026年は叶えたいなと思うし……ちっちゃい夢はもういっぱいあるから、ここでは言わないでおくんですけど(笑)、みんなと共通の夢をこの5人で叶えたいなと思います。あと個人的には、自分が歌が好きな思いはもちろんだけど、歌にも愛されるような、そんな温かくて、ちょっと見苦しい瞬間もあるけど、それでも歌が大好きなんだっていう、歌が好きで、歌に愛される人間になりたいなと思うし、自分を好きでい続けられる2026年でありたいなというふうに思うのですが、結論は「売れたい」です(笑)。よろしくお願いします。

栞音 このシングルにはいろんなジャンルの楽曲が4曲入っていて、この1年間だけではなく、今までやってきたことの成長の証というか、いろんなジャンルでやらせてもらってきたことのまとめみたいな4曲だなと思っていて。それに、今まで9年間やってきて、去年はやっとエイベックスからメジャーデビューできたっていう1stシングルがあって、でもそのちょっと前にはいろいろあって活動自粛をしていたこともあったから、それでも歩みを止めずに、またエイベックスからメジャー再デビューが決定したよっていうので、もう急ぎ足で「しましょ」をリリースしたみたいな気持ちもあったんですね。だからとにかくファンの皆さんにも安心してもらいたいし、自分たちも自信を持って早く届けたいみたいな気持ちで1stをリリースさせてもらったけど、この2ndはこの1年間を通していろいろやってきたことを、ちょっと地に足をつけて、「これだけできるようになりましたよ」というか、「これからもいろんなジャンルに挑戦していきますよ」っていうシングルになってるので、また新たな再スタートというか、本当にメジャーでリリース、出発だ!みたいな気持ちで、心を新たに、羽ばたいていけたらいいなと思っています。

杏実 個人的にはCiONに入って5周年の年になるんですよ。この4年間、ウブな心でやりすぎてたなというか……、「新メンバー」みたいな感覚でずっとやってきてて。それもいいとは思うんですけど、5年目としてはしっかりずっしりやっていきたいなというか。ピアノってけっこう難しい立ち位置で、みんなとの距離を感じちゃう時もあったりもするんですね。でも、そこのポジションって私にしかできないものだなというのも感じていて。この5年目はすごく自信を持って、肝を据えてやっていきたいなと思います。CiON全体としては、2025年は来る仕事を全力で、がむしゃらでやってて、ロックもジャズも、一つ一つ乗り越えるごとにメンバーもファンもすごい仲良くなっていった1年、すごくハッピーな1年だったんです。だから来年もこの調子でいきたいですね。あと、みんなで行った伊勢神宮でたくさんパワーをもらって、すごく調子がいいなと思ってるので、そのパワーとポジティブ精神で、みんなで仲良く、明るく前に進み続けていきたいなと思ってます。

──いい1年になるといいですよね。ありがとうございました!

撮影 長谷英史

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