翻訳レーベル移籍してグループ名を改名し、New EP『Infinity』をリリースしたLaki。EPはいろいろ変わってリフレッシュした彼女たちにふさわしい、新たな方向性を取り入れた作品になっています。メンバー8人にEPの収録曲やグループのことなどについてお聞きしました!
改名して3ヵ月。まだちょいちょい、グループ名を間違えるメンバーも?

――エイベックスに移籍して、Lakiに改名して約3カ月が経ちました。新しいグループ名には慣れましたか?
上村梨々香 慣れた……。
一同 ……かなあ?

比嘉優和 みんな曖昧な感じで(笑)。でもちょっとずつは慣れてきてるとは思ってるんですけど、やっぱりイベントとかにLakiとして出演させていただくときに、ちょこちょこ前の「Lucky²」って名乗る子が何人か……。
一同 あはははは(笑)。
比嘉 まだちょっと実感は湧いてないですね。でもLakiとしてのダンスや衣装、ビジュアルのコンセプトもすごくカッコよくて。みんな、そこに近づけてはいると思うので、意識は出てきたよね?
一同 うん。
比嘉 Lakiとしてちょっとカッコいい姿をお見せできるように、これからもがんばりたいと思います。
――けっして責めないので、MCとかで間違えちゃったことあるよっていう人は?
一同 あはははは(笑)。
比嘉 さっきも莉愛(山口)、間違えてたから(笑)。

山口莉愛 さっき別の取材をしていただいたときに間違えてLucky²って言ってしまって。「あっ、間違えました」ってなりました(笑)。
――まあ、これまでLucky²に慣れてたわけですもんね。
比嘉 そうですね、もう4年間名乗ってきたので。
――その新しい名前「Laki」ですが、どうですか?
山口 Lucky²にはかわいらしさだったり、フレッシュさっていうのも名前に入っていたと思うので、今までのLucky²の名残を惜しみつつカッコいい名前になったんじゃないかなって思います。
――エイベックスにレーベルを移籍して、変化を感じる部分はありましたか?
森朱里 今まではけっこうかわいらしいキュートな楽曲が多かったんですけど、移籍して1曲目にリリースしたのが「Unicorn Dance」という楽曲で。その中にはラップがあったり、カッコいい部分・大人っぽい部分もあり、パフォーマンスの面でもすごく表現の幅が広がったなって感じています。
比嘉 メンバーの雰囲気もさらに良くなったなって思います。
――いいことばっかりですね(笑)。そして12月24日のクリスマスイヴには、改名して初のEP『Infinity』が出るわけですけども。収録されている4曲について、印象とかレコーディングで気をつけた点などを語っていただけますか? まず1曲目は「Like it!!」。
山口 「Like it!!」はLakiに改名してから1曲目の新曲です。Lakiは、アルファベット1文字ずつにそれぞれ意味が込められているんですけど、それがそのまま歌詞に入っていて。Bメロに〈L is for Lucky〉って歌詞があったり、Lakiという名前に込められた想いを紹介してる曲になっています。Lakiを象徴するような曲で、大好きです。Lakiのテーマソングみたいな感じですね。

佐藤妃希 あと、この「Like it!!」には歌詞の中にけっこう英語が多く、私たちの今までの曲は英語を使うことがあまりなかったので、今回は発音にメチャメチャ気をつけました。レコーディングでは細かく発音の仕方とか教えていただきました。それから私が、個人的にレコーディングで頑張ったのが、2サビ前の〈Say! Come on!〉っていうところ。そこがとても難しかったんですよ。ここは力強く言わないといけないんですけど、ちょっと力強く言うのが苦手だったので、今回レコーディングでそこを頑張りました。
――力強くなりました?
佐藤妃 なりました(笑)。そこにも注目して聴いていただければと思います。
――今の「なりました」が力強かったです(笑)。
佐藤妃 ライブでも頑張ります(笑)。
比嘉 私はこの楽曲はイントロから始まった感があるというか、Lakiの始まりを連想させるようなメロディになってると思います。いつも応援してくださってるみなさんも、鳥肌が立つぐらい素敵なイントロなので、最初から最後まで聴いてほしいです。
レコーディングはいろんなことを頑張りました!
――2曲目が、先ほどもちょっと出た「Unicorn Dance」。7月にリリースされていて、今回唯一の既発曲になります。

深澤日彩 「Unicorn Dance」は〈Unicorn〉っていうかわいいワードもありつつ、ラップパートとか、ダンスを魅せる部分とかすごく見どころ、聴きどころ満載な曲だなって思います。レコーディングでは、この曲の一番の注目ポイントである〈Cha Cha La Cha Cha La ta〉の部分はテンションアゲアゲでかわいらしく歌うことを意識して、ラップパートはいつもよりもクールに歌うことを意識しました。
――ラップはうまくいきましたか?
深澤 ほぼ未経験だったのですごく苦戦したんですけど、自分らしさを残しつつ、カッコよく歌えたかなと思います。
上村 この曲は2025年の7月に開催したファンミーティング(Lucky²ファンミーティング2025 by GL² family & friend)で初披露だったんですけど、ファンのみなさんにカッコいい姿をお見せしたくて。私はラップパートに初めて挑戦したんですけど、レコーディングのときもいろんなニュアンスで歌ってみたりして新しい自分をたくさん表現しました。自分的に好きな歌詞は、〈前髪整えて 今日も可愛いなんて 君に 君に 想われていたい〉っていう歌詞があるんですけど、私たちの世代ならすごく共感できる部分かなと思っています。
――今お二人も言われたように、ラップパートはけっこう大変だったと思うんですが、固まるまでには時間がかかりましたか?
上村 そうですね。でも今回の「Unicorn Dance」では、みんな最初から最後まで全編レコーディングをしてから、担当パートを決めてもらったので、みんな担当したいパートをたくさん練習しつつも、最初から最後まで全力でやり込みました。
――本当に8人分の努力がギュッと詰まっているわけですね。3曲目は「Love is Magic」です。

比嘉 「Love is Magic」は個人的に、今回の4曲の中で一番好きな楽曲です。おしゃれなサウンドとかわいい歌詞がすごく刺さりました。私は歌い出しの〈今 Kiss Kiss〉のところを担当しているんですけど、最初の〈い〉のエッジボイスをものすごく練習しました。そうやって完成した曲になっているので、ぜひ歌い出しとか、細かい部分もたくさん聴いてほしいです。
――「エッジボイスを」というディレクションは、今までにもあったんですか?
比嘉 いや、なくて。エイベックスに移籍してから特に、歌い方とか英語の発音とかにもすごくアドバイスをいただけるようになりました。私たちも、ボーカルをするときはすごく気をつけています。
――さっきも出たじゃないですか。英語の歌詞が多くなったっていう。英語の部分、私は苦労したという人は?
(比嘉、上村、山口、永山、佐藤栞、佐藤妃が、時間差で挙手)
――その中でも一番苦労したという自信がある人は?
(比嘉、佐藤妃が挙手)
比嘉 じゃあ讓るかも(笑)。
――佐藤妃希さんは大変でしたか?

佐藤妃 「Like it!!」の話になっちゃうんですけど、私のラップパートの歌詞が全部英語で。ネイティブな英語になるように、ひと単語ずつ発音を教えていただいていたので、たぶん一番苦労してると思います。
――ラップパートでしかもバシッとキメるとなると……。
佐藤妃 大変でした……(笑)。ラップパートの一番最初、入りだったのでバシッとキメられるように頑張りました。
――それは一番かもしれないですね。

永山椿 「Love is Magic」にもどるんですけど、Lakiの今までの曲とはまた違ったおしゃれな雰囲気があるんですよね。私的には、この曲はたくさん見どころがあっていいなと思ってて。受話器の音だったり、ピアノの音が入ってたり、いろんな音が入ってるので、そういう部分を注目して聴くのもすごい楽しみのひとつです。レコーディングのときに苦戦したのは、私のソロパート〈好きになってもいいですか? ホントですか?〉っていう部分で、「勢いが大事」「大げさにやっちゃっていいよ」と教えてもらい、何度も何度もレコーディングを重ねて、大げさに歌うことができたので、そこをぜひ注目して聴いてみてください。
――4曲目が「Ladybug」ですね。

佐藤栞奈 「Ladybug」はほかの曲に比べると少し落ち着いていて、儚さが入っている曲調だなと思っていて。個人的に好きな歌詞が〈1人じゃないって背中を押してくれるみんなと〉っていうところなんですけど、そこの部分はメンバーとの絆だったり、ファンのみなさんとの繋がりを感じられるような歌詞になっています。ぜひ歌詞に注目して聴いていただけたらいいなって思ってます。
森 私もずっと背中を押してくれるような楽曲で、私たちとファンのみなさんを繋いでくれるような大切な1曲だなと思っています。この曲自体、応援ソングでもあるので、ちょっぴりいつもより元気がなかったときに聴いていただけるとうれしいなと思っています。レコーディングのときに心掛けたのは、目の前にファンの皆さんがいるっていうことをイメージしながら歌うことでした。
2026年は、私たちのここに注目してほしい!
――今回の収録4曲のうち、すでにお客さんの前でパフォーマンスしたのは「Unicorn Dance」と「Ladybug」の2曲だそうですが、パフォーマンスした上での印象はどうですか?

森 「Ladybug」はファンのみなさんとサビで一緒に手を振るので、すごくファンの皆さんとの一体感もあるし、ちゃんと歌詞の意味とかが伝わるように心を込めて歌うことを意識しています。
――「Like it!!」と「Love is Magic」はこれからですが、ライブとかイベントとかではどの曲もパフォーマンスしていくことが多くなりそうですね。どういうふうに楽しんでほしいですか?
山口 この4曲はファンのみなさんも体を動かしたり声を出したりして盛り上がれる曲だなと思っていて。「Ladybug」はファンの皆さんと一緒に手を振って一体感がうまれる曲で、「Like it!!」はコールをして楽しめる曲になってます。コールレクチャー動画もをを観てぜひ一緒に盛り上がりたいです。

上村 この4曲は本当にいい意味で全然雰囲気とか曲調も違う曲なので、いろんな楽しみ方ができるなって思っています。「Unicorn Dance」はすごいカッコいい楽曲なのでぜひパフォーマンスを観てほしいですし、「Ladybug」は歌詞がすごく素敵なのでしんみり……でも手を振って一緒に楽しんでほしいし、「Like it!!」はもう一緒にはっちゃけたいし。あと「Love is Magic」はすごくかわいい歌詞がたくさんあるので、ぜひメンバーの歌っているところとかダンスとか表情にも注目してです。
――早いもので、もう今年もあとわずかになってきました。2026年は自分のここに注目してほしいというポイントはどこですか?
佐藤妃 私はパフォーマンスに注目してほしいです。Lakiになってからカッコいい楽曲もやるようになって、個人的にカッコいい曲のときとかわいい曲のときの踊り方を変えています。あと歌詞に合わせて表情を変えたりと、いろんな表現ができるように頑張っているので、来年はよりそこに注目してみてほしいです。
森 私はさらにダイナミックなパフォーマンスができるように頑張りたいなと思っています。ダンスの学校に通っていて、いろんなジャンルのダンスを頑張って練習しているので、それを生かして自分のいろんな表現をお見せできるようにしたいです。
――今はどんなジャンルに一番力を入れてるんですか?
森 今はハウスですね。ステップが見どころなジャンルなんですけど、今は特に力を入れて練習をしています。

佐藤栞 私も自分の表現力に注目してほしいです。表現の幅が増えた分、大人っぽい私だったり、かわいい私をすごく見てほしいなって思っています。自分のパフォーマンスで誰かを笑顔にさせたい、感動を届けたいと思っているので、2026年も誰にも負けないくらい頑張って自分の表現力を追究したいなって思っています。

永山 最近、メンバー全員で演技レッスンをやっているので、2026年はダンスや歌以外でも努力している私たちを応援してほしいなと思っていますし、新たな私たちの一面を皆さんにもっと見せていきたいです。
深澤 私はパフォーマンス面でいうとダンスに注目してほしいし、もっと頑張りたいです。私ってきっとファンの方からしたら、おしとやかでかわいらしいイメージが強いと思うので、来年は自分の表情とかパフォーマンスとかをもっと追究して、カッコいいコンセプトも似合う人になりたいなと思ってます。
――ワイルドに(笑)。
深澤 もっと強くなれるようにがんばります!(笑)
山口 私は、普段の私とパフォーマンスしている私のギャップに注目してほしいです。普段はメチャメチャうるさいんですよ(笑)。だけどパフォーマンスしているときはカッコよくなるっていう、このギャップをさらに作れるようにしたいです。パフォーマンス面でも、カッコいいとか、かわいいとか、いろんな私をお見せできるように表現力も磨いていきたいなと思ってます。

上村 私は歌に注目してほしいです。グループの中でも自分は歌を強みにしているので、もっと上手になれるように頑張ります自分の歌声で歌詞の意味とか想いが聴いている人に伝わるようなアーティストになりたいです。
――憧れの歌手とかアーティストの方っていますか?
上村 小さいころから先輩のGirls²さんです。
比嘉 私もボーカルに注目してもらいたいです。今回Lakiとしてリリースした4曲で自分のパートとすごく向き合って研究して歌うようにしていたので、その気持ちを忘れず、今後も自分の唯一無二の声を生かして歌えるように頑張りたいなと思います。
歌番組、ラジオ、イベント……いろんなところでLakiを知ってもらいたい!

――では最後に、皆さんの2026年の目標を教えてください。
佐藤妃 来年はLakiとしてもっといろんな音楽番組とかテレビに出たいなと思っています。今まであんまりテレビに出演させていただくことがなかったので、来年はもっと出演できるように頑張ります。
――具体的な番組名とかありますか?
佐藤妃 音楽番組だと『CDTV(ライブ!ライブ!)』(TBS系)に出演させていただきたいです。もっと頑張ります!。
森 私も本当に考えていたことが一緒で、来年はいろんな音楽番組にも出演したいですし、ほかにもバラエティとか、とにかくいろいろなメディアに出れたらなと思います。音楽番組なら『CDTV』とか(笑)。
比嘉 『CDTV』、大人気だ(笑)。
――音楽番組以外では?

森 うーん……。けっこうお笑いとかが好きなので『(世界の果てまで)イッテQ!』(日本テレビ系)。
一同 あはははは(笑)。
――『イッテQ!』でどんなところでなにをしたいですか?
森 もう本当に虫とかも食べますし(笑)。何でもやりますっ!
佐藤栞 私ももっと音楽番組に出演したいなって思いますし、あとはモデルのお仕事として雑誌にも出たりしてみたいなっていう目標があります。本当に好きな雑誌は『ViVi』(講談社)です。
永山 私はLakiとしても個人としても「TGC」(東京ガールズコレクション)に出演したいなと思っていて。私自身、モデル活動が大好きで、先輩のGirls²さんがランウェイで歩いていたり、「TGC」のステージでグループでパフォーマンスしているのを見て、私たちLakiもいつかできたらいいなって思っています。あと、個人的にもうひとつあるんですけど、演技にも興味があるので、ドラマにも出演したいなと思っています。

深澤 私はメディアの露出をもっと増やしたいです。ラジオの生放送とかも何回かやらせてもらったことがあるんですけど、ラジオの空間が大好きなので、もっとラジオの出演回数も増やしていきたいと思っています。あと、個人の目標でずっと言ってることがあるんですけど、プリクラのビジュアルモデルをやりたいなと思っています。私はグループで唯一Instagramの個人アカウントを持たせてもらっているので、そのSNSを活かしつつ、いつかプリクラモデルのお仕事ができるように頑張りたいです。
――5月に開設したんすよね。やり始めて、どうですか?
深澤 自分の好きなものをどんどん発信できるっていうのはすごくいいなと思うんですけど、写真のバランスとかを考えるのが難しくて。最近は工夫して投稿しています。
深澤 系統をもっと定められるようにがんばりたいなと思っています。
――ちなみにどんな工夫をしてるんですか?
深澤 例えば、写真のフィルターの色とか。色味とかを揃えたらすごく統一感のあるアカウントになるんですけど、私はけっこう最近バラバラになってきちゃったなって思っているので、色味とか投稿の雰囲気を揃えることを意識しています。。
山口 ファンのみなさんの前でパフォーマンスをするライブの時間がすごく大好きなので、そういうパフォーマンスできる機会を、2026年は今よりももっと増やせていけたらいいなと思ってます。そのためにも、さっきみんなが言ってくれたように、メディアにたくさん出たり、もっとLakiをたくさんの人に知ってもらえるきっかけを作れたらなって思っています。
――「こういう場所でやりたい」とか「こういうイベント出たい」とか、なんかあります?

山口 会場では、ホールで単独ライブができたらいいなと思っています。今一番大きな目標としては、先輩のGirls²さんもやられていた東京ガーデンシアター。そこは今私たちが掲げている大きな目標です。
上村 2026年はやっぱりグループとして大きくなることと、ファンのみなさんに会える機会をたくさん増やして、一緒にいろんな景色を見に行きたいと思ってます。個人的には椿ちゃん(永山)も言っていた「TGC」などのランウェイをグループで歩いてみたいし歌番組にたくさん出たいですね。例えば『ハマダ歌謡祭(★オオカミ少年)』(TBS系)さんとかで歌ってみたいですし。あと、エイベックスに移籍したので「a-nation」とかに出てみたいなと思います。
比嘉 私は11月に18歳にるので今までとはちょっと違う大人の魅力、自分の魅力も出せていけたらいいなって思います。あとしゃべることがすごく好きなので、ラジオにも出演させていただきたいなと思っています。
一同 確かに!
――あとは『オールナイトニッポン』(ニッポン放送系)とか?
比嘉 そうですね。あとお笑い芸人のミキさんと昔お仕事させてもらっていたことがあったので、お二人がやられている番組にも、いつかお邪魔したいなって思っています。
──皆さんの夢が叶う1年になるといいですね。ありがとうございました!
撮影 長谷英史
12月24日リリース
Laki「Infinity」
▼ご予約・ご購入はこちら
https://rhythmzone.lnk.to/Laki_Infinity
>ツアー情報
「Laki LIVE TOUR 2026 -Ambition」
https://girls2-fc.jp/page/events/Ambition
・2026/4/25(土) 【愛知】ダイヤモンドホール
・2026/4/26(日) 【東京】ヒューリックホール東京
・2026/4/29(水・祝) 【大阪】なんばHatch

ライター
高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。