昨年7月にミニアルバム『REBIRTH』で日本デビューを飾ったTRENDZが、4月9日にミニアルバム『CANVAS』でカムバック! 昨年の日本デビュー以降、ワールドツアーを経て一回り成長して返ってきた彼らだが、今年1月には「BAD ENOUGH」、2月に「Best Friend」、3月に「Daybreak」と3か月連続配信リリースを敢行。その集大成となる2ndミニアルバム『CANVAS』について、さらにはアルバム『CANVAS』を引っ提げての日本ツアーとなるTRENDZ JAPAN LIVE 2025『CANVAS』について、話を伺った。
『CANVAS』はいろんな姿と魅力を見せられるミニアルバム。自信あります!
──前回のインタビューが昨年7月だったので、およそ10カ月ぶりの再登場となります! その間、どのように過ごしていましたか? それまでの活動やメンバーの間であった出来事など、なんでも教えてください。
全員 お久しぶりでーす!
イェチャン 去年の7月31日にミニアルバム『REBIRTH』で日本デビューして、その後は韓国での活動もありましたし、海外ツアーでヨーロッパやアメリカにも行って、たくさんの経験を積んできました。そしてまたこうやって日本で初めてのカムバックを準備しながら、一生懸命毎日を過ごしてきました。健康にも気をつけながら、早く日本に来たいという気持ちで一生懸命準備したと思います。
ユヌ 僕はアメリカにすごく行きたかったので、アメリカに行けて本当によかったです。ハンバーガーがおいしかったです(笑)。
ウニル ハビさんがすごく食べてました。
ハビ (照れながら)僕は大食いなんです。でも鍛えてるので大丈夫!
──アメリカは初めてだそうですが、印象に残っていることは?
リオン アメリカツアーは東部から西部まで巡りながら1か月以上ツアーをしました。車で移動していたんですけど、長い時は移動するだけでほぼ24時間かかるほどで、移動が一番大変でしたね。でも、公演の度に成長し続ける自分たちを感じて、喜びを感じましたね。
ハングク ヨーロッパのファンの方、アメリカの方、韓国の方、日本の方、それぞれ雰囲気が少しずつ違うんですけど、でもどのファンの方からも感じられる感動があるし、得られるエネルギーがたくさんあるので、たくさんのエネルギーをいただいたツアーになりました。
ラエル ワールドツアーのおかげでメンバーたちとさらに団結して、チームワークもより強くなったと思います。そして僕がこのグループの中でどんなふうに役に立てるだろうかと悩むようになりましたし、そうやって悩んだ末に、音楽的な部分で力になれたらと思って、音楽面でたくさん成長できた時間だったと思います。
ユヌ それに、アメリカで1か月近く暮らしたので、英語の実力が全体的に上がりましたね。現地で生活するのが語学の上達には一番だなと実感しました。
ハングク 英語はラエルとウニルがうまいよね。
イェチャン でも、語学はみんながんばって勉強しています。
ハングク 僕は韓国語が上手です!
ラエル ハングクさんは韓国語が上手です(笑)。※「韓国」の読みが「ハングク」ということに引っかけたダジャレ
──4月9日にミニアルバム『CANVAS』がリリースされます! 現在、3か月連続配信されている3曲を含めた全5曲になっていますが、どんなミニアルバムになりましたか?
ハングク 『CANVAS』は僕たちの2枚目のミニアルバムで、いろんなジャンルで構成された曲が収録されています。僕たちのいろんな姿と魅力をお見せすることができると思いますし、今まで僕たちがやってきたジャンルではなく、どの曲も新しく挑戦するジャンルなので、ファンのみなさんにも喜んでいただけると思います。
──全曲日本語歌詞ですが、レコーディングはいかがでしたか? 印象に残っている出来事はありましたか?
イェチャン デビューアルバムの時も日本語でレコーディングしたし、その時にそれぞれ苦手なところだったり難しい発音がわかったので、今回のレコーディング前にそういうところを集中的にたくさん練習しました。そのおかげでデビューアルバムよりはうまくできたと思いますし、それでも足りない部分はディレクションしていただいて、満足できる出来上がりになりました。自信あります!
ウニル (日本語で)自信があります!
収録曲5曲を解説! 「Push Down」はメンバーが日本語での作詞に挑戦!
──5曲それぞれについてメンバーのみなさんから1曲ずつご紹介ください。
ラエル 「Push Down」という曲は過去の自分を脱ぎ捨てて、一段階アップグレードした自分になるという歌詞の曲です。ジャンルはポップスですね。韓国のアルバムではデビューの時から作詞をしていましたが、去年の日本デビューでは作詞できなかったのが残念だったので、この曲に関しては僕たちメンバーが会社に提案して、作詞に参加することになりました。「日本語の作詞に参加するのは初めてだし、難しい作業になるだろうけどやってみたい」と言ったところ、だったらタイトル曲の作詞に参加してみるのはどうかということで、作詞に参加することになりました。日本語なので難しかった部分もありますが、できるだけ自然な歌詞になるようにがんばりました。
ウニル 作り方としては、それぞれに合うと思われるパートを4人で分配して、そのパートの作詞を担当しました。例えば僕はメロディー部分、ラエルはラップパートとか、あるいは2番のメロディーパートを一緒に考えたり、といった風に作詞をしていきました。僕は伝えたい言葉がはっきりとしているタイプなので、そういうところを韓国のアルバムでは作詞する時は投影していたんですが、今回の「Push Down」にも僕が伝えたいことをできるだけ詰め込みたいと思っていました。ただ、日本語なので大変ではありましたが、それでもいろんな意見を聞きながら、できるだけ自分の思いを込めて作詞しました。明るくて、希望を感じるようなメロディーなので、未来志向的な歌詞になったと思います。
ハビ 「Daybreak」は今まで僕たちがお見せできなかった新しいジャンルの曲で、EDMとカントリーミュージックをかけ合わせた曲になっています。今回のアルバムのタイトル『CANVAS』は「何者にもなれる、何色にも染まれる」という意味でつけた名前なんですが、そのコンセプトに一番近い曲ですね。衣装にも新しい挑戦という意味が込められていて、例えば今、僕が着ている衣装のようにセクシーな感じだったりも新しい挑戦ですよね(笑)。この曲はすごく賑やかで明るい曲なので、きっとみなさんに好きになってもらえると思います。
ラエル この曲はぜひ僕のラップパートに注目してほしいです! 新しい挑戦を掲げたアルバムだったので、今まで僕がお見せしてきたようなラップパートがなかったらどうしようと心配していたんですけど、この曲のラップパートで僕の得意分野を思う存分お見せすることができて、レコーディングもとてもスムーズでした。
ハングク 日本語のラップは発音が難しいので、レコーディングする時に難しいと感じる部分は少なからずありました。でもそれは練習するしか解決方法がないので、発音練習はだいぶやりましたね。「つ」と「ず」の発音が特に難しくて、特にラップでは早く、そして正確に発音しないといけないから、何回か壁にぶつかったこともありました。
ラエル 「BAD ENOUGH」はこれからも成長していく僕たちについて来てほしい、というメッセージを込めた曲です。ミュージックビデオでも、強烈さ・力強さはありつつ、今までお見せしてきた強烈さ・力強さとはまた違った感じのものをお見せできたのではないかと思っています。デビューアルバム『REBIRTH』の時にお見せした以上の成長した僕たちをお見せできるのではないかと。
イェチャン 『REBIRTH』は最初から最後まで「強烈であること」「力強さ」を意識していたとしたら、今回の「BAD ENOUGH」は強烈さ力強さを見せるべき時は力強く強烈に、そして力を抜いてかっこよく見せるべき時は力を抜いて、という緩急を意識しました。デビュー当時よりは余裕のある姿を見せたいと思って、そういったところを重点的に練習したり、研究しましたね。どうすればもっと力を抜きつつ、かっこよさが出せるだろうと考えながらいろいろ挑戦してみて、デビューの時とはまた違った雰囲気が生まれたと思います。
リオン 撮影現場でもスタッフさんからの評判がよかったんですけど、ファンのみなさんからも好評で、さらには僕たちの知人たちからもパフォーマンスがすごくいい、よく似合っているとたくさん褒めていただいて、本当に満足した仕上がりのパフォーマンスになりました。
ハングク パフォーマンス映像はもう公開していますが、実際にステージでお見せしたことはまだないので、おそらく日本でのライブが初公開になると思います。実際に現場で観ていただけたら、また違った感動があると思うので、ぜひ観に来てください。
リオン 「Best Friend」はタイトルのとおり、「僕たちメンバーとFRIENDZ(ファンネーム)のみなさんは共に進むパートナーだ」という意味を持つファンソングです。そういう意味を曲に込めつつ、爽やかな曲になったと思います。この曲をライブで初披露するのは4月で春なので、春にぴったりの曲です。そして振り付けを僕とイェチャンで一緒に制作しました。
イェチャン 僕は振り付けを作るのは今回が初めてだったのですごく心配だったんですよ。初めてなのでどうやって振り付けを作ったらいいのかもわからないし、うまくできるかもわからなかったので、最初は自信がなかったんですけど…。でもリオンさんがたくさん教えてくれて、僕を引っ張ってくれて、一緒にがんばっていたら僕も気が楽になって、おかげで一緒に最後まで完成させることができました。
リオン イェチャンはよくついてきてくれました! そして、この曲にはポイントとなるダンスがあるんですよ。タイトルの「Best Friend」を歌う歌詞があるんですが、あなたと私の間にあるドアを叩きながら、もっと近づきたいという気持ちを表現して、ドアを叩いて近づくという振り付けを作りました。
ウニル「Matrix」はポップな要素が多い曲なので、僕たちがもともと韓国でもやっていたような雰囲気の曲だと思います。僕たちらしさがたくさん込められた曲だと思うので、僕たちにとてもよく合っていると思うし、レコーディングもスムーズでしたね。振り付けも、コレオグラフィの先生が、僕たちが仲よく遊んでいるように自然な感じで作ってくださったので、ステージの上で僕たちも楽しんで、それを見ているみなさんも一緒に楽しさを感じていただけるパフォーマンスになるんじゃないかなと思っています。4月のライブでこの曲をパフォーマンスする時のことがすでに楽しみです。ステージを見たみなさんに幸せな気持ちになってほしいですし、みなさんが笑顔になれるようなステージをお届けします!
ハングク この曲のステージングを見た時、メンバー同士でわちゃわちゃする構成がたくさんあるので、全体的に見た時にすごく面白く感じられるんじゃないかなと思います。なので、どこか箇所に集中するというよりは、ぜひステージ全体に注目していただきたいですね。
リオン 僕たちは強烈でインパクトのあるパフォーマンスも得意ですが、こういった明るく爽やかな曲も実は得意なんですよ。そのギャップを行ったり来たりできるのが僕たちTRENDZの魅力だと思います。
日本で全国ツアーがやりたい!温泉に行って、テーマパークも回りたい!
──12日にはTRENDZ JAPAN LIVE 2025『CANVAS』も開催されます。どんなライブになりそうですか?
イェチャン 今まで僕たちがまだお見せできなかった姿をたくさんお見せしようとがんばっています。セットリストを見たら、休めるパートが本当に1つもありませんでした!(笑) 体力的には大変かもしれませんが、僕たちはFRIENDZのためならそれくらい喜んでできるので、今は万全の準備をしているところです。
ウニル 本当にチャレンジングで、最初から最後までクライマックスみたいなセットリストなんですよ。ライブを観る方にとっては見どころが多い公演になると思いますよ。
ハングク 公演が終わった時、「え、もう終わり!?」と感じられるほど、集中して観ていただけるライブになると思います。
リオン 今回の『CANVAS』の収録曲は全曲、振り付けを作ったんですよ。なので、今までの曲を含めて、今まで僕たちがお見せできなかった姿もお見せするべく、今は準備しています。なので、今回の『CANVAS』も、それ以前のアルバムも、しっかり聴いて楽しみにしていただければ、すごく面白く感じていただけると思います。
ハビ 今回のライブでは僕がMCをする予定なので、みんなで日本語の勉強をがんばっていますし、僕もさらに日本語を上達させるべく独学でもっともっとがんばっています。みなさんにたくさん期待していただけたらうれしいです。実は僕が今、負傷中でパフォーマンスができないのですが、スペシャルステージや僕が歌っても大丈夫な曲は歌ったり、そしてMCをやったりして、僕もステージに上がるつもりですので、心配しないでくださいね。
ラエル 昨年夏にデビューしてから、約10か月ぶりのカムバックじゃないですか。10か月という時間は長かったかもしれないけれど、その間に本当にびっくりするほど成長したと感じていただけるよう、今がんばって準備しています。デビューした時は「日本に登場!」という感じだったとしたら、今回はより多くの方に僕たちのことを知ってもらえるいい機会になると思って、本当にがんばって準備しています。
──今年も日本の活動を期待しています。どんな活動をしてみたいですか?
ハングク 日本の音楽番組にたくさん出演して、日本の方に僕たちのことをたくさん知ってもらいたいという気持ちが一番大きいですね。それに僕たちは歌手なので、歌が上手くないといけないじゃないですか。なので、街を歩いている時に僕たちの曲が聴こえてくるような存在になりたいです。
──日本には何度もいらっしゃってますが、日本に来たら楽しみなことは?
ラエル 僕は日本でファッションモデルをしてみたいです。ファッション雑誌の撮影などもしてみたいです。ファッションが好きなので、日本に来る時は自分の好きな服を持ってきて個人的にたくさん写真を撮ったりします。
イェチャン これ、本当に個人的でささいなことなんですけど、日本に来てから一番好きになった食べ物がチーズ牛丼なんですよ。これは日本でしか食べられないものだから、日本に来るたびに必ず一度は食べています。
ハビ 僕は、全国ツアー! 日本全国をツアーで回りながらおいしいごはんを食べて、温泉にも行って、有名なテーマパークにも全部行ってみたいです。大阪には行ったことがあって、グリコ像の前で写真を撮ったことがあります!
──今年の抱負を教えてください。
ユヌ 4月にライブを控えていますが、今年はさらに大きなステージでFRIENDZのみなさんにお会いして、いい時間と思い出を作れるようにがんばります!
ウニル これからもかっこいい姿をお見せできるようたくさんのことを準備しています。できるだけたくさんの方に僕たちのことを知ってもらいたいです。
撮影 長谷英史
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ライター
尹秀姫(ゆんすひ)
出版社勤務を経て、現在はフリーの編集・ライター。たまに韓国語の通訳・翻訳も。K-POPを中心にさまざまなアーティスト・俳優にインタビューしています。