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【Beverly】ペットへの「無償の愛」歌った新曲!「今はひとり暮らしだからドッグカフェに行っています」

Beverly

【Beverly】ペットへの「無償の愛」歌った新曲!「今はひとり暮らしだからドッグカフェに行っています」

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新曲「Love Unlimited」をリリースしたBeverlyさん。迷子ペット捜索アプリ「ペットのおまわりさん」のテーマソングということで、大の犬好きのご本人にも特別な感情があったようです。カップリングには、2週に1曲配信していたカバー企画「THE COVERS」の中からも収録されています。そんなBeverlyさんに、この「Love Unlimited」やカバー楽曲について、そして昨年の「YOSHIKI CLASSICAL」ワールドツアーでの体験や仮面ライダー関連のイベントについても伺いました。年末にはZepp DiverCityでのワンマンライブも決定している彼女が、今感じていることとは?

愛するものへの「無償の愛」を歌った「Love Unlimited」

──このサイトにはアルバム『From JPN』以来、約2年ぶりの登場になります。今回リリースされる「Love Unlimited」は壮大なラブソングですね。最初に接した時にはどう感じましたか?
 
Beverly とても素敵なメロディーで、好きな曲だなと思いました。いい曲をいただいたので、苦手な日本語もいつもよりも頑張ってレコーディングしました(笑)。

──これまでの楽曲はもっとビートの効いた曲もありましたし、逆にもっとバラードらしい曲もありました。その中でこの曲というのは?
 
Beverly 私が影響を受けたアーティストはディーバが多かったので、得意と言えばやはりバラードです。でも今回の曲はビーツが強くて壮大な曲なので、グルーヴを出したり、聞いてる人が元気になれるような歌になるように、たくさんのチャレンジしました。

──同時にこの曲は迷子ペット捜索アプリ「ペットのおまわりさん」のテーマソングに起用されています。「無償の愛」を歌った歌詞はペットにも向けてイメージされたものかと思いますが、この歌詞についてはどう思いましたか?
 
Beverly 私は犬が大好きなので、大きな「Love」を歌ったこの歌詞はすぐに受け入れられました。レコーディングの時は、実際に自分が飼っている犬が迷子になったらと想像して歌いました。愛している犬がもしいなくなったら、私はUnlimitedなLoveを感じているから、それを表現して歌いました。
 
──実際に犬を飼われていたんですね。
 

Beverly はい。フィリピンにいた時に飼っていたモナちゃんという犬は、私のお父さんが亡くなったのと同じ頃に飼い始めました。
 
スタッフ モナには噛まれたこともあったよね(笑)。
 
Beverly そうですね(笑)。
 
スタッフ Beverlyがフィリピンに帰省して戻ってきたら、腕に傷跡がついてたんですよ。「どうしたの?」って聞いたら、「モナに噛まれた」って(笑)。
 
Beverly でも、Love Unlimitedですよ(笑)。
 
──飼い犬が迷子になったという経験は?
 
Beverly それはないですね。ただ、私は迷子になったことがたくさんあります(笑)。品川に集合だったのに、大崎で降りてしまったこともありました。
 
──そうですか(笑)。犬が迷子になった経験は実際にはないけど、その状況を想像したら、容易にその気持ちになれたということですね。
 
Beverly はい。私は本当に犬が大好きで、普段もYouTubeやTikTokでいつも犬の映像を見ているんです。迷子になった犬、捨てられた犬のことを考えることも多くて、私の心の中には犬のための場所があります。

──ちなみに、一番好きな犬種は何ですか?
 
Beverly ラブラドールですね。ゴールデン・レトリバーも好きです。いつか本当に飼いたいと思っています。今はひとり暮らしだから我慢して、ドッグカフェに行っています。
 
──そんなに犬好きなのであれば、このテーマソングの話が来た時は……
 
Beverly すごくテンションが上がりました(笑)。本当にうれしかったし、歌うのにもすごく気持ちが入りました。
 
 
大好きな楽曲のカバーを集めた「THE COVERS」

 

 
──そして、その曲のカップリングとして、2週に1曲配信されていた「THE COVERS」の楽曲の中から収録されていますね。この企画でカバーされている5曲について伺います。まずは「Killing Me Softly With His Song」、原曲は1973年と古い曲で、いろんな人がカバーしていますが。

Beverly そうですね。いろんなアレンジがありますが、有名なロバータ・フラックのバージョンがとても情熱的でセクシーな感じで、昔から大好きなんです。私もこれを歌う時は、Beverlyのセクシーを出してみました(笑)。ライブでも何回か歌ったことがあるんですけど、いろんな人に褒められて、うれしいです。
 
──カバーしてみて気付いた点などはありましたか?
 
Beverly 最初のアカペラ部分が、実は難しかったんです。ロバータ・フラックのバージョンではアカペラ部分が恐らくリアルタイムで即興的にハーモニーにしていると思うので、ハモやユニゾン、オクターブなどがランダムに組み合わさって、複雑な響きになっているんです。ですから、私もオリジナルのフィーリングを大切にして、色々なハーモニーを付けて表現してみました。短い部分ですけど、そこも聴いてほしいです。


 
──次が「If I Ain’t Got You」。アリシア・キーズの曲ですね。カバーではハンドクラップを使って、軽やかなイメージになっています。

Beverly この曲はマスターピース、名曲で、私も大好きすぎて、カラオケでよく歌っている曲です。ただ原曲の三連のビートに慣れていたので、8ビートにアレンジされたこのバージョン歌うのは、少し苦労しました。8月7日に配信されたんですが、コメントなどで皆さんの反応もよくて、うれしかったですね。カフェでリラックスする時とかにすごく合っていると思います。
 
──情景が浮かびますね。
 
Beverly 今回のサウンドは、『オオカミちゃんには騙されない』にも出演していた中国人アーティストのJU!iE(じゅり)ちゃんお願いしたんです。彼女とはYouTubeを一緒にやったりしている仲良しで、バークリー音楽大学で作曲を勉強していた才女なので、このアレンジには驚きました。

──もともとすごく好きな曲だったということは、オリジナルのイメージが強かったわけですよね。
 
Beverly そうなんです! サビの「Some people want it all~」というところもリズムが変わっていて(その場で両方を歌ってみせる)、今でもたまにリズムが取れない時もあるんです(笑)。でもたくさんの方から「いいアレンジですね」と言っていただけるので、JU!iEちゃんはやっぱり天才だなと思いました。最初にアレンジが来た時、私は本当に歌い方が分からなくて。「どうしてここを変えるの?」と聞いたんですが、そこは彼女の強い希望だったんです。彼女が歌い方を教えてくれて、無事にレコーティングできたんですけど、公開されたらみんなに褒められて、「彼女が天才でよかったな」と思いました(笑)。
 

──次は「I Will Always Love You」。ホイットニー・ヒューストンの、説明不要の名曲ですね。

Beverly この曲はイベントとかでよく歌っていたので、ちゃんとした自分のバージョンをリリースできたのは本当に光栄です。ホイットニーは私の女王様みたいな存在だから、彼女の曲を自分のバージョンにできて本当にうれしいです。この曲は本当に「ザ・クラシック」という感じだから、アレンジはそんなに変えていないんですが、このバージョンでBeverlyの表現を聴いてほしいとイメージして歌いました。
 
──これだけの有名曲をカバーするにあたって、自分の色を出すために心がけたのはどういうことですか?
 
Beverly 私はホイットニーのマネができるぐらい好きなんですけど(笑)、やっぱりホイットニーの歌声とBeverlyの歌声は違うから、それだけでも自分のバージョンになると思います。あとはアドリブを入れたり、歌い方も少し変えているところがあるので、そういうところでBeverlyを感じてもらえたらうれしいです。
 

──次は「Just The Two of Us」。これも1980年なので、けっこう古い曲ですよね。

Beverly そうですよね。この曲はもともとリラックスした雰囲気の明るい曲で、カフェにいて流れてきたら本当にピッタリですよね。私も大好きな曲だから、これもBeverlyのバージョンにできたのがうれしいですね。たくさんの方に聴いてほしいなと思います。
 

──最後が「All I Ask」。この中では一番最近の2015年、アデルの曲ですね。静かな曲調ですが、ボーカルは歌い上げるという。
 
Beverly 私にとっては、この5曲の中で一番歌いやすい曲でした。これもカラオケでよく歌っていて、皆さんから一番リクエストされるのがこの曲なんです(笑)。私と同じフィリピン系のブルーノ・マーズが作った曲なので、ちゃんと歌いたいなと思っていて、自分のバージョンにしました。

──今回の企画は5曲ですが、もっといろいろなカバーをやっていきたいと思えましたか?
 
Beverly そうですね。私は毎月、YouTubeライブをやってるんですけど、前々から「カバーを歌わせてください」って言ってたんですね。カバーが好きで、自分のバージョンをみんなに聴いてほしいと思っているので。できればいつまでもやっていたいです。いつかはカバーアルバムも出してみたいし、配信でももっと歌いたいですね。
 
 
「YOSHIKI CLASSICAL」ワールドツアーの経験、そして年末のワンマンは……
 


 
──さて、昨年は大きな話題として、「YOSHIKI CLASSICAL」ワールドツアーがありました。これはBeverlyさんにとって、すごく大きな経験になったのでは?
 
Beverly 本当に大きいですね。YOSHIKIさんとご一緒できたことがすごいことですし、ロンドンのロイヤル・アルバートホールとか、ニューヨークのカーネギーホールとか、世界の大きなホールで歌えたこともうれしかったです。なかなかない機会なので、すごくうれしかったですけど、すごく緊張もしました(笑)。しかもお客さんはみんなYOSHIKIさんのファンで、私が歌う曲もみんな私以上に知っているから、しっかり歌わないといけなくて。でも、忘れられない思い出がたくさんできましたね。オーケストラの皆さんとか、たくさんのミュージシャンと一緒にツアーを回れて、それもめちゃくちゃアメイジングな経験になりました。
 
──2年前は小室哲哉さんの楽曲を歌ったこともありました。そしてYOSHIKIさんと、なかなかない大物との縁がいろいろとできて、いいですね。
 
Beverly 本当にそう思います。小室さんやYOSHIKIさんが「Beverlyの歌はヤバいよ」って言ってくださったりするんですけど、「そんなそんな!」って(笑)。ただ、そういう方たちの名曲を歌うことになるので、まずはコミュニケーションをしっかり取って、「どう歌ってほしいか」を確認してから歌うようにしていました。本当に忘れられない経験だし、すごく勉強にもなりました。
 
──ですよね。
 
Beverly 小室さんのファン、YOSHIKIさんのファン、そして私のファンの皆さん、それぞれがそれぞれのBeverlyを見ていると思うんですよね。それも私にとってプラスになるので、本当に感謝しています。
 
──また、この夏のトピックとしては「Wヒーロー夏祭り」にも出演されていましたよね。ステージでは仮面ライダーとも共演されていましたが、そういうイベントで歌うのはいかがですか?
 

Beverly 楽しいです! 仮面ライダーの皆さんはサプライズの登場なので、ファンの皆さんが本当にメチャクチャ喜んでくれました。そういうリアクション、皆さんの笑顔を見ると、「私は本当に歌が好きだな」と思って、うれしくなるんですよね。でもそれも、仮面ライダーのファンの皆さんのおかげだし、仮面ライダー・シリーズに関わる皆さんのおかげだと思っています。
 
──Beverlyさんが主題歌を歌った『仮面ライダービルド』は2017年の作品なので、もうけっこう時間が経ってますよね。それが今でもこういう機会があるというのはいいことですね。
 
Beverly
 ファンの方からは「ビルドのお姉さん」って呼ばれたりするんですよ(笑)。それも、とてもいい曲をもらったからですね。
 
──そして12月28日にはZepp DiverCityで「Beverly LIVE 2024 ~年末総決算!! 歌い尽くし祭~」が開催されます。具体的な内容はまだ先だと思いますが、どういうライブにしたいですか?
 
Beverly 今年最後のワンマンライブなので、100%のBeverlyを見せたいです。先ほど出たように、小室さんのライブでBeverlyを見た人、YOSHIKIさんのライブでBeverlyを見た人たちは、たぶん「本当のBeverlyはどれ?」と思っていると思います。そういう人たちも、この今年最後のワンマンで100%のBeverly、「これが本当のBeverlyです」というものを見せたいと思っています。勉強になったことがたくさんあるので、それもプラスにして「大人になったBeverly」を見せたいです。
 
──「歌い尽くし祭」というサブタイトルが楽しそうですね。
 
Beverly 私はいつも全力で歌い尽くしますし、「祭」ってにぎやかなイメージですよね。2024年が終わる前に、にぎやかなお祭りにしたいなと思ってつけたタイトルです。曲数もけっこう多くなりそうですし、細かいコンセプトは抜きで、とにかく歌い尽くします(笑)。会場も大きいので、激しいBeverlyとかディーバのBeverlyとか、いろんな姿が見せられると思います。あと、この日は生バンドが入るんですよ。
 
──おお! それは楽しみですね。
 
Beverly 私も生バンドで歌うのはすごく好きですし、テンションが上がりますよね。いつも一緒に演奏してくれているメンバーだから、みんなでにぎやかにやりたいです。生だとドラムのビートとかギターのアドリブ、ピアノのニュアンスもその場で聞こえるので、みんなで爆発するようなライブにしたいですね(笑)。
 
──今年後半はそのライブに向けてという形になるかと思いますが、それ以外では、これからどうしていきたいですか?
 
Beverly このペースで続けていきたいですね。曲を作ってリリースしたり、いろんなイベントに出たり、大きな会場でもやりたいです。1回……本当は100回ぐらいやりたいですけどね(笑)。このペースを続けていって、たくさんの人に曲を届けたいです。カバー曲もそうだし、オリジナル曲も。
 
──その中で活動のスケールが大きくなっていけばという感じですね。ありがとうございました!
 
 

撮影 岡見 高秀


「Love Unlimited」
2024.09.25 デジタルリリース

Beverly LIVE 2024 ~年末総決算!! 歌い尽くし祭~

2024年12月28日(土) Zepp DiverCity(TOKYO)

【一般発売】
mu-mo TICKET:http://r.y-tickets.jp/beverly2401
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/beverly/ ※ファミリーチケットの取り扱いはございません。
イープラス:https://eplus.jp/beverly/
ローソンチケット:https://l-tike.com/beverly1228/

【Beverly公式サイト】
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記事情報

高崎計三

ライター

高崎計三

1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。