前回に続き、LIVESTARで行われた「avex portal掲載権獲得イベント」で見事勝ち抜いたライバーさんたちのインタビューをお届けします。今回はBブロック1位の「きゅみ」さん。前回に続く2連覇ですが、何と前回の記事をきっかけに世界が大きく変わったとか。その内容とは?
ボートレースの話がきっかけで、TV番組にレギュラー出演も!
──Bブロック1位、しかも前回から唯一の連覇ということで、おめでとうございます!
(https://avexnet.jp/column/detail.php?id=1000613)
きゅみ ありがとうございます!
──前回やって、もう勝ち方が分かったということですか?
きゅみ いえ……前回エイベックスさんに来させてもらって、絶対また「avex portal」さんに出たいとは思って。それまではTik Tok配信とかもほぼやってなくて、1週間に1回あればいい方って感じだったんですけど、このイベントの時だけすごく詰めてやって、「みんな、やるよ!」って感じで頑張って、その時にまとめて皆さんに応援してもらったって感じです。
──前回登場していただいた記事の反響はありましたか?
きゅみ ありました! あれがきっかけで、ボートレースの番組出演が始まったんですよ。
──おお! すごいじゃないですか!
きゅみ そうなんです! 関西のサンテレビっていう局の「ボートの時間!」って番組なんですけど、レギュラー出演させてもらえるようになって。それからBOAT RACE多摩川さんの公式YouTubeで予想配信もさせていただいてて、他にも大阪のBOAT RACE住之江の予想会とか、MCのお仕事もいろいろいただけるようになりました。
──そんなに! では、すごい効果があったんですね。
きゅみ はい、メッチャありました! もう、生活もメチャクチャ変わって、ちょっと忙しくなりました。関西と関東のボートレース場でお仕事をいただいていて、両方を行き来しているので、月によっては3分の2は東京にいたりすることもあります。なので、「どっちに住もうか」みたいな状況になってるんです。
──それは素晴らしい!
きゅみ 本当におかげさまでした! ありがとうございます!
──あの時はほぼほぼボートレースの話を熱くしてましたからね(笑)。それをほとんどノーカットで掲載しましたし。
きゅみ リスナーさんからも「ボートレースの話しかしてないじゃん!」って言われました(笑)。あれを読んでボート好きの方も新しく来てくださったりしたので、すごくうれしかったです。
──では、配信にさらに力が入ってるんですか?
きゅみ ただ、最近は配信に使える時間が少なくなってて……。
──ああ、移動も多いですしね。
きゅみ そうなんです。なので、これからどうしようかなという感じで。一応、関西を拠点にしていこうとは考えてるんですけどね。
──ホントにすごい変化ですね!
きゅみ ホント、ここまでとは思ってませんでした。オーディションとかも受かると思ってなかったので、LIVESTAR以外のタレント事務所とかには所属してなかったんですよ。でもどこかに所属していないとオーディションが受けられないということで、事務所を探して契約して応募してもらったら、受かったみたいな。
──そんな環境の変化に伴って、配信の内容にも変化があったりしましたか?
きゅみ メッチャありました。正直、今はギターの練習の時間もないですし、弦を替える時間もないので、歌はカラオケ配信に切り替えました。あとはこういうイベントに出る前に詰めてやって、「頑張るよ!」みたいな感じになったんで、以前みたいに毎日やれてないですし。だからリスナーさんたちとも、配信よりはボートレースのイベントとかで生で会う機会の方が多くなったかもしれません。配信はこれからも続けていきたいですけどね。
──では、配信のモチベーションも変わってきたのでは?
きゅみ 変わりましたね。以前は歌だけだったのでプレッシャーもあったし、気が重い時もあったんですけど、今は軽~く「ハイ、やりま~す!」みたいな感じで。時間も定時じゃないですけど、逆に回数が減ったことによって、1回あたりの配信に来てくれるリスナーさんも増えたので、かえってよかったのかなとも思ってます。
──しかし、前回のインタビューでは「ボートレースに関連するお仕事ができたら」って言ってましたよね。それが本当に叶うとは!
きゅみ 本当に、私もそう思います。次はボートレース場の主題歌とか、ボートレースに関連する曲が歌えたらいいなと思ってて。
──それも、そのうち叶っちゃうんじゃないですか(笑)。現時点でも十分「ボートレース・ドリーム」ですけど、まだまだ広がりそうですよね。
きゅみ そうなったらいいなと思ってます。お母さんもボートレース好きだから、「メッチャいいじゃん!」って喜んでくれてますし。
──生活の中に占めるボートレースの割合も、かなり高くなってるんじゃないですか?
きゅみ そうですね。毎日レースを見てますし、ボートレース場のお客さんの間でも「◆◆のレース場では●●選手が勝ったね」という話題が飛び交うので、他のレースもいつも見てないといけないですし。
ボートレースの歌も歌いたい! 大きなステージで歌えるまでになりたい!
──先ほど言われていた予想配信というのは?
きゅみ 朝9時から18時まで、12レースの予想をしているので、喉を枯らしながらやってます。多摩川さんでは元バニラビーンズのレナさんと、ユル~くやらせてもらってます。
──ああ、レナさんもボートレースのお仕事されてますね。
きゅみ レナさんはバニラビーンズの頃からボートレース場公認アイドルとして活躍されていましたし、本当に大先輩という感じで、「あんな感じになれればいいなあ」と憧れていた方なので、共演させてもらえるのもうれしいですし、ちょっとは近づけたかな?と思ってます。現場もすごく楽しいですし。
──住之江ではどんな感じで?
きゅみ 住之江はMCもやらせていただいているので、基本的に私1人のことが多いですね。選手のトークイベントのMCをやらせていただいたりということもあります。ホントに前回のインタビューの頃までは、たくさん話すというのが不安だったんですけど……。
──それで歌を中心にしているというお話でしたもんね。でも、今はトークの仕事がすごく増えてると。
きゅみ はい。MCの機会も増えたので、おしゃべりの勉強もさせてもらってます。
──でも前回の時点ですでに、ボートレースの話題になると、話が止まらなかったですよね(笑)。
きゅみ ですよね(笑)。ただ、滑舌があまりよろしくなかったし、漢字とかも読めないものがあるので、ニュース原稿をたくさんコピーしてもらって練習したり、声を出す練習とかもしてます。それから人前に出てお話しするのは、やっぱり実際にやらないと慣れていかないので、レッスンもたくさん受けています。
──頑張ってるんですね。
きゅみ MCのレッスンでは、全然分かってないテイで全部話を振ろうと心がけてやってます。自分が下がって相手を引き立てるということを、そこですごく学びました。それに関西弁が出ちゃうので、標準語に直す練習もしたり。「『メッチャ』とか使っちゃダメよ!」って言われるので気をつけてるんですけど、それはまだ出ちゃいますね(笑)。
──関西弁も個性になって、いいかなと思いますけどね。
きゅみ サンテレビの番組とか住之江さんのイベントはそれでもいいと思うんですけど、多摩川さんとか関東のお仕事になったら、やっぱり標準語の方がいいかなと思って。でも、家では関西弁を使わないと、親に「キモい」って言われちゃうんですよ(笑)。東京に出てきたら標準語にしてます。
──いろいろ複雑だ(笑)。
きゅみ でもいろいろ環境が変わって、一度は燃え尽き症候群みたいになりかけた時期もあったんです。ボート関係のお仕事は、決まったり収録したりしても1ヵ月ぐらい言えないことも多くて、配信でリスナーさんに言うこともできないし……正直、「もう配信は……」とも思ったんですけど、テレビとかYouTubeのお仕事をさせてもらうと、「やっぱり私は歌が好きだな」と思って、歌に戻ってきちゃいましたね。
──ボート関連から配信に来てくれる人も増えたという話でしたよね。
きゅみ はい。そういう人たちは私の歌を聴いて「あ、予想だけじゃないんだ」と思ってくれるし、逆に歌だけ聴きに来てくれてた人たちは「歌だけじゃないんだ」と思ってくれるので、相乗効果でいいのかなと思うようになりました。
──両方あるのが、強みになってるんですね。配信に関して、これからやりたいことは?
きゅみ Tik Tokの方で、音楽イベントが月イチぐらいで開催されているので、そこで一番を取りたいと思ってます。Tik Tok配信の方では以前より知名度も落ちてしまったので、頑張ろうかなと。リスナーさんたちには「楽しくやります」とは言ってるんですけど、負けず嫌いだしプライドも高い方だと思うので、「絶対負けない!」という気持ちを持って、1位を目指してやっていきたいですね。
──配信以外での目標は?
きゅみ さっきも出たんですけど、ボートレース関連の主題歌とかですね。大きい舞台で歌えるぐらいにまでなりたいので、今はどこからでも、少しずつ皆さんに知ってもらえればと思ってます。
──そこはやっぱり歌なんですね。
きゅみ そうですね。最終的には歌で上に行きたいので、そこで頑張りたいと思っています。
──今、ボートレースのCMがよくTVで流れてますが……。
きゅみ あのCMソングとかやらせていただけたら最高ですよね! 2年ぐらいにどうにか……。
──野望が広がってますね(笑)。
きゅみ はい(笑)。私の場合、本当にボートレースが好きという強みもあると思うので。私の場合、お母さんへのプライドみたいなものもあるんですよ。
──というと?
きゅみ お母さんは「気楽にやっといで~!」っていう感じの人なんですよ。そんなお母さんが好きなんですけど、私自身は負けず嫌いなので、「ボートレースでも仕事もらって上に行くから!」って思って。直接は「うん、気楽にやってくる!」って言ってるんですけど、心の中では「絶対取る!」って思ってて、やっぱり負けず嫌いなんですかね(笑)。
──そうみたいですね(笑)。それもやっぱり、思ってたことが実現し始めて、願望がより具体的になってきたからなんでしょうし。
きゅみ はい。ボートレースのお仕事と、配信とTik Tok、どちらも頑張っていけたらと思っています。
──頑張ってください! ありがとうございました!
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ライター
高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。