12月21日にミニアルバム『超絶☆HAPPY ~ミンナニサチアレ!!!!!~』をリリースしたSUPER☆GiRLS。この作品は(意外なことに)グループ初のミニアルバムというだけでなく、3期の長尾しおりさん、4期の金澤有希さん、樋口なづなさんの12月末での卒業を控えた最後の作品ということにもなります。このミニアルバム、卒業への気持ち、そして12月29日に品川で行われるライブのことなどについて、長尾さんと萩田帆風さんのお2人に伺いました!
冬に発売だけど最初から夏曲連発で飛ばす!
──今作のタイトルは『超絶☆HAPPY ~ミンナニサチアレ!!!!!~』。こんなにハッピーそうなタイトルないですよね(笑)。それとミニアルバムが初めてというのが、ちょっと意外でした。
長尾しおり そうなんですよ! SUPER☆GiRLSは長く活動させていただいてるんですけど、ミニアルバムというものは出したことがなくて、今回、5章最後の作品になるんですけども、それが初めてのこの形になりました。
──さっそく収録曲についてお聞きしたいんですが、1曲目の「Welcome to🖤S☆G Show!! VI」はオープニングテーマ的な曲で、続く「WELCOME☆夏空ピース!!!!!」は2021年の夏曲ですね。楽曲自体についてはリリース時にインタビューさせていただいていますが、この曲が出た頃の思い出というと?
長尾 萩ちゃんがこの曲で加入してきてくれたので、デビュー曲になるんですけど、私的にはここから5章が始まったというイメージが強い楽曲ですね。
萩田帆風 私はMVを撮ったのが初めてで、はじめは緊張してたんですけど、その日はすっごい晴天で。先輩たちとちゃんと話したのも、その日が初めてだったのかな?
長尾 どうだったかな? 少なくとも会うのが何回目かっていうような状況で……
萩田 スケジュールもタイトだったんですよね。
長尾 そうそう。振り落としとかもあってタイトな中で、何度かしか顔を合わせてない中で制作が進むっていう感じで。
萩田 私としてはその日にいろんな先輩とお話できたので、その印象がすごく強いです。メチャメチャ忙しかったんですけど、楽しかったですね。そういう思い出がある曲です。
──続く「Summer Lemon」は今年の夏曲ですね。12月下旬の発売で、いきなり夏曲がボンボン!と続くという。
長尾 そうですね(笑)。やっぱりスパガといえば夏で、私たちグループとしても大切にしているシーズンでもあるので、このミニアルバムを通してスパガらしさみたいなものが詰まってるんじゃないかなと思います。
──これも楽曲自体のことはリリース時にお聞きしました。ちょうど前の曲から1年が経過しているわけなんですが、長尾さんから見て、この曲までで5期メンバーが成長したところというと?
長尾 萩ちゃん以外の他の5期メンバー2人は私よりも年下だったので、いろんな意味で成長期なんだろうなと思ってたんですよ。顔つきとかも含めて。萩ちゃんは入った時から“完成形”だったので……
萩田 いやぁ~!(照)
長尾 そう思ってたから、入ってきたばかりの時は「成長」とかってイメージしてなかったんですよ。でも一緒に活動して、今、改めて振り返ってみると、歌とか踊りとかアイドルらしさ、ファンの方との関わり方とか、いろんな部分で成長を感じますね。上からみたいで申し訳ないですけど(笑)。
萩田 いやいや、ありがとうございます! うれしいです(笑)。
──こんな間近から褒められることも、あまりないでしょうからね。
萩田 ホントに!(笑)
長尾 楽屋に一緒にいて、「●●ちゃん成長したよね~!」とか言う機会はないですからね(笑)。私も照れちゃう(笑)。
──インタビューの場だからこそということで(笑)。萩田さん自身は、自分の成長を実感する部分は?
萩田 はじめはアイドルに関して分からないことだらけで、この期間を通して先輩たちの姿を見て勉強させてもらいました。なので自分としても、入った当初よりはアイドルとして踊り方とかもちょっと成長できたかなと思いますね。やっぱりパフォーマンスの部分で先輩から学ぶことが多かったので。まだまだなんですけどね。
──入った当初、一番戸惑ったことって何でしたか?
萩田 アイドルって「“かわいい”が正義」というか、かわいいに越したことはないじゃないですか。そういうアイドルっぽい仕草とかをそれまで考えたことがなかったので、パフォーマンス中の表情とかも含めて、どうしたらアイドルっぽくかわいいと思ってもらえるのか、などすごく学びましたね。踊り方も、アイドルの踊り方ってあるじゃないですか。言葉にするのは難しいんですけど、かわいらしく見せる踊り方というか。そういう見せ方については、自分の中で手探り状態でしたね。
──そこで長尾さんというお手本が。
萩田 ホントにそうです。
長尾 いやいや!(笑)
萩田 先輩たちはみんなそれぞれタイプが違っていて、しおりちゃんだとエモさというか、大人っぽくもあり、でもかわいい、みたいな。一つ一つの動作がすごく勉強になりました。恥ずかしい!(笑)。
長尾 私も恥ずかしい(笑)。
萩田 先輩一人一人が全然違うので、いろんな先輩のパフォーマンスを見て学びました。
──なるほど。ではこの「Summer Lemon」での思い出は?
長尾 「WELCOME☆夏空ピース!!!!!」の頃はまだコロナ禍の時期で、対バンライブとかで他のグループのお客さんに曲をお見せできる機会があまりなかったんですけど、今年の「Summer Lemon」の頃になるとだんだん対バンライブとかフェスとかも増えてきて、いろんなアイドルグループのファンの方に「スパガの今年の夏曲はこれです!」っていうのを見せられた1曲になったんじゃないかなと思ってます。
3期コンビ最後のダブルセンター曲「キミニサチアレ!!」
──4曲目からは新曲ですね。「キミニサチアレ!!」はリード曲でもあり、阿部夢梨さんと長尾さんのダブルセンターということで。
長尾 そうなんです! 同期の阿部夢梨ちゃんとダブルセンターなんですけど、私にとっては最後のリード曲ということにもなるので、思い入れは深いですね。それに、私がデビューした「ラブサマ!!!」という楽曲と同じ多田慎也さんが久しぶりに作詞・作曲をしてくださっているので、そういった意味でもエモいというか、6年半前にデビューした時の気持ちだったり、今までの成長だったり、いろんなものをファンの皆さんにお届けできる作品になってるんじゃないかと思います。
──この曲はまさにディスコ・チューンですよね。お2人にとってディスコというと?
長尾 スパガとしては3期の時に「恋☆煌メケーション!!!」というディスコ・チューンがあるんですけど、その曲の制作を通して初めて「ディスコってこんな感じなんだ!」というのを知った感じでしたね。それがもう一回来た!みたいな。
萩田 2度目なんだ!
長尾 そう、今までは「ディスコといえば『恋キラ』」だったんですけど、そこに「キミニサチアレ!!」が加わりました(笑)。
萩田 私はディスコっていうものを感じたことがなかったので、イメージ的にフェスとかで盛り上がるような感じなのかなと勝手に想像してたんですよ。で、『恋キラ』のMVを見て「あ、これがディスコなんだ!」と私も感じて、みんなでワイワイ盛り上がるイメージはありましたね。
──それこそMVもディスコそのもので。
長尾 今回は振り付けもかなりマネしやすいものになっていて、親指と人差し指でL字を作るポーズがいっぱい出てくるんですけど、ライブではファンの方とも一緒にディスコのように盛り上がれるんじゃないかなと思います。
萩田 本当にキャッチーですよね。
長尾 それこそサビを1回聴いたら2回目からはマネできるような、それぐらい一緒に踊れる感じになってるんじゃないかなと思います。
萩田 私にとっては初めてのディスコ・チューンなんですけど、夏曲とはガラッと変わってて、個人的に室内だけでMV撮影するのが初めてだったんですよ。
長尾 あーっ、そうか!
萩田 そうなんですよ。夏曲は屋外でも撮るじゃないですか。それも初めてで新鮮でしたし、楽しいだけじゃなくてちょっとシュールな感じもあったし、ダンスがメインのMVも初体験だったので、新鮮でした。
──この曲は歌詞も「楽しもう!」という雰囲気が満載ですが、この歌詞の中で好きなフレーズは?
長尾 私は「ハッピーでラッキーな Ending 描いて」というところですね。
萩田 あーっ! 一緒!
長尾 一緒だった? それまでの歌詞は「叫べよ Yeah!! Yeah!! Yeah!!」とかはっちゃけてる歌詞が並んでる中、この部分で私たちメンバーそれぞれの気持ちだったり、ファンの方が今の5章に対して思ってくださってる気持ちだったり、いろんな思いがここにギュッと詰まってるなと思うんですよね。ここの部分でハッとさせられるというか。全体的に楽しいんだけど、ここでグッとくるなと思いました。
──最後の最後でサラッとこれが来るところが。
長尾 やられちゃいますよね!(笑)
萩田 リズム感もいいですよね。クセになるというか。そしたら私は、「次のドアを開けて 進み始めた君に幸あれ!!」というところが好きです。この部分は手でハートを作る振り付けになっていて、全てにハッピーが詰め込まれている感じになっていて。この歌詞割りもしおりちゃんと夢梨ちゃんのどんどん盛り上がっていく感じが個人的にすごく好きな場面なので、振りも歌詞も「幸あれ!!」というところがよく伝わるかなと思って、好きな部分ですね。
ドキドキ! 萩田帆風、初のセンター曲「青春のHONEY」!
──で、次がいよいよ……
萩田 はい(笑)。
──萩田さんの記念すべき初センター曲ですね。「青春のHONEY」。
萩田 「Summer Lemon」の頃には想像もしなかったですね(笑)。でもはじめはセンターって決まってたわけじゃなくて、テストみたいなのがあったんですよ。それで難しそうだったらやめる、みたいな。でも「頑張れるかな?」って言われたら「ハイ、頑張ります!」しかないじゃないですか。それでオーディションみたいなのがあったので、「チャンスだけど、掴めるかどうかは分からない」という状態でした。
──それを見事に掴んだわけですね。
萩田 はい、何とか(笑)。昨日のリリイベで初披露だったんですけど、メッチャ緊張しすぎて記憶なくしそうでした!(笑)
長尾 えっ、そうだったの? ライブ前の様子とか見てもすごくリラックスした感じで、「この人、緊張してるとか言ってるけど、全然そんなことないよ!」と思ってたんです(笑)。
萩田 あの時、ちょっとふざけてて(笑)。
長尾 「ふざけてる余裕あるんだ!」と思って(笑)。
萩田 でもホントにメッチャ緊張してましたよ! 歌唱力とかはまだまだ全然先輩には及ばないので、足を引っ張らないようにという気持ちの方が大きかったです。
──ふざけることで、あえて緊張していることを隠そうとしたとか?
萩田 そうなんです! 隠そうと思って!
長尾 緊張しいなのは知ってたんですよ。でもそうは見えなくて、「大事な時にふざけるタイプなんだな」と思って(笑)。
──レコーディングでも緊張したと思いますが、ステージで歌ってみていかがでしたか?
萩田 センターの曲は初めてなので、特別な曲だなと改めて思いましたね。でもやっぱり初めてステージ上で歌ってみて、もっと自分のものにしなきゃいけないなと思いましたし、足を引っ張らないようにしないとなって、気合いが入りました。
長尾 もちろんミックスされた音源とかも聴いていたので、萩ちゃんがどんな感じで歌ってたのかとかは分かってたんですけど、生で聴くのと音源で聴くのは違うじゃないですか。だから「生だとどんな感じなんだろうな」っていうのを楽しみにしてたんですけど、定点カメラで撮ったそのステージの映像をいただいたのを見返したら、「メッチャ練習してきたんだなあ~」っていうのが超伝わって!
萩田 えーっ、ホントに?
長尾 いや、超伝わったよ! メッチャ練習したんだろうなって! 私、好きなところあるよ!
萩田 何~? 恥ずかしい~!
長尾 (歌う)「♪君とその蜜を」の「を」のところ!
萩田 あー、ありがとうございます! 自分で言うのも何だけど、メチャメチャ練習しました!(笑)
長尾 そうだよね! ここが私の好きポイントです!
萩田 (手を叩きながら)いやー、うれしい!
──伝わってたんですね。この歌詞は冒頭に「青春を奪われた」とあって「何なんだろう?」と思ったら、コロナ禍のことを歌ってるわけで、けっこう深い歌詞ですよね。
萩田 深いんですよ! 聴けば聴くほど、深い歌詞なんだなというのが分かって。センターをいただいたのはうれしいんですけど、もっともっとこの曲の魅力を伝えられるように頑張らないとなと思ってます。
──これからたくさん歌うことになるでしょうからね。
長尾 楽しみです! どんな楽曲でも、初披露したところからだんだんファンの皆さんにも染み込んでいくし、私たちの中にも生歌で何回も披露することによって気持ちが乗っかってきたり馴染んでくる部分があるので、曲が育っていくんですよね。だからこの曲もどんな風に育っていくのか、楽しみです。一番近くで見届けられるのは今年いっぱいになっちゃうんですけどね。
──自分の加入時を思い出したりは?
長尾 私はアイドルになりたての頃、12歳だったので、環境の変化とかに追いつけない自分がいたんですね。だから余計に萩ちゃんのガムシャラに頑張ってる感じとか、すごいなって思うんですよ。私にはできなかった部分を持っていると思うので。
萩田 いや、12歳で入ってこの仕事をするのがすごいですよ!
長尾 いやいや!(笑)
萩田 想像できないぐらい大変だったと思います。
長尾 私の時は、いろんなことを経ていただいた楽曲だったので、多くのことがありすぎて、いろんな気持ちになりました。だから一言で伝えるのは難しいですけど、萩ちゃんがこれからも楽しくやってくれたらいいなと思います。
萩田 今はメッチャ楽しんでますからね。むしろ素で楽しみ過ぎてるかな、みたいな(笑)。楽屋でも……
長尾 あ、楽屋ではメッチャ楽しんでますよ(笑)。
萩田 (笑)すごく楽しませてもらってて、先輩みんな優しいから、うるさくしても怒られなくて。そういう面ではホントに自分らしくいさせてもらってるなって思ってます。ありがとうございます!
長尾 全然だよ!
みんなのいろんな思いが詰まった「SAY HELLO!SAY GOODBYE!」。そしてライブは……
──さて、6曲目の「SAY HELLO!SAY GOODBYE!」なんですが……言い方は悪いですが、イントロからズルいですよね。しんみりさせられちゃって。
長尾 そうですよね! この曲の歌詞は、メンバー全員がスタッフさんたちと会議室に集まって、「みんなはファンの方に対してどんな想いを伝えたいですか?」と聞かれて。一人ずつ意見を言っていく感じで出したものを、歌詞にまとめていただきました。
──歌詞の形になった時には、どう思いましたか?
長尾 何だろうな……(萩田に)どうだった?
萩田 歌詞の中に、1章からの曲名とかフレーズが隠れていて、歴史を改めて感じました。歌っていてすごく切ない気持ちになるんですよね。暗い曲ではないですけど、グッとくる感じがすごくありましたね。
長尾 自分が伝えたいこととかをヒアリングしていただいて、そこで出たワードとかが入っているので、仮歌をもらった時に「本当に入ってる……!」と思って、鳥肌が立つような感覚がありました。
──このミニアルバムの中でもラストの曲ですし、5章の最後の作品という形になります。だから歌ってる皆さんも聴く人たちも、いろんな思いが溢れてきますよね。
長尾 そうですね。この歌を披露した時に「感動して泣いちゃった」という感想もいただきました。私たちも2番のAメロの歌詞で「あの日から今日まで私を 知っててくれて ねぇ ありがとう」というところとか、私たちが本当にファンの皆さんに対してお伝えしたい気持ちが入っているので、歌っている時も自然と気持ちがこもってしまうというか、そんな歌だと思います。
──萩田さんはまた違う気持ちがありますよね。
萩田 私にとってこの歌詞は卒業されていく先輩たちへのメッセージでもあり、ファンの皆さんへのメッセージでもあり、自分たちの気持ちを込めたところでもあるので……うーん、何て言ったらいいんだろう……本当に、歌詞の重さを感じます。
──たぶん誰もが今の萩田さんみたいに、「何て言ったらいいんだろう……」ってなる歌ですよね。何かが確実にあるんだけど、それをハッキリ言葉で表すのは難しいというか。
萩田 先輩たちと一緒にいられる時間ももうすぐ終わりなんだなっていうのも、この歌を歌ってると特によぎるんですよね。寂しいというか……「もう少しなんだな」というのを歌うたびに実感します。
──実際に長尾さんと金澤有希さん、樋口なづなさんは12月末での卒業が迫ってきて、だんだんと思いが募ってきたところなのでは?
長尾 そういう意味で言うと、最後のレコーディング、最後のMV撮影だったりとか、「最後の●●」というのが増えてきて、昨日は「最後の新曲披露」だったんですよ。「これでこの経験をするのは最後なんだな」という機会が増えてきて、「ああ、もうこれをするのは二度とないんだ……」とか思って、「最後の●●」が増えるたびに、ちょっとずつその実感が蓄積されて言ってるんじゃないかなって思います。
──10月にソロライブがあって、11月12日には生誕ライブもありました。それも「最後の」とつくわけで。
長尾 そうですね。ただ卒業発表をした後にソロライブをやらせてもらったりとか、皆さんに「これが最後だ」と思ってお誕生日をお祝いしてもらったりとか、すごく恵まれたタイミングだったんだなあと思います。
──残るメンバーは、卒業した後を安心して任せられるメンバーになりましたか?
長尾 えーっ、本当になってると思いますよ!
萩田 いやいや、全っ然そんなことないです!
長尾 いやいやいや、なってると思います! 5期の子たちも、加入した頃よりもすごくアイドル力、パフォーマンス力が向上してるなというのを毎回ステージに立つたびに感じているので、これからもみんなが成長していってほしいなと思いますね。アイドルって、ファンの方たちにとっては成長を見ることがたぶん一番うれしかったりすると思うので、そういう楽しさをまだまだファンの方たちにお届けしていってほしいなあと思うし、それを私も見守りたいなって思います。
──一番の思い出を、あえて一つだけ挙げるとすれば?
長尾 一つ! えーっ、難しい……。あ、でも決めました! やっぱり加入した時のライブです。
──おおーっ!
長尾 私は2016年6月25日に、TOKYO DOME CITY HALLでお披露目されたメンバーの1人なんですけど、やっぱり当時のこととかは私にとっては大きすぎたんですよ。ステージもそうですし、他の先輩方もメチャクチャ大人に見えていて、何もかもが自分にとっては大きすぎると捉えていたんです。その時の気持ちだったり、東京に出てきての不安だったりとか、いろんな思いを背負っていたので、その意味でも一番の思い出かなと思います。
──その時の自分を考えたら、やっぱり大きく成長しましたよね。
長尾 何しろ加入したときは12歳だったので(笑)身長とかも10cm以上伸びてるし、アイドルとして成長したなと思っていただけてたらもちろんうれしいんですけど、顔つきだったりとか、背丈とか、全てが成長期という過程をアイドルとして過ごさせていただいたので、ファンの方にはいろんな意味での成長を見ていただいた6年半になったんじゃないかと思います。
──また萩田さんとしては、日々活動を共にしつつ先輩を送り出すというのは初めてになりますよね? その気持ちというのは?
萩田 やっぱり先輩たちが「最後の●●」と言うたびに、「ああ、もうMVを一緒に撮ることはできないのか」とか、そういうのをジワジワ実感するんですよね。12月末のライブで最後になるんですけど、「大丈夫かな?」って自分で思います。自分が入るタイミングで先輩が卒業されるのは見ていたんですけど、自分と一緒に活動していた先輩たちが卒業していくのは初めてなので、12月末が近づくたびに、実感が強くなっています。その日が来るのはイヤです。
長尾 泣いてくれるの?(笑)
萩田 たぶん泣くよ~!
長尾 え、ウソ、ホントに!?
萩田 寂しいのに笑ってたら怖くないですか?(笑)
長尾 それは怖い!(笑)
萩田 今でも「SAY HELLO!SAY GOODBYE!」とか歌ってたらギュッてなるもん。
──その極めつけが、12月29日の品川インターシティホールでのライブですよね。1部が「SUPER☆GiRLS 12th Anniversary ~MEMORY UP↑DATE~」、2部が「SUPER☆GiRLS 青春の卒業式 ~ミンナニサチアレ!!~」ということで。
長尾 そうですね。その日は1部と2部ではかなり構成の違うライブになるんですけど、「SUPER☆GiRLSが好きな人」にももちろんエモさを感じてもらえると思いますし、「iDOL Street」というレーベルが好きな方にもエモくもらってもらえると思いますし、もちろん「今の5章のメンバーが好き」という方にもエモく思ってもらえるんじゃないかなと思うので、すごくいろんな意味合いが詰まった1日になると思います。
──すごくキッチリと見どころをまとめていただきました(笑)。ではあえて、萩田さんには「当日、私のここを見て!」というところを……
萩田 いやいや! そんな大切な日に「私を見て」じゃないですよね(笑)。でも、どうかなあ……それまでに、しおりちゃんも含めて先輩方のアイドルパフォーマンスを盗んでおきたいなと思っているので、スパガらしさをしっかり見せて、ファンの方たちにも安心してもらえるようなパフォーマンスをしたいなと思っています。
長尾 楽しみ!
萩田 ……ヤバッ!(笑) 頑張ります!
『超絶☆HAPPY ~ミンナニサチアレ!!!!!~』
2022.12.21 ON SALE
1部 「SUPER☆GiRLS 12th Anniversary ~MEMORY UP↑DATE~」
2部 「SUPER☆GiRLS 青春の卒業式 ~ミンナニサチアレ!!~」
☆公演日時:2022年12月29日(木)
1部:開場13:30 / 開演14:15
2部:開場17:30 / 開演18:15
※竹内ななみは活動休止中の為、欠席となります。
☆会場:品川インターシティホール
(東京都港区港南2-15-4品川インターシティホール棟)
☆チケット料金(各部)
全席指定:7,500円(税込)
※入場時ドリンク代(600円)別途必要
※席種「全席指定」は自治体・会場・主催者のガイドラインに沿って適宜変更する可能性がございます。
尚、変更に伴う払い戻しは受け付けられませんので、ご了承の上、お申込みください。
※年齢制限:3歳以上有料、3歳未満入場不可
※枚数制限 : 1公演2枚まで
※チケット購入時、備考の注意事項をご確認・ご了承の上お申し込みください。
【SUPER☆GiRLS(スパガ) Official Website】
https://supergirls.jp/
【SUPER☆GiRLS twitter】
https://twitter.com/SUPERGiRLS_AMG
【SUPER☆GiRLS Instagram】
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【スパガちゃんねる】
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ライター
高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。