2020年はSUPER☆GiRLSデビューから10周年!
そのすべてが収録された5th ALBUM『超絶★学園~ときめきHighレンジ!!!~』がついに発売!
メンバーに各センター曲についての思いやアルバムタイトルにかけて学生時代の思い出をうかがいました。
インタビューは後編、 坂林佳奈・井上真由子・門林有羽・樋口なづな・松本愛花の登場です。
前編はこちら
https://avexnet.jp/column/detail.php?id=1000337
坂林佳奈
「情熱的な私にピッタリの、燃え上がるような曲です!」
──坂林さんのセンター曲「情熱RUNNER」はもともと陸上部だった経験を下敷きに書かれてますね。
坂林 そうなんです! ロックテイストでメンバーの中でも情熱的な私のイメージを全面にだしてもらって、ほんとに燃え上がるような曲にしてもらいました。振付も走ってるような振りや、ストレッチぽい動きもあったりして、本当に私に合わせて作っていただいて嬉しかったです。
──歌詞で好きな部分はありますか。
坂林 「WE GET YOU☆No.1!!」です。サビの最後に言うんですけど、その時の振り付けが人差し指を上に突き上げるんですけど、最初からファンのみんなもやってくれて本当に嬉しかったですね。その瞬間、わたしはドヤ顔してるので、みなさんもドヤ顔でやってほしいです(笑)。
──MVは雨振る中で踊ったり、運動場や田舎道を走りまくったり、かなり体力使う内容でしたね。
坂林 メンバーにも、どのMVが一番きつかったか聞いたら、やっぱり私のMVがいちばんきつかったって言われました(笑)。雨のダンスシーンとか「台風ですか!」って言いたくなるくらいキツかったです。みんなで「えら呼吸が出来たらどれだけ楽だろうな」って……。
──魚になりたいくらいキツかった!
坂林 でも雨降ることで必死な一体感は出たと想います。『パイレーツ・オブ・カリビアン』しかり『タイタニック』しかり水が出るものは盛り上がるのが本能なんじゃないかと!
──そこと並べますか(笑)。あとタイトルに絡めて学生時代の思い出をうかがいたいんですが。
坂林 学生生活は陸上部で走ってばかりで、その分授業の点数がすごく悪くて。体育と音楽だけは5だったんです。
──ある意味、アイドルになるべくしてなった通知表ですね(笑)。
坂林 国語は実際に社会に出て大事さが身にしみてますね……。漢字読めないのは困るので漢検を勉強してます。学生時代、もうちょっと左脳使っておけば……右脳ばっかり動いちゃって。アイドルになってから左脳をつかうんですよ!
振りを覚えたりするのに必要なんです。
──では最後に「情熱RUNNER」にかけて、坂林さんが最近情熱をかけてることは?
坂林 最近わたしはホタルイカの沖漬けが好きなんですよ。醤油漬けとか炙り、あと味噌の具合とかが店によって味がぜんぜん違うんです。お店に行くたびに写真撮りためてコレクションになってるんです。「アイドルらしくないな~」と思ってるんですけど、やめられないです(笑)。
井上真由子
「MVには『真由子推しが嫉妬しちゃうかも』なシーンも!?」
──井上さんのセンター曲は「夜空にMerryX’mas」、タイトルどおりのクリスマス曲です。
井上 クリスマスソングはスパガ初なので、それをいただけて嬉しいですね。それにセンターは「コングラCHUレーション!!!!」で経験させていただいたのですが、今回も王道のアイドルソングなのでそれも嬉しいですね。
──「コングラCHUレーション!!!!」では新メンバーとして加入していきなりのセンターと、重圧もあったと思います。
井上 かなりプレッシャーでしたね。センターをいただけて嬉しい気持ちが一番なんですけど、普通の大学生がいきなり人前に出るっていうことの厳しさを感じさせられました。でもそのおかげですごく成長させられた1年でした。
──二度目のセンターということで、前とは違う姿を見せられそうですか。
井上 そうですね! 今回元PASSPO☆の槙田紗子さんに振付してもらったんですけど「可愛らしくてファンも真似しやすいのがいい」とお願いしたのもあって、みんなで一緒に踊れる楽しい曲になりました。前のセンターの時は歌と振りで精一杯だったので、今回は自分とお客さんが楽しむことを一番に考えました。だから初披露の動画見たらずっと笑ってましたね(笑)。
──MVもまさにクリスマスパーティ感あふれる内容です。
井上 もうセットも手が込んでて、私服風の衣装も実はメンバーカラーが取り入れられてたり、お菓子とかケーキ食べたりで撮影って感じじゃなかったですね(笑)。あとわたしだけ別の日に撮影があって、そこではメンバーから「真由子推しは嫉妬しちゃうかも~」って言われたシーンがあるので、そこもチェックしてほしいです!
──では今回のアルバムタイトルにかけて、学生生活の思い出を教えてください。
井上 別に反抗的な生徒とかじゃなかったんですけど、授業中ちょっとザワザワすると、わたしの声が目立っちゃうんで「こら井上!」って真っ先に怒られてました。
──ハイトーンだから一発でバレますもんね。
井上 この声に似てるのは(芸人の)クロちゃんさんくらいです(笑)。このお仕事しだしてからはこの声が褒められることも増えたので好きになりました!
──では最後にセンター曲に絡めて「思い出のクリスマスプレゼント」を教えてください。
井上 けっこう小さい頃に、サンタさんが親だと気づいてたんですよ。だから夜に枕元にお父さんがプレゼントを持ってくるのを楽しみに夜ふかししてました(笑)。当時はシルバニアファミリーが大好きでしたね~。
──では今ほしいプレゼントは?
井上 お洋服と……あとはファンの皆さんの愛情ですね!(笑)
門林有羽
「たくさん練習した甲斐があって、涙を流してくださったファンも!」
──門林さんのセンター曲は「Please stay with me」ですね。
門林 ゆっくりしたバラード曲で、歌詞がとてもいいなって思っていて、オーディションの頃からずっと「これからも傍で見守っていてください」ってファンの方に言っていたフレーズがそのまま歌詞に入っていたりしていたんです。
──それは曲作る時にリクエストしてたんですか?
門林 あまりリクエストをしていなかったので、歌詞を見せてもらってびっくりしました!
すごく自分にも突き刺さるし、普段はすごい言葉足らずなんですけど、ファンの方に自分が伝えたい気持ちが全部向こうに映し出されていて、素敵な曲をいただけたなと思いました。
──ゆったりとした曲なので、しっかり歌を聞かせきゃいけないのも大変ですよね。
門林 今までソロパートもそんなに経験がなくて、今回歌い出しにAメロBメロとしっかり歌パートがあって、自分の歌声大丈夫かな?と思ってたくさん練習しました。その効果があったのか、初披露の時はファンの方がこの曲を聞いて涙を流してくださる方もいらっしゃって、ありがたかったですね。ファンの皆さんにも響いてるんだなって。
──MVは門林さんの寝顔から始まったり、見せ場いっぱいです。
門林 そうなんですよ~。2日間に分けて撮影していただいて、1日目はOLの姿で頑張ってる姿を描いていたり、ほぼ初演技だったので戸惑ったりもしましたけど、のりきりました!
──アルバムタイトルにかけて学生生活の思い出について教えてください。
門林 いちばん思い出深いのは、高校3年生の体育祭で、このキャラなんですけど応援団長させていただいて。
──こんな優しい声の人が応援団長なんですか(笑)。
門林 わたしの高校って「ダンス部が団長する」って伝統があって、わたしダンス部だったんでやることになったんです。ダンス部っていっても文化祭の前しか活動しなくて、それ以外は夕日を見て皆でお話しするっていう部活だったんですけど(笑)。
──普段はほとんど活動してなかったんですね。
門林 だから皆をまとめるってことに慣れてなくて、すごい戸惑ったんですけど、いちからダンスを皆に教えて練習したのは青春だったな~っていう良い思い出ですね。今でも夕日を見ると思い出します(笑)。
──最後に、曲にからめての質問なんですが「行きたいあの場所まで」といった歌詞が多いんですが、門林さんが最近行きたい場所は?
門林 最近はマイクロブタに会いに行きたいです! 膝に乗ってくるような人懐こくてかわいいサイズのブタさんを飼ってるカフェとかあるので、そこに遊びに行きたいです!
──樋口さんのセンター曲「White Melody」は今回のセンター曲のプロジェクトのトップバッターでの発表でしたね。
樋口 最初っていうのもあって、この企画がどういう風になっていくのか、しかもセンターも初めてだったので、とにかく緊張っていう気持ちが一番大きくて。でもトップバッターを任されたからには、トップバッターらしくしっかりした姿を見せられればいいなと思いましたね。
──しかも、いつものスパガの曲に比べると、樋口さんの歌声を前に出した王道ポップスという感じですよね。
樋口 こういうゆったりした曲調がすごく好きなので、自分にはすごくぴったりかなと思いました。歌い出しもBメロもサビの中にソロパートもあったりして、とにかく自分の歌をたくさん聞いていただける曲にできるよう、練習はたくさんしましたね。特に歌い出しはディレクターさんのイメージと私の中のイメージを合わせるために何度も録り直しました。
──入念に樋口さんの歌をよりよく聴かせるようにスタッフも皆力を入れたんでしょうね。
樋口 自分でもいつも以上に声を聞いてもらえるのが嬉しいです。特にDメロのところは、音楽が少し小さめになって私の歌声をしっかり聞かせるパートなんです。そこになると自分の心臓の音もきこえそうなくらいドキドキしてます(笑)。
──初披露のステージを覚えてますか?
樋口 この企画がステージで発表されて、そのすぐ後にこの曲を披露したので、お客さんもまだドギマギした気持ちというかあんまりわかってない感じで聞いてたと思うんです。でも、私のことを応援してくださるファンの方は涙を流して聴いてくださって、わたしも感極まって泣きそうになりましたね。
──ではアルバムタイトルにかけて、皆さんの学生生活の思い出を聞いてるんですが、樋口さんは今高校生ですよね。
樋口 そうなんです。思い出っていうと、小学生のころに学校イヤイヤ期みたいなのがあって、とにかくお母さんといたくて朝6時から朝食の手伝いとかしてたんですよ、寝る時間も惜しんで。でもイヤイヤ期が終わったらお手伝いしなくなりましたね(笑)。あれは自分でも謎です。
──それと最後にセンター曲に絡めて質問したいんですが、サビで「素直に歌いたいの」と歌ってますけど、樋口さんが歌いたいステージや場所は?
樋口 スパガはふだんライブハウスとか多いので、もっと開放的な……雪に囲まれてるところでこの「White Melody」を歌いたいですね。すごく映えそうじゃないですか? 家族連れの方やカップルさんなんかに目に止まってほしいです。
松本愛花
「ずっとやりたかったセンター。『もう一度やりたーい!』って思いました(笑)」
──松本さんのセンター曲は「青春キラリ」、タイトルどおりキラキラ感と元気いっぱい感が眩しい熱血アイドルソングですね。
松本 ワイワイした曲調がすごく好きで、さらにこの歌詞を見てすごくわたしらしいなと思ってとても嬉しかったです。「ボクら出会うシナリオは決まってた」というフレーズは特に奥深くて、めっちゃ心に響くな! と思って、皆さんにも曲だけでも盛り上がるんですけど、歌詞もあらためてじっくり読んでほしい歌です!
──歌詞はさわやかでいいですよね。
松本 あと私の超絶カラーが「オーロラ・オレンジ」っていうんですけど、歌詞の中に「空はオレンジ心は夢見てオーロラ」ってこそっと入ってる感じが気に入ってます(笑)。
──センターで歌うという経験はいかがでした? 緊張しましたか。
松本 緊張しちゃいましたね~。サビでめちゃ盛り上がって弾けるような振りがあるんですけど、少し失敗してしまって。その時は笑顔で盛り上がったんですけど、あらためて「まだまだだな」って思いました。
──でもやはり初センターという嬉しさや気持ちよさもありました?
松本 それはもう! やっぱりずっとセンターは経験してみたいなとおもってましたし、実際立ってみたら解放感がすごくて、すぐ「もう一度やりたーい!」ってなりました(笑)。
──さてアルバムタイトルにかけて、みなさんの学生生活についてうかがってるんですが、思い出ありますか?
松本 中学校の時にみんなでドッチボールするのが流行って、毎日やってたんですけど、普通はボール1球のところを2球でやってたんです。それである時、球をひとつ持ってるところに、もうひとつの球を投げられたんです。それで「ヤバい!」と思ったんですけど、うまく受け止められたんです。その翌日から「モンスター」と呼ばれるようになりました。
──ドッチボール界のモンスター!
松本 クラス対抗の球技大会とかあると「モンスターが来たぞー!」って言われるんです。あれは恥ずかしかったですね……。
──では最後にセンター曲に絡めて、松本さんが最近「青春だな!」と思ったことありますか?
松本 そうですね……。普通の高校生だったら学校生活に青春を感じると思うんですけど、私自身はステージに立って皆さんの前に立ってライブをしている瞬間がすごく青春だなって思って。誰でも感じられる青春ではないと思うし、アイドルをしている今だからこそ感じられる青春じゃないかなってすごく思います。青春まっさかりです!
『超絶★学園 ~ときめきHighレンジ!!!~』
2019.12.25 ON SALE
[CD+Blu-ray]AVCD-39585/B 4,500円(税込)
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『SUPER☆GiRLS ワンマンライブ』
2020年2月24日(月)
恵比寿ザ・ガーデンホール(東京都)
1部:13:30開場/14:00開演
2部:17:30開場/18:00開演
URL:https://supergirls.jp/schedule/detail.php?id=1080305
【SUPER☆GiRLS(スパガ) Official Website】
https://supergirls.jp/
【SUPER☆GiRLS twitter】
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ライター
大坪ケムタ(オオツボケムタ)
アイドル・プロレス・B級グルメから大人方面と一見幅広いようで狭いジャンルを手がけるフリーライター。著作にゆるめるモ!田家大知Pとの共著「ゼロからでも始められるアイドル運営」(コア新書)、「SKE48裏ヒストリーファン公式教本」(白夜書房)など。