来年2020年はSUPER☆GiRLSデビューから10周年!
今年は1月11日から5名のメンバーの卒業を受けて「第4章」に突入、「SUPER☆GiRLS 10th YEAR ROAD TO 2020」として写真集の発売、ワンマンライブ、「超絶☆学園レストラン」の期間限定オープンなど、最新のスパガを披露する企画を行ってきました。
その中でも最大のインパクトとともにファンに迎えられたのが「メンバー全員センター曲連続発表」。7月から12月まで、毎月センター曲を発表、いずれもセンターとなるメンバーの個性を活かした楽曲ばかり。
そのすべてが収録された5th ALBUM『超絶★学園~ときめきHighレンジ!!!~』がついに発売!
メンバーに各センター曲についての思いやアルバムタイトルにかけて学生時代の思い出をうかがいました。10周年イヤーを前に、最高に昂っているスパガメンバーのフレッシュな声をお聞きください!
インタビューは前後編でお送りします。前半は渡邉幸愛・阿部夢梨・長尾しおり・金澤有希・石丸千賀の登場です。
──渡邉さんは今回のアルバム表題曲「ときめきHighレンジ!!!」のセンターを担当されましたが、実に4年ぶりのセンター復帰です。
渡邉 今年スパガのリーダーになったんですけど、「もうセンターに立つことはないんだろうな」って自分では思ってたんですよ。やっぱりリーダーになったら誰かを輝かせるとか、支える立場になりたいと思ってたんで、またセンターへ、しかもすごくいい形で全員がセンターをもらえるってタイミングで、理想的な形でセンターをいただけるっていうことを聞いてもう嬉しかったですね!
──曲を聴いていかがでしたか?
渡邉 表題曲っていうこともあって「めちゃくちゃアイドルソングだな!」って印象で、スパガは王道をコンセプトにしているので、すごく私たちにぴったりな歌だなって思いました。
──曲の中で好きな歌詞とかありますか。
渡邉 サビの「形あるものはやがて姿変えるけれど情熱の音色だけはHighレンジ!!!」ってところですね。スパガは2020年で10周年を迎えるんですけど、これまで本当にいろんな形を変えて来て、総勢27人がこのグループを作ってきたんです。私も何人も迎えて、見送ってきたので、本当にこう、いろんな思いがあるんですけど、その中で「ずっと輝き続けたい」って思いがあるので、そこがすごく好きな歌詞ですね。
──アルバムタイトルが『超絶★学園』ということで、渡邉さんの学生時代の思い出を教えてください。
渡邉 私はもう小学生のときからずっとダンスと歌の活動してますので、放課後はとにかくレッスンって学生生活でした。だから部活は憧れましたね。あとスクールラブ!(笑)
──スクールラブはアイドルは難しいですねえ。
渡邉 学生さんとか帰り道に手つないでるの見ると、絶対できないものじゃないですか。見てて眩しいんですよね(笑)。
──力説しますね(笑)。さて曲のタイトルに絡めて聞きたいんですが、渡邉さんの最近の「ときめき」は?
渡邉 わたし犬が大好きで、ペットショップとかつい寄っちゃうんですよ。最近入った店でずっと「僕を買って!」ってアピールする子犬がいて、それはときめきましたね。あと名古屋の東山動植物園にいるイケメンゴリラの「シャバーニ」にも会いに行ったんですけど、彼にもときめきました(笑)。
──スクールラブよりアニマルラブなんですね(笑)。
渡邉 そうかも! シャバーニ君はライブのついでとかなくて、わざわざプライベートで行きましたからね(笑)。
──阿部さんの今回のセンター曲は「片想いのシンデレラ」。初めてセンターを務めた「ナツカレ★バケーション」に続いてのセンターですね。
阿部 やっぱり「ナツカレ★バケーション」を経験したことが大きくて、センターを一度経験したことで今回「片想いのシンデレラ」は前より自分らしく曲を表現できたと思います。初センターの時はライブでも緊張しますし、あとMVも海外撮影だったりで、チャンスをくれた皆さんに恩返ししなきゃなって思いもあって、やっぱり緊張しましたね。
──最初に「片想いのシンデレラ」を聴いた時はどんな感想でした?
阿部 すごく可愛らしい曲で、わたしはいろんなメンバーに「あざといね~」と言われたり、自分でも「自分かわいい」って言ったりしてるので、そんな自分にぴったりな1曲だと思いました(笑)。
──あざといのは認めるんですか?(笑)
阿部 はいそうです(キッパリ)。これが本当に素なんで、最初は何があざといのかわからなかったんですけど、阿部夢梨自身がもうあざといんだなと思いました。
──曲の特に好きな歌詞や振付なんかありますか?
阿部 Dメロの「キミの “恋人Audition”最終選考まではきっときっと残れてるよね?」が好きなんですけど、恋愛をオーディションに例えるって発想が天才ですよね!
鈴木まなかさんの歌詞が本当に大好きで、今回書いていただけて本当に嬉しかったです! このDメロはいつも以上に気持ちを込めて歌ってます。
──アルバムタイトルに絡めて学生生活について教えてほしいんですが、阿部さんは現役高校生ですよね。学生とアイドルの両立大変じゃないですか?
阿部 そうですね。でも私、勉強は絶対疎かにしたくないっていう思いがあるので、真剣に勉強に取り組んでみたらクラス1位を取ったことがあるんです。すごいしんどいですけど、この活動をしながら勉強をして、結果を残していくのも青春だなと思って楽しんでます。
──阿部さんのある意味「美学」ですね。
阿部 アイドルもしながら勉強もさりげなく1位って言ったらかっこいいな!
って思って。「なんで?いつ勉強してるの?」って言われるのがすごく嬉しくて。聞かれるたびに優越感に浸ってます(笑)。
──あとセンター曲に絡めて聞きたいんですが、シンデレラといえば「変身」、ということで阿部さんが変身したいものは?
阿部 石原さとみさんですね(即答)。たくさんの努力をされて、あのビジュアルを手に入れられてると思うんですけど、わたし食べることが大好きなので、あの石原さとみさんみたいにきれいでめっちゃ細い身体に一度なってみたい!
もしなれたら寝ないで外に出て美貌を見せつけたいですね(笑)。
──長尾さんのセンター曲「NIJI色SKY」はぴったりの爽やかソングですね。
長尾 ありがとうございます! 他のメンバーのセンター曲を聴いて、それぞれ個性ある曲だったんで「私のはどうなるんだろう?」って気にしてたんですけど、すごく明るい曲で、歌詞の中にも「大きな笑顔で」って入ってたり、自分に合わせて作ってくださってるんだなって思って、愛を感じましたね。
──この辺の歌詞が好き、とかありますか。
長尾 そうですね……今回の企画の曲って、メンバーの超絶カラーが歌詞の中に入っていたりするんですけど、私はキューティー・ヴァイオレットなので、歌詞に「キューティなアクセ」ってのが入ってるんです。それは嬉しかったですね。あとは「大きな笑顔」とか「光れ私のRUNWAY」とか好きです。
──初めてのセンターは、やってみていかがでしたか。
長尾 これまでスパガとして3年間活動してきたんですけど、センターでってないことなので……何か不思議な感じでした。いつも一番前の真ん中で誰かが踊っている姿を見ていたので、そこに自分が立つってなると、初披露のときはめちゃくちゃ緊張しました
──初披露のあと、お客さんからの反応はありましたか。
長尾 初披露したあと、ファンの皆さんから「すごい良かったよ」っていっぱい温かい声をいただいたり、「アルバムの中で『NIJI色SKY』が一番好き」って言ってくださる方もけっこう多くて、それがすごく嬉しくて。なので自信を持って歌えるようにもっと頑張ろうと思いました!
──ではアルバムタイトルに絡めて、学生生活の思い出を教えてください。
長尾 小学校のころの話なんですけど、嫌いな給食メニューが出て来るじゃないですか。それを食べるのがどうしてもイヤで(笑)。
──何が嫌いだったんですか?
長尾 ほうれん草のあえものとかですね(笑)。
──では曲に絡めての質問ですが、タピオカやパンケーキなど食べ物が歌詞に出て来る「NIJI色SKY」、長尾さんが最近美味しいと思った食べ物は?
長尾 最近石川県にキャンペーンに行かせていただくことがあって、そこでお寿司食べたんですけど美味しかったです!
のどぐろとか。わたし生まれが海なし県の岐阜なので、やっぱり海に近いと海鮮美味しいんだなー、と羨ましくなっちゃいました。
──金澤さんのセンター曲は「太陽の雫」、これまでのスパガにはないダンス寄りのサウンドですね。
金澤 曲を聴かせてもらう前に『ザ・avexな曲にするよ』と言われてたんです。ノリがよくて踊る曲にするっていうので楽しみでしたし、わたしがavexで学ばせてもらったものを最大限に表現するにはいいのかなと思ってたんです。
──金澤さんが以前所属していたGEMはまさにavexのダンス路線を踏襲したグループでしたからね。
金澤 ファンの人も喜んでくれるんじゃないかなって。ただ、こういう機会をいただいたからには本当に最高なものお届けしようと思って、振付はわたしがダンスをまったく習ったことない時から見てくださっているASAMIさんにお願いしました。
──恩返しの気持ちも込めて。
金澤 あと歌詞もこだわって、全部ファンの方に向けたものにしたいというのをプロデューサーさんに伝えて、NOBEさんにあらためてお願いしたり、かなり強い思いでにやらせてもらいました。
──それを聞くと歌詞が金澤さんからのメッセージとしてよりリアルに感じますね。
金澤 NOBEさんにはまず「今思ってることは何?」とヒアリングしてもらったんです。それで「家族・友達・スタッフ、すべての方に対して、今アイドルをしている自分といてくれてありがとうって気持ちを込めたい」とお願いしたんです。すべてに意味がある曲が出来たと思います。
──ほぼプロデューサーですね! メッセージ性が強い。
金澤 だから歌詞はぜんぶ思い入れあるんですけど、特に「まだわたし終われない」ってワードが一番伝えたい部分ですね。これまでアイドル15年くらいやってきて、「もう終わりかな」って思われているかもしれないけど、まだみんなと一緒に進んで行きたいし、私はまだ「終わらない」んじゃなくて「終われない」んだよっていう。
──ではアルバムタイトルにかけて、思い出の学生生活を教えてください。
金澤 中学時代は先生の空気作りがいいのもあって、クラスみんなが仲良かったんです。お昼休みは全員で鬼ごっこやドッジボールするような。去年北海道で舞台やった時は、その先生も見に来てくれて本当に情深い先生に恵まれたなって思いますね。
──最後に曲に絡めた質問なんですが、「まだ終われない」が印象的な「太陽の雫」ですが、逆に金澤さんが「終わらせたい」ことってなんですか?
金澤 けっこう雑なんですよ(苦笑)。いまだに電車の乗り換えが苦手なんですけど、乗ってればなんとかなるだろうと思っちゃうんですよね。東京だと同じホームから違う路線の電車が出ることあるじゃないですか?
ああいうのが苦手で……「ダメだったらダメで!」って乗っちゃうんですよね。来年は行き先を調べることを始めたいと思います(笑)。
石丸千賀
「最初は『センターで大丈夫ですか、私?』って戸惑いました(笑)」
──石丸さんのセンター曲は「POP!! POP!! POP!!」、本人からのリクエストでこういう曲調になったそうですね。
石丸 私はアニメが大好きなので、アニメ調でポップなのをリクエストさせていただいたんです。だから最初に聴いた瞬間「おっ、好きなやつ!」ってなりました(笑)。今までのスパガに比べると、歌詞とリズム感がすごく独特なのでクセになる曲です。ちょっと歌ってみようとするとちょっと難しいテンポ感だったりするけど、やっぱりクセになる!
わたしは「個性的だね」って言われることが多いので、そういう面も私に合わせてくれたのかなー? これは勝手な想像ですけど(笑)。
──初のセンターという経験はいかがでしたか。
石丸 自分はセンターに立つ人間じゃないと思ってたんですよ。年齢も上から二番目だし、キャラクター的にも、どっちかっていうと後ろ側から支える側だと思っていたので、純粋に「センターで大丈夫ですか、私?」って戸惑いはありました。でもセンターに立たせてもらうのは嬉しかったです。クラシックバレエで小学校6年生の時に初めて主役を務めさせていただいたんですけど、なんかその時の気持ちを思い出す瞬間でした。
──自分はそうじゃない、と思いつつ立ったセンターの心境は?
石丸 すごいベタですけど……嬉しかったです。やっぱ嬉しいですね~、「自分は後ろから支える立場だから」って言い聞かせたりしてたんですけど、この「POP!! POP!! POP!!」を機に、もっと前に出たいなって自分の心に正直になるきっかけをいただきました。
──ではアルバムタイトルが『超絶★学園』てことで、学生時代の思い出を教えてもらえますか。
石丸 ロシアのボリショイバレエ学校に2年間ほどいたんです。いろんな教科科目があるんですけど、日本人なのにロシア民族のテストでまさかの学年1位を取ってしまって(笑)。
──それはすごい(笑)。具体的にどんな内容なんですか?
石丸 コサックダンスみたいなあちらの踊りを踊ってみるテストで、言葉わからなくても大丈夫だったんですけど、1から5まで点数がある中で、まさかの5を超えて5++をいただいたんですよ(笑)。
──最後に石丸さんはMVで美しい腹筋も見せてますので、おすすめのトレーニング法を教えてもらえますか?
石丸 わたしは毎日スクワットしてます。ガニマタになって、一回下がるのに10秒間、上がるのにも10秒間かけるんですよ。ゆっくりやると細くてしなやかな筋肉がつくらしいので。腹筋から背筋まで、お尻の筋肉に太ももの筋肉までまとめてこのガニマタスクワットにぜんぶで一気に鍛え上げれるし、どこでもやれるのでズボラなわたしでも続けられています!
後編は、坂林佳奈・井上真由子・門林有羽・樋口なづな・松本愛花の登場です。
https://avexnet.jp/column/detail.php?id=1000338
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『SUPER☆GiRLS ワンマンライブ』
2020年2月24日(月)
恵比寿ザ・ガーデンホール(東京都)
1部:13:30開場/14:00開演
2部:17:30開場/18:00開演
URL:https://supergirls.jp/schedule/detail.php?id=1080305
【SUPER☆GiRLS(スパガ) Official Website】
https://supergirls.jp/
【SUPER☆GiRLS twitter】
https://twitter.com/SUPERGiRLS_AMG
【SUPER☆GiRLS Instagram】
https://www.instagram.com/insupergram/
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ライター
大坪ケムタ(オオツボケムタ)
アイドル・プロレス・B級グルメから大人方面と一見幅広いようで狭いジャンルを手がけるフリーライター。著作にゆるめるモ!田家大知Pとの共著「ゼロからでも始められるアイドル運営」(コア新書)、「SKE48裏ヒストリーファン公式教本」(白夜書房)など。