博多の地で、あの名作業務用ゲーム「SPACE INVADERS」がド迫力のプロジェクションマッピング・イベントになっているらしい……そう聞いて、福岡を拠点とする“博多バリカタスタイル”の4人組コーラスグループ FREAKのメンバーとともに体験しに行ってきました! 一体どんなイベントなのか? スペースインベーダーから博多を守るって、どうやって守ればいいの?
40周年のスペースインベーダーたちが博多の空に来襲!
1978年に登場し、社会現象となるほどの大ブームを巻き起こした業務用ゲーム「SPACE INVADERS」。その後、現在に至るTVゲームの基本形ともなった名作ゲームです。昨年は40周年を迎え、さまざまな企業とのコラボレーションが発表され、グッズなどが発売されたりイベントが行われたりしました。またDA PUMPの大ヒット曲「U.S.A.」でスペースインベーダーのゲームの動きを摸した「インベーダー・ダンス」が導入されたことも記憶に新しいところです。
そんな「SPACE INVADERS」が大迫力のプロジェクション・マッピング・イベントになって楽しめるという情報をキャッチし、一路博多へ。福岡市博多区住吉にあるショッピングモール「キャナルシティ博多」に、地元を拠点とする4人組ボーカルグループ FREAKのメンバーとともに出かけてみました!
会場はB1Fのサンプラザステージ。さまざまなイベントやパフォーマンスが行われている円形のスペースでは音楽に合わせて踊る「噴水ショー」も行われています。さらに夜になると約2500インチ相当という壁&ガラス面を生かしたプロジェクションマッピングに噴水、コンサートホール並みの音響、それにライティングによる演出を加えた日本最大級の総合エンターテインメント「キャナルアクアパノラマ」も開催。今回の「SPACE INVADERS」イベントはこの一環ということなんですね。
イベントタイトルは「SPACE INVADERS GROOVY ~INVADE CANAL CITY~」。2月28日までの間、18時30分と20時30分から、それぞれ約10分間開催されます。もうすぐ開始という時間に会場に行ってみると、お待ちのお客さんがもうあちこちに。噴水ショー「ダンシングウォーター」を見ながら、スタートに備えているんですね。ふと振り返ってみると、4Fまであるバルコニーにもたくさんの人々が待機してるじゃないですか! 皆さん、それぞれの「特等席」を確保した様子。B1Fから4Fまで、どこからでも見やすいので安心です。
さて、いよいよ時間に。開始アナウンスの後、壁面にはインベーダーが宇宙から地球に迫ってくる映像が、スリリングな音楽とともにスタート。インベーダーはキャナルシティ博多の上空にも多数襲来! FREAKの4人もド迫力の超大型映像に見入っています。と、ここでMCのお姉さんから「キャナルシティを守るために、皆さんの力を貸してください!」という要請が! そう、このイベントはキャナルシティに飛んできた無数のインベーダーを撃退する、インタラクティブ要素が最大のキモなのです。
インベーダーを撃退するといっても、TVゲームのように砲台を操作してミサイルを発射するわけではありません。ここで使うのは、「音」の力。集まったみんなが、画面内の照準に敵が重なった時にタイミングを合わせて拍手することで、インベーダーを攻撃するというわけ。いわゆる「音ゲー」の感覚ですね。拍手の音が大きくてタイミングがいいほど効果の高い攻撃となるので、多くの人が参加して息が合えば合うほどいいことになります。
そうそうたるアーティストたちのオリジナルミュージックも!
ということで、まずはお姉さんのMCに従って練習から。画面に合わせて「ハイ! ハイ! もっと大きな音で!」と促され、だんだんとみんなの息が揃ってきました。もちろんFREAKの4人も参加。プロのアーティストですからそこは完璧……と思ったら、画面に気を取られてちょっと揃わない瞬間もあったりして!? 4人とも思わず真剣な表情になっちゃってます!
ひとしきり練習できたところで、ついに本番! 画面内には次々にインベーダーたちが飛来してきます。ただでさえ超大画面に投影されているので大迫力な上、噴水やライティング、音楽もシンクロしての演出でもうトンデモないことに! にぎやかだし楽しいしタイミングよく拍手して攻撃もしなきゃだしで、ホントに「めくるめく」という言葉がピッタリ!な感じで時間が過ぎていきます。
タイトルに「GROOVY」と入っている通り、音楽もノリノリでこのインベーダー・ワールドを演出してくれているわけですが、何とこれが全部、このイベントのためのオリジナルというからまたビックリ! 古坂大魔王、mitsuyuki miyake(mihimaru GT)、☆Taku Takahashi(m-flo, block.fm)、大沢伸一(MONDO GROSSO)、CMJKといった錚々たる面々によるグルーヴが、この空間をより盛り上げてくれています。
かなりのインベーダーを撃ち落としたところで、画面が真っ黒に。アレ、終わりかな?と思ったら、お姉さんから「まだ残っていました! ボスです!」の声。うわーたくさんキター! いよいよ盛り上がってきた音楽に合わせてリズミカルに拍手していると、上部から巨大UFOが出現! さあ、最後の力を出して拍手の連打だ! 制限時間のカウントダウンが進む中、拍手によってUFOのダメージがパーセンテージで表示され、100%に達すると……画面に「CLEAR!」の文字が! ヤッター! 時間ギリギリだったけど、地球を、いやキャナルを守ることに成功! FREAKの4人もうれしそうです!
次々に敵が現れるし、噴水に七色のライティングに、時によっては水にも映像が投影され、そこに音楽も乗るので、10分間は本当にあっという間。最後は今回の得点と順位が表示されるので、次はもっと高得点、ランクアップを目指すのもいいかも。またB1Fフロアから4階バルコニーまで、いろんな場所から見てみるのも楽しそうです。6時半の回で一度練習して、8時半の回で上達の手応えを掴んだりも? 目指せ達人!
コラボメニューの数々もお楽しみ!
一同はキャナルシティ博多内の「WHOLE SQUARE FUKUOKA/ホールスクエア福岡」に併設されたインショップカフェ「Zicaffé(ジーカフェ)」に。ここでは人気のカプチーノに、ココアでインベーダーが描かれた「インベーダーカプチーノ」が期間限定のコラボメニューとして飲めるのです。
インベーダーカプチーノ ¥378
ドットが細かく表現されたインベーダーに、FREAKの4人も「ほーう!」と驚きの声。イベント期間中はここだけでなく、キャナル内のレストラン6店とカフェ3店でスペシャルコラボメニューを発売中。1品注文ごとに1枚ずつ、非売品のオリジナルコースターもプレゼント!(先着順、なくなり次第終了)
また、「WHOLE SQUARE FUKUOKA/ホールスクエア福岡」では、日本で初めて明太子を製造販売した老舗「ふくや」の人気商品「めんツナかんかん〈プレミアム〉」の特別コラボパッケージも販売!
スペースインベーダー40周年記念 めんツナかんかん ¥450
明太子がタップリ入ったツナ缶がスペシャルなインベーダーのパッケージに包まれて、一風変わったお土産にもどうぞ!
ではFREAKの4人に、カプチーノを飲みながら感想をいただきましょう。
4人「面白かった!」
伊藤勇樹(以下勇樹)「拍手の音を、どこのマイクで拾ってるのかなっていうのが気になりました(笑)」
伊藤元樹(以下元樹)「勇樹は『miss!』って表示されると『誰やシクったヤツ!』って(笑)怒ってた」
中垣悟(以下中垣)「でもすごいよね、子供とか喜ぶでしょ」
森岡大地(以下森岡)「参加型なのがいいですよね」
元樹「水に映ってたよね! アレ、どうなってるんだろう?」
勇樹「SPACE INVADERSは、世代的には僕らよりも前だけど、レトロでいいよね」
中垣「ピクセルアートは今、また流行ってるしね」
ところでこの会場となったキャナルシティ博多は、FREAKにとって思い出の場所なんだそうで。
中垣「グループとして活動し始めた最初の頃……5年前ぐらいですかね。毎月、このキャナルで歌ってたんですよ。その頃、最初に作ったシングルがあったんですけど、自主制作で店舗でも扱ってもらえてなくて、初めて置いてくれたのがキャナルの中のCDショップだったんですよ!」
おお、それは思い出溢れる場所ですね! そんなところだからこそ、インベーダーの魔の手から守るための拍手にも力がこもったことでしょう!
FREAKは2/24にキャナルシティ博多でアルバム『THE FREAK』のリリースイベントも予定されてます!ぜひ、リリースイベントのあとに、映像と音楽と噴水とライティングに浸ってキャナルを守りましょう!
SPACE INVADERS GROOVY INVADE CANAL CITY
https://www.taito.co.jp/sigroovy
開催期間 2019年1月28日(月)~2月28日(木) 18:30/20:30
※時期により上演時間と回数を変更する場合がございます。
※今後のスケジュールは決まり次第、随時更新いたします。
会場 キャナルシティ博多 サンプラザステージ
住所 福岡県福岡市博多区住吉1丁目2
参加費 事前予約無し・その場で参加無料
サウンドトラック「SPACE INVADERS GROOVY – EP」
豪華アーティスト陣書き下ろしのオリジナル楽曲が iTunesにて配信開始!
https://geo.itunes.apple.com/jp/album/1449809241?app=itunes&at=1l3v225&ct=SPACE_INVADERS_GROOVY
SPACE INVADERS ™ & © TAITO CORPORATION 1978, 2019 ALL RIGHTS RESERVED.
『THE FREAK』
2019/2/20 ON SALE
『THE FREAK」SPECIAL SITE
https://avex.jp/freak/special/the_freak/
[CD+DVD] AQCD-77399/B ¥5,200(税込)
[CD] (Type-A) AQCD-77400 ¥3,000(税込)
[CD] (Type-B) AQCD-77400 ¥3,000(税込)
FREAK「Live 2019 THE FREAK」
日程:2019年5月26日(日) 開場16:00 開演17:00
会場:【福岡】Zepp Fukuoka(〒810-0065 福岡県福岡市中央区地行浜2-2-1 MARK IS 福岡ももち)
【FREAK OFFICIAL WEBSITE】
https://avex.jp/freak/
【FREAKオフィシャルアプリ[無料]】
・iOS http://apple.co/2hs3DwQ
・Android https://goo.gl/HBJu7H
【FREAKオフィシャルTwitter】
https://twitter.com/freakofficial1
【FREAKオフィシャルInstagram】
https://www.instagram.com/freakofficial1220/
ライター
高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。