與真司郎、Usakの撮り下ろし新作や、オードリー・タンの日本初展示も マンボウ・キーによる個展『居家娛樂|Home Pleasure』開催へ

台湾出身のフォトグラファー/アーティスト・マンボウ・キー(登曼波)による個展『居家娛樂|Home Pleasure』が、5月30日(金)から東京・PARCO MUSEUM TOKYOで開催される。
本展は、クィアカルチャーに根差した視点から、アート、ファッション、カルチャーを横断的に表現し続けてきたマンボウ・キーの最新作品を紹介するもの。今回の展示では、彼の活動に共鳴した表現者たちとのコラボレーションが多数発表されている。
注目は、2023年に自身のセクシュアリティをカミングアウトし、”自分らしさ”を体現し続ける與真司郎を撮り下ろした作品。マンボウならではの感性で新たに捉えたポートレートやビデオインスタレーションが展示されるという。
さらに、NETFLIXによる恋愛リアリティ番組『THE BOYFRIEND』で一躍話題となり、台湾でも高い人気を誇るUsakの撮り下ろし作品も初披露。加えて、台湾のデジタル担当大臣として知られ、社会変革の象徴的存在でもあるオードリー・タンを撮り下ろした貴重な肖像も、日本で初めて公開される予定とのことだ。
展示では写真だけでなく、映像やインスタレーション作品も交えながら、多様性と身体性、官能性が交錯するマンボウ・キー独自の世界観を体感できる内容になっているという。
與真司郎 コメント(展覧会に向けて)
「僕はただ、マンボウの世界に入り込んだひとりにすぎません。でも彼の作品って本当にたくさんの手法で撮られていて、いろんな表現が詰まってるんです。だからこそ、いろんな角度から楽しんでもらえたら嬉しいです。與 真司郎」
Usak コメント(展覧会に向けて)
「彼の写真を見ていると、いろんな要素が詰まっているのに、不思議とまとまっていて、特に“官能”と“本能”が強く印象に残ります。人間が普段は隠してしまうような部分が、そのままさらけ出されていて、ドキッとするけど目が離せない。僕自身も、今回の作品を通して、自分の中の何かを少しだけ外に出せたような気がしています。この中で僕がどんな一面を見せているのか――是非、この世界観を体感してください。Usak」