NEW2025.01.14

【髙石あかり】D組全員で高め合った撮影を振り返り「お芝居のリレーのバトンをつないでいく感覚でした」映画『遺書、公開。』完成披露舞台挨拶

髙石あかり

俳優の髙石あかりと荒井啓志が13日、都内で行われた映画『遺書、公開。』の完成披露舞台挨拶に登壇した。

本作は序列がもたらす人間の本性を描いた衝撃のドス黒エンタメミステリー。

新学期の春、私立灰嶺学園の2年D組に、生徒24人と担任教師をあわせた全員の明確な順位を記した「序列」が届けられる。犯人がわからないまま半年が過ぎたある日、誰もが羨む人気者だった序列1位の姫山椿が、校内で謎の死を遂げる。数日後、クラスの全員に姫山から遺書が届いたことをきっかけに、彼らのドス黒い本性が次々とあぶりだされていくストーリー。

二人は2年D組の生徒として髙石はD組の序列3位の御門凛奈。荒井はD組の学級委員長で序列6位の沖正彰を演じる。

髙石は、昨年、2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインに決定し注目を集めた俳優。第15回TAMA映画賞で最優秀新進女優賞を受賞。2024年は、ドラマ『墜落JKと廃人教師 Lesson2』でヒロイン、映画『ベイビーわるきゅーれナイスデイズ、』や『新米記者トロッ子わたしがやらねば誰がやる！』、アニメ映画『きみの色』『私にふさわしいホテル』、『スマホを落としただけなのに最終章ファイナルハッキングゲーム』など多くの作品に出演。直近では、映画『ゴーストキラー』では単独初主演を果たすなど勢いを増している。

荒井は、2022年に日本一の男子大学生、専門学校生を決める日本最大規模のコンテスト『CAMPUS BOYS 2022』でグランプリを受賞したことをきっかけに芸能界入りし俳優活動を開始。主な出演作としてドラマ『好きやんねけどどうやろか』(読売テレビ)『ビリオンスクール』(フジテレビ系)などに出演。昨年は映画『ファストブレイク』メインキャストｙとして映画初出演を果たすなど次世代俳優の1人。

本舞台挨拶では2年D組の担任、そして生徒全員が撮影振りに再集結。撮影の裏側やキャストの本性をあぶり出した。

舞台挨拶では登壇者全員が序列が書かれた仮面を持って登場。担任を務める忍成修吾が生徒一人ずつ点呼を撮っていくと、髙石は「ここにいるキャストの皆さんとお芝居のリレーのバトンをつないでいく感覚がある撮影期間でした。その熱意を是非受け取っていただければなと思います」と撮影を振り返った。荒井は「学級委員長としてすごく真面目なインテリな役なので現場を引き締める役となっていると思います。」役柄への思いを明かした。

その後のクロストークでは撮影現場の様子について聞かれた髙石は「たくさん深い話をした」と語りつつ、撮影中のエピソードとして「志田さんが段ボール何個分も駄菓子を差し入れしてくださって」と笑顔で撮影中の思い出を披露すると、志田が「あかりちゃんが駄菓子の前でいつも嬉しそうに何食べる？と選んでくれているのが嬉しかったです」と微笑みながら振り返った。その一方で髙石は駄菓子のおかげで「撮影期間中に太ってしまいました」と明かした。

続けて、髙石は自身が演じた御門凛奈について「原作を読んでいて、素直に御門を演じたいと思っていたので、今回この役をいただいて本当に嬉しかったです」と感慨深げに語ると、役作りについては「とにかく毎日どれだけ姫山のことを思えるかをずっと考えていました。休み時間や撮影外でも姫山に触れる人がいると、自分の中で心がざわざわする感覚があって、どんどん姫山という人物が特別になっていきました。そういう部分を見ていただけたら嬉しいです」と熱く語った。これに対して、姫山椿を演じた堀は「嬉しいですね。愛してもらってたってことですもんね。ありがとうございます」と笑顔で応じた。

舞台挨拶の中盤では髙石が『秘密公開ロシアンマイクルーレット』と称してオンになっているマイクを引いた生徒が舞台から強制的に退場させられてしまう序列決めゲームに参加することに。髙石は脱落からは免れたものの、主演の吉野が脱落するという劇中のみならず舞台挨拶でも、序列に翻弄させられるキャストたちの必死のゲームが繰り広げられた。

舞台挨拶を終えた荒井は「序列やスクールカーストという実生活にも存在しうるものが、人にどのような境遇を与えてしまうのかを、見つめ直すきっかけとなる映画となっているので是非体感して頂ければと思います。僕が演じる沖くんにも最後まで注目して見てください！」と意気込んだ。

尚、本舞台挨拶では髙石、荒井の他、主演の吉野北人、宮世琉弥、松井奏(IMP.)、志田彩良、髙石あかり、堀未央奈ら2年D組の担任・生徒25名が登壇し、劇場に集まった観客を盛り上げた。

『遺書、公開。』は1月31日(金)より全国公開

■作品概要

映画『遺書、公開。』

出演:吉野北人宮世琉弥志田彩良

松井奏(IMP.) 髙石あかり堀未央奈忍成修吾

上村海成川島鈴遥荒井啓志松本大輝星乃夢奈榊原有那藤堂日向菊地姫奈大峰ユリホ

阿佐辰美兼光ほのか日髙麻鈴大東立樹金野美穂鈴川紗由浅野竣哉青島心楽駆

原作:陽東太郎「遺書、公開。」(ガンガンコミックス JOKER/スクウェア・エニックス刊)

監督:英勉脚本:鈴木おさむ

企画製作:HI-AX