2009年6月に米国テキサス州フォートワースで行われた第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで日本人として初優勝して以来、国際的に活躍している。
1988年東京生まれ。幼少の頃よりピアノの才能に恵まれ、
98年、10歳でオーケストラと共演してデビューを飾る。
2000年にはソロ・リサイタル・デビュー。05年には、ワルシャワで行われた「第15回 ショパン国際ピアノ・コンクール」に最年少で参加し、「批評家賞」を受賞した。
「ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」優勝後は、日本の主要コンサートホールでのツアーをはじめ、アメリカ、ドイツ、スイス、イギリスなど、数多くの国々でリサイタルやオーケストラとの共演を行い、世界各国で圧倒的な成功を収めている。
11年はカーネギーホールの招聘でリサイタル、12年はアシュケナージの指揮でロンドン・デビュー、ヴァレリー・ゲルギエフの指揮でサンクトペテルブルクにデビュー。13年にはイギリス最大の音楽祭「BBCプロムス」に出演し「歴史的成功」と称賛された。
14年にはゲルギエフ指揮でミラノ・デビュー。同年ルーヴル美術館でのリサイタルは世界へインターネット中継された。
15年には佐渡裕指揮でウィーン・デビュー、ゲルギエフ指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団とドイツ及び日本で共演。
16年はミヒャエル・ザンデルリンク指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団とのドイツ・ツアー、ロンドンでのリサイタル・デビュー、ウラディーミル・アシュケナージ指揮でのシドニー・デビュー。
17年はアシュケナージ指揮でベルリン・ドイツ交響楽団にデビュー、ウラディーミル・ユロフスキ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団と日本ツアー、パリのシャンゼリゼ劇場でのリサイタルが絶賛され、18年はゲルギエフやアシュケナージとの共演など世界的アーティストとの共演を数多く行った。
19年はロンドンのインターナショナル・ピアノ・
シリーズやカーネギーホール主催のピアノ・リサイタル・
シリーズへ出演し驚異的な成功を収め、
ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団、ロビン・
ティチアーティ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団、ヴァシリー・
ペトレンコ指揮ロイヤル・リヴァプール・
フィルハーモニー管弦楽団などの一流指揮者との共演や国内外での
ツアーを行っている。
07年よりエイベックス・クラシックスより継続的にCDを発表し
2度の日本ゴールドディスク大賞を受賞、近年では、ヴァシリー・
ペトレンコ指揮ロイヤル・リヴァプール・
フィルハーモニー管弦楽団との「グリーグ:ピアノ協奏曲、
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲」、
ウラディーミル・アシュケナージ指揮ベルリン・
ドイツ交響楽団との「ショパン:ピアノ協奏曲第2番、
ノクターン」、三浦文彰との「フランク&ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ」をリリース。作曲家としても注目され、
映画《神様のカルテ》で第21回日本映画批評家大賞を受賞。
09年、文化庁長官表彰(国際芸術部門)。10年、
第11回ホテルオークラ音楽賞及び第1回岩谷時子賞受賞。
13年、第39回日本ショパン協会賞受賞。
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