見事な弾き振りを披露──そんなキャッチが誉め言葉になる演奏ではない。
協奏曲の美しきフォルムに寄り添いつつ、調べの変幻を自分の言葉で表現しようとする意志、姿勢。そんな美学を可能にする鮮やかなメカニック、音楽上のテクニック。クールな遊び心。
誤解を恐れずに言えば、臆せずに歌う。でも歌に溺れない。響きはどこまでも明晰。今どきのロマンティストの演奏である
三浦文彰 (指揮&ヴァイオリン)
Fumiaki Miura, Conductor and Solo Violin
オーケストラ・アンサンブル金沢 [コンサートマスター:水谷 晃]
Orchestra Ensemble Kanazawa, Concertmaster: Akira Mizutani
[録音]2019年9月9日、10日 石川県立音楽堂 コンサートホール
Recording: 9 and 10 September, 2019 at ISHIKAWA ONGAKUDO Concert Hall
収録内容
1.収録曲
- モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216 第1楽章
- モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216 第2楽章
- モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216 第3楽章
- モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219 《トルコ風》 第1楽章
- モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219 《トルコ風》 第2楽章
- モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219 《トルコ風》 第3楽章
形態数:1