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【平 美乃理】初舞台で初主演!とにかく「熟成肉」って言ってます【ACTORS STAND】

2024.03.11
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エイベックスに所属する俳優陣の集い場として、新たに発足した「ACTORS STAND」。その第1弾作品として、4月17日~21日、赤坂レッドシアターで大野大輔さんの脚本・演出による『無垢ども』が上演されます。「弁論をテーマに言葉でぶつかり合うブラックでシニカル満載な青春活劇」に、「ACTORS STAND」の面々はどう挑もうとしているのか? 今回から9人連続でその意気込みを聞いていきます。第1弾はこれが初舞台で初主演となる平 美乃理さん。熟成肉に夢中な女子校生「遠山一華」を演じる彼女の思いとは?
 

「遠山一華」は、とにかく熟成肉のことにしか興味がない女の子!
 
 

──今回、「ACTORS STAND Vol.1」企画に参加することになって、どう思いましたか?
 
 私は初舞台になるので「私で大丈夫なのかな?」と思ったんですけど、その上、主演ということで重要な役をさせていただけると聞いて、さらに不安になりました(笑)。でも、エイベックスの先輩方と一緒にお芝居できるということが、夢でもあり目標でもあったので、すごくうれしい気持ちでいっぱいでした。舞台で力をお借りすることが多くなると思うんですけど、頑張りたいなと思いました。
 
──不安よりも頑張ろうという気持ちが勝ったと。
 
 そうですね。その気持ちが勝って、今はやる気に満ち溢れています(笑)。
 
──舞台出演についてはどういうイメージがありますか?
 
 ドラマや映画とは違って、芝居も声も大きくしなきゃいけないし、セリフの量もすごく多いというイメージですね。あと、噛んじゃいけないイメージです(笑)。私はこれまで舞台を見に行ったことがなかったんですけど、今回のお話をいただいてからは月に何回か見に行くようになって、イメージしていたものと近かったというか、「やっぱり大変そうだな」と思いました(笑)。でも、お客さんも実際にいるわけだし、お客さん側もそこに実際にいる役者さんの演技をその場で見ることができるというのはすごく特別でいいことだなと思ったので、私も舞台に立てるって聞いて、すごくうれしかったです。「私もやりたい」って思いました。
 
──その初舞台の作品が『無垢ども』になりました。この物語にはどういう印象を持ちましたか?
 


 私が演じる遠山一華は「熟成肉のドライエイジングをしたい!」っていう考えしかなくて、その「熟成肉」っていうワードだけでもすごくパンチがあるなって思いました(笑)、そこにさらに、花音さん演じる神宮司紗英子とか福山絢水さん演じる久松京子とか、絡んでくる人たちもみんな個性がすごくって、そこがぶつかり合っていく物語が、面白いなと思いました。
 
──一華のキャラクターとか人物像には共感できますか?

 一華って、とにかく熟成肉のことに没頭してるんですよね。それをやりたい、そのことしか考えられない、みたいな。私は、この一華が自分とかけ離れてるとは全く思わなかったんですよ。自分自身、絵を描くことがすごく好きで、絵を描いてる時は一華と同じで没頭している自分がいるから、そこが共通点かなと思いました。
 
──この時点ではまだ稽古が始まる前ですが、これからどういう風に一華を演じていこうと思っていますか?
 
 とにかく一華は熟成肉が大好きだから、「熟成肉大好き!」って気持ちが出せるようにしたいのと、あと「他のことは興味ありません。何でもいいです」みたいな感じを出せたらいいなと思っています。それから、熟成肉に対する熱い思いがすごくある子だから、しゃべることも全部、「熟成肉って……」とか「熟成肉では……」とか、説明が多いんですよ。その分、セリフ量もすごく多いんですけど、まずはそのセリフを自分に入れられるように頑張りたいなって思ってます。
 
──もうこの時点で、平さんの口からは熟成肉のことしか出てきていない気がします(笑)。そもそもこれまで、熟成肉と接点はありましたか?
 
 いえ、全然ないです! まず、YouTubeで熟成肉の作り方を見るっていうのも「何で?」って思っちゃうし、不思議ですね(笑)。
 
──まあ、普通はそんなにないですからね(笑)。でもこれで、プライベートにも熟成肉が入り込んできそうじゃないですか?
 
 自分で熟成肉について調べるとかはあまりしてないんですけど、一華のセリフを見るだけで「ああ、熟成肉ってこうなんだ」って分かるぐらいなんですよ。だからそこから理解してる感じです。

──ところで今回、平さんはこの『無垢ども』の主張登場人物の紹介画像を作成されていますよね。それぞれのキーワードも散りばめられているので、インタビューの準備とイメージ作りに非常に役立ちました(笑)。
 


 えっ、そうなんですか? よかったです、うれしいです!
 
──でもこのビジュアルを、主演女優自ら作っているというのがすごいですね(笑)。なかなかないですよ、こんなこと。
 
 そうですよね、私も思いました(笑)。最初、みんなの画像が送られてきた時に、「こう言う風にしたら、もっと見やすいんじゃないですか」って言ったら、「じゃあ、平、全部作ってよ!」って言われて、全部作らせていただきました(笑)。
 
──なるほど(笑)。それで一つ気になったんですが、井岡と井本の画像の中に、「多分足速い」と書いてあるじゃないですか。これは設定とかセリフとして劇中に……。
 
 いえ、出てこないですね。「たぶん足速いんだろうな」っていうイメージで(笑)。
 
──やっぱり、裏設定みたいなものまで盛り込んじゃってるんですね(笑)。ただまあ、主人公としてみんなと関わる平さんとしては、これを作ることでそれぞれの役柄を理解するのに役立ったところはあるんじゃないですか?
 
 そうですね。自分の役に関しては熟成肉のことしか出てこないので(笑)、他の役柄について「ああ、こういう性格してるんだ」というのはすごく入ってきました。
 
──それが実際に、作品の宣伝にも使われてるんだからすごいですよね。
 
 うれしいです。作ってよかったです(笑)。
 
 
ハチャメチャだけど、複数の要素がうまくかけ合わされていく物語に注目!
 

 
──ここから稽古に入って本番を迎えることになるわけですが、稽古ではどう過ごしたいと思っていますか?
 
 舞台の稽古というのがどういうものなのか、自分でもまだちょっと分かっていなくて想像がつかないんですけど、始まるまでにしっかりとセリフを入れていって、皆さんと合わせた時にスムーズに行くようにしたいなと思っていて。その中で、舞台経験の豊富な先輩方が多いので、アドバイスとかをいっぱいいただければなと思っています。

──ちなみに、セリフの覚えは早い方ですか?
 
 覚えられるとは思うんですけど、私はこんな量のセリフを今まで経験したことがないので、そこについてはまだ分からないですね。でも、今回の舞台は「自分がどこまで覚えられるんだろう?」っていう限界を知るいい機会だなと思っています(笑)。
 
──共演者の皆さんとの面識は?
 
 ほとんどないんですよね。私は高校を卒業するまでずっと岡山にいて、上京してから事務所のワークショップに参加するようになったんですけど、花音さんとはそこで何度か一緒になったことがあります。それ以外の方とは、まだあまり関わりがないですね。
 
──では、これから「よろしくお願いします」なわけですね。舞台は他の仕事と違って長丁場になりますが、普段、体調や健康の管理などについて気をつけていることはありますか?
 
 エーッ……特にない……ですね(笑)。あ、だけど、一華は熟成肉が好きだけど、食べ物に関しては別の面も持ってるんですよ。実は●●●●で。
 
──えっ、そうなんですか! 何という設定だ(笑)。
 
 そうなんです(笑)。その設定を守ったら、痩せそうだなって思ってて。そういうのもあるので、始まったら自分の体調がどうなるか分からなくて(笑)。そういうところも先輩方に聞きたいですね。「舞台の期間中はどういう生活をしてますか?」って。
 
──ところで、1月に行われたエイベックスの晴れ着お披露目会では、花園神社の絵馬に今年の願いとして「極」という字を書かれていましたよね。「女優、モデル、アートの三本柱を極められる年にしたい」と。さっそくその内の一つ、女優を極めるチャンスが巡ってきました。
 


 そうなんですよね! やってきたなという感じです(笑)。でも、ドラマとか映画と違って舞台という新しい挑戦で、今までと違った経験なので、大きく成長できるんじゃないかなと思っています。
 
──このチャレンジを成功させて、その先はどうしていきたいですか?
 
 これをきっかけに、自分が演じる役とかについても考えが大きく変わると思うので、今まで出させてもらったドラマとかとはまた違ったお芝居ができるようになってると思うんですよね。これを生かして、また今後ドラマとか映画にもどんどん出ていけるように頑張りたいと思います。先程も言ったように女優、モデル、アートの三本柱を極められるように、頑張っていきたいと思っています。
 
──その中のどの柱でもいいですけど、「究極的にはこれがやりたい」というような目標ってありますか?
 
 どの柱にもあるんですけど、アートで、「自分の絵の展示会をしたい」というのはありますね。それを目標に、今も月に4点か5点は完成できるように描いてます。
 
──それはすごい! じゃあ、「究極」と言わずとも実現できるんじゃないですか?
 
 できますかね? できたらうれしいです(笑)。もう勝手にやる気満々なので。
 
──女優としては何かありますか?
 
 女優も絵と同じで、この先、10年20年と続けていきたいなと思える仕事なので、作品に出て、様々な役に挑戦したいです。
 
──今回の『無垢ども』は、お客さんにはどう楽しんでほしいですか?
 


 あらすじだけ見たら「えっ、ジェンダーと熟成肉って、どういうこと? そこから弁論会に入るって何?」ってなると思うんですよね(笑)。そこはハチャメチャではあるんですけど、意外とうまい具合に両方の要素がかけ合わされてて、すごく面白い作品になると思うので、その物語の流れに注目していただけたらなって思います。

──その中で、平さんが演じる一華のここを見てほしいという点は?
 
 実際に見たら、「本当に熟成肉以外のことは興味ないんだな」というのを実感できると思います(笑)。その弁論大会に出るきっかけも、熟成肉なんですよ。一華にとっては制服のこととかも別にどうでもよくて、その他のことも興味ない、本当に「熟成肉女」なんですよ。そこを見てほしいです。
 
──分かりました。このインタビューの中で、平さんが「熟成肉」って何回言ったのかも数えておきますね。
 
 あ、それは気になります! 舞台ではもっともっと言うことになるので!(笑)
(※答えは「21回」でした)
 
 
撮影 沼田 学 

 
ACTORS STAND Vol.1 『無垢ども』
 


日程:2024年4月17日(水)~21日(日)
場所:赤坂RED/THEATER
 
脚本・演出:大野大輔(AOI biotope)
 
出演
平美乃理
花音、福山絢水/中山優貴
松村優、桑畑亨成、佐藤颯人
瀬尾タクヤ(ゲスト出演)
高柳明音/砂川脩弥
 
制作:AOI Pro.
主催:エイベックス・マネジメント・エージェンシー株式会社



【ACTORS STAND WEBSITE】
https://actors-stand.com/

【ACTORS STAND X】
https://twitter.com/ACTORSSTAND



【平美乃理 WEBSITE】
https://avex-management.jp/artists/model/tairaminori

【平美乃理 Instagram】
https://www.instagram.com/minori_taira/

【平美乃理 TikTok】
https://www.tiktok.com/@minorin30

【平美乃理 X】
https://twitter.com/minori_taira


 
高崎計三
WRITTEN BY高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。

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