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【SUPER☆GiRLS】今年のスパガの夏曲は大塚 愛さん作詞・作曲「リボン」!!【阿部夢梨 卒業】

2023.07.12
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大塚 愛さんの作詞・作曲で話題の新曲「リボン」をリリースしたSUPER☆GiRLS。彼女たちの夏曲としては珍しく、爽やかさを前面に押し出したこの曲について、メンバーの阿部夢梨さん、坂林佳奈さん、門林有羽さん、萩田帆風さん、柏 綾菜さんの5人にいろいろとお聞きしました。また今年新加入の柏さんには半年経っての心境と、12月での卒業が決まっているリーダーの阿部さんには残りの時間への想いもお聞きしました!


大塚 愛さん作詞・作曲で新しい魅力の「リボン」




──新曲「リボン」は1年前の夏曲「Summer Lemon」と比べても爽やかさが目立つ楽曲ですね。曲に触れた時の印象はどうでしたか?
 
阿部夢梨 この楽曲は大塚 愛さんに作詞・作曲していただいたのですが、まず仮歌が愛さんの声で収録されていたので、「私たちがこんなステキな楽曲を歌っていいのか? このまま大塚 愛さんの声でリリースした方がいいんじゃないか?」と思うぐらいステキな楽曲で、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

坂林佳奈 今までの夏曲はわりとアップテンポのものが多かったのですが、大塚 愛さんからどんな楽曲をいただけるんだろうと思って、ワクワクしてたんです。初めて「リボン」を聴いた時は、すごく爽やかだなと思って。今までSUPER☆GiRLSは爽やか系の楽曲は少なかったので、新しいチャレンジの曲だなと思ったのと、「イエイ!」とか大塚 愛さんらしい合いの手がすごくかわいくて、ファンの皆さんにもとても好印象な曲になるなと思って、疲労するのが楽しみになりました。

門林有羽 最初に聴いた時は、イントロからすごく清らかというか爽やかで、聴いてるだけで涼しくなれる楽曲だなと。新体制になったSUPER☆GiRLSに新しい色を加えてくれた感じで、すごく爽快感があってこれからのSUPER☆GiRLSにすごく合う1曲だなと思いました。

萩田帆風 私は小さい頃から、大塚 愛さんの楽曲をお母さんと一緒に聴いていたので、今回作詞・作曲をしていただけると聞いた時は本当にすごくうれしかったです。聴いてみたら、メロディとかリズムから大塚 愛さんが作ってくれたんだなという感じがすごく伝わって、とても感激しました。SUPER☆GiRLSも6章ということで、今までとまた違った新しい風が感じられる夏曲だなと思いました。
 
柏 綾菜 初めて聴いた時はイントロがすごく爽やかで、「あ、大塚 愛さんだ! イントロから優勝!」と思いました。まだ歌詞も見てない状態で聴いたのに、映画を1本見たような気持ちになったぐらいで、爽やかなんだけど満足感があるなと感じました。ただ曲を聴くだけでも満足できるので、歌詞と一緒に聴いたらもっとハマる人がいるんだろうなと思うほど、ステキな曲だなと思いました。
 
──歌詞は「リボン」にからめて「結ぶ」「ほどく」など大塚 愛さんらしい表現がたくさん出てきますよね。それぞれ、特に印象的な個所はどこですか?
 


阿部 ホントにいろんな部分が好きなんですけど、特にって言われると「時はまるで泡のよう」というところですね。この表現がすごく気に入ってるんですけど、本当にその通りで、夏もだし、人生もあっという間で、時間を大切にしたいという気持ちが詰まった歌詞だと思います。

──阿部さんの場合は特に、これから大事な時間ですもんね。
 
阿部 そうなんです! まだ卒業を発表する前でしたけど、この曲を聴いた時点では気持ちは決まっていたので、特に刺さるものがありました。
 
坂林 私は間奏に行く前の「この気持ち まっすぐ伝わりますように」という部分です。最後の「に」の部分が伸びていて、すごく気持ちが伝わるんですけど、ライブの日によってここの感情が明るかったり真剣だったりと変えることができて、こんなストレートな歌詞だからこそ、ここにより気持ちを込められるかなと思うんですね。だからライブ中もこの部分はすごく気持ちが入ります。
 
門林 「不安だけ置いてでかけられたら 鏡の私へ 笑顔プレゼント」という部分ですね。自分をすごく励ます言葉だなと思っていて、皆さんも日常でいろいろ抱えるものとかもあると思うんですけど、この曲を聴いてくれた時とか、SUPER☆GiRLSを見に来てくれた時には私たちがしっかり笑顔をプレゼントできたらいいなと思いました。それを伝えたいなという意味でもけっこうリンクするなと思って、ここの歌詞は好きです。
 
萩田 「振り返ったら飛行機雲」というところと、「めくる思い出アルバム」というところです。SUPER☆GiRLSも13年やってきて、その足跡的な部分が表現されているのかなと思って。13年続いてきたからこそ、聴いてくれるファンの方にも刺さる歌詞だと思うし、私たちだからこそ刺さる、魅力的な歌詞だなと思います。

 私は2番の歌詞が全体的に好きなんですね。「きっと 変われる私見える」とか「時の鐘を鳴らしたい」とかは、普段使わない言葉なんですけど、恋してる時とか不安な時とかいろんな人に刺さるなと思います。フワッとしてる言葉だけど、いざという時に刺さる言葉が多くて、2番が特に好きです。
 
──柏さんにとっては加入後初のシングルということになりますが、レコーディングはどうでしたか?
 


 とても緊張しました。でも、先輩方の歌を聴きながら、実際にその雰囲気に合わせて歌えたので、雰囲気を掴むのは早くできました。一つの曲を作るのに、レコーディングという険しい道のりを越えて、こんなステキな曲ができるんだなと思いました。
 
──一番緊張したタイミングは?
 
 ブースに入ってからのひと言目ですね。そこで決まると思うとプレッシャーがすごくて、汗が止まりませんでした。
 
──すでにリリイベなどで披露されたり、MVも先行で公開されていますが、ファンの方たちからの反応はどうですか?
 
阿部 もう何度か披露させていただいてるんですけど、声出し解禁になったという影響もあって、ファンの皆さんが自然とコール(合いの手)を作ってくださって、それが浸透しつつありますし、もうすでに皆さんの心に刺さってるんだなあと思います。
 
──いくつかの映像で見ましたが、コールは確かにすごいですよね。
 
阿部 そうなんですよ! あれはいつどうやってできているのか、不思議でしょうがなくて。いつの間にか浸透してるんですよね。別に代表者がいるわけでもないのに。
 
坂林 リリイベを重ねていると、だんだん皆さんの声が大きくなってくるんです。「ここだ!」って感じになって。
 
阿部 私たちとしては、今回ミディアムテンポなのもあって、コールを入れる隙がわりとないかなと思ってたんです。例年はアップテンポの曲が多いので、皆さん入れてくださってたんですけど、今年はテイストが違うので、どういう反応かなと思ってたら、意外と(笑)。
 
坂林 今まではけっこう詰め詰めにコールが入ってたんですけど、今回はミディアムだからまた印象が違って、「もう1回!」とか大塚 愛さんの要素もねじ込んでいただいてて、またいい感じになってます。
 

MV撮影の沖縄で一番楽しんだこととは……



──MVは沖縄ロケだったそうですが、撮影時のエピソードは?
 
坂林 初めてのMVで水着を着る新メンバーと、私たちも夏に向けて恒例の水着MVを撮るにあたって、そこにかける気持ちと体のラインを意識して、みんな1ヵ月前ぐらいからスパルタに絞り始めてましたね。今回は沖縄に行かせていただいて、それぞれステキなグループショットがあったりもしたんですが、ダンスとアップだけじゃなくて、イメージシーンがすごく豊かに入っているので、素の私たちも見られる作品になってると思います。
 
萩田 私はこのMVでドローン撮影を初体験したんですね。この曲はサビの部分のフォーメーションもすごくキレイなんですけど、それを真上から撮っていただいたり、海のステキなシチュエーションをドローンですごい引きで撮ってくださったりと、いろんな角度から楽しんでもらえるかなと思います。完成した時は「こうやって映ってたんだ!」という驚きもいろいろありました。
 
──イメージシーンの中では、ハンモックで寝ていた門林さんが起こされた時の表情が印象的でした。
 


門林 ありがとうございます(笑)。ツンツンされて起こされて、一瞬不機嫌になる表情が求められていたんですけど、最初から起こされるって分かってるじゃないですか。だからその演技がちょっと難しくて、何回か録り直しちゃったんですけど。
 
──でも完成版を見たら、絶妙に「起こされて不機嫌な顔」が一瞬出てましたよ。
 
門林 ホントですか? 寝るのだけは得意なので(笑)。
 
──柏さんは「ほどいちゃダメ!」とアップで言う場面がありましたよね。
 
 あれは緊張しました(笑)。でも考えないようにして、思いのままにという感じでやりました。ただ監督さんが満足いってないような顔してるなーと察したりして、何回かやりましたけど(笑)。
 
──ちなみに、海で遊べる時間はあったんですか?
 
萩田 撮影中に波とパシャパシャやったぐらいですね。
 
坂林 それ以外は沖縄の食を楽しませていただきました(笑)。
 
阿部 それぞれ楽しんでたよね(笑)。私はソーミンチャンプルーが最高でした。
 
坂林 一つに選ぶのは難しいです(笑)。ケータリングのところにいた現地のお姉さんがすごく優しくて「たくさん食べて~!」って言ってくれて、特にドライフルーツのマンゴーをたくさん食べました。
 
──水着の撮影が終わった瞬間から食に(笑)。
 


坂林 「カット!」って言われた次の瞬間、「食べよう!」って(笑)。
 
門林 私は海ぶどうが一番よかったです。あの食感とか塩加減とかが好きで、やっぱり沖縄で食べる海ぶどうが一番おいしいなって思いました。
 
萩田 みんなでアグー豚のしゃぶしゃぶを食べに行って……水着撮影の前日だったので限界までは食べられなかったんですけど(笑)、モチモチですごくおいしかったです。他では見たことのないような沖縄の野菜もいっぱいあって、楽しみました。
 
 私は紅芋タルトがよかったです。犬用の紅芋タルトも売っていたんですよ。レジの前にあって取ろうとしたら、人間用じゃなくて「危なかった!」と思って(笑)。
 
萩田 食べてない?
 
 食べてないです(笑)。
 
萩田 ああ、よかった(笑)。食べたのかと思った。
 
──では「リボン」にちなんで、「最近結んだりほどいたりしたこと」は?
 
阿部 ほどいたと言えば、SUPER☆GiRLSとの契約ですよね。

坂林 やだやだ! 「契約」とか言わないで!(笑)
 
阿部 新しい世界に踏み出すために、リボンをほどくという選択をしましたね。この曲は新しい一歩を踏み出す人のためのエールソングにもなってると思うし、私自身も10年間ずっと固く結んできたものをほどくので、緊張はいるんですが。
 
坂林 ベストアンサーですね(笑)。私がパッと浮かんだのは、リリイベでファンの方のために一生懸命リボンを結んだんですけど、その後の2部ではほどかれてたっていうのがあります(笑)。
 
──それは切ない(笑)。もう一問、「この夏やりたいこと」は?
 
阿部 私はアイドルとして過ごす最後の夏になるので、一つ一つの夏フェスを大切にやり切りたいと思ってます。『六本木アイドルフェスティバル』と『TIF』は、私は7年間毎年出演させてもらってるし、『六本木~』に関しては誕生日当日なので、一生思い出に残るステージになると思うので、やり切りたいですね。
 
坂林 夏が来てライブをして、というのが自分にとってすごく幸せなことなので、この夏はしっかりやって乗り越えたいですね。コロナ禍を越えて最高潮にできる時期になってきたので、そういう夏を送れれば一番幸せです。ぶっ倒れる勢いでいきたいと思います。
 
門林 私も、この3年ぐらいライブでもみんなの声が聞こえない期間を過ごしていたので、この夏はたくさん名前を呼んでほしいです。やっぱりコールがあるからこそ、みんなで一体感のあるライブを作れるなと思っているので、たくさんメンバーの名前を覚えて、呼んでもらえるライブがしたいです。あとプライベートでは野球が好きで、夏に野球観戦がしたいというのが一つの夢なんです。千葉ロッテマリーンズを推しているので、勝った時に携帯のライトをブンブン振りたいなと思ってます。

 

萩田 私は加入してから、ワンマンライブで声出しを聞いたのが、先日が初めてだったんですよ。ずーっと声が聞けずに我慢してきた部分があったので、今回ホントにやっと全力で聞けるということで、この夏は今まで抑えられてた分、いろんな地方に行って6章で新しいファンの方をたくさんゲットできるような、熱い夏にしたいなと思ってます。
 
──初めての声出しはどうでしたか?
 
萩田 対バンではあったんですけど、ワンマンで最初から最後までずっとというのは初めてで、感動しちゃって。慣れてない分、ファンの方が何て言ってるか聞こうとするんですけど、忘れちゃったりして(笑)。自分の自己紹介とか歌ってる時に名前を呼んでもらえるというのは、すごくパワーをもらえるなって、改めてありがたさを実感しました。同期3人でも「感動したね!」って言ってました。
 
 私は『TIF』に出るのが夢だったし、SUPER☆GiRLSに入るきっかけが夢梨さんだったので、憧れの先輩と最後に立てるっていうのが、どっちも夢だったんですね。だから最後まで目に焼き付けたいです。あとプライベートでは、サーフィンがしたいです。まだやったことはないんですけど、やってみたいなと思ってて。


リーダー卒業まであと少し……メンバー、そして本人の思いは?




──さて、カップリングが「蒼い炎!!!!!!」ですね。6章お披露目ライブで初披露されて、4月には配信リリースされていた曲です。だから、柏さんには特に思い出深い曲なのでは?
 
 そうですね。最初に歌詞をもらって曲を聴いた時に「カッコいい!」って思いました。SUPER☆GiRLSはアイドル曲が多いイメージだったので、6章になってカッコいいイメージにいくのかなとドキドキワクワクして、自分がこの曲に歌を入れられることに、うれしい気持ちでいっぱいでした。

──ただ、この曲はけっこう速くてハードですよね。
 


 大変でした(笑)。最初だったので全部必死だったんですけど、ダンスが特にヤバくて。でも必死感がいい感じに出て、よかったんじゃないかなと思ってます。
 
──歌で特に印象に残るのが、坂林さんの「掴めドリーマー!」という個所でした。
 
坂林 あそこは特に気合い込めてますね。6章が始まって間もない時期だったので、泣きながら練習を頑張ってる新メンバーも見ましたし、章の初めての曲で、ここでしっかり見せたいという思いもあって、「ここで負けるわけにいかねえだろ!」みたいな熱血な気持ちが入っちゃいましたね。それを前面に出せるように頑張りました。
 
──まるでロックシンガーばりの熱唱でしたが、そういう練習を特にしたんですか?
 


坂林 そういうわけではなくて、ホントに感情のままという感じですね。ロックは感情です。
 
──「ロックは感情」。名言いただきました!
 
萩田 この曲は本当に力強さと勢いが大事で、かわいさよりもカッコよさ、必死さを表現するのが難しかったですね。ライブ中は気持ちが乗るので力強くはなるんですけど、レコーディングでは聴いてくれる方に勢いが伝わるように、意識しました。踊りもテンポが速くて激しいので、ライブでも頑張る曲ですね。
 
──ではこの曲にちなんで、「実はメラメラしてること」ってありますか?
 
萩田 ホントにしょうもないことなんですけど、いいですか?(笑) 私は今、趣味でお花を育ててるんですけど、すぐ枯れちゃうじゃないですか。あれをいかに枯れさせないかを考えてメラメラしてます。ちょっとでもしおれると悔しいので、こまめに頑張ってます(笑)。
 
──しょうもなくないですよ。他にはありますか?
 
坂林 (門林に)野球観戦でけっこうメラメラしてない?
 


門林 休憩時間とかに途中経過を見たりするんですけど、「今日はどうなるんだ!」「今負けたら首位じゃなくなっちゃうよ!」とか思って、画面越しにメラメラと応援パワーを送ってます(笑)。
 
坂林 楽屋にいる時も、ずっと画面とにらめっこしてるんですよ。
 
萩田 メイクしながら見てますもんね(笑)。
 
──ありがとうございます。6章になってそろそろ半年が経つ時期ですが、柏さん、もう慣れましたか?
 
 はい、慣れてきました。最初はリハーサルの時とか、分からないことがあっても聞けなくて、止まってしまってたんですね。でも先輩方が気付いてくださったり、「ここはこうだよ」って細かく教えてくださるので、頑張ろうと思いました。同期の子たちで励まし合っているうちに、リハーサルでも聞けるようになってきたし、ライブ中もお客さんの顔が見えるようになってきたし、他のメンバーと笑い合ったりできるようになってきました。
 
──萩田さんにとっては初の後輩になるわけですよね。
 


萩田 でも1年半とかしか変わらないので、入った時はほとんど同じ?ぐらいの感覚だったんですけど、やっぱりすごく若くてフレッシュなので、妹みたいな感じですね。みんな頑張り屋さんで、ワンマンに向けてのリハーサルでも頑張ってましたね。私たちも自然とお姉さんみたいな感じになってきてます(笑)。
 
──リーダーから見た6期は?
 
阿部 いやあ、若いですよね(笑)。楽屋での姿勢とかパフォーマンスの初々しさとか見てても「若いな」というひとことが最初に出てきてしまいます。でもこれから様になって成長していく姿というのは、この時期から応援してくれている人しか見ることができないものなので、今の一瞬を大切にしていただいて、みんなも頑張ってほしいなという気持ちです。
 
──そんなリーダーも今年いっぱいで卒業ということですが、それを聞いた時に皆さんはどう思いましたか?
 
坂林 「そっかあ……」という感じですね。もともと同期のしおりちん(長尾しおり)が昨年12月に卒業されているので、逆に新体制に変わってすごく揺らぐ時期をリーダーとして引っ張っていくのはすごい責任感なので……(急に声のトーンが上がって)それを背負ってきてくれた夢梨ちゃんがおらんくなるのは寂しい!、っていう気持ちですね、シンプルに。でも、聞いた時はそんな「ドヒャー!」とはならんかったな。
 
阿部 いやいや、ならないでしょう。
 
坂林 ずっと背中を見てきたんで、残りの時間もしっかり目に焼き付けながら……受け継げるかどうかは分からないですけど(笑)、いろんなものを学んでいきたいなと思います。
 
門林 「ついに来ちゃったんだ!」というのが一番大きかったですね。私は一緒に活動したのは4章からですけど、その前からMVとか見てて「すごいアイドルな方だな」と思ってたんです。4章からはセンターとしてSUPER☆GiRLSを引っ張ってくださって、いつも「アイドルはこういうものなんだよ」というのを背中で示してくれた方でした。そんな方が抜けるのは、正直不安もないとは言いきれないし、ネガティブなことはあんまり言いたくないけど、正直、「これからどうなるんだろう?」というのが大きいです。でも逆にあと半年あるので、そこでしっかりと、夢梨さんのアイドル道だったりファンの人への接し方、リーダーとしての姿勢を吸収していって、今後のSUPER☆GiRLSに生かしていきたいなと思います。夢梨さんの卒業で、残るメンバーの生き方も決まったんじゃないかなと思いました。

萩田 私は5章から一緒に活動してきて、パフォーマンス、MC、アオリとかいろんな部分で学ぶことだらけで。それをどうにかみんな引き継いでいかなきゃいけないじゃないですか。になってくれてる部分が大きすぎるので、そこを私たちが学ばなきゃいけないですし、残り半年を短く感じるか長く感じるか……実際短いですけど、そこで夢梨ちゃんが築き上げてきたものを私たちが学ばなきゃいけないんですよね。特にライブ中のパフォーマンスがすごいので、正直焦りは感じてます。
 
 聞いた時は衝撃で何も考えられなかったですけど、6期で「頑張らなきゃね」って話して、気持ちを前向きに持っていくようにしました。悲しい気持ちが大きかったし、学びたいこと、学ばなきゃいけないことが多すぎるので、この半年間で、できるだけ吸収できるように、時間を大切にしたいなと思ってます。
 
──皆さんの言葉を受けて、最後、阿部さんから締めの言葉をいただけますか?
 


阿部 いやあ、1時間ぐらいお時間いただけますか?(笑) みんないろんな思いがあって、ファンの方も「送り出すよ」って言ってくださって、本当に温かいなと感謝の気持ちでいっぱいですね。この10年間、本当にいろんな人と出会って、支えていただいて、夢のような時間を過ごさせていただきました。自分的には、SUPER☆GiRLSに貢献できてるっていう気持ちは全然ないんですけど、本当に残り半年間で、後輩に残せるもの、引き継げるものは引き継いで、私もいちファンとして未来のSUPER☆GiRLSを応援していきたいなと思います。でもSUPER☆GiRLSが続いていくためにはメンバーの力だけでは足りなくて、ファンの皆さんのお力が本当に大きいので、体制が変わり続けるグループではありますけども、どんなSUPER☆GiRLSも今が一番好きだ!という気持ちで、温かく見守っていただけたらうれしいなと思います。そして新曲「リボン」も、私たちの思いがいっぱい詰まった楽曲になってますので、今一度、歌詞と曲とリンクさせて聴いていただければ、さらに刺さる1曲になるんじゃないかと思います。今後ともよろしくお願いします!
 
──これからも見逃せませんね。ありがとうございました!
 
撮影 長谷英史




「リボン」
2023.7.12 ON SALE

 
 


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高崎計三
WRITTEN BY高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。

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