新曲「祭歳(さいさい)」をリリースした4人組ボーカルグループet-アンド-。デビューから2周年を迎え、さらに成長を続ける彼女たちによる、ポップでダンサブルな「祭り」ソングとなっている。それぞれの個性を出したボーカルライン、ラップ、セリフと、彼女たちらしい要素を盛り込みながら、今までにないタイプの曲調に挑んだ4人に、楽曲のこと、開催中のツアーのこと、これからのことなど、たっぷり語っていただきました!
いままでのet-アンド-になかった楽曲「祭歳」
──新曲「祭歳」はすごくポップで軽やかな印象を受けました。皆さんは最初に曲に接した時、どう思いましたか?
モラレスきあら 最初にデモをもらった時は、「かわいいな!」と思いました。
野島樺乃 仮歌が入った状態のデモ音源を聴いた時は、ボカロっぽいなと思いました。機械っぽい音が多くて面白いなと思ったんですけど、これを1人で歌うならまだしも、4人で分割して歌うとなると、また雰囲気も絶対変わるんだろうなと思って、仕上がりが楽しみになりました。
栗本優音 私が最初に聴いたのは仮歌がない、サウンドのみの状態だったんですけど、それで聴くとタイトルの通り「祭り」っぽいなというのが最初の印象でしたね。こういう曲調だと、SNSで評判がよさそうだなとすごく思って。ちょっとした軽い振り付けだったらすごくやりやすいんだろうなとも思いました。
山崎カノン 私も最初に聴いた時は、楽しそうな曲だなと思いました。リズムに乗りやすくて、ライブでやったら楽しいだろうなと。今までのet-アンド-の楽曲とはひと味違ってて、また新しい一面が見せられるんじゃないかなと感じました。
──そこからの仕上がりにはラップっぽい部分もありセリフもありと、et-アンド-らしい味付けもされてますよね。レコーディングで仕上げていくにあたっては、どういう表現を心がけましたか?
野島 今回はサビを全員ユニゾンで歌っています。今までのet-アンド-の曲だと、ディレクションで「自分の味を出して自由に歌っていいよ」って言われることが多かったんですけど、今回に関しては、声のトーンを一つにして仕上げたいということで、「あまり自分の味を出さずに、感情も込めすぎずスッと入るような感じで」と言われたんですね。私は歌う時に感情を大事にするタイプなので、そこはちょっと苦戦しましたね。
山崎 私は、自分の歌い方という点では最近になって分かってきたところがあって、優音のパートの後に私のパートが来るんですけど、そこで「声が変わったな」と思われるような歌い方を意識しました。
栗本 この曲はサウンドだけ聴くと明るい曲調で、私の声がもともと高いのもあって、普通に歌うと明るい印象になっちゃうんですね。でも私が歌うパートの歌詞はちょっと暗めというか、ちょっとネガティブ寄りなので、少し音程を下げて雰囲気を暗めにするということを心がけました。
モラレス 今回ほど短い秒数の中に言葉をギュッと詰め込んでラップする曲って今までなくて、ライブとかで歌う時も呼吸とか大変なんですね(笑)。レコーディングの時も、「呼吸をどうしよう」とか「ブレスをどこに挟もうか」というのが一番苦戦したところですね。あと今回初めて、サウンドのバックでみんなで「アラヨット!」と合いの手を入れてるんですね。初めて4人全員でブースに入って録ったので、それが楽しくて、いい思い出になりました。
栗本 ラストのサビのバックで盛り上げの合いの手になってます。楽しかったよね(笑)。
──モラレスさんは最初の頃からラップをやられていますが、その中でも大変だった?
モラレス 大変でしたね。特に2番の「争い事巻き込まれたくないの」のあたりとか、滑舌がどうしてもうまくできなくて、けっこう練習しました。
──そして後半にはセリフというか会話のパートが。
栗本 そうですね。1人2役を初めてやらせてもらったんですけど、ちょっと声を変えないといけないところがけっこう難しくて。最初は「一気にバッとやっちゃう?」とも言われたんですけど、けっこうスピードも速いし、ラストのサビにかぶっちゃいけないというのもあって、最初に片方の女の子の部分を録ってからもう1人の方を録るというやり方にしました。私も最初は気付かなかったんですけど、この会話の内容って、「意味が分かると怖い話」になってるんですよ。それを分かって話すとやっぱりちょっと感情がこもって、ちょっと怖い気持ちになりながら録ってました(笑)。
──そんな仕掛けがあるんですね。
栗本 けっこう速いので、聴いてても最初は分からないかもしれないんですけど、歌詞を見ながらよくよく聴くと、「怖っ!」ってなる内容なんですよ。皆さんにも、本当はどういう意味なのか考えて聴いてもらえたらなと思います。普段、TikTokで1人2役とか3役とかやってるんですけど、自分で声を発してるわけじゃないんですよね。だから自分の声で演技するのは楽しかったし、仕上がりを聴いたらやっぱり面白いなと思いました。
野島 曲を聴いてたら急に会話が始まって「ん?」ってなりますよね(笑)。サブスクとかで聴いてたら巻き戻したくなるっていうか。曲が続く中で急に会話が始まって、またすぐサビがあるという構成が斬新で、完成版を聴いて「優音、すごいな!」と思いました。同時に、これを私たちの曲として発信することで、初めて聴いてくれた方も「面白いな」とか「このグループ、興味あるな」と思ってもらえるきっかけになるんじゃないかと思いましたね。
ツアー続行中! ライブでの「祭歳」の反応は?
──今行われているツアーでは、大阪公演と香川公演ですでに披露されているんですよね。実際にステージでやってみてどうでしたか?
野島 (他のメンバーに)大変だよね(笑)。振りもしっかり入れた時に、息切れとかが入ると、音源とちょっと違ってきちゃうじゃないですか。みんなで練習期間を取って歌い込んで、そうならないように頑張りました。大阪が最初だったんですけど、さっきノン(山崎)が言ったように、楽しくやることができました。
──さっき出た速いラップは、ステージでは?
モラレス ラップが速い上にダンスもつくので、終わった瞬間にメッチャ息吸ってました(笑)。全部出し切ってるので、自分のパートが終わって、次の優音のパートの間はメチャメチャ息吸ってますね。それから、お客さんもみんな初めて聴く曲なので、聞き取ろうとすごく必死になってくれていて。ライブ後にSNSで反応を見たりするんですけど、「え、あのセリフ何?」とか「優音ちゃんが2役してる!」とかいろんな反応があって、見てて楽しいです。リリース後はぜひ答え合わせをしてほしいですね(笑)。
──しかも2ヵ所目の香川公演は、地元ですよね。
モラレス そうなんですよ。いつも来てくださるandy(et-アンド-のファン)の皆さんに加えて地元の友達とかもたくさん来てくれて、いつもとちょっと違ったアットホームな雰囲気の中でやらせていただきました。
──山崎さんもこれから、札幌での地元公演が待ってるんですよね。
山崎 そうなんです。緊張してます(笑)。et-アンド-としては初めて、札幌にみんなで行くんですけど、そこでステージに立つというのはどんな感じなんだろうという未知な部分もありますし、その中でも楽しめたらいいなっていう自分もいたりしますね。
──この「et-アンド- glow tour 2023」は6月に大阪と香川、7月に愛知と北海道があって、8月の東京でファイナルという、けっこう長丁場の日程ですね。
野島 はい。今までのツアーはそんなに間が空いたことがなくて、東名阪が一瞬で終わっちゃうっていう感じだったんです。今回は3ヵ月にわたって5ヵ所でやるので、今まで以上に集中して挑めるというか、「前回ここがよかったね」とか「ここをもうちょっとこうすれば、次もっとよくできるね」とか話し合いながら次に臨めるので、そこはすごくいいですね。5ヵ所あっても「1ヵ所しか行けない」という方もたくさんいらっしゃると思うので、各公演の完成度をいかに上げていけるかということを考えて、空いた期間にもリハを重ねたりしています。
──「祭歳」のリリースを挟んで、序盤2公演のお客さんはリリース前にライブで聴くことができて、後半3公演のお客さんはリリースされた音源を聴いてから臨めるわけですね。
栗本 そうですね。どちらのお客さんも「音源ではこうなってたんだ」「ライブではこうやるんだ」という感じで答え合わせできるので、楽しいと思います。あとサビの振り付けって、みんなで踊りたくなるじゃないですか。私たちの振り付けの先生が、ファンの方と一緒に踊れるように、阿波踊りをモチーフにした簡単な手振りを入れてくださって、ファンの皆さんもそれを覚えようとしてくれてるんです。まだ2回しかやってないんですけど、みんなでジャンプしたりとかもあってすごく楽しい曲だなと思います。
──しかもライブでの声出しが解禁になりましたよね。
野島 本当に、それでライブが倍、楽しくなりました。コロナ禍の中でデビューしたグループだったので、デビューライブも声出しがなかったし、お客さんはマスク着用で、MCでも拍手のみでしたからね。まあ、その中でもどうやっていいライブをやるかというのを意識しながらやってたんですけど、やっぱり声出しありのライブに勝るものはないなと、大阪・香川と回って、強く感じました。
──この先も楽しみですよね。
野島 そうなんです。やっと解禁されたので、私もMCで煽りまくっちゃって(笑)。ファンの方も、解禁になっても最初はちょっと声を出しにくいところがあるじゃないですか。そんな恥ずかしさの殻を破れるように、私たちも1曲ごとに煽ったりして、本当に楽しいライブになってきてます。
──ツアー以外にも、この夏はイベントもいろいろありますが。
野島 リリイベもやらせていただいていて、7月15日にはイオンモール常滑さんでも開催されます。ワンマンとかではなくて、人通りの多いところでイベントをやることによって、たくさんの方が足を止めてくださったり、同世代の子たちが「え、かわいい~!」って言ってもらえることも多いので、これからもこういう機会を増やして一人でも多く、知ってもらえるきっかけになればと思います。あと、フェスに出たり、8月25日には熱海の花火大会に出演が決まってるんです。去年、私がコロナにかかっちゃって出られなかったイベントなので、リベンジなんですよ。8月は体調管理に超気をつけようと思ってて(笑)。
栗本 過去イチ気をつけないとね(笑)。
──フェスだと他のアーティストのファンに知ってもらう機会でもありますよね。やっぱり意気込みは違いますか? 「アイツらのファン、根こそぎ奪ってやるぜ!」みたいな(笑)。
野島 それは正直ありますけど(笑)。
山崎 少しはね(笑)。
野島 フェスは野外が多いので気持ちいいですよね。去年、白馬で「HAKUBAヤッホー!FESTIVAL」というフェスに出たんですけど、すごい開放感で普段の自分のボルテージを超えるというか、はっちゃけて煽ったりとかできるので、それもフェスのいいところなのかなって思いますね。
お祭りでの思い出と言えば……イカ焼き!?
──では「祭歳」というタイトルにちなんで、皆さんに「お祭りの思い出」を聞いてみたいなと思うんですが。
山崎 メチャクチャ最近で言うと、大学1年生の頃に、テストの最終日が花火大会の日だったんですよ。だからみんなで「テストを乗り越えたら花火があるから頑張ろう」って言って、終わった瞬間にダッシュで会場に行ってみんなで見た花火はすごく楽しかったですね。すごい開放感がありました。
栗本 私も花火大会ですね。おばあちゃんが群馬にいて、そこで地元の人たちに愛されてる花火大会があるんですね。でもコロナで3年ぐらい中止になっちゃってて、去年久しぶりにおばあちゃんと行けたんです。調子に乗って綿あめとか買っちゃって(笑)、食べながら見て。いつもは1万5千発なんですけど、久々の開催だったから2万発上がって、迫力満点ですごく思い出に残りました。
──いいですね。しかし「調子に乗って」やることが綿あめって、かわいすぎませんか(笑)。
栗本 普段買わないんですけど、浮かれて買っちゃいました(笑)。
野島 でも私も、お祭りに行くと調子に乗っちゃって、屋台でたくさん買っちゃうんですよ。「アレもコレも食べたい!」と思って両手に抱えて、1回イスに座って食べるみたいな(笑)。小さい時に地元のお祭りでイカ焼きが売ってたことがあって、私、イカ焼きがメチャクチャ好きで。2本買って食べてたんですけど、アレってけっこうタレが垂れてきたりするじゃないですか。その時もすごく手に垂れてきてて、すぐ手を洗ったんですけど、家に帰ったらすぐお母さんに「イカ臭い!」って言われて。イカ食べたって言ってないのにですよ!(笑) たぶん全身からイカの臭いがしてたらしくて、「お風呂行ってきなさい!」って。すぐお風呂に行って髪もちゃんと洗ったんですけど、臭いが染みついてたみたいで。それ以来、お祭りでイカ焼きは食べなくなりました。
──エラいことに。
野島 それが小学生ぐらいで、その後もイカ焼きは大好きなんですけど、お祭りではそれ以来食べなくなっちゃって。
──しかしお祭りのイカ焼きは確かにおいしいですけど、2本持ってる人は見ないですよ。しかも小学生で(笑)。
野島 頭とゲソの2本だったんですよ! もう全身食べようとしてて。
栗本 わんぱくだ(笑)。
──モラレスさんは?
モラレス 私はコロナ禍の間に東京に出てきたので、こっちでお祭りとか花火大会とかも行ったことなくて。地元にいた時は、高校1年から3年まで、友達と浴衣を着て花火大会に行くのがルーティーンみたいになってて。カステラとか定番のポテトフライとかをシェアしながら歩いてましたね。今年こそは、こっちで大きいお祭りに行ってみたいと思ってます。
──さて、デビューからここまでちょうど2年。ここまでの活動は順調ですか?
野島 え!(笑)
栗本 どうなんだろう(笑)。
野島 自分たちで言うのは難しいですけど……去年はet-アンド-初めての4部作、四季折々のリリースがあったので本当にあっという間で、すごく充実してました。「順調」かというと、反省も見つかったり、一つ成功すると「ここはまだ足りてないね」というところもあったり、本当にいろいろあるんですけど……。
山崎 今回、アー写が新しくなりました。この取材の前に楽屋で樺乃とデビューアルバムの頃のアー写を見返してて、「自分たち、変わったのかな?」って話をしてたんです。デビューの頃から見てくださった方から「パフォーマンスが変わったね」て言われたりすると、自分たちももっと頑張ろうって思えるし、ちょっとずつだけど成長しているのかなっていうのは、実感しつつありますね。
デビューから2年……これから頑張りたい部分は?
──それぞれが思う、成長できた部分と、もっとここを伸ばしたいという部分は?
モラレス 私はet-アンド-の一員になって初めてラップに挑戦して、自分で聴いて「成長したな」って思うことは少ないんですけど、レッスンとかボイトレとかを積んでイベントとかに出演した際に、樺乃とか他のメンバーから「めっちゃラップよくなったよ!」って言われると、自分でも「あ、よくなったのかな」と思えるので、本当に少しずつですけど、これからもちょっとずつ進化して、もっともっとカッコいいラップができるようになれればなと思います。あと、頑張らないといけないのは……SNSですかね(笑)。
──ほう。
モラレス 私はTikTokで毎週ダンスを上げてるんですけど、自分で見てても「これは本当に上げていいレベルなのか?」と思うこともあるんです。ダンスの先生と確認して撮影しているんですけど、もっと自分で納得できるようにやれたらいいなと思います。
野島 私は、ライブパフォーマンスという点では、et-アンド-の野島樺乃として、この2年で成長できたのかなと思います。デビューしたての頃は、「SKE48時代とは変えていきたいな」と悩んでいたこともあったんですけど、その頃に比べたら、表情の切り替えとか歌い方の種類とか、「この曲にはこの感じが合うだろう」という判断ができるようになったかなと思ってて。ステージでは自信を持って、それこそ自分に酔ってるかのように(笑)パフォーマンスできるようになってきたかなと思えるようになって、ファンの方とかも「ここの表現メッチャ好き!」って言ってくださることも増えてきたんですね。そこは一つのポイントとしてもっと仕上げていきたいですね。あともう一つあるんですけど、いいですか?
──もちろんです(笑)。
野島 私はしゃべることもすごく好きなので、ラジオとかのトークももっと鍛えていきたいと思ってて。SpotifyのMusic+Talkというポッドキャスト機能で「et-アンド-のskill up TIME」というラジオプログラムをやってるんですけど、そこではけっこう殻を破って、素をさらけ出してるんですね。もし好きな人ができたら聞いてほしくないと思うレベルで(笑)。そういう、トークとかバラエティーでも面白いと思ってもらえるように、マルチに頑張っていきたいと思ってます。
──ちなみに、2年前にこのavex portalのインタビューに登場していただいた際には、「リーダーとしてどうするか」ということをお話しされていました。2年経って、その部分ではどうですか?
野島 今でも前と変わらず、「リーダーとして……」って背負ってるものはあるんですけど、経験が自分を支えてくれてるというか、「あんないいライブができたんだから、今度のライブもきっとあれを超えられる!」とか、メンバー1人1人に信頼関係があるからこそ、みんなのびのびやれてると思います。本当に「ここぞ!」という時はみんなで話し合ったりもしますけどね。私も最初の頃よりは、肩に背負ってる荷物はだいぶ軽くなってる気がして、ちょっとホッとした感じでやれてると思います。
──成長した部分とこれからの課題に戻って、栗本さんは?
栗本 私は、自分でも高音を出すのが好きなんですけど、デビュー曲の「#tokyo」とかだと低い音から一気にバーン!と高くなったりするんですね。それをライブでやるとなると、以前は自信もなかったし、安定してなかったんです。でも最近はちょっと高音を出すのが楽になってきたというか、失敗することが少なくなってきたので、そこは出し続けてるからこそちょっとずつよくなってるのかなと思います。あとポエトリー・リーディングもやってるんですけど、以前はレコーディングですら恥ずかしかったんですよ。羞恥心というか、メンバーの中で1人だけ歌じゃなくて普通に話し言葉で、しかもライブでもそれをやるというのが、正直ちょっと恥ずかしくて。でもそこも、最近では恥ずかしく思うこともなくなって、今回の「祭歳」でのセリフパートも「やりたい!」っていう気持ちで臨めたので、そこも気持ちとしては一歩成長できたのかなと思います。
──ここから伸ばしていきたい部分はどうですか?
栗本 さっきの樺乃と反対で、私はしゃべるのが苦手なんですね。あんまりうまく言葉を出すことができなくて。ラジオで、「1人で5分間フリートーク」というコーナーをやってるんですけど、まだまだだなあというのがすごくあって。話すのもすごく重要な自分の仕事だと思っているので、キャラは保ちつつ、頑張ってうまく話せるようになりたいと思ってます。それと、ライブで振り付けのないバラード曲とかあるんですね。そういう時に、振りがなくても棒立ちにならないように、カッコいい見せ方、リズムの取り方というのを見つけられたらなと思ってます。
──こうして聞いていると、おしゃべりも問題なさそうですよ。
栗本 いや、でもラジオとなると……。あとMCもうまくしゃべれないんですよね(笑)。苦手というか、何か難しいですね。「楽しい!」と思って、ルンルンで話せるようになりたいです。
──山崎さんは?
山崎 先ほども言ったんですけど、初期の頃に比べると、だんだん自分らしい歌い方が分かってきました。それが徐々に徐々に安定してきて、レコーディングでディレクションされる時に「ちょっと息多めで」とか、自分の色がet-アンド-の中で見つけられてきたというのは自分の中でも大きいですね。それをもっと深めるというか、もっと自分の色にしていけたらいいなと思っていて。でも逆に、それだけじゃなくてもっといろんな歌い方、それこそ迫力のある歌い方、切ない歌い方とかをこなせるように、いろんなアーティストさんのライブに足を運んだり、いっぱい勉強して、これからも成長していけたらなって思います。
──では最後に、新曲「祭歳」とともにこの夏を過ごす方々にメッセージをお願いします。
モラレス 半年ぶりのリリースですし、et-アンド-にとっても初めての試みと言えるぐらい、新しいタイプの楽曲にもなっているので、一緒に「祭歳」を盛り上げつつも、イベントとかでの私たちのパフォーマンスを楽しみながら、この夏を一緒に盛り上げられたらと思ってます。et-アンド-の夏になるように、私も頑張ります。
山崎 「祭歳」がリリースされてツアーもあるということで、私たちもメチャメチャ楽しい時期なので、このままet-アンド-を盛り上げていけたらいいなと思いますし、この「祭歳」をライブとかだけじゃなくてSNSでもどんどん発信して、et-アンド-の名前がもっともっと広まっていけるように頑張っていきたいと思ってます。
栗本 私は、何だか勝手に、今年の夏はすごくキラキラした夏になると思っていて。5月からイベント出演も続けていて、夏のツアーもありますし、この「祭歳」という新しい、今までにない楽曲もリリースされましたし、アー写も新しくなるということで、et-アンド-の雰囲気もまたガラッと変わると思うんですね。この夏も終わってみたら一瞬だと思うんですけど、1日1日を大切にしながら、ファンの皆さんと歩んでいけたらなと思っています。
野島 このリリースの直後、7月21日に2周年を迎えて3年目に入るので、もうそろそろバズらないかなと思ってて(笑)。ホントに1曲1曲、スタッフさん含めてet-アンド-チーム全体で愛を込めて作っている中の一つが「祭歳」なので、自分たちもこの曲に愛を込めて、しっかり自信を持ってパフォーマンスして世に発信していきたいですし、それを受け取った方々も、この曲から私たちの他のいろんな曲に関心を持ってもらって、「et-アンド-っていいよね」「こういうボーカルグループはたくさんあるけど、何かet-アンド-の色が好きなんだよね」って言ってくれるような人を1人ずつ増やしていけたらいいなと。まずはこの夏、フェスだったりツアーもあるので、1つ1つのライブをしっかり仕上げて、楽しんでいきたいなと思ってます。
──熱い夏になりそうですね。ありがとうございました!
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