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鈴木杏奈

【カラオケバトルU-18四天王】鈴木杏奈「ワッチャプリマジ!」オープニングテーマで声優アーティストデビュー!

2021.11.24
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声優
話題
音楽
インタビュー
10月から放映中のTVアニメ「ワッチャプリマジ!」のオープニングテーマ「Dreaming Sound」で12月1日にメジャーデビューを果たす鈴木杏奈さん。幼少時から歌を学び、数々のTV番組などで活躍した彼女は、「ワッチャプリマジ!」で声優としても本格デビューしています。アーティストと声優、2つの顔で活躍する17歳の彼女に、楽曲のことやアニメのことなど、いろいろ伺いました!


「Dreaming Sound」はキラキラ感溢れる「ザ・オープニングな曲!」


──今回リリースされた「Dreaming Sound」はご自分も出演されている「ワッチャプリマジ!」のオープニングですよね。出演しながらオープニングも担当されるというのは、どんな気持ちですか?
 
鈴木 私は心愛れもんちゃんの声を担当させていただいているんですけど、第6話からが本格的な出演だったんです。でも第1話からオープニングテーマで私の歌が流れていて、まだそこまで実感がなかったんですけど、れもんちゃんが活躍する6話くらいから「うわ~、OPテーマを担当してるのかぁ~!」ってようやくジワジワ実感が湧いてきて、もうウルウルしてました(笑)。
 
──ですよね(笑)。そしてご自分が演じるれもんちゃんの本格登場回も放送されました。さらにウルウルしましたか?
 
鈴木 さらにウルウルはしたんですけど、やっぱり自分がキャラクターの声を担当させていただいたれもんちゃんの活躍を見ると「あ~、うれしいな~!」という気持ちをしみじみ感じてました。
 
──しかし、登場人物の中でも個性的な役で。
 
鈴木 ホントですよね!(笑) もうクセが強くて、とにかく。アフレコの時から「とにかくれもんらしく頑張ろう!」というのを意識して取り組んでました。
 
──演じるのは大変ですか?
 
鈴木 最初はアニメのアフレコ自体初めてだったので、もちろん緊張もしてたんですけど、周りの皆さまが温かくご指導下さるので、だんだん楽しくなってきました。
 
──しかし、初のアフレコ出演にしてはチャレンジな役柄ですよね(笑)。
 
鈴木 でも、このオーディションを受けた時から、私はれもんちゃんを演じてみたいなと思ってたんですよ。ビジュアルもキャラクターも含めて一番私が好きなキャラクターだったので、れもんちゃんを任せていただけて嬉しいです。
 
──でも、自分に近い感じじゃないでしょう?
 
鈴木 いや! 近いんですよ(笑)。れもんちゃんほどではないんですけど、「オタクだね」って言われることが多いですし、私も人見知りなところはあるので、近いなあと思う時がありますね。
 
──これまでもテレビ番組で歌ったり、その他歌の活動はされていたと思いますが、今回はメジャーデビューということで、今までとは違いますか?
 
鈴木 全く違うと言っていいくらい、全然違いました。支えてくださるスタッフの皆さまはもちろんなんですけど、MVやジャケット写真の撮影の為に自分に合う衣装を作ってくださったり、撮影のセットがあったりとか、そういうのも初めてだったので、「ああ、メジャーデビューってすごいな!」と感じました。
 
──なるほど。
 
鈴木 本当にありがたいなと思いますし、この曲はプリティーシリーズ「ワッチャプリマジ!」のオープニングテーマなので、今までのシリーズのイメージを崩さないように、このキラキラ感も大切にしなきゃなと責任も感じました。
 
──確かにこの「Dreaming Sound」は本当にそのキラキラ感に溢れてますよね。
 


鈴木 そうですね! 「ザ・オープニング!」って感じですよね(笑)。最初のデモ音源の時からキラキラ感がすごくって、新しいオープニングらしいなというか、ピッタリだな!と思いました。
 
──「輝きだす未来へと~」のところから、ここがサビなんだなと思ったら、その後の「ずっとTry&Try 続けて~」のところの畳みかけがすごいですよね。
 
鈴木 おしゃれだなあと思いましたね。サビの中でも目立つ部分なので、しっかり発音しようと意識して歌いました。
 
──特に曲の最後の方は、そのサビが繰り返しになって、歌うのが大変なんじゃないかと勝手に心配してしまったんですが……。
 
鈴木 もちろんアップテンポですし、少し大変なところもあるんですけど、それよりも歌ってて楽しい気持ちの方が大きいですね。
 
──特にこの曲で思ったんですが、歌声がすごく大人っぽくないですか?
 
鈴木 本当ですか!? うれしいです! 確かに小さい頃から「大人っぽい歌声だね」とは言われてました。今回は曲についても「今までのプリティーシリーズのオープニングとはガラッと変わって、カッコいい感じだね」って言っていただける事もあるので、それもうれしいです。
 
──この「Dreaming Sound」は歌声が伸びるところが多くて、気持ちよさそうに歌ってる感じがしますよね。
 
鈴木 ありがとうございます!やっぱり伸びが多い曲は歌ってて気持ちいいですし、「杏奈ちゃんは伸びがいいね」って言ってもらえることも結構あるので嬉しいです。だから気持ちよく歌ってます(笑)。
 
──レコーディングはスムーズに進みましたか?
 
鈴木 うーん……程よく(笑)。何度も録り直したとかそういうところはないんですけど、「固いよ!」って何度か言われたので、肩をリラックスさせて踊りながら歌ってました。
 
──最初は緊張してたんですか?
 
鈴木 やっぱり緊張はしましたね。でも自分の意識の中では「ヤバい、緊張してる!」というのはなかったんですけど、無意識に固くなってたのかなって思います。
 
──でも今まで、かなりいろんなシチュエーションで歌ってきてますよね。それこそTV番組で競わなきゃいけない場面とか、プレッシャーがかかる場面もあったと思うんですが、それともまた違う?
 
鈴木 全然違いました。競う時とレコーディングの時は、同じ歌でも全く別物でしたね。レコーディングは、作品の事を考えて歌ったり、自分の歌をうたっていかないといけないっていうプレッシャーもありましたし。
 
 
走り抜けるようなカッコよさを意識した「Sail Away Justice」
 

 
──この曲を歌うにあたって、一番気をつけたところは?
 
鈴木 笑顔で歌うっていうことです。アニメの時は歌ってる顔はもちろん見えないんですけど、やっぱり笑顔というか、元気さや明るさが大切かなと思ったので。
 
──これからいろんなところで歌う場面があるでしょうし、「ワッチャプリマジ!」のファンの子たちのまで歌うこともあると思うんですけど、やっぱりそこでも笑顔は大事ですよね

鈴木 絶対に大事だと思います!小さな子たちが私の歌を聴いてくれて、「ああ、素敵だな」「憧れるな」って思ってもらいたいので、笑顔で、そしてキラキラオーラをたくさん届けられたらいいなと思います(笑)。
 
──先ほど人見知りという話がありましたけど、歌う時はすぐキラキラオーラを出せますか?
 
鈴木 私、歌ってる時はあまり緊張しないんですよ。楽しんで歌うことはできるので、出てほしいです、キラキラオーラが(笑)。やっぱり緊張してると硬くなっちゃうので、リラックスして歌えるのは長所かなと思います。
 
──この曲の歌詞の中で好きな部分は?
 
鈴木 いやもう、素敵な歌詞がたくさんあるんですけど、私は1コーラス目のAメロの「大丈夫 一人じゃない 手を握るよ」が一番好きです。やっぱりアニメに出てくる女の子たちも、まつりちゃんだったりれもんちゃんだったり、ステージに立つ普通の女の子がいて、みゃむちゃん、チムム、きゃろんなどの、魔法使いと2人で組んで力を合わせて頑張っていくっていうのが、この歌詞にピッタリだなと思いますし、私も自信がない時とか、くじけそうになった時にこの歌詞を聞くと力をもらえます。だから私がこの曲を歌うことで、皆さんにも元気を与えられたらいいなと思うので、この歌詞が大好きです。
 
──この先、キャリアを重ねても、デビュー曲だから歌う機会は必ず多くなるじゃないですか。それがこの曲というのは、すごくそれいいなあと思いますね。
 
鈴木 いいですよね! 私も曲と一緒に成長していけるというか、歌うにつれてだんだん変わっていく曲にしたいなと思ってます。未来の自分はどんな感じで歌ってるんでしょうね? 気になります(笑)。
 
──カップリングは「Sail Away Justice」です。こちらはバンドサウンドが効いていますね。
 
鈴木 カッコいい仕上がりになってますよね。この曲はスマホアプリ「アズールレーン セイレーン作戦」のテーマソングということもあって、ゲームのイメージを崩しちゃいけないですし、疾走感ある楽曲だったので、私も伸びやかにサーッと走り抜けていくようなカッコよさで歌わなきゃなと意識しました。
 
──歌うのに苦労した点は?
 
鈴木 この楽曲はアップテンポな上に、音の高低差がけっこう激しくて、家で何十回も歌って練習しました。
 
──普段聴く音楽は、どういうタイプの曲がお好きなんですか?
 
鈴木 ジャンルにとらわれず色々な曲を聴きますね。アニソンもボカロも……ロックやバラードも。あと和風な楽曲も好きです。
 
──中でもあえて一番好きなジャンルというと?
 
鈴木 うーん……ロックですかね。アニソンでもいろんな楽曲があると思うんですけど、カッコいいバンドサウンドのアニソンが好きなので。だからこの「Sail Away Justice」は好きな曲調でした。
 
──アーティストでは?
 
鈴木 水樹奈々さんが好きです。ライブも何度か行かせていただいたことがあります。あとは、ガチガチのロックだとBABYMETALさんとかも聴いたりします。
 
──それはそれで似合いそうですね(笑)。
 
鈴木 本当ですか? ひとりカラオケでは歌ってます。もう全身全霊で歌ってますよ(笑)。
 
──今回、この2曲が入って「CD」という形になることについてはどうですか?
 
鈴木 いや、まだ信じられないというか、店頭に私のCDが並んでいるところを見たことがないので、CDショップに行くたびに、「ここに自分のCDが並んでるってどういう感覚なんだろうな?」とか妄想しながら歩くんですけど、いまだにまだ信じられてないですね。
 
──現実になってみないと?
 
鈴木 そうですね。この目で見たらもう、一気にバーッと頭の中に流れ込んでくるというか、はぁ……デビューしたんだなって実感できるはずです(笑)。
 
──でも、世代的にCDじゃないのでは?
 
鈴木 けっこう皆さんにそう言われるんですけど、私は実物のCDが欲しいタイプなので、そんなことはないんですよ。
 
──そうなんですか。今どきの17歳は、もう一切CDなんか触ったことないのかと思ってました(笑)。
 
鈴木 いやいやいや、そんなことはたぶんないです(笑)。本当に好きな歌手の方のCDは、やっぱり買いたいと思うんじゃないですかね。「持っておきたい」みたいな気持ちで。ジャケット写真とかもあるし、特典とかもあったりしますし!
 
──今回も特典もありますしね。
 
鈴木 そうですね! 今回はCD+DVD、CDのみ、アニメ盤の全3形態で発売されますので、ぜひ、手に取っていただけたら嬉しいです。


歌との出会いは小1の時にTVで見た演歌から!
 
 

──というところで、歌そのもののことを改めてお聞きしたいんですが、歌と接したのは何歳の時からなんですか?
 
鈴木 初めて歌おうって思ったのは小学校1年生の時なので、7歳ですね。最初のきっかけは、私は栃木出身なんですけど、栃木のTV番組で、一般の方が応募してスタジオで歌うというTV番組があって、それに小学生の女の子が出演していたんです。そこで演歌を歌ってるのを見て、「私も歌えるかもしれない」と思ってその場で真似して歌ってみたんです。そしたらおじいちゃんとおばあちゃんに「いいじゃん! 歌を習いに行こうよ」と言われて後日、演歌教室に連れて行かれたっていうのが初めての出会いでした。
 
──可能性を感じさせたんですね、きっと。
 
鈴木 ただ大きい声で歌ってただけだと思うんですけど(笑)、やっぱりおじいちゃん、おばあちゃんが演歌を好きだったので、習わせたいというのがあったんじゃないのかなとは思います。
 
──最初は演歌教室だったんですね。
 
鈴木 そうですね。小学校1年から6年まで、ずっと演歌を習ってました。
 
──ということはコブシを利かせる感じで。
 
鈴木 はい。ずっと演歌を歌ってきていたので、小学校6年の後半くらいからポップスとか歌謡曲を歌うようになったんですけど、「演歌っぽいね」とはよく言われてました。
 
──演歌を歌ってた時の一番の得意曲は?
 
鈴木 一番は長山洋子さんの「じょんから女節」かもしれないです。長山洋子さんの演歌って、リズミカルでカッコいい楽曲が多かったので、私はそういう演歌が好きで、よく歌ってました。さくらまやちゃんの「大漁まつり」もたくさん歌いましたね。
 
──自分の歌のいいところって、自分ではどこだと思ってますか?
 
鈴木 自分ではわからないんですけど、でも「伸びがいいよね」とか「ビブラートがキレイだね」っていうのは昔から言っていただいていたので、ロングトーンなのかなあと思いつつ歌ってます。
 
──最初からポップスとかロック系とかから入るよりも、違う武器を持ってるということでもありますよね。
 
鈴木 そうかもしれないですね。今でも演歌はずっと歌ってきたので得意です。地元のイベントなんかで歌うときは演歌だったり歌謡曲を多めにして歌ったりしてます。
 
──それはそれで違うファン層も獲得できるかもしれない(笑)。
 
鈴木 確かに(笑)。いつでも演歌行けます(笑)。
 
──テクニックとして、演歌から入ったからこそ生かせるみたいなものもありますよね?
 
鈴木 ありますね。ビブラートだったりコブシだったり、あと最近だと、和風とロックを掛け合わせたりとか、アニソンでも和風っぽい楽曲とかがけっこうあって、そういう時にコブシを入れたりできるので、よかったなと思います。
 
──小学校の時とかは、ずっと楽しく歌えてましたか?
 
鈴木 最初、小1から小3ぐらいまでは、地元の小さなホールで歌っておじいちゃん、おばあちゃんがいっぱい見に来てくれて「上手だね!」って言われるのがうれしくて歌ってたんですけど、小学4年生の時にテレビに出演させていただくようになってから、「杏奈ちゃんをテレビで見て、歌を聴きに来ました!」って言ってくださる方がいることが嬉しくて、「この方のために歌おう」っていう気持ちが生まれていましたね。
 
──克服したいとか、もっと伸ばしたいと思っているところはありますか?
 
鈴木 あります! やっぱり練習と本番って違ってて、ライブだといつもより体力を消耗してしまうので、ライブでどんな激しいパフォーマンスをしながらでも激しい楽曲が何曲でも続けて歌えるようになりたいなっていうのは、ずっと思ってますね。ひとりカラオケの時も、なるべく激しく動き回りながら歌うようにしてます。
 
──店員さんがドアの外から見て驚きそうですね(笑)。
 
鈴木 あります、あります!(笑) 飲み物を持ってきてくれる時もあるんですけど、気にしません。たぶん、「この人はそういう人だ」と店員さんも分かってるみたいで、普通に飲み物を置いていってくれるので、気にせずやってます(笑)。
 
──ひとりカラオケはけっこう頻繁に行くんですか?
 
鈴木 けっこう行きます。お休みの日とか、時間がある時は、朝のオープン時間に入って、18時ぐらいまで歌ってたこともありますよ。
 
──8時間ぐらい!?
 
鈴木 たぶんそれぐらいは歌ってましたね。もちろん休憩はしましたし、間にご飯も食べたりしたんですけど。最近はそこまで長時間ではなく、2~3時間くらい歌うようにしています。
 
──先ほど、好きなアーティストとして水樹奈々さんの名前が出てましたが、目標とか憧れの存在というと?
 
鈴木 水樹奈々さんが、まさに憧れで目標です。お客さんの巻き込み方がすごくて、大きな会場なのに、遠くの方まで歌声が届くし、アリーナでも3階でも変わらない楽しさがありますからね。ライブの後半になってもクオリティの高い歌声で、もう尊敬するところだけです。「やっぱりすごいな!」って思いながらライブを楽しませていただいています。
 
 
アーティストと声優、それぞれの目標は?
 
 

──今は「アーティスト」と「声優」という二つの顔を持っているわけですよね。最初は歌から入って、声優という道が加わったのはどういう経緯だったんですか?
 
鈴木 小学4年生の時、将来の夢に書いたのが「声優」だったんですよ。もともとアニメが好きだったので。そして、事務所のマネージャーさんに「声優やってみない?」って言っていただいた時に、水樹奈々さんも声優とアーティストの両方をやってらっしゃいますし、私も前から声優というお仕事にとても興味があったので、迷うことなく「頑張ります!」っていう感じでした。
 
──そうなんですね。
 
鈴木 もちろん難しくて大変だっていうことは分かってたんですけど、純粋に「やってみたい!」って思いました。実際、初めてお芝居をやってみた時はすっごく難しかったですね。全然うまくできなくて、演技がヘタなんですよ(笑)。最初の頃は、もう心が折れそうになりながら家で何度も練習したんですけど、なかなかうまくならなくって。
 
──そこから、レギュラーでやれるまでに自信がついた?
 
鈴木 いえ、まだ自信どころか勉強することばかりです。でも、マネジャーさんに「前より成長したね」とか「うまくなったね」って言ってもらえると、「よかった~!」って思えて、もっと頑張ろうって思います!
 
──歌は小さい頃からずっとやってきているので、きっと体に染みついている部分があると思うんですが、声優としてそうなるのはこれからですよね。
 
鈴木 本当にそうですね。歌ではいろいろ考えるんじゃなくて気持ちで歌うようにしてるんですが、お芝居をやる時はああでもない、こうでもないっていろいろ考えながらやってます。
 
──しかし「ワッチャプリマジ!」のオンエアを見ていても、もう十分違和感もなかったですが。
 
鈴木 いやあ……(笑)。アフレコの時は「もっとこういう感じで」とかたくさんディレクションしていただいた上で出来上がったものです。オンエアを見て、「もっとこうすればよかったな」とは何回も思いましたが、これから、もっともっと心愛れもんちゃんを魅力的なキャラクターにできるように頑張ります。
 
──声優の部分では、伸ばしたいところはどこですか?
 
鈴木 もちろん、まだまだ勉強することだらけですし、全然未熟なんですけど、役の幅を広げたいなというか、元気な子からクールな子静かな子とか、いろんな役を演じられるようになりたいと思ってます。あと年齢も、やっぱり自分に近い年齢の役のほうが今は一番やりやすいので、ここから少しづつ演じられる役の年齢幅を広げていきたいなあと思ってます。
 
──その意味でいうと、今演じているれもんちゃんはだいぶクセがあるから、最初から幅ができていいのでは?
 
鈴木 今、れもんちゃんを家ですごく練習していて、クセのある役が楽しくなってしまってるんですよ(笑)。オーディションを受ける役を選ぶ時も、そういう面白い子とか変わった子がいると「やってみたいな」という気持ちになるので、それはれもんちゃんを演じて変わったことかなと思います。
 
──「アーティスト」と「声優」二つの部分で、それぞれ、これからやっていきたいのはどんなことですか?
 


鈴木 アーティストとしては、まずたくさんの方に知ってもらいたいですし、「ANIMAX MUSIX」や「Animelo Summer Live(アニサマ)」などのアニメのフェスは昔から見に行っていて好きなので、いつか出演したいなって思ってます。「あのステージに立ちたい!」という思いが強いです。声優の方では、もちろんゲームだったりアニメだったりでメインのキャラクターを演じたいなと思いますし、私、「モンスト(モンスターストライク)」ガチ勢なんですよ(笑)。
 
──あの人気スマホゲームですね。
 
鈴木 はい。小さい頃からずっとやっているので、、いつかモンストに声優として出演したいなというのは、ずっと目標ですね。事務所の先輩がモンストのメインキャラを担当されていて、ゲームをやってる時にそのボイスを聴きながら、「いつか私も出たいな」って思ってます。
 
──ゲームで聞いてた声の声優さんが、今は同じ事務所で一緒にいるわけですね。
 
鈴木 すごく不思議な感じがします(笑)。そのキャラが一番好きでTシャツ持ってますからね(笑)。モンストは本当に好きでグッズも買っているので、いつか私もそこに加わりたいなというか、キャラを演じてみたいです。
 
──それが実現したら、かなり夢が叶う瞬間ですね。
 
鈴木 そうですね! これは昔から思ってたことなので、叶ったら本当に心からうれしいですね。
 
──12月12日には、「鈴木杏奈 アーティストデビュー&バースデーイベント -はじめまして鈴木杏奈です。-」が開催されますね。このイベントはどうなりそうですか?
 
鈴木 「ワッチャプリマジ!」で私を知ってくださった方がいらっしゃると思うので、はじめましての方に「鈴木杏奈ってこういう人です」というご挨拶のイベントにしたいのと、一目惚れさせたいです!(笑)
 
──一目惚れ!
 
鈴木 「ああ、鈴木杏奈ちゃんいいな!」って思ってもらえるように、歌ありトークパートありで、とにかく楽しいイベントにしたいなと思います。
 
──今回が初めての単独イベントですよね。それこそ緊張するのでは?
 
鈴木 歌うことに関しては緊張しないんですけど、いつも本番前のステージ裏ですごく緊張するタイプなので、そこで落ち着けるように意識したいなと思います。緊張をほぐすために、メイクさんによく背中叩いてもらうんですよ(笑)。効果あるかは分からないんですけど、気合入れというか、アドレナリンを出すために、けっこう強く叩いてもらいます。
 
──けっこう強くですか。
 
鈴木 最初、皆さん優しく叩いてくださるんですけど、「もう少し強くお願いします!」って言うと、もうけっこうな強さで叩いてくださるので(笑)、気合入ってます。あとテンションも上がるので。
 
──では、12月12日もテンションの上がった鈴木さんが見れるわけですね。
 
鈴木 見れますよ!「背中叩かれたんだな」って思ってください(笑)。
 
 撮影 長谷英史
 
 
デビューシングル「Dreaming Sound」
2021.12.1 ON SALE

 

 
 
鈴木杏奈 アーティストデビュー&バースデーイベント -はじめまして鈴木杏奈です。-
日程:2021年12月12日(日)
会場: SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
昼公演 13:15開場 /14:00開演
夜公演 16:15開場 /17:00開演
 
 
 
【鈴木杏奈 オフィシャルサイト】
https://avex.jp/suzukianna/
 
【鈴木杏奈 Twitter】
https://twitter.com/aaanna1205
 
【鈴木杏奈 Instagram】
https://www.instagram.com/aaanna1205/


高崎計三
WRITTEN BY高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。

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