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新感覚カードゲーム『ナラベル』をBsGirlsに遊んでもらった

2020.08.12
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8月1日に発売された、新感覚カードゲーム『ナラベル』。オリックス・バファローズの選手・監督・コーチ計35名、「球界初のダンス&ヴォーカルユニット」BsGirlsのメンバー14名、そしてマスコットキャラクター「バファローブル」&「バファローベル」からなる計51枚の中から出されたカードを並べ替えていって、そこに隠された「お題」を当てるというゲームです。今回はBsGirlsのメンバーに実際にプレイしてもらってその面白さに迫りつつ、8月19日にリリースされるBsGirlsの8thシングル「Power」についてもお聞きしました!
 

カードの並びから「お題」を推理!


 
まずは『ナラベル』のルールを説明しましょう。プレイ人数は2人~6人。ジャンケンなどで最初の親を1人決め、プレイヤー全員に1人5枚ずつカードを配ります。またお題カードを9枚並べて、親だけは指定カードによってその中から決められた「今回のお題」を知ることができます。ここまでが準備段階。
 
プレイヤーは手持ちのカードの中から1枚ずつ出していき、親は「今回のお題」に沿ってそのカードを並べ替えていきます。プレイヤーはその順番を元に9つの候補の中からお題を推理し、みんなで話し合って考えていきます。「これだ!」という候補が絞れたら「チャレンジ」して親にそのお題候補をぶつけ、親がジャッジ。正解だとお題をリセットし、親を他の人に交代して再開。不正解の場合はプレイヤー全員が1枚ずつ手札を捨ててやり直しです。
 
こうしてゲームを進めていき、全員の手札がなくなるまでに全員が親を行い、チャレンジを成功させられればクリアとなります。プレイヤー同士の順位や勝ち負けを決めるのが目的ではないので、しっかり話し合うことが大事になってきます。
 
というわけで、BsGirlsのメンバーがさっそくプレイ! 今回参加してくれたのはリーダーのCHALさん、サブリーダーのMIYUさんとYURINAさん、SAYAKAさん、REINAさん、そして今年加入のNANAMIさんの6人です。
 
1周目はNANAMIさんが親になって、お題を確認。正解はもちろんNANAMIさんにしか分かりませんが、場に出された候補には「草食系っぽそう」「ご飯をたくさん食べそう」「頭が良さそう」「器用そう」「ムダづかいが多そう」などが並んでいます。ポジティブなものもネガティブなものもあるのがポイントですね。
 
最初に並べられたカードは、メンバーのMIYUさんのもの。次に小田裕也選手のカードが出されると、NANAMIさんは迷った末にそれをMIYUさんの下に。この時点で「『ごはんをたくさん食べそう』はないよね?」と、候補から排除。排除したお題は分かりやすいように、向きを変えておきます。


 
3枚目に出されたカードは西村徳文監督。NANAMIさんはここでもけっこう迷った末、監督を一番下に。この時点で、カードの並びはMIYUさん、小田選手、西村監督の順になりました。プレイヤー5人は「ここでいっぺんチャレンジしてみようか」ということで、「器用そう」をチョイス。
 


チャレンジはいつでもできるんですが、失敗してしまうと手札を1枚ずつ捨てないといけないというのがミソ。手札がなくなってしまうと「クリアできず」になってしまうので、できれば少ない材料で正解にたどり着く方がいいわけです。出した手札3枚、チャレンジ1回で正解にたどり着いたのは、この後を考えると非常に優秀! さすがBsGirls!
 
では2周目いってみましょう。今回はYURINAさんが親になり、お題カード9枚はリセット。「モテそう」「ダンスが上手そう」「ケンカっ早そう」「子供好きそう」「料理ができそう」などが並んでいます。西野真弘選手、T-岡田選手の2枚が出ると、YURINAさんはやっぱり迷って、西野選手を上に。次にNANAMIさんのカードが出ると、2番手に並べ替えました。「『ケンカっ早そう』はナシかな」「『モテそう』と『子供好きそう』で迷う~」という声が上がる中、ジョーンズ選手のカードも出たところで話がまとまり、ここで一度チャレンジも……不正解! 大きな悲鳴が上がります。
 


全員が手札を1枚ずつ捨てた上で、次はやはりメンバーからYUKINAさんのカードが出されると……西野選手に続いて2位に。これで5枚出て、西野選手、YUKINAさん、NANAMIさん、T-岡田選手、ジョーンズ選手という順番になりました。YUKINAさんがかなり上位になり、みんなの意見は「やっぱり『子供好きそう』でしょ!」ということで一致。2度目のチャレンジをしてみると、めでたく正解! 1周目よりは回数を費やしましたが、これでもけっこういい成績なのでは?

実際はこれをどんどん続けていくわけですが、時間の関係で今回はここまで。確かにワイワイ盛り上がれる、楽しいゲームでした! ではさっそく、終わったばかりの6人にインタビューしてみましょう。
 

コミュニケーションが深まって楽しめる「ナラベル」


──ゲームお疲れ様でした! 楽しんでいただいてる様子が伝わってきました(笑)。これまでにも何度もプレイされているとのことですが、改めて感想をいただけますか?
 


NANAMI 最初、遊び方の説明を聞いたときは「難しいかな?」と思ったんですけど、オリックスの選手とかBsGirlsとかマスコットキャラクターのカードが出てきて、「次は誰が来るんやろう?」って思えて、すごく楽しいカードゲームです。
 
YURINA イメージでカードを並べるんですけど、さっきだったら「子供がいるかどうか」を知ってたら当てやすかったりするので、遊びながら選手とか私たちBsGirlsにも詳しくなれて、ファン同士で盛り上がれるゲームだなと感じました。
 
SAYAKA カードの下に「好きな食べ物」とかの自己紹介が書かれているので、それを見たり、親の反応とかも気にしながら当てていくのが楽しいです。
 
CHAL イメージで考えられるゲームなんですよね。今SAYAKAが言ってくれた項目で考えてもいいですし、顔だけで判断してもいいので、オリックスやBsGirlsを知らない方でも楽しんでいただけると思います。
 
REINA お題がいろいろあって楽しいし、「正解」がないので、いろんなイメージで考える楽しみがあるなと思いました。
 
MIYU 選手とかに対しても、みんなそれぞれに持っている印象があるので、意見とか言いながら盛り上がれて楽しいです。カードゲームって、ルールが難しいというイメージがあると思うんですけど、やってみたら簡単で分かりやすいので、すぐに楽しめると思います。
 
──カードが選手だったり皆さん自身だったり、実在の人物ですよね。プレイの中では並べ替える順番によって「えっ、そう思ってるの?」みたいな場面もありますが……大丈夫なんでしょうか(笑)。
 
CHAL あくまでイメージですから(笑)。私たちメンバーについては、そこで言いたいことが言えるので、逆に楽しいです。「カードゲームだから」ってことにできるので(笑)。
 
──あと、親のセンスがけっこう問われますよね。
 
CHAL そうなんです。いかに意思疎通できるかというのが大事ですね。
 
MIYU 親の責任はけっこう重要だよね(笑)。
 
──そもそも、自分がカードゲームのカードになるというのはけっこうレア体験だと思うんですが、なってみていかがですか?
 
CHAL 私たちがプレイする分には、自分たちのカードが出るとやりやすいんですよ。ファンの方たちには、私たちメンバーの名前と顔を覚えていただける機会になるので、うれしいですね。
 
──しかも皆さん自身が、このゲームを遊ぶ人たちにいろいろ比べられるわけですよね(笑)。
 
一同 (口々に)そうだよね(笑)。
 
CHAL 私たちも選手のことをイメージだけでいろいろ言っているので、皆さんも言いたいことを言って楽しんでいただければ(笑)。
 
──プレイ可能な人数は2~6人ということですよね。今回は6人で遊んでいただきましたが、何人ぐらいで遊ぶのが一番いいですか?
 
MIYU 手札がたくさん出た方がいいので、多めの方がいいですね。
 
SAYAKA 多い方が考える材料がいっぱい出るので。
 
CHAL 6人とか、大人数だとワイワイ言い合えるのでいいと思います。
 
──「こういうところを楽しんでほしい」というおすすめポイントをお願いします!
 
MIYU カードの下の方に、「小さい頃の夢」とかいろいろ書いてあるので、それを読んでいただくと選手や私たちのことをいろいろ知ることができて、楽しいと思います。
 
YURINA あれって、アンケートだったんだよね。書いた時点ではカードに載るって知らなくて(笑)。
 
SAYAKA そうそう。ビックリしたよね(笑)。選手のプライベートのちょっとしたこととか、私たちメンバー間でも知らなかったこととかもたくさんあって面白いです。
 


YURINA 答えを考えてプレイヤー同士でコミュニケーションを取るうちに、選手やBsGirlsのことがいろいろ分かるところが楽しいです。
 
CHAL 新感覚のカードゲームで、これで遊びながらコミュニケーションを取って仲良くなれると思います。知らない人ともみんなで一緒になってほしいですね。
 
REINA 答えを想像して、いろいろ意見を言い合うのがいいコミュニケーションになるんですよね。そこが一番楽しいです。
 
MIYU やってみたらルールが難しくないということも分かると思うので、コロナでのおうち時間の中でも楽しんでいただけるゲームだと思います。
 
 
ニューシングル「Power」は今までになく力強い一曲!
 
 
──では続いて、19日に発売されるニューシングル「Power」についてお聞きしたいと思います。今年はコロナウイルスの影響でプロ野球の開幕もズレ込んだり、まだまだ世の中は何かと騒がしいですが、その中でもリリースできるということで、いろんな思いもあると思いますが。
 
CHAL 本当にありがたくて、感謝の気持ちでいっぱいです。このシングルを通して、メッセージを伝えていけたらなと思います。
 
──そのメッセージが一番出ているのがタイトル曲の「Power」ですよね。タイトル通り力強い楽曲です。
 


SAYAKA この曲のテーマは「僕らには力がある」ということなんです。「どんなことがあっても諦めない限り負けることはない」ということを歌っていて、チームもBsGirlsも一同力を合わせて困難を克服していこうという楽曲になってます。歌詞も曲も、今までのBsGirlsの中でも上位に入るほど力強い楽曲なので、私たちも今まで以上にパワーを込めてレコーディングさせていただきました。
 
──これまでのシングル曲はストレートな曲調のものが多かったのに対して、そこの部分でも特徴的な曲になっているなと思います。
 
CHAL そうですね。曲も今までにない感じで、その中で歌詞や歌を通じて力強さを表現していくというのが、実際、最初は難しかったんですけど、だんだんと飲み込めてきて。そういう部分も感じてもらえればと思います。
 


MIYU オリックスの試合も7月からはお客さんが入れるようになって、オープニング・パフォーマンスでこの「Power」を披露させていただいているんです。野球も見に来つつ、私たちのパフォーマンスにも注目していただければと思います。
 
──2曲目の「幸せの輪」は、それとは対照的ですね。
 
CHAL この曲は私が作詞させていただきました。こういう状況になって、ファンの皆さんも野球の楽しさとかを感じられない時期が続いたと思うんですが、今までの感情を分かち合ってきた日々を思い出して「離れていても笑顔で過ごしていこう」という感謝の気持ちを込めた応援ソングになってます。
 
──この特殊な状況で感じた思いが込められていると。
 
CHAL 作詞させていただくのはこれで6曲目になるんですが、伝えたいことというか、思いが日に日に増してきてしまって、一番時間をかけた曲になりました。
 
──ボーカルの面ではいかがでしたか?
 
CHAL この曲も、リズムの取り方が今までで一番というぐらい難しい楽曲になっていて、ボーカルメンバーの間でもすごく練習してレコーディングに臨みました。気持ちを込められる部分がすごく多いので、そこを感じていただければ。
 
──3曲目は「ひとつ(バラードバージョン)」ですね。
 
CHAL 2018年にリリースした「Let's Show!!」というシングルのカップリング曲の、バラード・バージョンになってます。この曲も私が作詞させていただいた曲なんですが、バラードと言ってもこの曲もすごく力強くて、結果的にですけど、今の状況に合った歌詞になっているので、元の「ひとつ」とはまた違った雰囲気を味わっていただけると思います。
 
──そして最後は、おなじみの応援歌「SKY」の2020バージョンです。
 
CHAL 「SKY」はオリックスのファンみんなが知っている楽曲なので、これまでの思いも大切にしつつ、またボーカルメンバーも新しくなっているので、声が変わっている部分も楽しんでいただければと思います。
 
──いい締めになってますよね。
 


CHAL この曲も含めて今回のシングルは、1枚4曲を通して楽しんでいただけるものになったかなと思います。これまでは「全曲明るい曲!」だったりということが多かったんですけど、今回は「Power」で力強く始まって、「幸せの輪」と「ひとつ(バラードバージョン)」でいったん落ち着いて、そこから「SKY(2020バージョン)」で一気に気持ちがアガるという構成のシングルになってます。
 
──1月に2020メンバーが決定したと思ったら開幕が延期され、またしばらくは無観客だったりと、皆さんにとっては「ここから!」というときにもどかしい日々が続いたかと思います。球場でパフォーマンスできない間はどう過ごされていましたか?

NANAMI 私はBsGirlsの楽曲をひたすら見て、ひたすら踊ってました。私は今年から加入したので、今までの曲も覚えないといけないので。
 
YURINA パフォーマーとしては、家にいて何もしないと体力とか筋力も衰えてしまうので、家でできるトレーニングを探してやってました。「おうちでできるトレーニング動画」もSNSに出させていただいたり、家でもできる限り練習はやっていました。あとは料理とか家事ですね。
 
SAYAKA 私はボーカルなんですけど、ボーカルとパフォーマーの振り付けを確認したり、これまでに出した曲を振り返ったりしながら、いつ再開されてもいいように体力もつけていました。それから、これまではあまり本とか読んでこなかったんですけど、ちょっと考え方を変えてみようと思って(笑)、心理学の本などを読んだりしてました。
 
CHAL 4月に入ってからは自粛期間でメンバーに会うこともなくなったんですけど、4月はまるまるひと月かけて「幸せの輪」に取りかかっていました。5月に入ったらリモートでのボーカルレッスンも始まったので、メンバーと一緒にシングルの準備をしてました。
 


REINA 以前は毎週、みんなと一緒にレッスンがあったんですが、それがなくなって、家で練習をしてました。でも一人で踊るのとみんなで踊るのは全然違うので、「さみしいなあ」って思いながら(笑)一人で練習してました。
 
MIYU いつ活動が再開できるか分からなかったので、いつになってもいいように体力をつけたり、自分たちの曲を毎日ランダムにかけて練習したりしてました。それと、週に1回はリモートでみんなとミーティングする時間があったので、みんなの顔を見るのを楽しみに過ごしてました(笑)。
 
CHAL 今回のシングルの曲を入れて、BsGirlsの曲が37曲あるんです。みんな全曲を覚えないといけないんですけど、逆にこの期間でしっかり練習する時間ができました。
 
SAYAKA あと球団の方からもお題をいただいて、「SKY」を手洗いバージョンにした替え歌の動画をアップしたりという活動もしてました。
 
──では最後に、今年オリックスに期待すること、そしてBsGirlsとしてのこれからの抱負をお願いします。
 


CHAL 一番はやっぱり優勝ですね。今年はクライマックスシリーズが縮小されて、1位と2位の対戦だけになるので、どうしてもそこには入ってほしいです。1位までの差もまだまだ僅差だと思うので、ここから追い上げていってほしいと思います。BsGirlsとしては、例年だと外でのステージとかもあったんですけど、今年は皆さんの前でパフォーマンスするのが難しい状況ではあるので、画面を通してではあるんですけど、私たちの元気だったり笑顔だったりをお届けできればと思ってます。

 

「Power」
2020.8.19 ON SALE






ナラベル オリックス・バファローズ 2020年度版
2020.8.1 ON SALE

https://naravell.com/




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【ナラベル NARAVELL|オリックス・バファローズ2020年度版】
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高崎計三
WRITTEN BY高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。

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