唐突ですが、皆さんは20年前の1995年、どこで何をしていましたか?
僕は中学校の担任教師が結婚することになり、放課後、クラスのみんなでウェディングソングの練習をしていました。いや~、懐かしい。
さて、1995年といえば、“Windows95”が発売され、大ヒットした年。
さらに、ピッチこと“PHS”のサービスを開始。
スポーツの世界では野茂英雄が大リーグのドジャースに入団し、アメリカでトルネード旋風を巻き起こしました。
さて、そんなWindows95やPHSと時を同じくして産声をあげ、
野茂以上の大旋風を巻き起こしたアイドルグループといえば…皆さんご存知ですよね?
そう、今年デビュー20周年で何かと話題になっている、我らが“V6”です。
当時の小・中学生にとって『学校へ行こう!』でおなじみであり、今も心の兄貴分的存在。
体育祭の出し物で「WAになっておどろう」を踊ったという人も多いのではないでしょうか?
クラスの女子が年少組の“カミセン”派で、男子は大人組の“トニセン”派に分かれていたと僕は記憶しています。
6人それぞれに個性があり、たとえCDを買ったことがない人でも、推しメンがいたのではないでしょうか?(※ちなみに筆者は坂本くん推し)
それに、V6の誰が好きかによって、その人がどんな性格かわかるような気がします。
そんな性格診断にまで応用されるほど、日本国民に浸透したV6が今年で20周年!!
同期(!?)のWindows95は2001年に全サポートが終了…
PHSも今や使っている人を見つけるのが大変なくらい利用者が減少し、野茂英雄もすでに現役を引退しています。
そう、20年も第一線を走り続けることって、すごいことなんです!!
そして、この偉業をみんなで盛り上げるべく、特別サイトが開設されました。
それがこちら!!
す、すごろく!??
一体どういうことなのでしょうか?
というわけで、今回はスゴシックスの全貌とその楽しみ方を徹底分析します!!
徹底解剖:スゴシックスってどんなスゴロクなの!??
まず、すごろくの駒としてドット絵で描かれたメンバーを選択。
ドット絵だけど、特徴を捉えているので、どれが誰なのかなんとなくわかりますよね!?
一番左がイノッチなのは一目瞭然。目が線でしかありません(笑)
改めて書くと、左から井ノ原、森田、三宅、長野、岡田、坂本の順。
皆さんの予想と一致していましたか?
では、メンバーを選択し、いざすごろくの世界へ。
すごろくは全部で21マス。
V6がデビューした1995年から2015年まで歩んできた1年が1マスになっています。
ちなみに、ファミコンサウンドを彷彿とさせる8bitの「MUSIC FOR THE PEOPLE」と、
ドット絵で描かれたキャラクターや盤面のデザインは、
8-bitサウンドで世界的にも注目を集めている音楽ユニット“YMCK”が担当。
さすが20周年、気合いの入れ方が違います!!
と、8bitの「MUSIC FOR THE PEOPLE」でテンションが上がったところでゲームスタート。
「賽は投げられた!」
サイコロを振り、出た目の数だけ進むと…
「どうがげっと!」
なんと、止まった地点の年に発表されたシングル曲のMusic Videoが視聴できるのです!!!
ただし、1マス毎に1~4曲の動画があり、選べるのは1つだけ。
4つの動画があった場合、そのマスに4回止まらなければ全ての動画を見ることができない仕組みになっています。
そう、全てのMusic Videoを見たい人は根気よく挑戦するしかない!
20年で発表されたシングルは全部で45曲。
ジャニーズアイドルがWEBサイトでここまでMusic Videoを見せるのは滅多にないことであり、VHSでリリースされた非常にレアな動画もあるので是非ともコンプリートを目指して欲しいですね。
ちなみに、その年、V6にどんな出来事があったのか?様々なトピックスも紹介されています。つまり、スゴロクをしながらV6、20年の軌跡をたどることができるというわけなのです。
1997年の場合は、
『「’97 SPRING CONCERT V6 1番 V6」全30公演総動員数は25万人。
5.1の横浜アリーナ公演でデビュー以来のコンサートイベントでの動員数が150万人を突破するという大快挙を達成。』
だったそうです!
そして、GOALの横断幕が立っている21マス目がゴールに見えるのですが、
実際のゴールは赤く塗ってある部分。
そこに到達して花火がばんばん打ち上がるフィナーレを迎えます。
さらに、ゴール後のお楽しみとして、ご褒美のスペシャル映像まで用意されてるんです!!
種類は全部で3つ!!
『メンバー全員のソロショットが見られる、ベストアルバムのティザーVTR』
『ベストアルバムの特典映像 6人だけの合宿企画“Until Now”編の予告ダイジェスト』
『ベストアルバムの特典映像 6人だけの合宿企画“From Now”編の予告ダイジェスト』
この3つがランダムで再生されているのですが、再生される頻度にどれほどの違いがあるのか、なかなか全部を見ることができませんでした。
そこで、筆者がガチで100回ゴールし、どれが何回再生されたのか数えてみました。
その結果がこちら!
『ベストアルバムのティザーVTR』 ⇒49回
『6人だけの合宿企画“Until Now”編』 ⇒27回
『6人だけの合宿企画“From Now”編』 ⇒24回
その比率は「2:1:1」、ティザーVTRが他のものより出やすい結果となりました。
筆者は8回やって初めて全てのゴール映像を見ることが出来たのですが、5~6回やれば3種類全部を見ることが出来ると思います。
※編集部注:実際にはゴール映像は全て確率が1/3となっており、ティザーVTRだけが出やすい設定にはなっていません。
と、何から何まで至れり尽くせり、サービス満点のスゴシックス。
ここで、もっとスゴシックスが楽しくなる、さらなるトリビアをご紹介しましょう!
スゴシックスなトリビア5連発!!
トリビア(1) 伝説の名場面を再現
メンバー選択の場面で、風船を選ぶと…
風船が割れて中からメンバーが出現。
これはV6のデビューイベントで実際に行われた演出を再現したものです。
ちなみに会場はオープンしたてのVelfarreでした。これももうなくなってしまいましたね~。
トリビア(2) なぜか建っている学校の意味
すごろくの背景には富士山や雷門、東京タワーやスカイツリーなど、
日本のシンボル的なものが描かれているのだが、その中になぜか学校のような建物が。
これはV6の代表作である『学校へ行こう!』に対するオマージュなのです。
トリビア(3) ゴール付近の建物は…
ゴール付近の森の中に建っているのは国立代々木競技場第一体育館。
今年行われるライヴツアーのツアーファイナルを迎える場所です。
ちなみに、ツアー最終日の11月1日はデビュー記念日でもあり、特別な一日なることは
間違いないでしょう。
なんと、さらにV6が『VS嵐』に出演した際、「負けたほうがライヴでバックダンサーとして踊る」というペナルティを賭けて戦った結果、見事、V6が勝利。
ツアーのどこかで、バックダンサーとして踊る嵐の姿が見られるかも!?
トリビア(4) “1”が出ない…
これはトリビアというか、100回ゴール検証の時に気づいたことなのですが、
スタート地点で振る「最初の一投目」で“1”が出ないのです…。
信じられないかもしれないが本当に出ない。マジで出ない…。
一投目で1が出ないということは、つまり、デビュー曲「MUSIC FOR THE PEOPLE」のMusic Videoが見られないということです…。
出るまでやってみようと挑戦を続けたのだが、300回やっても出ませんでした…(涙)。
なので、一投目で“1”が出た方はかなり、いや、とてつもなくラッキーです!!
※編集部注:実際にはサイコロの確率は全て均一設定となっています。
トリビア(5) 動画を全て視聴するために必要な回数は、最低???回
1が出ないことはさておき、全45本の動画をコンプリートするために、
必要な回数を数学的に計算してみました。
…。
………。
実は計算しなくても、最低回数は分かっちゃうんです!!
最低回数は、なんと「4回」です!!
どういうパターンかの1例を挙げてみると…、
サイコロが全て「1」のみ出るパターン(確率は[6の20乗分の1])を3回繰り返し、
4本のMVが置いてある3マス目(1997年)に1回止まれれば、コンプリート!!
となるわけです。
もちろん、かなりの奇跡のパターンですが、宝くじのように全く0ではないパターンなので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
すごろくをしながらV6の歴史が学べるとっても凄いスゴシックス。
好奇心をくすぐられた方は是非、このアルバムを聞きながら遊んで頂きたいですね!!
それは、本日発売されるV6の20周年を象徴するアルバム『SUPER Very best』。
デビュー曲から最新シングルまで完全網羅、20年間の全てが詰まっています。
特典映像では今ではなかなか見られない6人揃ってのロケ企画が!
『学校へ行こう!』世代にはたまらない内容です。
詳しくはこちらをチェックして下さい! http://avex.jp/v6/discography/
では、最後にもう一度だけ。
滅多に出ない、“一投目の1”に挑戦したいと思います。
奇跡よ起これ!頼んだぞ、坂本くん!!
結果は…
“4”
はぁ~(溜息)、いつになったら1が出るのでしょうか…
【V6 Official Website】
http://avex.jp/v6/
ライター
向山佳綱(ムカイヤマヨシツナ)
放送作家。バラエティ・情報番組などにて企画・構成を担当。天秤座のO型。2015年から大殺界に突入。