本日のコラムは、ある話題のアーティストをご紹介します。
TOPの写真から既にアーティスティックな「香り」が醸し出されていますよね。
まず、私が語る前にこちらをご覧下さい。
そう。この曲は昭和最高のコミックソング、ハナ肇とクレイジー・キャッツの「スーダラ節」のカヴァーソングで、チャラン・ポ・ランタンの1stたらふくシングル「忘れかけてた物語」に収録されている楽曲です。
MVは平成が26年も経った2014年制作されていますが、昭和感が満載ですよね。
ボタンアコーディオンが織りなす哀愁漂う楽曲と、キュートなルックスと裏腹に力強い声が特徴のチャラン・ポ・ランタンは、2009年に結成された姉妹デュオ。
なぜか「ブタ」を持っているヴォーカル“もも”が平成生まれの妹で、アコーディオンを弾いているのが昭和63年のギリギリ昭和生まれの姉“小春”です。
楽曲と世界観がグイグイ来ているというチャラン・ポ・ランタン。
今回はその魅力をひも解いてゆきましょう。
そもそも“チャラン・ポ・ランタン”って名前も、とっても深~い意味あり気ではないですか!?
その意味と由来を書けば、数百字ぐらい書けてしまいそうです(そうだったなら私はスゴく嬉しい…)。
どんなパフォーマンスをするのか、調べてみた。
1stたらふくシングルのタイトルチューンである「忘れかけてた物語」では、女性のみのバンド形式でパフォーマンスしています。
このバンドは「カンカンバルカン」という名前で、ライヴパフォーマンスだけでなく楽曲制作にも参加しているサポートメンバーなのだそうです。
カンカンバルカンはドラムにコントラバス、トランペット、テナーサックス、ソプラノサックスを担当しており、小春のアコーディオンと絡んで楽曲の深みと幅を利かせて技術面でも厚みがありますよね。
さらに彼女達の作る世界観が出ているのが「フランスかぶれ」という曲。
リズミカルな楽曲に乗せて「~~よん」「~~だよん」と、ずっとライムを踏むキュートな歌詞が心地よく、キュートなMVも彼女達のエンターテイメント性が立体的に伝わってきます。
なお、フランスかぶれだから自転車に乗って枯れ葉の道行くと歌っており、フランス人を誤解している節があるので気をつけて下さい(勘違いしないか…)。
で、調べてみたところ、「それでこういう世界観なのか!」と納得するに至る事実が分かりました!!
というのも、姉の小春さんはアコーディオンで世界大会に出る程の腕前で、大道芸人のプロライセンスも持っているのだそうです(カンカンバルカンもライセンスを所持)。
なるほど。楽曲のルーツが大道芸ならば昭和っぽい哀愁があって、なおかつキュートなパフォーマンスなのも納得出来ますね!!
ちなみに、彼女達の楽曲とパフォーマンスは「オルタナティヴ・シャンソン」として欧米の金持ちに大人気なのです。
出演したTV番組では「大富豪のオープンカーでオペラへ行った」という羨ましい経験を語っています
さらに、IT界にも大物にもファンがいます!!
Twitterの会長であるジャック・ドーシー氏です。彼も噂を聞きつけたようで、パーティーにチャラン・ポ・ランタンを招待してパフォーマンスを披露させ、大絶賛したのだそうですよ。
ちなみに、ジャック・ドーシー氏がフォローする唯一の日本人アーティストが彼女達とのこと。
とてもグローバルな人気ですね。
2ndたらふくシングル「貴方の国のメリーゴーランド」が発売するってよ
そんなキュートで立体的な世界観の表現者チャラン・ポ・ランタンから、艶っぽい新譜が届きました。
それがこちら、
http://www.charanporantan.net/disco/
2ndたらふくシングル「貴方の国のメリーゴーランド」です。「貴方の国のメリーゴーランド」は、本日2015/7/1に発売されます。
タイトルチューンの「貴方の国のメリーゴーランド」はメインキャストとして初出演した映画『飛べないコトリとメリーゴーランド』主題歌となっており、そのMVでは映画の世界観にシンクロした妄想世界が表現されています。
男性である私には少々艶っぽく感じました。
MVで効果的に使われている「青の色味」と「万華鏡のような動画効果」はファンシーでありつつも狂気的な世界観を表現し、フランス語の「malice(悪意、いたずら)」という言葉を想起させます。
さらに、他に収録されている2曲、「泣き顔ピエロ」(映画『あっちゃん』劇中歌)と「この先のシナリオはあなた次第」(ドラマ『ワカコ酒』オープニングテーマ)にもタイアップが付いています。
デビューしてまる1年でこのタイアップの多さ。恐るべし、チャラン・ポ・ランタン!!
COLUMNを読んで、彼女達の世界にハマってしまった貴方。今後の彼女達から絶対に目を離してはいけませんよ。
ちなみに、色々調べてみたところ…。
冒頭で「深~い意味あり気」とお伝えした“チャラン・ポ・ランタン”という名前ですが… 。
命名した姉の小春さん曰く、「音の響きでなんとなく付けたので、何も考えずにここまできてしまった」そうです…。
うぅ、冒頭の伏線が台無しです!!
小春さん、明日まででかまいませんから、深い意味を付けて下さい!!
オナシャス!!
【チャラン・ポ・ランタン 公式HP】
www.charanporantan.net/
【チャラン・ポ・ランタン公式Twitter】
@charanporantan
【小春ブログ「SUTTOKO-DOKKOI」】
http://ameblo.jp/suttokodokkoi-blog/
【ももブログ「ブタを持って唄います。それでは。」】
http://ameblo.jp/charan-po-rantan/
ライター
雜賀信之助(サイカシンノスケ)
プロデューサー。PRイベントや映像制作、キュレーションサイト『和食ラボ』等の運営・進行管理を担当。