圧倒的な自信と怖いもの知らずの挑戦心を描いた『Young & Reckless』。世界のどこでも自分たちの遊び場に変え、挑戦し続けることで自分だけの道を切り開いてきたONE OR EIGHTを鮮やかに表現した楽曲。他人の評価に縛られず、揺るぎない自信と覚悟をもって突き進む姿をエネルギッシュに描き、軽やかな遊び心と、自分の生き方に一切妥協しない強い信念がメッセージとして込められている。

サウンドは、グローバルで大ヒットしたTommy Richman「Million Dollar Baby」の共同プロデューサー・Kaviと、PRETTYMUCH出身のEdwin Honoretがタッグを組み、トレンドを先取りしたハイブリッドなサウンドに仕上がっている。アラビックスケールを取り入れたエキゾチックでミステリアスな旋律、ソウルフルなボーカル、メロウなR&Bの温度感、そしてトラップ的な鋭いラップが複雑に絡み合い、国境を越える魅力を持つクロスジャンルな音像、更に重厚なドラムキックと中低域に深く響くサウンドが、楽曲全体に強い没入感を与えている。近未来的な電子音やエッジーさと90s～00sのノスタルジアが交錯するビートに、ボーイバンド的な無邪気さと自由さが溶け合い、大衆性と前衛性を併せ持つ“次世代ポップ”の象徴ともなりうる1曲に仕上がっている。

美しさや完璧さがスタンダードとされてきたかつてのポップスター像に対し、あえて“未完成”なままぶつかっていくONE OR EIGHTの姿勢が、新時代の反骨精神として楽曲を通して強く浮かび上がっている。かつて、今、そしてこれからの“若く無鉄砲なすべての人”に捧げるアンセムであり、自分の中の想像力の無限の可能性を思い出し、迷いを振り切って何かに飛び込んでみたくなる一曲。