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【宗像隼司】芸能界入り1年で掴んだ連ドラ初レギュラー 「今の自分の熱量と実力を全部ぶつけようと望む作品です」

2024.07.12



俳優の宗像隼司が、吉谷彩子と浅川梨奈がW主演を務める日本テレビ系連続ドラマ『どうか私より不幸でいて下さい』(7月9日スタート、火曜・深夜0:24~)へ出演中だ。
 
本作は2022年に小説投稿サイト・エブリスタで開催した「comico 女性向けマンガ原作大賞」で大賞を受賞しcomicoでコミカライズした大人気WEBTOON「どうか私より不幸でいて下さい」をTVドラマ化したもの。
吉谷彩子演じる結婚1年目で平凡な普通の幸せを望む専業主婦であり姉の名取景子が、浅川梨奈演じる最愛の妹の相原志保に夫を取られるところから物語は展開する。
 
宗像は、「第35回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で審査員特別賞を受賞し、芸能界入り。MBSドラマ特区「墜落JKと廃人教師」で俳優デビューを果たすと、今年に入りLemio「絶対にBLになる世界VS絶対にBLになりたくない男」シーズン3や、YTV「シークレット同盟」と立て続けに出演。
 
本ドラマが、宗像にとって連続ドラマへのレギュラー出演が初となるが、そんな宗像が本ドラマで演じるのは浅川演じる志保の彼氏で大学の同級生の内山拓人。
 
今回は、俳優としてのキャリアを着実に積む宗像へインタビューを実施。
 
本ドラマの見どころや、役への向き合い方、今後の目標など、宗像の今をたっぷり聞いた。
 
 
――今回連ドラ初レギュラー出演ということで、この作品への出演が決まった時の率直な気持ちはいかがでしたか?

宗像 素直にびっくりしました!台本をいただいた時に、出演が決まったよ~と言われて、レギュラーだよ!と言われて重みを実感しました。このお仕事を始めてまだ1年という経験が浅い中でこのようなチャンスをいただけたことは大きな経験値を得られる機会だと思うので本当に感謝しています。
 
――今回演じる内山拓人はどのような役でしょうか?

宗像 浅川さん演じる志保の恋人役を演じさせていただきました。志保からは、雑に扱われていたりするのですが、それでも気を使ってあげたりとか、所々にそういう場面が見られて、 自分の不満とかを言い出せなかったりする部分は自分と似ているなと感じたので、最後は幸せにしてあげたいな、という気持ちで演じました。
 
――宗像さんが演じられる内山拓人の注目ポイントは?

宗像 拓人の志保に対する優しさを表現する部分は意識しないで演じました。それでも、志保に対する不満があっても中々言い出せない、やり場のない感情の部分はすごく大事にしていたので、その表情や最後に我慢していた思いを全て吐き出してしまう場面は注目して見ていただけたらなと思います。
 
――宗像さんご自身の性格と内山のキャラクターの共通していると思う部分や逆だと思う部分はありますか?

宗像 言い出せないところですかね。自分からアクションをとって、「お前ここダメだよ」みたいな所は、中々自分も言えないなと思いながらすごく共感していました。ちょっと寂しいけど言えないみたいな、もどかしい感情は自分の中にもすごくあるので、そこは一緒だなと思いながら愛らしかったです。役と自分自身が同い年というのもありましたし、共通点は所々にあったので面白い役だなと思いながら演じていました。
 
――この作品全体の魅力や面白さはどのような所にあると思いますか?

宗像 まず『どうか私より不幸でいて下さい』というタイトルがすごいですよね(笑)。普通の暮らしが幸せだと思う姉と、その姉の不幸が自分の幸せである妹。そのやりとりの中に出てくるのは、”幸せとは何か”。「自分の幸せは自分で掴むもの」というのは生きていく上で大事なことと考えさせられる内容だなと思います。現実離れしているようで、幸せの追い求め方は人それぞれなので、実際にあり得ることだったりすることもあるのかなと…。
 
――今回が初レギュラー出演ということで撮影へはどのような意気込みで臨みましたか?

宗像 自分の今のお芝居に対する熱量や実力を全部出し切ろうって思って臨みました。それでも、現場で撮影を進めていく中で課題はすごく見つかって、現場に行って自分からコミュニケーションをとりながらやることが自分の経験値になると感じたので、現場に行くということはすごく貴重だなと改めて思いました。
 
――今回、志保役の浅川さんは同じ事務所の先輩ということで現場でのアドバイスや学びなどありましたか?

宗像 たくさんアドバイスをいただきました。カメラが回ってないところではこの辺りにいた方がいいよ!など、現場での立ち回りなども教えてくださって、そのおかげでリラックスもできたし、すごく助かりました。
 
――共演されてみて浅川さんの演技は何か感じることはありました?

宗像 やはり、さすがだなと思いました。志保は二面性があって結構難しい役だと思うのですが、リアルに性格の悪い女を見ている様で絶対彼女にしたくないなと思いましたし(笑)リアリティを出すのが上手で、難しい役を楽しんでいるように見えて役を愛せる素敵な人だなと思いました。
 
――吉谷彩子さんに対する印象はいかがでしたか?

宗像 吉谷さんは、とても落ち着いた方のイメージは最初あったのですが、コミュニケーション力がすごくあって、でもふわふわしていて愛されている方だと感じました。お芝居からも、伝わるものがあって、吉谷さんからもたくさん学ばせていただきました。
 
――現場では監督さんやスタッフ陣の方とどのようなコミュニケーションを取りながら撮影を進めて行きましたか?

宗像 拓人の役柄イメージの行き違いは無くそうと思いながら監督さんやプロデューサーさんと擦り合わせていました。僕が思う拓人と、監督さんのイメージとをリンクさせることは初めての経験で難しいなと感じましたが、撮影が進んでいく中でだんだんと自分の中でもより拓人が明確になっていったので、すごくいい経験をさせていただきました。
 
――撮影現場でのエピソードや印象に残っていることなどありましたか?

宗像 役とはいえ、志保役の浅川さんにすごく雑に扱われたことは印象的でした(笑)。今、拓人はこんな気持ちなんだみたいなことを感じて、改めてさらにお芝居の楽しさを感じました。
 
――今回の役を演じる上で意識していたことなどありましたか?

宗像 役と自分自身を切り替えるというより、普段から拓人の気持ちになって考えることが多かったです。普段の生活の中でもたくさんお芝居のアイデアが出てくるので大事だなと思って、役作りとかまだ経験が浅いので全然わからないですけどこういうことなのかもしれないという、自分のやり方みたいなものは少しずつ見えてきたような気もしています。
 
――俳優デビューから 約1年を振り返られてご自身の中で成長を実感する部分はいかがですか?

宗像 自分の成長を実感できる瞬間は現場です。ここどうすればいいのだろうと思った時は、今までの経験とかを振り返ってみてあの時はこうしていたな、と思い出すことがあるので現場の経験がすごい1番大きかったなと思います。成長できた部分についてはまだ分からない事があるのではっきりできたとは言い切れないです。でも、ワークショップやレッスンを通して、監督さんから「上手くなってきたね」とか「慣れてきたね」と言っていただいた時に自分で少しずつ成長しているのかなという実感はあります。
 
――宗像さんは現場で自分からスタッフさんにお話されている印象があるのですが現場で意識されていることはありますか?

宗像 自分から積極的にコミュニケーションを取るということは意識しています。カメラを撮っていただく方の考え方とか、現場のスタッフさんがどういう人なのだろう、どんな事を考えているのだろうというところは、シンプルに気になる部分で。そういう所から役作りのヒントになることがたくさんあると思うので、自分から積極的にコミュニケーションを取るようにしています。
 
――2024年の前半はどのように過ごされましたか?

宗像 普段何もない時でも自然とお芝居のことを考えてしまいます。昔サッカーやっていた時も、 どうしたら上手くなるのだろうみたいなことをずっと考えていて、自分は体が小さい方でスポーツをやる時に大きい選手に勝つためにどうしたら勝てるのかをずっと考えていて家でずっとボールを触っていたので。
常にそういうことを習慣付けることでどんどん成長してきたので、今やっているお芝居のことを考えることも同じで、習慣づけることがどんどん成長していくのかなとは思います。だから毎日、普段の生活の中でもお芝居のことを考えていますし、ここでこんなことやったら面白いかもとか、映画やドラマを見ていても自分と比べて照らし合わせて見るとかは普段から意識しています。
 
――普段から意識的に様々なジャンルの作品に触れるというのはされていますか?

宗像 意識しています。色々な方々から最初は見て勉強することが一番大事な事だとアドバイスをいただいたので様々な作品に触れることは増えました。舞台も最初は興味なかったのですけど実際に観てみたら生のお芝居は面白いなと思って、観客の目の前でやるということはすごいプレッシャーがあると思うのですけど、ここの達成感とかはすごいだろうなと思いながら自分もそこに立ったらどうなるのだろうなという事をワクワクしながら見ています。
 
――今後、映像作品だけでなく挑戦していきたいジャンルなどありますか?

宗像 最終的には映画役者になりたいという気持ちはあります。そのためにもまず舞台を経験できたら、1つ前に進めるのではないかと思うので、難しいとは思いますが逃げずに挑戦していきたいです。
 
――今ハマっていることなどありますか?

宗像 写真です。カメラにハマり出してフィルムカメラとかも欲しいなと思っているのですけで、扱い方が難しいらしくて少し気が引けてどうしようかみたいな気持ちになりつつあります。
撮影してもらう機会が増えて、自分の写真を見る機会も増えて自分の中でこれいいなという感覚があるんですよね。これがいいと思うみたいなものははっきり出てきて、自分の美的センスみたいなところも少し自信があるので、そこも試したいなというのはあります。
 
――今年はどんな夏を過ごしたいですか?

宗像 波乗り、サーフィンです。父がサーファーだったので、過去に少しやったことがあって、父からお前に託すとボードを受け継いで時に自分もやらなければと思って、サーフィンをやることで人に合わせるというところに多分繋がってくるんじゃないかなと。海は自然で気まぐれだからこそ、それに合わせて行くという部分でも人として成長できるではないかと思います。
 
――宗像さんは学生時代にサッカーをずっとやられていましたが、スポーツ経験が今に繋がっている所があると思いますか?

宗像 サッカーの経験が全部今の基盤になっています。サッカーをやってきた中でたくさん不安なことがあったんですよね。
初めての環境で先輩がいる中で1人だけ後輩が入ってやるとか、そういう不安がありましたけど、そこでどのようにうまくやっていくかというのは全部自分次第なので、自分からどんどん飛び込んでいくという部分は自分の強みかなっていうのは思います。 でも、危険察知能力みたいなものはなんか全然ないんです。だから空回りしないように考えながら動きたいなと思います。
 
――過去に消防士のお勉強をされていたり、色々なことを経験されている宗像さんですが、これらの経験は、今後の役者人生に繋がっていくひとつの要素になると思いますか?

宗像 学校の先生から「友達がいじめられていたら助けに行ける人間になりなさい」と口うるさく言われていました。仲間の痛みは我が痛みじゃないですけど、人のことを思える人間になりなさいと、それが消防士をやっていく中で1番大事になるからと、勉強も大切ですけど、人としての内面の部分についてはすごく言われました。これからの人生の中で色々な人に出会ってもそこは大事にしたいなと思います。
 
――最後に、作品を楽しみにしている方々へメッセージをお願いします。

宗像 今の自分の熱量と実力を全部ぶつけようと臨んだ作品なので、拓人の感情の行き先やモヤモヤした部分は自分で見るのは少し怖いですけど、そこを皆さんに是非見ていただきたい部分でもあって。
自分の出せない部分を全部出したので、そこの拓人の感情の行き先だったり、結末はぜひ皆さんに見てほしいなと思います。その中で、やっぱ幸せってなんだろうっていう部分も一緒に考えてもらえたら、すごく面白いなと思うので楽しみにしていただきたい作品です!
 
 
▼番組概要
《タイトル》ドラマDEEP「どうか私より不幸でいて下さい」
《放送情報》日本テレビ系全国ネット 火曜プラチナナイト
      7月9日(火)スタート 毎週火曜 24時24分~24時54分
《配信情報》:地上波放送後、TVer、Hulu で毎話配信  
《出演》吉谷彩子、浅川梨奈、瀬戸利樹、村瀬紗英、
    宗像隼司、冨手麻妙、山下容莉枝、神保悟志
 
《原作》「どうか私より不幸でいて下さい」さいマサ/エブリスタ 竹野筍・ましき/comico
《脚本》鹿目けい子
《音楽》LUO YA JHE、植田能平、コバスリー、TI、ノグチリョウ
《演出》長尾くみこ、仙田晋之
《制作》吉田絵
《プロデュース》藤井良記
《プロデューサー》伊藤裕史、木口洋介
《協力プロデューサー》石井満梨奈
《制作プロダクション》AXON unicos
《制作著作》日本テレビ
 
 
《宗像隼司プロフィール》
2001年8月24日生まれ、福島県出身。
「第35回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で審査員特別賞を受賞し、芸能界入り後わずか一か月でMBSドラマ特区「墜落JKと廃人教師」で俳優デビューを果たす。主な出演作にLemino「絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男」シーズン3や、YTV「シークレット同盟」などがあるほか、7月9日スタートの日本テレビ系火曜プラチナイト「ドラマDEEP」枠『どうか私より不幸でいて下さい』(毎週火曜24時24分~24時54分)で初めてレギュラー出演を果たす。
 
《宗像隼司公式SNS》
■宗像隼司_公式Instagram
https://www.instagram.com/shunjimunakata/
■宗像隼司_公式X
https://twitter.com/shunji_munakata
 
 
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