NEWSニュース

今年9周年を迎えた人気ゲーム「艦これ」の公式ガールズバンド、C2機関"1MYB" が14日Zepp羽田にて全国ツアーの初日公演 “C2機関"1MYB" 全国ツアーValentine Live in Zepp Haneda” を開催した。 

本来2020年に計画されていた1MYBの全国ツアーは、コロナ禍により幾度となく開催が見送られ、開催告知から2年越しでの実現となった。

今回の公演も日々状況が変化するコロナ禍で、更に関東地方は前週末からの大雪予報も出された中、幸運にも予報に反して好天の下で開催され、大変な倍率の争奪戦の末チケットを入手した”提督”(原作ファンの通称)達が詰め掛けた。

ライブは1MYBリーダーAkariの攻撃的なスラップベースから始まる「迎撃隊、発進！」で幕を開け、今回が初披露となる「梅雨明けの白露」と続くインストナンバー2曲を皮切りにスタート。そしてバレンタインと言えばこの曲、80年代の大ヒット曲「バレンタイン・キッス」のカバーを披露。ライブ中盤までは「艦これ」ゲーム本編BGMの1MYBバンドアレンジが熱く畳み掛けるように展開する。オールスタンドで盛り上がる提督達。

その後ボーカル/トランペットのYumiが元気をもらっている名曲、「GAMBAらなくちゃね」のカバーで盛り上がった後、ステージには全面を覆う幕が下ろされた。そしてYumiのMCで、この後にスペシャルゲストの真矢（LUNA SEA）登場をアナウンス。幕の後ろでは何やら着々とステージセットの配置換えが行われている様子が窺えた。

そして幕が開くと、そこには1MYBのドラマーMarinのドラムセットの他に中央にセットされた赤く輝くスケルトンのドラムセットが。まさかの真矢とのツインドラムスでのコラボで「華の二水戦」が演奏された。続いてインストナンバー「友軍艦隊！反撃開始」も1MYBとのコラボで演奏。Marinとの呼吸の合った厚みのあるドラム共演を披露した。

その後、1MYBのメンバーは一旦ステージから退出。ステージは真矢一人にMCが託された。普段女性が中心であるLUNA SEAの客層とは真逆の、ほぼ男性ファンで埋め尽くされた客席に戸惑いながらも笑いを交えたトークを展開。そして、ドラムソロ的なアプローチで「艦これ」BGMの「第五艦隊の奮戦」を一人で演奏。神技をふんだんに取り入れたテクニカルなスティック捌きを披露、提督達は熱い拍手を送った。

その後、後半戦のステージではC2機関によるカレー応援歌「カレーを作ろう」を「艦娘遊撃隊」のライブダンスとともに展開。続けて富士スピードウェイコラボ時に無良提督と共に86でコースを疾走したサイトー隊員がレーシングスーツ姿でステージ上に現れ、コーラスとしてYumiとの「I’ll Come」カバーをサポート。往年の名作レースアニメの楽曲に提督達も盛り上がった。そして本編はバラードナンバー「月夜海(1MYB mode)」で終了。

アンコールでは「帰還(1MYB mode)」、「決戦！ 鉄底海峡を抜けて」、「佐世保の時雨」の3曲が演奏され、最後まで提督達の灯す”探照灯”（ペンライト）の光とともに会場全体で作り上げたライブだった。エンディングでのMCでは再度真矢がステージへ登場。「1MYBの演奏の素晴らしさ、礼儀正しさに僕の方こそ勉強させてもらいました」と今回の出演の感想を述べた。終演後、MC時にYumiが紹介した北海道函館の老舗名レストラン「五島軒」のベルギーチョコケーキが、艦娘遊撃隊の面々の手でライブ参加者全員に渡されるという粋な計らいもあった。

そして彼女達のツアーは、3月9日、10日のZepp大阪、3月13日のZepp名古屋、3月22日、23日のZepp横浜公演へと続く。
 
 
「C2機関"1MYB" 全国ツアーValentine Live in Zepp Haneda」セットリスト
1.迎撃隊、発進！
2.梅雨明けの白露
3.バレンタイン・キッス
MC
4.雪風の奇跡
5.激突！ 夜間砲撃戦
6.艦隊、ソロモン海へ！
MC
7.渚を越えて
8.連合艦隊、西へ
9.GAMBAらなくちゃね
MC
10.華の二水戦
11.友軍艦隊！反撃開始
MC
12.第五艦隊の奮戦
MC
13.泡沫のシャングリア
MC
14.カレーを作ろう
15.I’ll come
MC
16.月夜海(1MYB mode)
アンコール
17.帰還(1MYB mode)
MC
18.決戦！ 鉄底海峡を抜けて
19.佐世保の時雨